そこはかとな紀

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映画 イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 こんな戦争もある

2015-02-20 22:57:33 | 映画

  第二次世界大戦に暗号解読で挑んだアラン・チューリング と気楽に見始めた映画でしたが なななんと

アメリカンスナイパー に続き こういう戦争もあるのか・・・ です

情報は大切だと 口で言うのは簡単ですが 情報が歴史や戦争の帰趨大国の運命から人生までも変えてしまう・・。そんなことを改めて考えさせられた映画でした。

おまけにこのアラン・チューリングは現在我々が使っているコンピュータの原理やご先祖様を作り上げた人なんですよね。映画中で配線プラグを差し替えるシーンが出てきますが あれはプログラムとデータが混在できない非ノイマン型コンピュータの特性なんです←ナンノコッチャ は

 しかしこの映画中にも出てきましたが輸送船団の被害を最小限に食い止めるために統計学を利用したり、戦争へのアプローチが全く違う。

 早い話が明治38年製の小銃と精神力で勝てると思っていた我が国の体制を鑑みると 勝てるわけねーよな

 おすすめ度 ★★★★

 

 


映画 アメリカンスナイパー

2015-02-11 17:38:51 | 映画

  この映画は 『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』 の著者 クリス・カイル が主人公の Based on a ture story なんですが 

 かつては プラトーン や地獄の黙示録 ディア・ハンターを始めとしたベトナム戦争を題材とした映画が目白押しでしたが

現在は 対テロ アルカイーダ イラク などの映画が増えてきました 当たり前やけど

 しかし アレキサンダー ジンギスカン ナポレオン まあ 関ヶ原 も入れたとして 平原で両軍が華やかな軍装に身を包んで対峙し将軍の指揮の下突撃し雌雄を決する・・・。そんな戦争と現代の戦争は様相が違いすぎる。 敵味方の区別がつきにくく市民とテロリストの区別がが殆どつかない、こんな戦場をナポレオンや家康が見たらどういう感想を持つんやろ?

そらまあ アメリカ万歳の映画 プロパガンダ ともいわれ評価はわかれるらしい。しかしそらそやろ アメリカの世論だって9.11の頃とは様変わりしてるしね。クリス・カイルにしてみればああいう信念を持っていないと任務遂行出来ないし、精神の均衡を保てないよね。映画の結末もさることながらいろいろ考えさせられる映画でしたね。

PS。 しかし1.6kmの狙撃って ゴルゴ13並じゃないですか あんな横風の中可能なんですね 

 おすすめ度 ★★★★

 

 


fury フューリー 映画 

2014-11-30 22:06:52 | 映画

 フューリー ? いい映画でしたよ 映画館でお金払ってみるのに値するいい映画

でもねーほんとにアメリカ軍が主役の映画を見れば見るほど あーあーと思ってしまうのが、その物量です。そらねこの映画のように一局面を取り上げると不利な状況で戦わなくてはならなかった米軍もいたと思うのですが、その合間合間に垣間見える米軍の圧倒的物量。レーション(食料)だって薬品だってタバコだって腐るほどあるじゃないか、そら勝つよな。

 ドイツや日本の根本的失敗はこんな国と戦争を始めてしまったことにあるのですよねえ。作中に現れたティーガーは なんと本物!!!今や世界でも唯一実動のティーガーを出演させてる映画なのです。いや~これが最高!!今まで映画に登場したティーガーもどきはT34の改造(プライベーライアンなどのも)なので上半身はティーガー転輪は千鳥じゃない!!!!

 これを見るだけでも価値ある映画でした 感動

PS ポテトマッシャー(独軍の手榴弾)食らった死体があんなにきれいなわけないな


大統領の執事の涙

2014-08-27 21:35:05 | 映画

 いい映画でした人種差別に公民権運動とアメリカの近代史の避けては通れない問題をうまく主人公を軸に浮彫にした作品、名画に入るのではないでしょうか。フォレストガンプやミシシッピー・バーニング←ふっるー招かれざる客←もっと古いわ

まあこの作品だって所詮茶番じゃないか、といってしまえばそれまで身も蓋もないのですが。こういう作品が制作される事自体 アメリカですね~ そう日本で同和問題や在日問題をうまく商業ベースに乗せた映画が作成されるかって言うと う~ん甚だ疑問 まあアメリがの黒人は人口のおよそ20%なのでそこも違うといえば違うんですが。

あなんかこの感想にも フォレストガンプを思い出すッて書いてありますね ガンプでも公民権運動が最初の頃のエピソードで盛り込まれていたんですよね。

 また各大統領が上手に似たメイクと仕草でなつかしいですねえ (ニクソンはあんまし似てなかったなあ)


映画 All you need is kill

2014-06-22 08:31:11 | 映画

 トム・クルーズの新作 近未来SF と言ったら見なアカンわな オブリビオン マイノリティリポート と トム・クルーズの近未来SFは個人的にも大好きです 原作は珍しく 日本の小説です 原作の内容はJホールドマン 終わりなき戦い + K グリムウッド リプレイ

