南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 



のち

 最近、熊本市でも朝晩は寒さが身に凍みるようになってきた。

 そこで我が家でも先日ようやくコタツを出したのだが、何と「電気ストーブ」「ハロゲンヒーター」「ホットカーペット」の3つとも壊れていた。何だかんだで10年近く使用しているとはいえ、3つとも同時に壊れなくても…(涙)。
 私はどちらかというと寒さには強いので、まあ、このくらいの寒さではあまり問題はないのだが、極度の冷え性の妻はとても耐えられるものではないらしい。

 そういう訳で、妻にせがまれてヒーターを見にお店へ行くことに。折込チラシの中に『スーパーキッド』のチラシもあったので、家からはちょっと遠いが寄ってみた。
 『スーパーキッド』は熊本県を本拠とし、九州内に展開するディスカウントストア。以前は通勤帰りによく行っていたのだが、ここ1年くらいは行ってなかった。
 さすがにディスカウントストアだけあってどの品も安い。しかし、目に留まったのは「ヒーター」ではなく「布団乾燥機」だった。
 以前から布団乾燥機が欲しいと思っていた。梅雨の時期のなかなか外に乾せない時、冬の寝る前の温めに。
 小型だがピンク色で見た目もかわいいし、2,980円と割安だったので、思い切って購入してみた。

 帰宅して、早速使用してみる。
 専用のビニール製袋に温風を送り込む仕組みらしい。その袋を掛け布団と敷布団の間に入れてスイッチオン。温風で袋が膨らんでくる。
 10分もすると布団はホカホカに。なかなか寝付けない妻も「これですぐ眠れる」と大喜び。
 うーん、こんなことならもっと早く買ってあげればよかった。

 ヒーターはまた今度電器屋に見に行ってみよう。
 

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 今日は所用で熊本県庁を訪れた。

 毎年いまの時期、県庁のプロムナードはイチョウの葉で真っ黄色に染まる。
 その美しい光景に思わず感嘆のため息が出そうになる。

 きっとみんなも同じ気持ちなんだろう。
 幼稚園児達は落ち葉を紙吹雪のようにお互いに掛け合い、老夫婦はベンチに座って目を細め、行きずりの作業着姿の男性も思わず歩みを止め、スーツ姿の女性も携帯を取り出して撮影している。
 私もご多分に洩れず、携帯のカメラで何枚か撮影した。

 夜はイチョウ並木がライトアップされ、それを鑑賞しに更にたくさんの人が訪れるらしい。

 春は桜の開花に一喜一憂し、秋は紅葉を愛でる。
 日本人に生まれてよかったと感じる瞬間だ。


【写真1】イチョウ並木


【写真2】イチョウ並木


【写真3】県庁正門前にある熊本城の模型


【写真4】(おまけ)県庁本館ロビーにあるボード

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のち

 小惑星探査機『はやぶさ』が自らの命と引き換えに持ち帰ったカプセル内に、小惑星イトカワのものと思われる地球外物質の粒子が入っていたことが発表された。しかもその数、1500個以上だという。

 これは月以外の天体の物質を持ち帰った世界初の快挙だ!
 暗いニュースがほとんどの中、よくぞやってくれた! 日本もまだまだ捨てたもんじゃないかもね!


 でもこの時期の発表はちょっと意図的に狙ってるという気もしなくもないが…。
 というのは、まもなく宇宙開発関連事業の事業仕分けが行われるからだ。この快挙に対し、さすがの蓮舫さん以下も、この分野の予算を削る訳には行かないだろう。

 何はともあれ、世界初の快挙を成し遂げた日本。今はこのことを喜びたい(単に他の国と向いている方向(ベクトル)が違うだけかも知れないが…)。

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 何気に毎試合注目してみていた、世界バレー女子。
 昨夜の銅メダル獲得は、何かと暗い話題ばかりの日本に明るい話題を提供してくれた。


 EXILEがリポーターのようにしてテレビに出るのは正直どうでもいいのだが、10月29日に行われた初戦・ポーランド戦でフルセットの末、逆転勝ちをして以来、中継を見るのが楽しみだった。
 その後、第1次ラウンド(A組)は、ペルー、アルジェリア、コスタリカ、セルビア相手になんと無傷の5連勝で1位通過。まあ、ロシアや中国やキューバやブラジルは他の組ってことで、組み合わせのお蔭で日本が勝てたような気もしなくはないが…。日本開催だから??
 第2次ラウンド(E組)ではロシアと中国にはさすがに敗れはしたものの、韓国とトルコには順調に勝利。それまでの勝敗からベスト4進出決定。

