免許返納でマイカーローン金利優遇も 京都・向日市が取り組み

2018-04-03 08:08:20 | 政 governing

 京都府向日市は4月1日から、有効期間内の運転免許証を自主的に返納した65歳以上の市民を対象に、市内などの約60店舗で特典が受けられる事業を始める。高齢者の交通事故が全国的に増加して社会問題化する中、対策の一つとして実施する。

 運転免許証の自主返納から5年以内であれば、運転免許試験場や向日町署などで手数料を払って申請することで運転経歴証明書が交付される。協賛店に証明書を提示すると、割引やポイント付与といったサービスが受けられる。

  協賛店舗は、向日市と京都市南区、西京区の食料品店や飲食店、不動産業、書店、スーパーなど幅広い業種がそろう。店によって家族や同伴者も対象となる。向 日市寺戸町の中華料理店では、返納者と同伴者4人まで杏仁(あんにん)豆腐が無料となるほか、同市鶏冠井町の酒店では返納者に2倍のポイントが付く。銀行 の支店では、同居家族も含めてマイカーローンの金利を引き下げる。

 市は、4月号の広報誌などで事業を周知する。協賛事業者も募集している。問い合わせは市役所代表(931)1111から防災安全課へ。

【 2018年03月30日 11時05分 】


JR山崎駅バリアフリー化 町予算に設計補助金

2018-03-12 15:03:38 | 政 governing

 京都府大山崎町は2018年度、長年の懸念となっているJR山崎駅のバリアフリー化の事業に本格着手する。JR西日本と整備計画の確認書の締結を完了し、18年度当初予算案にJR西の詳細設計への補助金900万円を盛り込んだ。20年度末までの工事完了を目指す。

 工事内容は、地下通路とホームをつなぐエレベーターを上下線に1基ずつ計2基を設置し、多機能トイレを新設する。確認書にはこれら整備計画のほか、供用開始に向けて互いに協力することや情報共有できる機会の設定を盛り込み、両者が昨年10月に交わした。

 国は公共施設や鉄道駅などのバリアフリー化基本方針で1日当たりの利用者数が3千人以上の駅を20年度末までに整備するよう定めている。山崎駅は1日の利用者数が5738人(16年度平均)。東海道線の京都-大阪間では同駅と西大路駅でバリアフリー化未整備の状態という。

 JR西や町は今後、バリアフリー化の詳細設計を実施し、19年度の着工、20年度末までの利用開始に向けて事業を本格化させる。

【 2018年03月10日 12時10分 】


給食施設建設、町体育館駐車場に 京都・大山崎町

2018-03-12 14:23:52 | 政 governing

 京都府大山崎町は5日、中学校給食導入に関して建設を予定している給食調理施設の用地を、公有地の町体育館第二駐車場(同町円明寺)に決めたことを明らかにした。同日開かれた3月定例町議会本会議の一般質問で山本圭一町長らが西田光宏町議(大山崎クラブ)の質問に答えた。町は2019年度の着工、20年度中の大山崎中での運用開始を目指す。

 答弁で山本町長は、4候補地が示されていた給食施設の用地選定や給食の実施方式について「町教育委員会の意見や町公有財産取得処分等検討委員会の報告を踏まえ、決断した」と述べた。用地についてはセンター方式での建設可否や現在の使用状況を踏まえて決定したとみられる。

 実施方式は、中学校敷地内に造った施設で小学校の分も調理する「親子方式」ではなく、中学校とは別施設で調理して配送する「センター方式」を採用する考えを示した。大山崎中の給食導入検討委の提言を尊重した形。

 施設用地は大山崎中前にあり、敷地面積約2200平方メートル。町は18年度一般会計当初予算案に給食調理施設の実施設計業務委託料3800万円を計上している。

 このほか町は、不登校の児童と生徒の学校復帰を支援する適応指導教室について、中央公民館で6月中の開始を目指す方針を示した。学校を長期間欠席している町立小中学校在籍者が対象で週3日、午前中に行う。臨床心理士を養成する大学院の院生を指導員として配置し、カウンセラーらが児童、生徒や保護者の教育相談にも対応する予定。

