そこはかとな紀

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三国龍翔館

2009-04-02 21:00:13 | 博物館
内田惣右衛門記念館 を拝観するつもりでしたが。開館時間になっても誰も来ない。おまけにバロック様式の概観に菱垣廻船+和服姿の銅像とかなり不気味な外見でした。方向転換して、以前から参観したかった三国龍翔館へ。ここの受付で尋ねたところ、内田惣右衛門記念館は長らく開館していないとか。残念、そこで三国龍翔館の常設展示を拝観しました。三国は古くから北前船の寄港地で栄えてきた湊ですが、鉄道の時代になり、北陸本線から遠く外れて寂れてしまった町です。展示内容からそのあたりの変遷が伺えて興味深かった。驚いたのは明治初年の町内職業一覧が残っており、それを地図化したものが圧巻であった。町の中心部はの業の家は皆無で船大工や船頭、各種職人、遊郭、御茶屋、呉服屋と往時の繁栄が偲ばれる分布であった。 改めて北前船の重要性を実感した、研修であった。Ⅲ 所感私の実家は三国の隣り街で、農家であったが、正月準備となると祖父が大切にしまいこんであった鰹節を取り出して。一家の長として威厳を持って恭しく削っていたのを思い出す。 当然普段のお出汁はじゃこであった。あの鰹節は昔は、はるばる土佐から北前船で運ばれてきたものであったのであろうと。往時を偲んでしまった。 三国町自体は明治の中ごろから、廻船が下火になり、鉄道の世の中になると寂れてしまい。そのことがかえって、現在も当時の町並みを偲ぶ、よすがとなっているのであろう。
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