 そして準決勝。相手は王者ブラジル。
 1セットを日本が取り、2セット目も過去に観たことがない35-33というすごいスコアで日本が取り、王者相手に2セット連取した時は「こりゃ、もしかしたらもしかする…??」と私も大興奮!
 結局第5セットまでもつれ込み、負けが決まった時は悔しさがこみ上げてきたが、こんないい試合ができる日本女子に感動。

 3位決定戦。相手はアメリカ。 アメリカ、日本、アメリカ、日本と一進一退の攻防で、今試合もまた最終セットへ。相手のスパイクを拾い続ける日本。そして決める人が決める。
 最後はエース木村のスパイクがブロックアウトを誘い、15-11で日本が勝利! 32年ぶりのメダル獲得!!



 試合を見ていて、以前よりかなり能力が上がっているのが分かった。
 みんなサーブがとても上手になっている。無回転のボールを放つらしい。だから過去に比べてサービスエースもたくさん。

 エース木村沙織はさすが。スパイクもバックアタックも完璧。以前はレシーブが弱点だと言われていたが、もうそれも感じさせない。そして何と言ってもかわいい。それでいて先輩を立てる謙虚さも持ち合わせている。
 スパイクやブロックを決めた時の井上香織の笑顔もいい。
 どんな位置からでも竹下が放つ安定したトスにはいつもながら感心させられる。
 佐野のどんなボールにも動じない献身的レシーブの健気さもいい。
 今回は、他にも江畑、復帰した山本と栗原、いざという時のキャプテン荒木と役者が揃っていた。

 眞鍋監督が手に持っているボードみたいなものは、なんとiPadらしい。つまり、裏方が逐一相手選手の情報をデータ化し、リアルタイムに監督のパソコンに送信して、それを元に選手に指示を出していたそうなのだ。
 これはプロ野球の野村克也楽天名誉監督もビックリのID采配だ。


 いやあ、実に楽しい2週間だった。
 東洋の魔女復活とは言いすぎだが、これからの日本女子の活躍が楽しみだ。
 もしかしたら近い将来、オリンピックで金メダル獲得も夢じゃないかも???

 で、男子もがんばってね!

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 先日(11/8)、熊本市近見の国道57号線(東バイパス)沿いにオープンしたばかりの『くら寿司』に行ってみた。
 ここは、寿司ネタやシャリはもちろん、醤油やガリまでも「無添加」に徹底的にこだわっているらしい。
 いかにも最近の健康ブームに乗って、女性が飛びつきそうなところだ…。きっとそっち狙いなんだろうけど。

 この店の特徴は、皿をその都度、ダストシュートみたいな投入口に返却できるということだ。これならば、客が「おあいそ」をするまで皿を使えないという状態を解消できるので、ナイスなアイデアかも知れない。
 しかも5枚返却する度にゲームをすることができるらしい。ストラップとかが当たるらしいのだが…(3回挑戦して3回ともハズレだった…)。

 入店したのが日曜の16時過ぎ頃だったので、まだそれほど客は多くなかったが、17時に近づいてくるとどんどん席が埋まってきた。
 やはり一皿105円ならば、みんなも行きたくなる訳だ。


 熊本市には最近どんどん回転寿司チェーンがオープンしたりリニューアルしたりしている。各店にとっては死活問題かも知れないが、消費者にとっては選択肢が広がってとてもありがたい。
 あとは潰し合いにならないよう祈りたい…。

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時々

 今年の日本シリーズは、ロッテが4勝2敗1分で日本一に!

 ロッテはパ・リーグ3位だったので、巷で言われているように、まさに「下剋上」だといえよう。
 それと同時に、「クライマックス・シリーズ」というものの存在の意味を問われるシーズンともなってしまった。なぜ、セ・パの優勝チーム同士が日本シリーズをできないのか…。なぜ3位のチームが日本一なのか…。半年間に亘るペナントレースの意味は…?
 やっぱり理解に苦しむ。消化試合を極力減らして金儲けしようという匂いがプンプンする。きな臭い制度じゃないだろうか。
 そんな訳で、ロッテに「日本一おめでとう!」と心から言うことは私にはできないのだ。「ロッテ、よく頑張ったね」といったところか。


 ところで私が思うに、このシリーズは明らかにロッテに分があった。西武とソフトバンクを破った勢い? うん、それもあるだろう。
 しかし、私が注目したところはそこではない。ロッテではなく相手の中日に問題がある。それは中日監督に重大な采配ミスがあったからだ。私は第5戦を見た時点で、中日の日本一はないと確信した。

