終活「できること始めて」 相続争い起きやすいパターンも

2018-09-21 20:27:11 | 習 learn

 人生の最期までにすべきことを学ぶセミナー「終活について考えよう!」が9日、京都府長岡京市調子1丁目の調子公民館であった。地域住民約30人が参加し、自身の医療情報の携帯や財産の確認など、講師から「前向きな人生のために、今からでも間に合うことがある。できることから始めてほしい」からアドバイスを受けた。

 長岡京市在住で相続診断士の小林幸生さん(46)が、京都で活動する相続診断士の仲間の協力を得て企画したセミナーで、同公民館での開催は昨秋に続き2回目。

 今回の講師を務めた小笹美和さん(50)=京都市西京区=は、持病やかかりつけ医、常用薬などを記したカードの携行など、普段からの生活での備えを呼び掛けた。その上で、本人の判断能力が不十分な時に適用される「法定後見人」と、まだ元気なうちに契約する「任意後見人」の違いや、相続で争いが起きやすいパターンなどを説明し、正しい知識の習得や課題への対策を訴えた。

 講演に続き、参加者は「終活」の課題が記されたカードを解決や対策の有無で分類して自身の状況を把握し、「まだしっかりしているうちに、しておかなけいといけない事が分かった」などと話していた。

【 2018年09月11日 11時28分 】


「自由におすわり下さい」自宅前にベンチ、京都の大工男性の思い

2018-09-21 20:24:07 | 民 people

 京都府向日市森本町の歩道に面して置かれたベンチが、地域の憩いの場となっている。大工として文化財の修復工事などを手掛けてきた宮下潔さん(75)が制作し、自宅の敷地内に置いた木製の腰掛けで、「これからも、ほっと一息つける場所であってほしい」と温かいまなざしを向ける。

 ベンチは長さ120センチ、高さ45センチのヒノキ製で3人が座れる。背後に「自由におすわり下さい」と記した木の板やサボテンなどの観葉植物が置かれ、ゆっくりとくつろげる場所を演出している。

 宮下さんは中学卒業後から大工として修業し、30歳で独立して同市森本町で工務店を営んできた。この間、民家などの建築のほか、南真経寺(鶏冠井町)の大屋根の大改修なども担ってきた。

 ベンチの制作のきっかけになったのは、自身の通院だった。最寄りの駅まで歩くが休憩するところがない。「そこではっと気が付いた。休める場所がほしい、と思っている人は多いはず」と2年前、ヒノキの丸太からベンチを制作し、大通りに面した自宅の敷地に置いた。

 以来、近隣住民たちの談笑の場になった。通院途中に腰掛けるという女性は「最近は喫茶店もなくなって、休憩するところがないので助かる。井戸端会議をする場所としてもちょうどいい」と笑顔を見せる。

 宮下さんは「ベンチに座る人たちが『おおきに』と声を掛けてくれるのが、ほんまにうれしい。いい仕事ができたなあ、と思って喜んでます」と話している。

【 2018年09月10日 09時04分 】


長岡天神駅、高架化希望が72% 「立体交差不要」は6%

2018-09-21 20:22:16 | 地 geography

 阪急長岡天神駅の周辺整備について、京都府長岡京市が実施した市民アンケートで、鉄道の高架化を望む回答が72%を占めたことが8日までに分かった。高架化に比べ概算事業費が最大で1・8倍超になる地下化は18%、高架化・地下化による立体交差化を不要とする意見は6%にとどまった。市は「高架化への後押しとなる」としている。

 アンケートは、無作為抽出した18歳以上の市民3千人を対象に7~8月に行い、回収率は8月6日時点で43%だった。

 慢性的な渋滞を招いている同駅周辺の踏切除去に関し、立体交差化を望む回答者へ、高架化か地下化か、立体交差化の方法を判断する上で重視する点を尋ねると、工事に要する「概算事業費」(46%)や、総額に占める「市負担の割合」(12%)が上位を占めた。

