「平常心で戦え」 京都・長岡京で高校球児を激励

2017-07-13 09:54:03 | 士 cerebrity
 夏の全国高校野球選手権京都大会の開幕を前に、京都府長岡京市の中小路健吾市長が6日、同市友岡1丁目の乙訓高を訪れ、野球部員を激励した。

 同高の野球部は113人で広島、徳島県などの強豪校との練習試合やチームワークを高めるための走り込みなどを重ねてきた。初戦は11日に、わかさスタジアム京都(京都市)でシード校の東山高と対戦する。

 中小路市長は、ユニホーム姿の部員らを前に「日々重ねてきた努力を信じ、平常心で戦えば必ず結果はついてくる」とエールを送り、スポーツ飲料を贈った。主将で3年の横山紘太郎さん(17)は「1回戦から強敵なので全員気合が入っている。甲子園出場を見据えて、自信を持って全力で一戦一戦頑張りたい」と健闘を誓った。

 乙訓勢では他に、西乙訓高と向陽高が10日に、あやべ球場で対決する。シード校の立命館高は15日に、同球場で福知山成美高と戦う。

【 2017年07月07日 11時10分 】

宇佐美選手の海外移籍金活用、5校にテント贈る 京都・長岡京

2017-07-04 08:15:35 | 士 cerebrity
 長岡京サッカースポーツ少年団は28日、日頃練習で利用している京都府長岡京市内の4小学校と長岡中に、折りたたみ式テント計5張りを寄贈した。同少年団出身の宇佐美貴史選手の海外移籍で得た資金を活用。各学校は運動会などでテントを使用する予定。

 テントは縦4メートル、横6メートル。深緑色の屋根の部分には白字で学校名のほかに、同少年団の名前やエンブレムなども記されている。

 宇佐美選手は、小学生時代から同少年団で練習を重ね、現在はドイツ1部リーグのアウクスブルクでプレーしている。選手が海外移籍した場合、選手を育成したチームに連帯貢献金が支払われる仕組みで今回約4400ユーロ(約55万円)が、同少年団に支払われた。

 この日は、同少年団の代表者と宇佐美選手の父和彦さん(54)が、宇佐美選手の母校、神足小(長岡京市神足3丁目)を訪れ、岡村一浩校長にテントと目録を手渡した。

 岡村校長は「宇佐美選手は、子どもたちにとってあこがれの先輩であり、励みになっている。ぜひ頑張ってほしい」と話した。

【 2017年06月29日 12時33分 】

三代目JSB・山下さん、母校に 京都でダンス指導

2017-05-27 11:04:55 | 士 cerebrity
 人気グループ「三代目 J Soul Brothers(ジェイ・ソウル・ブラザーズ)」のメンバーで京都府長岡京市出身の山下健二郎さん(31)が23日、母校の長岡第四中(同市下海印寺)を訪れ、ダンス体験教室を行った。突然の人気ダンサーの登場に、生徒たちは大歓声をあげ、先輩と一緒に体を動かした。

 子どもの人材育成に取り組む「二十一世紀倶楽部」が主催する「夢の課外授業」プロジェクトの一環。

 全校生徒約420人が参加。ヒット曲「R.Y.U.S.E.I.」のダンスを練習した。山下さんが生徒に近づいて踊りのこつを教える場面もあり、生徒らは必死に動きをまねていた。

 その後、山下さんは「夢をかなえるためには、恥ずかしがらず自分から発信していくことが大事」と語り掛けた。大ファンだという3年の釣真里花さん(14)は「まさかこんな近くで会えるなんて。私も将来の夢をかなえるために勉強など頑張りたい」と目を輝かせていた。

【 2017年05月24日 10時57分 】

「桜」の屏風、京都・長岡京市に贈る 地元出身の日本画家

2017-05-13 14:42:29 | 士 cerebrity
 京都府長岡京市出身で仙台市在住の日本画家、飯川知世さんが8日、長岡天満宮にあるしだれ桜を描いた屏風(びょうぶ)を長岡京市に寄贈した。若い桜の丸みのある枝に、満開の花が咲く様子が爽やかな色合いで描かれている。

