以前 福井は稲刈りで紹介した実家のそばの九頭竜川の河川敷に広がる農地
この辺りの集落では 堤外地 と呼んで大切にしていた土地なんです
九頭竜川の氾濫を防ぐ堤防を越えて耕したり収穫に行ったりするのが結構大変でしたが
川の堆積土で肥沃な大地で収穫量は群を抜き畑作地としても一級品の野菜が取れる地でした
記録によると(浜四郷村史) 江戸時代にはこの辺りの肥沃な土地をめぐって対岸の村と刃傷事件まで起こった土地なんです
明治以降は国有地となり国交省から土地を借りてたわけなんですが現在は
一面のススキ野原 ・・・・
数年前から いわいる耕作放棄地になってしまったわけなんです
米価の下落でこの有り様です。なんか悲しいですね。
父祖伝来の土地を(周辺の集落も合わせて)放棄する決断をしたというのは並大抵のことではないんでしょうが。TPPでこんな土地が増えるとしたら・・? TPP自体には賛成な私ですが考えさせられる事象です。皆さんはどうお考えでしょうか。
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