【ロンドン大前仁】女子バレーボールは11日午前(日本時間同日夜)、84年ロサンゼルス大会以来、28年ぶりのメダルをかけた3位決定戦で韓国と戦う。かつて国内を熱狂させた「お家芸」復活を目指す日本。粘り強い守備で貢献する佐野優子選手(33)は「全てを出して勝ちにいく」と闘志を燃やす。
9日の準決勝は強豪ブラジルが相手だった。佐野選手が相手のアタックを床すれすれで拾う度に歓声が湧く。しかし前回大会の王者に完敗した。
「リベロ」と呼ばれる守備専門のポジションに就く。90年代のルール変更で、159センチの彼女のような小柄なプレーヤーが活躍する場ができた。攻撃に加われないが「チームの勝利につながれば人一倍うれしい」という。
国内外のチームを渡り歩いた苦労人だ。大阪府高槻市生まれ。98年に名門ユニチカへ入社したが2年後に廃部となり、チームごと東レへ移籍。国内移籍の同意が得られず退社し、浪人生活の末、04年からフランスのチームで2季戦った。06年に帰国し、北京五輪に出場。10年からアゼルバイジャンで活躍する。「全てが今に生きている」と振り返る。
ロンドンには母敏子さん(64)が来ている。幼い頃からバレー漬けの日々を支え、応援してくれた。「親の協力がなければ、ここまで来られなかった。メダルを見せたい」
9日の準決勝は強豪ブラジルが相手だった。佐野選手が相手のアタックを床すれすれで拾う度に歓声が湧く。しかし前回大会の王者に完敗した。
「リベロ」と呼ばれる守備専門のポジションに就く。90年代のルール変更で、159センチの彼女のような小柄なプレーヤーが活躍する場ができた。攻撃に加われないが「チームの勝利につながれば人一倍うれしい」という。
国内外のチームを渡り歩いた苦労人だ。大阪府高槻市生まれ。98年に名門ユニチカへ入社したが2年後に廃部となり、チームごと東レへ移籍。国内移籍の同意が得られず退社し、浪人生活の末、04年からフランスのチームで2季戦った。06年に帰国し、北京五輪に出場。10年からアゼルバイジャンで活躍する。「全てが今に生きている」と振り返る。
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