 作品名は「爽春(そうしゅん)」で高さ90センチ、幅1メートルの二曲一隻。宮城県丸森町でつくられているシルク和紙を使用。一昨年4月に描いた桜の枝のスケッチを基に、今年3月末から4月中ごろにかけて製作した。

 飯川さんは、4月に長岡天満宮にキリシマツツジを描いた掛け軸を奉納。同天満宮で7日まで展覧会を行った。その感謝の気持ちを故郷に表したい、と寄贈を申し出た。

 市役所を訪れた飯川さんは、中小路健吾市長らに作品について説明。「若い桜の木が、明るく元気にのびていってほしいという思いを込めた。見た人に生命力を感じてもらえたら」と話していた。

 贈呈された屏風は、9日から約2週間、市役所1階ロビーで展示される予定。

【 2017年05月09日 11時04分 】

新体操、技と心教え30年 京都・向陽クラブ、名選手を輩出

2017-04-30 16:36:00 | 士 cerebrity
 京都府向日市を拠点に活動する「向陽新体操クラブ」が今年、創立30周年の節目を迎えた。「心を教えることが技術につながる」との理念の下、全国大会に出場する選手も輩出してきた。5月の連休には海外選手を招いた国際交流大会を開催し、メンバーたちが練習に励んでいる。

 代表の森嶋由枝さん(70)=同市上植野町=が、地元の公民館で始めた教室がきっかけ。メンバーが増え、同市森本町の市民体育館を主な練習場所に1987年、設立した。

 十数人からのスタートで、強豪クラブと実力差があったが、数年後には府予選を通過する選手も現れ、各世代の全国大会へ出場を果たすようになった。現在の練習生は、3歳から高校生までの約40人。4年前からは男子コースも設けた。

 日々の指導では、礼儀とあいさつと我慢を重視する。競技の一線を退いたメンバーがコーチを務め、卒業生がクラブを慕って子どもを入会させることもあるという。森嶋さんは「成功するまでつらい練習に耐える。努力が報われる瞬間の喜びを伝えてきた」と語る。

 4、5日に市民体育館で「市長杯新体操親善大会」を開く。子どもたちの目標になればと、ロシアや韓国の選手を招いて3年前に始め、今回は台湾から5人が出場。一般参加を含め計約300人が技を披露する。観覧自由。

 練習生の高校2年佐藤瑞季さん(16)=京都市西京区=は「人間性を教えてもらっている。先輩たちのように手本となって、後輩たちに教えていきたい」と話している。

【 2017年04月27日 09時59分 】

京都の大学生、ネギーマンと世界一周 旅人との交流で久御山PR

2017-04-04 10:51:25 | 士 cerebrity
 京都府久御山町を広くPRしようと、町特産の九条ねぎをモチーフにした「ネギーマン」の縫いぐるみを手にし、世界各地を旅していた大学生がこのほど、世界一周を達成した。「各地で出会った旅人たちとの交流の中で、少しずつ久御山のことを知ってもらう人ができた」と語る。

 大阪産業大4年田口隼嗣さん(23)=同町相島。旅を応援する民間会社が企画したプレゼンテーション大会で優勝し、獲得した世界一周航空チケットを利用して、昨年3月、タイに出発した。アジア各地を巡り、ヨルダンを経由して欧州、アフリカを縦断し、北中南米、オーストラリアなど計50カ国を経て、3月12日に帰国した。

 旅行中はネギーマンが描かれたTシャツなど全身緑色の服装を身に付け、ネギーマンの縫いぐるみを常に抱えて一緒にイースター島(チリ)やマチュピチュ(ペルー)などを訪れた旅の様子をブログに掲載。旅先では、町内のネギ農家でのアルバイト経験などを生かし、久御山産の野菜の良さをアピールした。

 このほど、同町島田の町役場で帰国報告があり、田口さんはアフリカのマラウイの学校で講師をした際、子どもたちにネギーマンが大人気だったことなど、旅のエピソードを紹介した。「ネギーマンのおかげで、現地の人が関心を持って話しかけてくれ、友達ができた」と振り返った。旅行記は「Negip blog(ネギップ ブログ)」で配信を続けていく。