と言ったら身も蓋もないが 小説はグイグイ読まされた まあリセットされて何回もっていうのは作者もあとがきで書いてるけどゲームをやり込む感覚だよな。

 映画はですね 古い言い方だと換骨奪胎 それなりに面白く出来上がってます リタ ブラウスキははまり役かも知れないが もっと原作のように赤い装甲スーツ(これってシャアの真似と思っている方もいるでしょうが、実は WWIのエース フォン リヒトホーヘン以来の伝統ですね)を使って欲しかったのとポスターにはタグステンカーバイトのバトルアックスが大々的に載ってるのに戦闘シーンでそこまで使ってない う~ん ギタイという敵の地球外生命体は小説の死んだカエル というよりも凶暴なオニヒトデですね~ 

 結末も小説とは全く違う これもありだろうが ちょっと残念 手にマジックで書きこみもしないのも残念

 

 

 


タイピスト 映画

2014-04-13 22:58:09 | 映画

 まったく予備知識無しで見た映画でしたが 途中から気が付きました。

ネタバレですが この映画は オードリーヘプバーンの 「マイ・フェア・レディ」への強烈なオマージュです。そもそもヒロイン役のロマン・デュリスがオードリーそっくりさんです。そしてストーリも 田舎から都会に出てきた女の子が指導係の男によって生まれ変わるという、古典的ラブ・サクセスストーリー ですが、ストーリーの進行が心地よく グイグイ話に引き込まれていきます。お約束っぽいシーンの先には程よい 焦らしとラブシーン 定番の恋愛モノはやはり不滅なんですね。ファッションや世相も50年台の雰囲気をよく伝えていて全然国は違うのになんか懐かしくって新しいのがまたエエです。c(>ω<)ゞ イヤァ~久々のいい恋愛映画でした。

 PS. 最後 ジュテーム を 各国語に訳すところが微笑ましく またエエです (^^)

 


映画 LIFE! 

2014-04-02 21:47:28 | 映画

 

 

LIFE ですが予告トレーラーを見た時からこれは面白いはずだと確信しておりました。まさしくその通りでグイグイ話に引き込まれていきます。

主人公は夢想家のLIFE編集部の現像担当で っとあまりあらすじ的なことは書きたくありませんが日本人の私でも知っているLIFEという実在した雑誌(どうも今でも存続しているみたいだけど)フォトジャーナリズムという新しいジャンルを切り開いた雑誌 文字通り一時代を築いた雑誌がその舞台だと理解してから鑑賞するとよりわかるしラストシーンがじーーーンとくるわけなんです。ここでは多くは語りませんがおすすめの1本です。 


RUSH プライドと友情

2014-02-09 00:17:51 | 映画

いやあ~ 期待してなかったが 予想外にいい映画でした 最後まで食い入るように見入ってしまった

これはリアルタイムに知ってる世代の私にとっては本当に面白かったです カルロス といえばロイテマン エマーソンといえばフィッティパルディってあなたなら絶対見るべし。

しかしダニエル・ブリュール演じる ニキ・ラウダ そっくりだな 仕草も本人も認めるくらい 改めて76年のF1は♪⌒ヽ(*゜O゜)ノ スゴイッ!!!

でもなんで今さら映画化なんだろう??セナのほうが集客力あると思うな。 おまけにこのF1マシンたちどうやって撮影したの?? まさか全編CG??凄すぎる この調子でハンス・ウルリッヒ・ルーデル閣下を映画化して欲しいな。シモ・ヘイヘでもええけど。

おすすめ ★★★★


「映画」永遠の0 

2014-01-04 17:08:46 | 映画

 いきなりですが超おすすめ ★★★★★ 星5つです

 原作も今や300万部越えの大ベストセラーですから 内容は最高 当然私も読みました

今回の映画は原作の良さをスポイルせずに、別の良さを醸しだしたいい映画に仕上がってますね。だいたい人気コミックや小説が映画化されると、残念な結果に終わることが多いのですが、今回はその稀有な例一つではないでしょうか?

 

実は年末に 同じ東宝の 聯合艦隊司令長官山本五十六 (昭和56年版)やその他空戦もの多数を鑑賞したのだが この33年間の映画技術の進歩(特にCG)は素晴らしく、まさしく実写のような飛行シーンの迫力には気圧されてしまいます。だいたいゼロ戦の塗装が無茶苦茶で間違いだらけなのです。たとえばスピナー(プロペラの中心のでっかい出っ張り)が黄色に塗ってあるのです、あんな塗装ありえへんのですが。 しかしそれだけではなく、小道具や衣装、バラック建てのボロ小屋から景浦の居室に至るまで細やかな考証が行き届いた映画となっていますね。これはまあ高度経済成長期に制作された映画と比べるのが間違っているのかもしれませんが、説明的なくさいセリフもないし、白ける演技もないし、とことんこだわってリアリティのある映画に仕上がっているなあと、私ごときが言っても何の足しにもなりませんが・・・(一応歴史マニア&軍事オタクのはしくれのつもり(*^.^*)エヘッ)。

