「輿入れ行列」配役、初の公開抽選 京都・長岡京ガラシャ祭

2017-09-02 11:15:42 | 祭 carnival
 京都府長岡京市内で11月に開催される長岡京ガラシャ祭のハイライト「輿(こし)入れ行列」で、戦国武将細川忠興と妻玉などの配役を決める公開抽選会が、9月3日午前10時から、長岡京市神足2丁目のバンビオ広場公園で開かれる。

 市内を巡行する輿入れ行列では、忠興・玉夫妻や、玉の父親明智光秀、忠興の父親細川藤孝ら9人の配役を、毎年一般から公募し、抽選で決定している。

 今年は、忠興・玉夫妻役に8組の夫婦またはカップルから応募があったのをはじめ、玉の侍女清原マリア役の5人など、その他の配役にも計22人の応募があった。

 これまで配役抽選会は市役所で行ってきたが、広く同祭を市民にPRして盛り上げようと、初めて公開抽選会を実施する。雨天の場合は、バンビオ1番館内で行う。見学自由。

【 2017年08月31日 09時40分 】

古式ゆかしく、催し多彩に 10月1日、京都・宇治茶まつり

2017-08-26 15:20:29 | 祭 carnival
 茶の礎を築いた先人に感謝する「宇治茶まつり」が、10月1日に京都府宇治市宇治の宇治川周辺で営まれる。豊臣秀吉が宇治川の水をくんで茶会を開いた故事にちなむ「名水汲(くみ)上げの儀」などが古式ゆかしく行われ、茶席も楽しめる。

 同市の茶業者でつくる宇治茶祭奉賛会が主催し、66回目。中国から茶の種を持ち帰った栄西禅師、宇治に茶園を開いた明恵上人、茶道の始祖・千利休の功績をしのぶとともに、茶業発展を願う。

 宇治橋三の間で川の水をくむ名水汲上げの儀に続き、興聖寺では新茶の入った壺(つぼ)を開ける「茶壺口切の儀」や献茶、茶せんの供養法要がある。

 茶席券2枚や弁当、抽選券などがセットになった茶券を1枚2500円(当日3千円)で販売している。問い合わせは同奉賛会事務局の宇治商工会議所0774(23)3101。

【 2017年08月23日 09時08分 】

お玉ちゃん、行列参加呼び掛け 京都・長岡京「ガラシャ祭」

2017-07-13 17:57:30 | 祭 carnival
 毎年11月に京都府長岡京市で開催される長岡京ガラシャ祭のマスコットキャラクター「お玉ちゃん」がこのほど、JR長岡京駅(同市神足2丁目)の一日駅長を務め、乗降客らに同祭のハイライト「行列巡行」への参加を呼び掛けた。

 同祭では市民が地元ゆかりの人物にふんして市内を練り歩き、歴史絵巻を再現する。戦国武将細川忠興と妻ガラシャ(玉)が勝竜寺城で新婚生活を送ったことにちなんだ「お輿(こし)入れ行列」の配役は毎年一般公募している。

 募集しているのは、主役の玉と忠興、玉の両親の明智光秀と煕子(ひろこ)、忠興の両親の細川藤孝と麝香(じゃこう)、光秀のおいの明智弥平次、細川家家臣の松井康之と、玉の侍女の清原マリア。

 玉と忠興役は交際中または夫婦の男女が対象で、いずれかが市内在住、在勤、在学であることが条件。他の配役は18歳以上(清原マリアは15歳以上)が対象で市内外を問わない。応募多数の場合は抽選で、配役に選ばれると負担金2千~3千円が必要。配役抽選会は9月3日に行う。締め切りは8月10日。

 同駅では、お玉ちゃんが「一日駅長」と書かれたたすきをかけ、同祭実行委員会の役員らと配役募集のチラシを配った。湯川明委員長は「昨年は行列巡行当日は晴天に恵まれた。祭りとしても定着してきており、ぜひ多くの人に応募してほしい」と話していた。

 問い合わせは、市総務課内の同祭実行委事務局(955)9684。

【 2017年07月13日 09時57分 】

伝統の子どもみこし、初夏の街練る 京都で「シャナンボウ」

2017-05-21 17:27:58 | 祭 carnival
 京都府向日市鶏冠井町伝統の子どもみこし「鶏冠井シャナンボウ」が14日、同町一帯であった。市の無形民俗文化財に指定されており、法被とはちまき姿の園児や児童ら約100人が、2基のみこしを引いて地元を練り歩いた。

 鶏冠井シャナンボウは、牛若丸(源義経の幼名)が危険から逃れるために「遮那王(しゃなおう)」という法名を授けられた伝承に由来する。子どもたちが牛若丸のように元気で利発に育ってほしいとの願いが込められている。

