タミフル

タミフル不足だそうである中外製薬が日本での発売元である。インフルエンザの特効薬として数年前から流通し始めていた。何を隠そう二年前私はインフルエンザに感染してその時に、タミフルを処方された。インフルエンザ特有の高熱と関節痛で悪寒がした。数日は寝込まないといけないなと予感したのだが、「新薬があるんですよ」といわれて、一晩寝ると嘘のように症状が軽くなっていた。これは効くなあと実感した薬が今話題のタミフルである。
　鳥インフルエンザの流行が予想されている今年各国がタミフルを備蓄しようとして価格が高騰、並びに枯渇しているらしい。原料に欠かせない八角も価格が高騰しているとか。直接飲んでも効き目はないらしい。
　実態を超えて取引されているという点では原油価格の高騰と似ている。原油はインド中国の経済発展を視野に入れた先物が主導する形での高騰である。（最近落ち着いてきたけど）こういうく現象が起こると先物取引が果たす役割がわかるよね。単なる博打じゃないのよね。二三年後にはタミフルの価格は沈静化するのは見えているのだけど、とりあえず今年はインフルエンザの予防注射とうがい手洗い励行でリスクヘッジしておこう。どこまで行っても投資の考えで世の中が読めるというのも面白い。

　ちなみに中外製薬の株価が上昇しているのも相場全体の上昇が基本でして、どこまでタミフル効果なのかは不明だなあ。