【 2018年03月06日 11時09分 】


危険な空き家、所有者名を公表 京都・長岡京市が条例化へ

2018-02-27 09:16:04 | 政 governing

 京都府長岡京市は20日、空き家の適正管理や活用を進めるため、2018年度中の制定を目指す「空き家対策条例(仮称)」で、倒壊危険がある「特定空家」や、これに準じる「管理不全空き家」について、市の是正勧告に従わない所有者の氏名や住所を公表する内容を盛り込む方針を示した。  市によると、管理不行き届きの所有者情報を公表する条例は京都市や大津市などが制定済み。長岡京市都市計画課は、狙いを「危険を周辺住民に知らせるとともに、制裁的な面を持たせて管理義務を果たさない所有者への抑止力とする」と説明している。  国は特別措置法で、著しく危険な空き家などを「特定空家」と定義。状況が改善しない場合は取り壊しなどの行政代執行を可能とした。加えて市は条例に基づき、雑草や樹木の越境▽屋根や外壁の破損▽ねずみや悪臭の発生-などを条件に「管理不全空き家」を独自に決める。  双方の空き家で、是正に向けた助言・指導や勧告の手続きがあり、条例の素案では、正当な理由なく勧告内容を実施しない場合、所有者の氏名や住所、空き家の所在地など、条例施行規則で定める事項を市ホームページ上で公表する、とした。公表前に所有者が意見陳述する機会をつくる。  市は20日、空家等対策協議会で素案を提示。委員から「個人情報保護との関係で慎重にする必要があるが、予防策として有効」などの声が上がり、反対意見は出なかった。  条例の素案は25条で構成。空き家対策における市の責務や市民の役割などを定める。市は条例案を9月定例市議会に提出する計画。 【 2018年02月21日 10時30分 】


甲子園出場機に「おとくに」全国にPR 京都・大山崎

2018-02-19 10:12:50 | 政 governing
 京都府大山崎町役場(同町円明寺)の庁舎前に、春の選抜高校野球大会に出場が決まった乙訓高(長岡京市)を祝福する懸垂幕が掲げられている。同町は乙訓郡を冠する唯一の自治体。郡名を校名とする乙訓高応援と地名PRを繰り広げている。

 懸垂幕はセンバツ出場校発表があった1月26日に掲出された。赤字の「祝」に続けて、「乙訓高校 甲子園出場」と黒字で大書きしている。同高は町にも近接しており、卒業生の町民も多いため町としても祝意を寄せることを決めた。

 山本圭一町長は「野球部が、甲子園への切符をつかみ取ったことは、地元住民に明るい話題と勇気を与えてくれた。乙訓の名を背負っての活躍を町民とともに応援していく」と話している。

 大山崎町は乙訓高の試合当日、町役場ロビーでパブリックビューイングを開催する方向で調整している。

【 2018年02月14日 15時50分 】

阪急長岡天神駅の東西に広場 立体化後、交通分散へ整備案

2018-02-12 09:13:04 | 政 governing
 阪急長岡天神駅周辺整備について、京都府長岡京市は7日、鉄道立体化完成後の駅前広場を駅隣接の東西両側に設置する案を、基本とする方針を示した。歩行者の安全確保や交通混雑の緩和などの点で片側のみに配置するより高い効果を見込めるため。

 市によると、両側設置案では、バスやタクシーの発着場、自家用車の乗降場を東西の広場に分散して配置し、交通結節点としての機能を分担する。

 歩行者と車の動線が分離されて安全性が高まり、駅周辺での路上駐車を抑えられるとし、駅への車両が東西に分かれることで、アゼリア通りと天神通りの交通量減少が期待できるという。

 立体化後の高架下空間を利用する案については、駅舎計画などとの整合性が必要として検討を先送りする。

 市役所で同日にあった同駅周辺整備基本計画策定委員会で、市側が提案した。

 委員からは「東西広場に同じ機能を持たせては二重投資になる。きちんと機能分担する必要がある」などの意見が上がった。両側設置案に異論は出ず、市は、2018年度に策定が完了する基本計画へ反映させるとした。

 市は、鉄道立体化の実現やその時期にめどが立たない中、立体化完成までは駅南側にある天神通りの踏切周辺へ暫定的な広場を設置し、早期に交通混雑を緩和させる方針を既に示している。

【 2018年02月08日 12時57分 】

農家「後継者なし」55% 京都で調査、不安浮き彫り

2018-02-12 09:10:24 | 政 governing
 京都府宇治市農業委員会(吉田利一会長)が市内の農家を対象に行ったアンケートで、「後継者無し」との回答が55%に上った。自らの世帯の10年後の見通しを尋ねる設問でも半数が「離農」と答え、営農の継続に困難や不安が大きい実態があらためて浮き彫りになった。