 初夏の強い日差しが照りつける中、みこしは午後1時半過ぎに向日社芝斎場を出発。子どもたちは、みこしを乗せた台車の綱を持ち、太鼓の音に合わせて引っ張った。沿道では多くの保護者や住民が見守っていた。

 高橋和伽(なごか)さん(9)=向陽小4年=は「暑いけど頑張って引っ張りたい」と意気込んでいた。

【 2017年05月15日 11時53分 】

題目踊り、厳かに 京都・石塔寺で「花まつり」

2017-05-07 14:51:23 | 祭 carnival
 ゴールデンウイーク5連休初日の3日、京都府乙訓地域の社寺で伝統の祭りが行われた。すがすがしい五月晴れの下、住民らが参加し絆を強めた。

 向日市鶏冠井町の石塔寺では、釈迦(しゃか)の誕生を祝う「花まつり」があり、京都府無形民俗文化財の「題目踊り」が奉納された。

 同踊りは、鎌倉時代末期に日蓮宗を布教した日像上人が同地域で説法し、村人たちが喜び踊ったのが始まりとされる。

 保存会のメンバー11人は、そろいの青い着物姿で笠(かさ)や扇子などを手に、「南無妙法蓮華経」の題目が含まれた音頭に合わせて厳かに踊った。訪れた人は時々写真を撮りながら、熱心に見つめていた。

【 2017年05月04日 10時55分 】

春祭やえごまフェスタにぎわう 京都・離宮八幡宮

2017-04-13 13:54:49 | 祭 carnival
 大山崎町の離宮八幡宮(同町大山崎)の春祭「日使頭祭(ひのとうさい)」が8日に営まれ、製油業関係者や住民らが献灯して業界の発展を祈願した。同八幡宮の歴史をひもとく案内板の除幕式や、関連イベント「春のえごまフェスタ」もあり、多くの人が油を通じて交流を深めた。

 離宮八幡宮は、中世に「油座」として灯明用油の独占販売を行い栄えた。祭りは、平安時代初期にご神体を現在の石清水八幡宮(八幡市)へ遷座したのを機に始まったとされる。約100人が参列し、厳かな雰囲気の中で神事が行われた。

 この後、町民らでつくる「大山崎町の歴史・文化遺産を活(い)かした地域活性化実行委員会」が設置した案内板の除幕式があった。実行委に加盟する大山崎えごまクラブの永田正明会長(81)が白い布をはがし、参列者らから拍手が送られた。

 案内板は境内の2カ所に置き、離宮八幡宮や油座の歴史を文章と写真で紹介している。

 永田会長は「八幡宮や大山崎の油の歴史を多くの人に知ってほしい」と期待を込める。

 えごまフェスタでは、参拝客らが、イグサの外皮を割いて灯芯を出す「灯芯ひき」や、八幡宮に残る資料を基に復元された搾油機による油搾り体験などを楽しんだ。

【 2017年04月09日 11時58分 】

春日和催しにぎやか 京都・向日神社桜まつり始まる

2017-04-04 11:03:59 | 祭 carnival
 京都府向日市向日町の向日神社で1日、春の恒例行事「桜まつり」が始まった。境内の桜はまだつぼみだったが、うららかな陽光の下、来場者たちは境内に並んだ露店やステージ発表を楽しんでいた。

 花見のシーズンに合わせて、市商工会が毎年開催している。境内や参道には、タケノコの天ぷらなどの模擬店が並び、昼食をとろうと来場者たちが列を作った。舞楽殿ではステージ発表があり、子どもたちのチアダンスや、向陽高吹奏楽部の演奏などで盛り上がった。

 実家が同神社のそばにあり、京都市右京区から一家で訪れた会社員土井准一さん(36)は「知り合いに会え、子どもも屋台に喜んでくれた。桜が満開になったら、また来たい」と話した。

 2日も午前10時半~午後5時に催す。

【 2017年04月02日 12時04分 】

舞台、屋台大にぎわい、古代衣装のショーも 京都・向日市まつり

2016-11-20 12:58:13 | 祭 carnival
 京都府向日市の秋の恒例行事「向日市まつり」が19日、京都向日町競輪場(同市寺戸町)で始まった。小雨が交じる中、ステージイベントや食事の屋台、野菜販売などに市民らが詰め掛け、にぎやかな一日となった。

 初日のステージ発表には21組が登場し、昼食時には会場内の出店に列ができた。障害のある人らでつくる団体は、ステージで手話を使って来場者に「ありがとう」などのあいさつの仕方を伝え、手話で歌を披露。初めて訪れた同市寺戸町の上川あゆみさん(27)は「人出も店も多くてびっくり。地元産の野菜がたくさん並んでいたので買いたい」と話した。

