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臆病者のための裁判入門 橘玲

2016-01-10 09:07:43 | 書評

 

コレが実は間違えてアマゾンでポチッとしてしまった本なんです。億万長者入門を買おうとして、間違えました。しかしこれが大当たり!

 内容は著書の友人オーストラリア人の12万円の少額訴訟を本人訴訟で行うドキュメントなんですが、実に面白い。三権分立の中でも司法は我々一般人にとって一番実感しにくい世界じゃないでしょうか?しかしこの本を読むと、ふーんこうやって裁判は行われるのかあ(民事ね)と大変勉強になるし、ADR(裁判外紛争解決手続)の存在なんざー全く知りませんでした。

 特にねー 最近皆さんお仕事してて コンプライアンス順守の問題で、やりにくくなってませんか? それが何故起こったのか まで解き明かすまさしく納得!!!

 暴力団や談合も実は必要悪だった!!←ちょっと意味違うけど

つまり暴対法により巨大暴力団が無くなることになり、小さな抗争がかえって増えている。ことなど まあ冷戦が終わってテロが始まったことと合致しますよね。

 そして最後は福島第二原子力発電所の東電の保証がADRで行われてることなど。いやーいい本でした、もう1回読もうっと。

 

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