 後継者の有無を尋ねる設問では、「無し」が55%で最多。主な理由は「子どもがいない」「農業を引き継ぐ意思がない」「農業では採算が取れない」などが挙げられている。

 「自分の世帯の10年後をどのようにしたいか」を聞くと、「離農意向」が50%を占め、次に「規模縮小」が14%、「現状維持」と「規模拡大」がいずれも9%で続いた。ただ、比較的大規模な農家は現状維持や規模拡大の意向を示す傾向が見られる。

 耕作放棄地を抱える農家に今後の利用を尋ねると、「保全管理」23%、「売却」15%、「転用して賃貸」10%となり、耕作再開が容易ではない現状も明らかになった。

 アンケートは昨年10月、10アール以上の農地を所有している市内農家701戸に実施し、32・8%に当たる230戸から回答を得た。同委員会は結果を踏まえ、担い手への農地集約化や耕作放棄地の発生防止など農地利用の最適化推進についての意見書を山本正市長に提出した。

【 2018年02月07日 12時55分 】

文化パルク売却、NTT側と2月1日契約 京都・城陽市

2018-02-05 10:29:12 | 政 governing
 京都府城陽市は、文化パルク城陽(同市寺田)を80億円で売却後、25年で計100億円の賃貸借料を払い利用を続ける「セール・アンド・リースバック」の契約を、1日付でNTTファイナンス(東京)と締結する。

 契約書によると、同社は1日に80億円を一括で市に支払い、市は来年から2043年まで、毎年1月末に賃貸借料4億円を払う。修繕費は市が負担する。それぞれ相手の承諾なく第三者への譲渡などはできない。施設は25年後、市に無償で戻るが、同社の承諾の上で市が全額を繰り上げて支払った場合、その時点で契約は終了する。

 市財政課は「議会の議決を得て、粛々と手続きを進めてきた。今後80億円の使い道が重要になる。使途を明確にしていきたい」とする。NTTファイナンス経営企画部広報部門は「セール・アンド・リースバックの実績はある。契約できて大変喜ばしい」とコメントした。

 セール・アンド・リースバックを巡っては、施設売却は地方自治法違反だとして、手続きの中止を求め2件の住民監査請求が出されている。

【 2018年02月01日 11時39分 】

産科・小児科医不足課題に 長岡京市が「地域医療ビジョン」

2018-02-05 10:22:48 | 政 governing
 京都府長岡京市は、10年後の地域医療の在り方を示した「地域医療ビジョン」の中間案をまとめ、13日からパブリックコメント(意見公募)を予定している。市内の現状について、周産期や救急の医療を担う産科医や小児科医の不足を課題に挙げ、誘致に向けた対策や病院間連携の必要性を強調。中核病院の済生会京都府病院(同市今里)に求める役割を明記した。

 中間案では、正常分娩(ぶんべん)や軽度異常分娩を扱う市内の診療所が1985年の7カ所から2カ所に減少しており、産科医療機関の不足を課題の一つとした。市内の出産年齢は上昇傾向でハイリスクの出産が増加する一方、重症新生児を受け入れるNICUは4床にとどまり、不足を指摘した。

 また、外来で帰宅可能な軽度患者の一次救急医療に関し、乙訓休日応急診療所(同市今里)で内科医と小児科医の確保が困難になっていると言及。小児外科の一次救急を担う外科医の在宅当番医制では、専門的な判断が求められる場合などで受け入れ困難なケースが出ているとした。対策として重度患者の救急を担う病院との連携強化などを掲げた。

 同ビジョンは、府が京都市と乙訓2市1町を一体の医療圏域と設定する中、長岡京市独自の将来像を示し、医療の充実につなげるため策定する。乙訓医師会や地元医療機関の代表でつくる懇談会の意見交換を踏まえ、市が中間案をまとめた。

 パブコメの開始に合わせて市ホームページで中間案を掲載する。

【 2018年02月01日 11時13分 】

FB見て下水道に関心を 京都・長岡京がアカウント開設

2018-01-15 12:18:21 | 政 governing
 京都府流域下水道事務所(長岡京市勝竜寺)は、下水道への関心を高めてもらおうとフェイスブック(FB)の公式アカウントを開設した。下水や汚泥処理の仕組みや府内の4浄化センターの情報などを発信している。