 2勝2敗で迎えた第5戦。勝った方が王手だ。落とせない大事な試合。
 中日の先発・中田は初回にロッテ打線に捕まりいきなり4失点。2、3回はランナーを出しながらもなんとか抑えたものの、4回に2失点、5回に3失点。結局、マウンドを降りるまでに9失点(自責点は8)を喫している。
 エース級とはいえ、中田も調子のいい日も悪い日もあるだろう。だから、初回に4失点を喫した(あるいはそうなる前の)時点で投手交代をするのが通常ではないか。
 「自分の尻拭いは自分でして、先発の責任投球回数である5回までは投げろ…」ペナントレースならば、そういう試合もあるだろう(注:後述するが、私は反対だが)。
 しかし、今は短期決戦の日本シリーズだ。目の前の1勝に全力を尽くさなければならない。全部でたった7試合しかない、捨てていい試合なんか1つもない。
 そんなことも分からない中日監督は、見せしめとばかりに中田をそのまま続投させ、試合をぶち壊してしまった。理解に苦しむ采配だ。こんな采配をやっているようじゃ、監督失格だ。よくも、まあ、セ・リーグを制覇できたものだ(まあ、シーズン終盤に阪神と巨人が情けなかっただけだが…)。


 そもそも、私は「捨て試合」というのが大キライだ。そんな采配をする監督はもっとキライ。
 まず、お客さんを小バカにしている。
 自分たちが野球をやって飯を食っていけるのは、スポンサーやテレビ局からのお金じゃない。球場に足を運んでくれたお客さんのチケット代金からだ。
 「今日は調子が悪いから打てなくても、明日頑張ればいいや」「自分の尻拭いは自分でして、先発の責任投球回数である5回までは投げろ」みたいな考えをしている選手や監督は、さっさとユニフォームを脱いでもらいたい。
 選手や監督にとっては「144試合中の1試合」かも知れないが、お客さんにとっては「今年唯一の試合」かも知れないのだ。このたった1試合を見るために、遠方からわざわざ足を運んでいるかも知れない。初めて球場にやってきた子供にとって記念すべき1試合かも知れない。数10年に一度しか開催されない地方球場での待ちに待った1試合かも知れない。
 そういうお客さんの気持ちを考えれば「捨て試合」などという、愚かでファンを侮辱し軽蔑する試合は1試合もできない筈なのだ。


 本当のプロならば、こんなことは分かっているとは思うのだが…。

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のち

 私は食べ物に好き嫌いはないのだが、もしこれから一生ひとつのものしか食べたらいけないとしたら「お寿司」を挙げるかも知れない。

 今日は、今年の夏(9/1)に熊本市本山にオープンした回転寿司チェーン店『スシロー』に行ってきた。
 ここはサイドメニューを除けば一皿105円均一なので、他の回転寿司チェーン店に比べれば格安だし、味も値段を考えれば十分においしく、お腹一杯になるまで食べても1人1,000円程度で済むため、お得だと思う。
 食べ盛りのお子さんがいる家族とかにはお勧めではないだろうか。


 最近はここ『スシロー』をはじめ、『すし市場』や『おどり寿司』など、熊本ではちょっとした回転寿司ブームかも知れない。
 どこのお店も値段もリーズナブルだ。タッチパネルで食べたいネタを選べるので新鮮なお寿司を食べることができるし、いちいち店員さんを呼び止めて注文する煩わしさもない。注文したお寿司を「新幹線レーン」で運んでくるなど、面白い演出もある。


 以前、鹿児島に住んでいた頃は回転寿司といえば『寿司まどか』であった。値段は一皿100円~500円と熊本と比べるとそう安くはないものの、味はそれなりに美味しかった。
 熊本に引っ越してきてから、熊本には一皿100円程度の回転寿司チェーン店が多いのに気づき、お寿司好きな私は喜び勇んで食べに行った。しかし、正直、不味くて、ネタも新鮮ではなく、二皿だけ食べてすぐに店を出た。それ以来「熊本では回転寿司屋には二度と行きまい」思っていた。
 その後、『さかな市場』や『おたる港』などといった、ちょっと上等な回転寿司屋があることが分かり、そこには行くことがあっても、値段が張るためになかなか行くことができなかった。
 だから、最近の流れはちょっと嬉しいところである。

 でも、家で手巻き寿司を作って食べるのが一番安上がりなんだけどね。

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