 期待する波及効果については、アゼリア通りの混雑解消▽天神通りの拡幅整備▽線路を横断する新たな道路の建設-の順となった。

 現状の問題点については、回答者の95%がアゼリア通りと天神通りで通行時に危険を感じたとし、59%が同駅への送迎の際に路上駐車をすることがある、とした。

 市はこのほど、市役所であった整備基本計画の策定委員会で、鉄道の高架化を前提とした基本計画の骨子案を提示した。

【 2018年09月09日 12時40分


京都の路上に大トカゲ 体長80センチの「落とし物」

2018-09-21 20:17:26 | ブログ Weblog

 京都府警向日町署が、体長約80センチの大型トカゲを「落とし物」として預かっている。ペットとして飼われていたのが逃げ出したか、捨てられたかとみて、飼い主を探している。

 トカゲは全身が赤茶色。静岡県河津町の爬虫(はちゅう)類・両生類の動物園「iZoo(イズー)」によると、南米のパラグアイやアルゼンチンが原産の「レッドテグー」という。「トカゲが道にいる」と連絡を受けた向日町署員が2日午後0時半ごろ、長岡京市内で捕まえた。

 同署でかごに入れて保護している。署員が水を掛けてやったり、キャベツや温泉卵を与えたりしている。思わぬ珍客に「何を食べるか飼育方法をネットで調べているが、どうしたらいいのか分からない」と戸惑っている。

【 2018年09月08日 09時25分 】


中1少女が水田鑑定士資格 お米ソムリエと最年少取得

2018-09-01 11:11:18 | 賞 prize

 京都府八幡市の女子中学生が、米の味や田んぼの質を鑑定する「米・食味鑑定士」「水田環境鑑定士」の資格を取得した。史上最年少の2資格取得という。こだわりの稲作を続ける父を手伝い、日本の稲作文化の発展を願って「地域の農家とお客さんを橋渡しできたら」と意気込む。

 同志社中1年の辻うさぎさん(13)。小学生のとき、能や狂言など伝統芸能の分野で活躍する同級生に触発され、「日本の文化の中心である稲作を家で受け継ぎ、広めていくことも大事」と思い、父の典彦さん(48)に受験を申し出た。

 難解な専門用語や漢字を勉強し、小学5年だった昨年3月に「米・食味鑑定士」の試験に挑み、筆記と米を食べ比べる実技の計110点満点中100点で合格した。同鑑定士は「お米ソムリエ」とも呼ばれ、消費者の好みに合った米を提供できる。「これまではおいしいだけで良かったけど、味の深みなどを考えるようになって楽しい」と笑顔を見せる。

 さらに今年6月、田んぼの虫や魚、鳥を調べて水質を鑑定し、環境を格付けする「水田環境鑑定士」の資格も取った。先に両資格を取った典彦さんは「稲作文化を守りたい自分の思いが少しでも伝わっていたらうれしい」と喜ぶ。

 米・食味鑑定士協会(大阪市)によると、米・食味鑑定士は約1500人、水田環境鑑定士は約350人いるが、多くが農協や行政、農業関連業者の成人という。同協会の鈴木秀之会長(70)は「同世代に農業を守る大切さを伝えてほしい」とうさぎさんに期待、11月の国際大会「米・食味分析鑑定コンクール」の審査員登用も検討している。