 「下水どすえ」と命名。10人ほどの若手職員が中心になってページを編集している。最近では、府が工事を進める地下の貯水施設「いろは呑龍(どんりゅう)トンネル」の配管接続工事現場(向日市鶏冠井町)で昨年11月末~12月初めにかけ、漏水のために工事が中断したことを掲載。復旧工事のため直上の国道171号が6日間、車線規制されたことへのおわびも載せている。

 下水処理時に出るごみを搬出する作業も写真付きで解説しているほか、同センターで先月中旬にあった催しの様子も紹介している。

 同事務所の担当者は「子どもでも親しめるように分かりやすい表現を心掛けている。汚泥の再利用や生活に役立つ下水道の情報などを積極的に公開していきたい」と意気込んでいる。

【 2018年01月09日 16時40分 】

民間開園後も9割在籍希望 京都・大山崎町の保育園

2017-12-18 10:48:11 | 政 governing
 京都府大山崎町は14日、町立第二保育所に現在通う園児の保護者の約9割が、民間保育園が開園する2019年4月以降も同保育所在籍を希望しているとの意向確認調査結果を明らかにした。同日の町議会建設上下水道文教厚生常任委員会で速報値を報告した。

 調査は民間園開園と第二保育所の最長4年間存続に絡み、町が町内の保育所と小規模保育施設の0~3歳児258人の保護者に実施し、251人から回答を得た。

 調査結果によると、第二保育所の保護者の意向は、回答した73人のうち69人が引き続き同保育所への入所を「第一希望」に挙げたが、民間園はゼロだった。「第二希望」は第三保育所22人、民間園20人だった。

 町によると、新設の民間園に関しては自由記入欄に具体的な保育内容が分かった時点で検討するとの回答もあったという。町担当者は「今後は学年ごとの数値を検証し、19年度の第二保育所の入所状況を把握していく」としている。

【 2017年12月15日 11時40分 】

京都・長岡京市、宿泊施設開設に助成へ 観光消費拡大狙う

2017-12-18 10:39:47 | 政 governing
 京都府長岡京市は11日、観光振興策の一環として、市内に宿泊施設を開設した事業者への助成制度を本年度中に創設する方針を示した。観光客1人当たりの消費額が府内自治体の平均を下回る中、宿泊施設の誘致で市内での滞在時間を伸ばし、消費拡大に結びつける狙い。

 この日再開した市議会12月定例会の一般質問で、中小路健吾市長が冨田達也市議(輝)の質問に、「地域の『稼ぐ力』の向上に向けた観光を進めるには誘致が不可欠」と述べた。

 府が11月に始めた宿泊施設の立地促進制度を活用する。同制度では、新築や増床、宿泊施設へ改修の場合、経費の5%(上限有り)を助成するなどとし、市町村独自の財政支援策があることを適用の条件とした。

 市商工観光課によると、本年度内に要綱を作成し、必要経費の一部を補助する構想。今後について、市長は「企業立地促進制度の助成対象を拡大し、宿泊施設を対象とする方向で検討していきたい」と答弁した。

 府の調査によると、同市の観光客1人当たり消費額は2016年で450円と府内市町村(京都市を除く)平均額の4分の1以下。

 京都市内の宿泊施設不足が慢性化する一方、同課の説明では、長岡京市内の宿泊施設はビジネスホテルとゲストハウスの計2軒(45室)にとどまる。

【 2017年12月12日 10時10分 】

交流機能持つ6階建てに 京都・向日市役所の建て替え案

2017-12-18 10:33:52 | 政 governing
 京都府向日市は、休館中の市民会館との複合化による市役所本館の建て替えについて、現在は駐車場になっている場所に市役所と同会館の交流機能を持つ6階建ての建物を建設し、その北側にホールを建てる計画案をまとめた。このほど開かれた市議会新庁舎等建設特別委員会で明らかにした。

 計画案や市の説明では、まず市役所本館南側の駐車場に6階建ての建物を建設する。1、2階を市民会館の交流機能スペースとし、オープンカフェの設置も考慮している。3~6階は市の事務スペースにする。この建物に市役所機能を移してから現在の本館を取り壊し、ホールを建てる。市民会館の425席と同程度の可動式の客席を設ける。座席を収納すれば、大規模会議や展示会といった催しにも対応できるという。