 恒例の古代衣装行列は雨で中止となったが、近くの市文化資料館でファッションショーがあり、大勢の観客が見守る中、一般公募のモデルが衣装をまとい、厳かに歩いた。

 向日市まつりは市と市商工会、京都中央農業協同組合でつくる実行委員会の主催。20日には、戦国時代に乙訓地域の自治を担った西岡衆の武者行列が会場内を巡行する。

【 2016年11月20日 10時15分 】

長岡京の歴史後世につなげ 大極殿祭雅楽や舞奉納

2016-11-13 17:07:17 | 祭 carnival

 平城京から長岡京に遷都された日を記念した「大極殿祭」が11日、京都府向日市鶏冠井町の大極殿公園で開かれた。地元の有志でつくる大極殿遺蹟(いせき)保存協賛会のメンバーや行政関係者ら約100人が集まり、神事を執り行って歴史を後世に伝えることを誓った。

 同祭は、明治時代中期の1895年から続く伝統の行事。神職が供物を献上し、祝詞を読み上げた。雅楽の演奏や舞の奉納もあり、参列者が厳かな儀式を見守った。

 同協賛会の西川克巳会長(54)は「私たちには歴史遺産を守り、後世に伝える責任がある。そのために祭を継承し、発展させたい」とあいさつした。

 長岡京は桓武天皇によって784年11月11日、都の機能が置かれた。かつて同公園一帯に建っていた大極殿では、都が平安京に移るまでの10年間、天皇が政治を行った。

【 2016年11月12日 11時42分 】


日ロの画家、天王山のカエル説話競作も 京都・大山崎で秋祭り

2016-11-10 07:46:48 | 祭 carnival

 京都府大山崎町民が企画、運営する秋祭り「天王山ゆひまつり」が6日、同町円明寺の大山崎小とその周辺で開かれた。地元の説話をモチーフにした絵画展や、合戦の地にあやかった多彩な演出を、訪れた家族連れが楽しんだ。

 まつりは町のことをより知ってもらい古里への愛着を深めてもらおうと、町民でつくる実行委員会が昨年から始めた。町で定期的にアートイベントを開く京都造形芸術大の学生たちも準備を手伝った。

 開会式は、武将に扮(ふん)した「こども甲胄(かっちゅう)隊」の愛らしい武者行列や、明智光秀とゆかりのある亀岡市の「丹波亀山鉄砲隊」などによる古式火縄銃の演武などで幕開けした。

 「洛和ヴィラ天王山」では、天王山を舞台にした江戸時代の説話「京の蛙(かえる)と大阪の蛙」を、地元の画家とロシアの画家がそれぞれ描いた展覧会「天王山のカエルコレクション」を初開催。天王山で出会う2匹のカエルのやりとりが2人の感性でコミカルに描かれ、来場者が興味深そうに見入っていた。

 会場では飲食ブースや各種ワークショップコーナー、特設ステージのパフォーマンスなどがあり、大勢の人でにぎわった。このほか町内の福祉団体、農家、教育関係者らによる活動発表会や農産物品評会などが付近で同時開催された。

【 2016年11月07日 11時28分


出店に人波、ガラシャウイーク開幕 京都・長岡京

2016-11-10 07:07:43 | 祭 carnival

 京都府の長岡京ガラシャ祭を盛り上げるガラシャウイークが3日開幕し、市民団体の活動を紹介する「サポセンフェスタ」が長岡京市神足2丁目のバンビオ広場公園で開かれた。子育てや高齢者支援などに取り組む団体が、物販や飲食のブースを出店し、訪れた親子連れらでにぎわった。

 同フェスタは、市民活動サポートセンターが、毎年開催している。今年は同センターに登録する団体などが37ブースを出店。24団体が展示発表を行った。

 開催に先立ち、同祭実行委員会の奥本和巳会長が、「行列巡行までの11日間にさまざまなイベントが開かれる。一つでも二つでも参加して、大いに楽しんでほしい」とあいさつ。北開田響太鼓が、勇壮な演奏でオープニングを飾った。

 広場には、子ども用のおもちゃや衣類などを扱ったフリーマーケットや、ビーズなどを使ったアクセサリーの手作り体験のブースが並び、行列ができる店も。豚汁や綿菓子などの販売もあり、訪れた人たちはステージで演奏される音楽を聴きながら、くつろいだ様子で会場をめぐっていた。

【 2016年11月04日 10時40分 】


ガラシャ祭PR 京都・長岡京の会社、トラックに写真

2016-09-11 11:36:48 | 祭 carnival
 京都府長岡京市で11月に開かれる「長岡京ガラシャ祭」を多くの人に知ってもらおうと、同市長法寺の運送会社「ティーエスロジテック」がトラックの荷台に同祭をPRする写真をプリントした。市役所で5日、お披露目された。