 うさぎさんは夏休み中も農作業を手伝い、自由研究は父の田んぼへのこだわりをテーマにした。米への愛情は親譲りだ。

【 2018年08月31日 18時59分 】


野外舞台で古典芸能、初秋を彩る 8日、京都・長岡京で催し

2018-09-01 11:08:31 | イベント

 京都府長岡京市の初秋を彩る催し「名月の宴 古城で繰り広げる芸能の夕べ」が9月8日、同市勝竜寺の勝竜寺城公園で開かれ、野外の舞台で古典芸能などが披露される。

 催しは戦国武将で文人でも知られた細川幽斎ゆかりの勝龍寺城跡を舞台に、古典芸能に親しんでもらう場として、市文化協会が毎年実施しており、今回が27回目。

 当日は午後6~8時半に開催。今年は11団体・個人が活動の成果を発表する。大正琴や日本舞踊、詩吟と詩舞、尺八、琴、民謡と三味線、独唱のほか、オカリナのグループが初出演する。会場では野だて(300円)もあり、神足小の児童がお点前を披露する。

 入場無料。雨天時は9日に順延。問い合わせは同協会事務局の市教育委員会文化・スポーツ振興室075(955)9734。

【 2018年08月30日 09時25分 】


人気の京都・嵐山の隣です…マイナー松尾エリアの魅力マップに

2018-09-01 11:06:18 | 創 creation

 京都市西京区の松尾エリアの寺社や飲食店を紹介する「おさんぽマップ」をこのほど、西京区役所が作った。近接する右京区側の嵐山周辺の観光客を誘導するのが狙い。

 1年中スズムシの音色を聞くことができる鈴虫寺(華厳寺)や松尾大社などのほか、喫茶店などを巡る2キロのおさんぽコースを紹介。サイクリングにもおすすめという阪急嵐山駅と松尾大社駅を桂川沿いに結ぶ1・8キロコースも掲載した。

 市の調査によると、日本人観光客の市内の訪問地は「嵯峨嵐山」が26・5%なのに対し「松尾・桂周辺」はわずか3・6%。

 西京区地域力推進室は「右京区の人気観光地の竹林などから歩ける範囲で、魅力的でゆったり観光できる場所が西京区にはたくさんある。マップで紹介して観光の分散化を図りたい」としている。

 A3判、両面刷りで1万部制作。区役所や京都駅観光案内所などで無料配布している。

【 2018年08月29日 10時48分 】


奈良時代の北陸道整備で集落拡大か 京都・芝山遺跡

2018-09-01 11:03:58 | 歴 history

 京都府埋蔵文化財調査研究センター(向日市)は28日、城陽市富野の芝山遺跡・古墳群で、奈良時代の掘立柱建物10棟の跡が見つかったと発表した。当時の国家が平城京から北陸へと続く北陸道を整備した際に、一帯の集落が大規模化したことを示す可能性があるという。

 芝山遺跡は府道山城総合運動公園・城陽線に面した南北約840メートル、東西約950メートル。建物跡は、府道西側に接する1565平方メートルの範囲で見つかった。

 10棟のうち2棟は、現在の府道に近い北陸道とみられる道路状遺構に沿って建てられていた。「田」の字形に柱の跡が残り、倉庫として使われたとみられる4棟の建物跡もあった。センターの桐井理揮調査員は「建物が比較的密集しており、道の開通に伴い多くの人が住むようになったという説を補強する材料になり得る」と話す。

 2002、03年度の調査で遺跡の北側に、奈良時代に役人が都と地方を行き来する際、一時滞在した「駅家(うまや)」とみられる建物群跡があったことが分かっているが、今回の建物跡との関連は不明。

 ほかにも、古墳時代の円墳2基が確認された。うち1基からは須恵器が木棺の上などに置かれていたことが分かり、当時の葬送儀礼を知る上で重要な手がかりとなるという。

 現地説明会は9月2日午前11時から。

【 2018年08月29日 16時23分 】


寄付の32億円市民会館に命名、日電産会長「まあいいか、と…」

2018-09-01 10:59:30 | 政 governing

 耐震性不足で2016年4月から休館中の向日市民会館(京都府向日市寺戸町)の建て替えにめどが立った。地元出身の日本電産の永守重信会長が施設の寄付を表明したためで、市民活動の拠点や災害時の緊急避難場所として21年度の完成が予定されている。