 この映画があの戦争に関わった方たちがまだご存命のうちにできたのが何よりですよね。(劇場には結構年配の方たちが来られてました)作中の大石同様海軍航空隊を志願し特攻出撃5日前に終戦を迎えた父にも見せたかったです(ちなみに父はもう乗る飛行機がなく震洋と呼ばれた特攻モーターボートでしたが) CG技術の進歩がギリギリで間に合ったなあと、この小説が昭和50年台にかかれていて同じ東宝の手で映画化されてたとしてもこんな名画にはならなかったのでは あ、スイマセンすごい失礼なこと言いました←確信犯ですが。と言うのも実際この33年間で進歩したのは映画作製の技術だけではなく、映画鑑賞する我々の方も実は成熟した市場を形成したのではないのでしょうか?受け手に違いが分かるそんなニーズが無ければ、そのような映画は制作されません。まさしく今の日本は文化的にも成熟期をむかえて宮部久蔵がまさしく「そんな国になるといいですね」と言った国になりました。そのことがこの映画を生み出しているわけなんですね ( ̄~ ̄;) ウーン深いなこれ

まあもっともこれだけのベストセラーが原作の本作はヽ(__ __ヽ)コケッ!!ようったってこけない大当たり間違いなしの作品ですが2006年の原作が2013年に映画化されたのは ハイその通り!夏に ジブリの風立ちぬがあったからなんですよね。近年の膨大な制作費のかかる映画は激しく投資活動ですから。

 いやー赤城が凄いんです、特に航跡引いて航行するシーン、後でネットで調べたら実際の護衛艦の航跡を使用しているのが判明。そうですよね水とか雲の描写はやはりCGだけでは難しいのですよね。これほんとすごい、いや昭和56年の聯合艦隊の映像もええんですよそれはそれで、味があるってのか。…c(゜^ ゜ ;)ウーン

しかしミッドウェー作戦の時の赤城は甲板にでっかく日の丸を描いていたのに対し、宮部久蔵が特攻時に大石と取り替えた期待は日の丸の白フチを濃緑色で塗りつぶしてありましたね。あれは敗色濃厚となった日本軍が白フチすら目立つというので塗ってあるのです。

 また最後に米兵たちが叫んでいたマジックヒューズってのは 実はVT信管という米軍の機密兵器の一つで小説版には登場するのですが、日米の技術差を示す良い指標でしょう。詳しくはウィキペディア見てね↑リンク 早い話がアメリカは銃弾の一発一発にレーダーを搭載させた訳。ところが日本に至ってはレーダーどころか戦争後半になっても戦闘機同士の無線通信すらままならない状態なわけです、映画の中にもそのシーンは何度も出てきましたが(ちなみに56年の聯合艦隊では真珠湾攻撃の時から無線使いまくりでしたε= (´∞` ) ハァー)。兵器の性能の足りない分は精神力で補えってか?このあたりの体質は選択教科だの道徳だのゆとりの時間だの適当に新しい教科を創出させて予算を一円も付けずに 現場に即して何とかしなさいって言い放った 文部科学省と悲しいかな体質的に一緒なんだよなこれが。

 彼我の経済力科学力がこれだけ差があるのを別にしても 中国と終りが見えない泥沼の戦争を続けながら米英と開戦に踏み切った当時の日本の戦争指導者は一体何を考えていたのか理解でき無いのです。わずか40年前の日露戦争で彼我の国力差を冷静に分析し戦争終結を常に視野に入れて作戦と外交を進めていた同じ国とは全く思えないのです。(ノ_-;)ハア…

 

 

 

 

 


ゼロ グラビティ

2013-12-19 22:44:48 | 映画

 

 原題は Gravity つまり重力という意味ですが 僕的には和名 ゼログラビティのほうがいい感じがします。(^^)

 出演 サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーと二人だけなのに制作費は鬼のようにかかって 1億ドルとか現在のレートで103億円ですよねドヒャー(ノ゜⊿゜)ノびっくり!!まあもっともギャラも半端じゃないんだろうけどね。サンドラ・ブロックは大人になったなあというか、シガニー・ウィーバーばりの女優になったなあなどと考えながら見てましたが、圧巻の宇宙映像と無重力感が本格SFを実感させてくれる映画ですねえ。

 しかし苦言を呈すると やはり登場人物が二人って-のは間が持たない オホン(゜-゜;)ウーン

おまけにデブリ(宇宙空間のゴミ)が90分毎に襲ってくるっていうのは 低軌道の地球周回軌道が90分毎に一周することからホントらしく見えますが これはじつはありえないことだと思います。

てのは 確かにISSやスペースシャトルは90分で1周デブリも90分  でもどちらも同じ方向に動いてるんだよね。だから90分毎にデブリの群れに遭遇するっていうのがそもそも成立しない。そんなことばっかり考えて映画見てる私は不幸なんだろうかねえ?

 ここからネタバレ

 最後に中国の宇宙ステーションから脱出機で大気圏に突入するMENUが中国語でわかんないってところは位置関係で結構簡単にクリアしてますが脱出させるコマンドがあんなに簡単に入力できますかあ?

(゜-゜;)ウーンどうも揚げ足取りの感想でいやになるなあ。私としてはむっちゃ期待してただけにちょっと不満の残る映画でした。