 大きさは縦約2メートル、横約1・9メートル。勝竜寺城公園の写真を背景に、「愛と感動の物語 長岡京ガラシャ祭」「お玉ちゃんの長岡京市散歩」などの文言が並んでいる。写真をあしらったトラックは配送で近畿一円を走るという。行く先々の人に祭りをアピールするため同社が初めて行った。

 代表取締役の奥村司さんは「私も長岡京市出身。市の広報に役立てば」と話す。中小路健吾市長は「写真を見た他府県の人に市のイメージを膨らませてもらい、足を運んでほしい」と期待する。

【 2016年09月06日 10時38分 】

玉、忠興役に植村さん夫妻 京都・長岡京、ガラシャ祭配役決まる

2016-09-11 11:34:23 | 祭 carnival
 京都府乙訓地域最大の祭典「長岡京ガラシャ祭」のメイン行事となるお輿(こし)入れ行列の配役を決める公開抽選会が4日、長岡京市役所であった。祭は今年で25回目の節目を迎え、主役の玉(細川ガラシャ)役は主婦の植村明日香さん(26)、夫の忠興役は会社員の哲幸さん(33)=いずれも同市神足=夫妻が務めることが決まった。

 玉と忠興役は夫婦か交際中のカップルを対象に募集。今年の応募は植村さん夫妻だけで、抽選はなかった。2人は新婚記念に応募し、自宅でくじ引きの練習までしたという。哲幸さんは「まさか抽選なしで決まるとは」と驚いた様子。昨年は雨で行列巡行が中止になったため、明日香さんは「晴れ女なので今年は晴れさせてみせます」と意気込んだ。

 玉と忠興の両親、明智光秀夫妻と細川藤孝夫妻役も抽選はなかったが、残る三つの役はくじ引きに。7人が争った玉の侍女・清原マリア役を当てた会社員草薙千津子さん(40)=神戸市=は「残りくじを取っただけなので自分で引いたという感じはないが、当日は頑張りたい」と、笑顔をみせた。

 行列巡行は11月13日に行う。

【 2016年09月05日 15時00分 】

ポケモンと激辛メニューで夏満喫 京都・向日で祭り

2016-08-14 11:30:58 | 祭 carnival
 「夏祭りだよ!2016 全員集合‼」と銘打ったイベントが11日、京都府向日市寺戸町の商業施設「ライフシティ東向日」で開かれた。模擬店やゲーム、スマートフォン向け人気ゲーム「ポケモンGO」を活用した取り組みなど多彩な娯楽が用意され、大勢の人でにぎわった。

 京都向日市激辛商店街が地元商店街の活性化を図ろうと、初めて企画した。

 同商店街の公式テーマソング「会場では、ヒ~ハ~からっキー‼」が流れる中、模擬店約10店舗が出店し、家族連れらが焼きそばやカレーライスなどの激辛メニューを堪能した。

 会場では、ポケモンGOをまちおこしに活用しようと、ゲーム内でアイテムなどを入手できる地点「ポケストップ」に多くのポケモンが集まるように主催者が設定。友人と来ていた児玉庄太郎さん(36)=京都市伏見区=は「普段よりポケモンがたくさんいるので、飲食しながら楽しみたい」と笑顔を見せた。

【 2016年08月12日 11時12分 】

真夏に「ホッ」 子どもら雪遊び 京都・向日で「まつり」

2016-08-07 10:19:58 | 祭 carnival
 京都向日町競輪場(京都府向日市寺戸町)で31日、「真夏の雪まつり」が開かれた。人工降雪機による雪遊び場が設けられるなど涼感を誘う演出に、訪れた親子たちがにぎやかな時間を過ごした。

 イベントを通して若い世代にも競輪場に親しみを感じてもらおうと、府自転車競技事務所が昨年に続いて企画した。

 人工雪約15トンを使って、厚さ約30センチ、面積約70平方メートルの遊び場を設けた。遊び場では、一緒に雪だるまを作る親子や、雪合戦をする子どもらの姿が見られた。

 人工降雪機から雪が頭上に吹き出されると、子どもたちから歓声が上がり、舞い落ちる雪をつかもうとしたり手に載せたりして感触を楽しんだ。家族で来ていた平井隆さん(43)=同市寺戸町=と娘の咲妃さん(8)は「夏なのに冷たい雪で遊べて楽しいです」と笑顔を見せた。

 また、パラグライダーに使われる「パラコード」と呼ばれるひもを使用したアクセサリーの工作教室も開かれ、親子連れがひもを組んでブレスレット作りに挑戦していた。

【 2016年08月01日 12時10分 】