【 2017年04月01日 12時20分 】


フェンシング元五輪代表、観戦の見どころ語る 京都・大山崎

2017-03-08 18:50:54 | 士 cerebrity
 乙訓高フェンシング部顧問で、2012年ロンドン五輪に出場した池端花奈恵さん(34)を招いた講座が5日、京都府大山崎町円明寺の町体育館であった。池端さんは講演で、五輪の思い出や、観戦する時の見どころについて話した。教え子の中学生らが実演も披露した。

 大山崎町は20年東京五輪・パラリンピックでスイスのホストタウンになり、フェンシングチームの事前合宿誘致や文化交流を進めている。五輪への雰囲気を盛り上げようと町と町教育委員会が開き、約100人が訪れた。

 池端さんは、ロンドン五輪の女子フルーレで個人8位、団体7位と、いずれも入賞を果たした。試合数日前に会場を訪れ、集中力を高めたことなどを明かし、「試合後、涙を流して声を掛けてくれた母と抱き合ったことが一番の思い出」と振り返った。

 エペ、サーブル、フルーレの3種目の違いや、観戦時に注目してほしい点も解説。日本で主流のフルーレでは「どちらが攻撃権を持っているのか、駆け引きや展開の変化を楽しんでほしい」と強調した。また、池端さんが指導している中学生6人が、それぞれの種目を実演した。

 講演中に池端さんからフットワークを教えてもらった関陸瑛君(12)=第二大山崎小6年=は「足の使い方が特殊で、難しいなと思った」と話した。

【 2017年03月06日 11時10分 】

宇良関、児童と交流「夢諦めないで」 京都・長岡京で講演

2017-03-01 11:02:28 | 士 cerebrity
 鳥羽高(京都市南区)出身の大相撲力士で春場所での新入幕を確実にしている宇良関=十両、木瀬部屋=が23日、京都府長岡京市の長岡第九小で講演し、6年生児童約60人と交流した。宇良関は自身の経験を基に、夢をかなえるために努力することの大切さを語った。

 京都ゆかりのプロスポーツ選手らを派遣する府の事業「京のスポーツ夢バンク」の一環。宇良関は同小教室で児童の質問に答える方式で話した。

 宇良関は相撲を始めたきっかけや相撲の魅力を話した。中高生時代にスランプに陥った時も相撲を辞めなかったことで今があるとし、「稽古で自信を付けることでしか不安は消せない。つらい時に諦めないことが夢の実現につながるはず」と呼び掛けた。

 小柄な体を少しでも大きくするために1日5合以上の白飯を食べていた学生時代のエピソードや力士の休日の過ごし方なども紹介し、児童らは興味深そうに耳を傾けていた。

 講演後、子どもたちは宇良関と記念撮影したり握手したりして触れ合った。山本陽生里さん(12)は「本物の力士は迫力がすごい。教わった稽古への心構えやプロ意識は自分の生活にも生かせると思う」と話した。

 宇良関はこの日、亀岡市の千代川小や京丹波町の竹野小も訪問した。

【 2017年02月24日 10時30分 】

響け!私たちの管打八重奏 京都・長岡京、市長ら激励

2017-02-16 20:12:27 | 士 cerebrity
 関西アンサンブルコンテストに府代表として管打八重奏が出場する長岡第四中(京都府長岡京市下海印寺)吹奏楽部を、中小路健吾市長らがこのほど、激励に訪れた。11日の本番に向けて生徒たちを励ました。

 アンサンブルコンテストは全日本吹奏楽連盟などが毎年主催し、3月の全国大会を前に予選が行われる。昨年12月の府大会中学校の部で同中の管打八重奏は金賞を獲得。同じく金賞だった長岡中の木管三重奏とともに、関西大会に出場する府代表に選ばれた。

 この日は2年生8人がサックスやトランペット、打楽器などで本番の演奏曲を披露。増田識子さん(14)は「後輩や先輩、先生方のおかげで関西大会に出場できた。自分たちのイメージする音楽を追究したい」と抱負を述べた。中小路市長は「緊張せずに楽しむくらいの気持ちで演奏すれば、結果はついてくる。最後まで頑張って練習してください」と呼び掛けた。

