そこはかとな紀

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投資理論の人生への応用

2007-07-12 21:18:15 | 投資金融
投資理論の人生への応用

とたいそうなことを書いてしまったが 投資の世界は実はシンプルである

割安 を買って 割高を売る

ただそれだけである

問題点は何が割安で何が割高かということの判断のつけ方である。
 損失を受ける可能性が高い(ハイリスク)のに期待される利益が低い(ローリターン)これが割高
 逆に損失を受ける可能性が低い(ローリスク)のに期待される利益が高い(ハイリターン)
これが割安である

 株式市場では PER やPOB ROE 配当利回り などさまざまな指標があり、決算書、バランスシート キャッシュフロー計算書などと組み合わせると、割と容易に割高割安の判断が出来るようになっている。
 しかし見方を変えると人生そのものが投資であり、人間は少しでも良い未来のリターンを求めて今日投資をするのである。そう考えると労働・教育・医療活動・趣味・恋愛・結婚も犯罪や自殺ですら形を変えた投資活動ではないだろうか。
 
ただ お金に色はついていないから、あくどい粉飾決算すれすれの企業の配当金も、洗練潔白環境にやさしい企業の配当金も、受け取るわれわれにとっては同じ1万円である。 したがって株式市場においては、割と投資家は理性的な行動をとることが出来る、・・・はずである。(バブルの歴史を思い出してほしい)
 株式投資以外にこの考え方を適用しようとすると、得られるリターンが数値化しにくいことが多少問題点である。つまり、どうしてもこの人に味噌汁を作ってほしいのか、誰の作った味噌汁でもおんなじだと割り切るのかである。結婚を記号で捕らえてしまえば誰と結婚しても同じである。しかしそんなことを本気で考えて、結婚相手にこだわらない人などおよそいないであろう。ただそういう場合忘れてはいけない尺度が投資期間である。人生はすべてを失いあきらめて自暴自棄で生きるには長すぎるが、悲しいことに上げ相場は短いものである。あくまでも長期投資で行くべきであり、くれぐれもデイトレードなど慎まなくてはならない。
コメント (3)
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