 大規模災害時には応急対策の拠点に位置づけるほか、非常用電源や給水設備も確保する。さまざまな催しが開ける多目的スペースを屋内外に設けることも検討。バリアフリー化や分かりやすい案内サイン、多目的トイレ設置なども盛り込む。

 建物の建設費は市役所庁舎部分で14億円、市民会館部分で32億円の計46億円を見込んでいる。ただ、設計費や現本館の解体費などは含まれておらず、同特別委員会委員からの質問に、市は今後の経済情勢によって5億~10億円かさむ可能性にも言及した。

 政府の財政支援策が2020年度中までのため、市は同年度中の工事完了を目指している。計画案に対する市民からの意見を12月5日から1カ月間募り、委員の意見も踏まえて本年度中に基本計画を策定。開会中の市議会12月定例会には関連予算を一般会計補正予算案に計上しており、議決されれば基本設計づくりに着手する。

【 2017年12月11日 10時20分 】

長岡天神駅前広場、2段階で整備 立体化めど立たず

2017-11-20 11:16:33 | 政 governing
 阪急長岡天神駅周辺整備について、京都府長岡京市は17日までに、鉄道立体化が完成するまでは駅南側の天神通りの踏切周辺へ暫定的に簡易の駅前広場を設け、立体化の完成に併せて駅舎隣接の恒久的な広場を建設する2段階で臨む方針を決めた。立体化の実現やその時期にめどが立たない中、交通混雑の緩和へ早期に効果を上げる狙い。

 市役所でこのほどあった同駅周辺整備基本計画策定員会で、市側が明らかにした。

 市によると、第1段階となる天神通りの駅前広場には、自家用車数台が短時間駐車できるスペースの配置を検討。周辺の交通渋滞を引き起こしている路上駐車を減らし、歩行者や自転車の安全確保を目指すという。バスやタクシーの発着場は現行通りとする。

 第2段階の駅隣接の広場は、バスの起終点となることを可能とし、送迎などの自家用車の乗降場や短時間駐車場を設けて、駅を利用しやすい環境を整える構想。天神通りから広場への道路を整備し、駅北側を走るアゼリア通りの交通量を減らせると予想する。

 この広場を中心として、駅周辺の区域を囲む幹線道路と生活道路を結ぶ「補助幹線道路」(幅員16~18メートル)を敷設し、交通の流れを良くしたり、沿道の活性化につなげたりする案も複数示した。

 委員からは「二重投資にならないよう、低コストで暫定広場の建設を進めて」「天神通りの通行を促すインセンティブが必要」などの意見が上がった。

 2段階での広場設置方針に異論は出ず、市は今後、地元の意見を踏まえながら補助幹線道路の配置案を絞り込む、としている。

【 2017年11月18日 13時09分 】

コミカル記事やグルメ情報、攻めの行政サイト 京都・長岡京

2017-11-13 15:15:22 | 政 governing
 京都府長岡京市は、定住促進などを目指すシティープロモーションの一環で、ホームページ(HP)「SENSE NAGAOKAKYO」(センス ナガオカキョウ)を立ち上げた。外部ライターが市内のイベントや人物の取材と執筆を担い、斬新な切り口で「攻めの情報発信」(広報発信課)に取り組む。

 従来の市HPのサブサイトとする位置づけで、サイト運用を東京都の広告代理店に業務委託。京都を拠点に観光や歴史などを対象にガイド本やウェブの媒体で活動するフリーライター3人が取材、執筆する。これまでとは一線を画し、普段、市からの情報に触れる機会の少ない層にもアピールできる良質な読み物を提供するのが狙いという。

 同市で開催された町歩きイベント「KYOTO RETRO MODERN」(キョウト レトロ モダン)をプロジェクションマッピングの動画や写真を織り交ぜて紹介済み。12日に行列巡行が控える「長岡京ガラシャ祭」に関連して戦国時代の結婚観や衣装についてコミカルに取り上げる記事や、グルメ情報を掲載中だ。

 今後、紅葉の穴場特集、市内の商店などで人気を集める名物店主の人生遍歴や、逸品の製作秘話に焦点を当てた企画を構想する。

 ライターの記事に対しては、外部の視点を生かすため、事実誤認がないかなど最低限の確認にとどめる方針といい、市広報発信課は「眠ったままの資源の掘り起こしにつなげたい」とする。

【 2017年11月13日 09時10分 】