【 2017年02月06日 10時40分 】

京都・長岡京の中2女子、ドッジ日本代表入り 11月アジア杯

2016-10-09 11:01:21 | 士 cerebrity

 来月26、27日に香港で開かれるドッジボールの第3回アジアカップで、女子日本代表に長岡第四中2年の湯川鈴さん(14)が選ばれた。高い運動能力や技術が評価され、全国から集う16人に初めて名を連ねた。3連覇を狙う日本の力になるために「まずはスタメンを勝ち取りたい」と、意欲を燃やしている。

 長崎県で今月開かれる全国健康福祉祭(ねんりんピック)に出場するソフトボールチーム「長岡京ダンディーズ」のメンバーが5日、長岡京市役所を訪れ、抱負を語った。

 今年で29回目となるねんりんピックは60歳以上の高齢者を中心とするスポーツや文化の交流祭典。今回は15~18日に開催される。

 長岡京ダンディーズは1996年に発足。現在60~80代の23人で活動している。ねんりんピック出場は、2004年の第17回大会に続き2度目だが、多くの選手は前回大会を経験していないという。

 代表の森田修さん(80)=同市粟生=は「前回はベスト16まで進んだので、ぜひそれを上回りたい。先取点を取って投手をもり立てる試合をしたい」と述べ、中小路健吾市長は「ぜひ頑張って打ち勝ってください」と激励した。

【 2016年10月06日 13時09分 】


2度目の五輪「落ち着き臨めた」 京都・長岡京で高橋選手報告

2016-09-25 10:00:24 | 士 cerebrity
 リオデジャネイロ五輪の競泳400メートル個人メドレーに出場した京都府長岡京市出身の高橋美帆選手(23)がこのほど、市役所を訪問し、中小路健吾市長らに大会の戦績などを報告した。2012年ロンドン大会に続く2度目の五輪となり、高橋選手は「前回は緊張もあってあっという間に終わったが、今回は合宿も含めて落ち着いて臨めた」と振り返った。

 高橋選手は五輪後も国内外のレースに出場。先ごろ今シーズンが終了したため、帰郷の機会を利用し来庁した。市役所前で多くの職員から出迎えられ、市長から花束を受け取ると笑顔をみせた。

 市長から五輪の雰囲気について聞かれると、「全く違う。他の大会はみんな仲良くレースをしていて遊びみたいな感覚」と、大舞台独特の緊張感を表現した。長岡中時代にサッカー日本代表の宇佐美貴史選手(24)とクラスメートだったことについて、市長から「世界で活躍する人が2人いるのはありがたく、心強い」と向けられると、うれしそうにはにかんだ。

 20年の東京五輪への期待を込める市長らに対し、4年後への意気込みは明言しなかったものの、「体力的にはまだまだできると感じている」と応じた。

 高橋選手は先月の五輪で、8位までが進む決勝に0秒79及ばず10位となり、予選で敗退した。

【 2016年09月22日 11時21分 】http://kyoto-np.jp/picture/2016/09/20160922110121takahasi.jpg

自転車トライアルで世界へ 京都・第3向陽小平野さん

2016-08-07 10:27:43 | 士 cerebrity
 5日からドイツで始まる自転車競技のトライアルの世界大会に、第3向陽小6年の平野明香有さん(11)=京都府向日市寺戸町=が初出場する。バイクのモトクロス選手だった父哲司さん(46)と二人三脚で練習を重ねて手に入れた世界への切符。「とにかく楽しみたい」と明るく話した。

 トライアルは自転車で岩などの障害物を、足をつけないようにして進んでいく競技。平野さんは1年生の時、父の勧めで始めた。

 亀岡市にある専用施設で毎週末の午前10時から日没まで練習している。めきめきと上達し、4月に長野県であった全国大会で4位、7月の岐阜県の大会では3位の好成績を収めた。

 世界大会は国際自転車競技連合(UCI)の主催で、平野さんはユースガールの部(9~11歳)に出場する。人工的に造られたコースは普段岩場など自然のコースで練習している平野さんには不慣れだが、平野さんは日焼けした顔から白い歯をのぞかせ、「表彰台を狙いたい」と力強く抱負を述べた。

【 2016年08月03日 11時07分 】

京都・乙訓高陸上部に期待の新星 全国目指す

2016-06-19 07:04:31 | 士 cerebrity
 乙訓高(京都府長岡京市友岡1丁目)陸上部の男子短距離に、期待の1年生が現れた。5月の府高校総体では、学年別で行った100メートルを10秒66の好タイムで優勝。今月5日の全国高校総体(インターハイ)府予選では、全国トップレベルの上級生に食らいついて3位入賞した。7月末からの全国大会出場権を懸け、16日から神戸市で開かれる近畿予選に向けて調整に励んでいる。

