千里徒然

大阪吹田 暇人写真日記

スライドルーフ(ニッシンドーム SRS-2030)

2017-08-06 10:43:02 | 望遠鏡・カメラ

去年の春に実家の裏庭にスライドルーフ(天体観測所)を設置して、1年半ほど経ちました。

設置したのは名古屋のニッシンドーム社製のSRS-2030型(観測室寸法2.0x3.0m)のスライドルーフです。

2年めの夏を迎えてますが、屋根の開閉はいまだにスムーズです。雨の侵入もなく、快適ですね。

ニッシンドームによれば、最近はドーム型よりもスライドルーフ型の注文が多くなっているそうです。

手元にある37年前の書籍「手作り天体観測所作例集」を見ると、作例はドームの方が優勢ですね。

 

スライドルーフを使ってみて、いいなあと思うこと。

  • ドームで言うところのスリット幅をルーフのスライド量で自在に調整できること。
  • ドームでは天体望遠鏡はドーム中心に1台しか置けないが、スライドルーフでは複数台設置できる。

 ただし、私の2.0x3.0mでは2台並べると苦しいので、常設は赤道儀EQ8の1台だけにし、残りのスペースは機材置き、仮眠スペースとして使っている。このところ、小豆島に帰っている間は母屋ではなく、ほとんど観測所の中で寝ている私。

  • ルーフを半開/全開し、床に寝転べば、星空を見ながら眠りにつけるという、なんとも優雅なひととき
  • あと、将来観測所として不要となった時、物置代わりに使えますなあ。ドームではそうはいかん。

 


1980年発行の天文ガイド別冊


ルーフを閉じた状態です。


観測所のドアのすぐ左手内側に照明とそのスイッチを付けてます。

SRS型では反対側の壁には換気扇が標準装備です。
Panasonicの換気扇用温度スイッチをつなげて、夏場には自動で換気扇のスイッチが入るようにしました。

南側には可倒式の防風板仕様になっており、望遠鏡を南の低空に向ける際には防風版を倒せば視界が広がります。