 向日市は今年3月、耐震性が不足している市役所本館と市民会館の複合施設を、寺戸町の市役所敷地内に整備する基本計画をまとめた。建設費は概算で市役所部分が14億円、市民会館部分が32億円の計46億円もの巨額が必要だった。市の財政が厳しい中で、安田守市長が以前から白羽の矢を立てていたのが、自身と同じ同市物集女町の出身で、世界的なモーター製造企業となった日本電産の創業者だった。

 「会うたびに寄付しろ、と言われてきた。やるからには、立派なものをつくりたい」と、市役所で開かれた会見で永守氏は笑顔で語った。市の要望で「永守重信市民会館」と命名されることについては、「ちょっとおこがましい。ただ、自分が向日市出身とあまり知られていないことを聞かされたり、過去の同様の施設でも寄付者の名前がついたりしていることなどもあって、『まあいいか』と承諾した」と述べた。

 新市民会館は、竹林をモチーフとした洗練外観で、現市民会館の425席をやや上回る客席数500人のホールや会議室、実習室などを備える。災害時には約750人が緊急避難できる。

 永守氏と握手を交わした安田市長は「心から感謝する。気持ちに応え、しっかりとまちづくりを行っていきたい」と気を引き締めた。今回の寄付を受け、当初計画を変更し、市役所の新庁舎は隣接の別棟で整備する。

 日本電産は、JR向日町駅東側の農地を買収して第2本社ビルの建設などを計画するが、永守氏は「今回は個人の寄付であり、会社の事業と一切の関連性はない」と言い切った。

 ただし、向日市は、日本電産の同駅東への進出による税収増に期待しており、駅東口や周辺道路の整備などの側面支援を実施する方針だ。

【 2018年08月28日 11時00分 】


巨額寄付で市民会館建て替えめど 京都・向日市に日電産会長

2018-09-01 10:57:01 | 民 people

 耐震性不足で2016年4月から休館中の向日市民会館(京都府向日市寺戸町)の建て替えにめどが立った。地元出身の日本電産の永守重信会長が施設の寄付を表明したためで、市民活動の拠点や災害時の緊急避難場所として21年度の完成が予定されている。

 向日市は今年3月、耐震性が不足している市役所本館と市民会館の複合施設を、寺戸町の市役所敷地内に整備する基本計画をまとめた。建設費は概算で市役所部分が14億円、市民会館部分が32億円の計46億円もの巨額が必要だった。市の財政が厳しい中で、安田守市長が以前から白羽の矢を立てていたのが、自身と同じ同市物集女町の出身で、世界的なモーター製造企業となった日本電産の創業者だった。

 「会うたびに寄付しろ、と言われてきた。やるからには、立派なものをつくりたい」と、市役所で開かれた会見で永守氏は笑顔で語った。市の要望で「永守重信市民会館」と命名されることについては、「ちょっとおこがましい。ただ、自分が向日市出身とあまり知られていないことを聞かされたり、過去の同様の施設でも寄付者の名前がついたりしていることなどもあって、『まあいいか』と承諾した」と述べた。

 新市民会館は、竹林をモチーフとした洗練外観で、現市民会館の425席をやや上回る客席数500人のホールや会議室、実習室などを備える。災害時には約750人が緊急避難できる。

 永守氏と握手を交わした安田市長は「心から感謝する。気持ちに応え、しっかりとまちづくりを行っていきたい」と気を引き締めた。今回の寄付を受け、当初計画を変更し、市役所の新庁舎は隣接の別棟で整備する。

 日本電産は、JR向日町駅東側の農地を買収して第2本社ビルの建設などを計画するが、永守氏は「今回は個人の寄付であり、会社の事業と一切の関連性はない」と言い切った。

 ただし、向日市は、日本電産の同駅東への進出による税収増に期待しており、駅東口や周辺道路の整備などの側面支援を実施する方針だ。

【 2018年08月28日 11時00分 】