 江川(えかわ)雅人さん(15)=精華町。府高校総体ではスタートから一気に飛び出し、そのままゴールへ。インターハイ府予選は、昨年の府高校総体で大会記録を出した洛南高の選手らに中盤までリードした。終盤に逆転されたが粘りの走りをみせ、顧問でアテネ五輪男子1600メートルリレー代表の佐藤光浩教諭は「全国トップレベルの選手と走っても力まず、能力を発揮できた」と褒める。

 小学生の時は水泳に親しみ、精華西中で陸上を始めた。「練習に出ないこともあった」という中学時代は目立った成績を残せなかった。それでも、3年生の頃に「ベスト記録を出した時の喜び、走っていて一番前に出た時の気持ちよさという陸上の魅力を知った」と振り返る。

 潜在能力の高さを見抜いた佐藤教諭の誘いを受け、今春、乙訓高の門をくぐった。それまで以上に真剣に競技と向き合うようになり、入学からわずかの期間で実力を伸ばした。

 近畿予選では、100メートルと400メートルリレーを走る。ともに6位以内に入ればインターハイに出場できる。「全国大会に出るために、やるだけです」。乙訓の地から大舞台への飛躍を目指し、闘志を燃やしている。

2016年06月16日 12時12分

101歳剣士、闘志満々 京都、「演武で負けた記憶ない」

2016-05-08 10:53:43 | 士 cerebrity
 101歳の現役剣士が京都府向日市にいる。6歳から剣道を始め、現在は範士七段として、毎年5月に京都市左京区の市武道センターで開かれる「全日本剣道演武大会」に出場するほか、各地の剣道クラブや大学で指導している。「本当の剣道とはどういうものか、遺言として伝えていきたい」と熱く語る。

 向日市鶏冠井町の太田博方さん。「日本武道の聖地」と言われた武徳殿(現・京都市武道センター)で剣道を学び、めきめきと腕を上げた。23歳の時に日中戦争に出征し、陸軍仲間約100人が参加した剣道大会で優勝したこともある。

 戦後は毎年のように全日本剣道演武大会に出場。「負けた記憶がない」といい、範士になってからも年齢を感じさせない堂々とした演武を披露している。身長は約155センチと小柄だが、「相手が大柄でも小さく見える」と闘志は誰にも負けない。

 日課は模造刀での素振り300回と踏み台昇降運動で、日々足腰を鍛えている。大学などへの出稽古では自らも立ち合い、後進の指導に汗を流す。

 ただ、試合形式で練習させることはなく、「型を崩してまで勝とうとする剣道は剣道ではない。まっすぐに切ることが大事」と作法を重視する。礼儀にも一言あり、「有段者が無段の人に偉そうにするのが嫌い。どういう立場でも剣友に変わりはない」と強調する。

 腰に痛みがあるほかはいたって健康。「長男の嫁に『無理をするな』とやかましく言われるが、体が持つ限り剣道を続けていきたい」と話している。

【 2016年05月07日 08時15分 】

なでしこ守護神・海堀たたえる 郷里の京都・長岡京市に垂れ幕

2015-07-11 13:07:49 | 士 cerebrity
 サッカー女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で準優勝した日本代表「なでしこジャパン」と京都府長岡京市出身のゴールキーパー海堀あゆみ選手をたたえる垂れ幕がこのほど、市役所に掲げられた。

 なでしこジャパンはW杯2連覇を目指して大会に臨んだ。勝負強さを発揮して準決勝までの6試合をいずれも1点差で勝ち進み、決勝で米国に敗れたものの、多くの人の感動を呼んだ。

 海堀選手は計5試合でゴールを守り、決勝トーナメントは全試合に先発出場。好セーブで準優勝に貢献した。

 垂れ幕は縦4・5メートル、横90センチで、8日から掲げた。市は9月末まで設置する予定で、その間に海堀選手を招いた報告会の開催を検討している。

【 2015年07月10日 12時38分 】