三重四日市市の大黒屋光太夫記念館に行ってまいりました
大黒屋光太夫はわたしの大好きな江戸時代人の一人です。彼が漂流の果てサンクトペテルスブルグでエカテリーナ2世に謁見して、ついに故国に帰ってきたという稀有な体験の持ち主です。彼の経験は「北槎聞略」にまとめられましたが。井上靖の「おろしあ国酔夢譚」や吉村昭の「大黒屋光太夫」などの小説、みなもと太郎のコミック「風雲児たち」 映画「おろしあ国酔夢譚」主演緒方拳と数多く作品化されています。
江戸時代は菱垣廻船の時代で、われわれの想像以上に物流が発達しており日本近海は和船が行きかっていたわけなんです。
ところが幕府の鎖国政策で和船には厳しい制限があり。西洋船に比べて荒天時の性能では残念ながら劣っていました。
このことが、おびただしい難破船を生み出し、遭難者を生み出したわけです。多くは船と運命を共にして、海の藻屑となってしまったのです。しかし中には、運良く遭難しながらも、無人島や他国に流れ着いたものもいました。そしてその中のごくごくわずかな物たちが、母国日本に帰りつくことができたのです。そしてその帰国できたものの中でも特に稀有な体験をしたのが、大黒屋光太夫だといえましょう。多くの作品は大黒屋光太夫が日本に帰りついたところで終わりますが、この記念館ではその後の光太夫のことがわかる展示になっておりました。彼がロシア語で揮毫を好んでしていてことや、故郷の若松を訪れたこと、など大変興味深く。以前言われていた軟禁状態とは違ってわりと自由のある暮らしぶりだったのが理解できた。
写真は彼の銅像ですが胸に エカテリーナ2世のメダルがあります
謁見後このメダルを与えられたことで、役人の扱いが格段に変わったそうです
大黒屋光太夫はわたしの大好きな江戸時代人の一人です。彼が漂流の果てサンクトペテルスブルグでエカテリーナ2世に謁見して、ついに故国に帰ってきたという稀有な体験の持ち主です。彼の経験は「北槎聞略」にまとめられましたが。井上靖の「おろしあ国酔夢譚」や吉村昭の「大黒屋光太夫」などの小説、みなもと太郎のコミック「風雲児たち」 映画「おろしあ国酔夢譚」主演緒方拳と数多く作品化されています。
江戸時代は菱垣廻船の時代で、われわれの想像以上に物流が発達しており日本近海は和船が行きかっていたわけなんです。
ところが幕府の鎖国政策で和船には厳しい制限があり。西洋船に比べて荒天時の性能では残念ながら劣っていました。
このことが、おびただしい難破船を生み出し、遭難者を生み出したわけです。多くは船と運命を共にして、海の藻屑となってしまったのです。しかし中には、運良く遭難しながらも、無人島や他国に流れ着いたものもいました。そしてその中のごくごくわずかな物たちが、母国日本に帰りつくことができたのです。そしてその帰国できたものの中でも特に稀有な体験をしたのが、大黒屋光太夫だといえましょう。多くの作品は大黒屋光太夫が日本に帰りついたところで終わりますが、この記念館ではその後の光太夫のことがわかる展示になっておりました。彼がロシア語で揮毫を好んでしていてことや、故郷の若松を訪れたこと、など大変興味深く。以前言われていた軟禁状態とは違ってわりと自由のある暮らしぶりだったのが理解できた。
写真は彼の銅像ですが胸に エカテリーナ2世のメダルがあります
謁見後このメダルを与えられたことで、役人の扱いが格段に変わったそうです
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