市内を巡行する輿入れ行列では、忠興・玉夫妻や、玉の父親明智光秀、忠興の父親細川藤孝ら9人の配役を、毎年一般から公募し、抽選で決定している。
今年は、忠興・玉夫妻役に8組の夫婦またはカップルから応募があったのをはじめ、玉の侍女清原マリア役の5人など、その他の配役にも計22人の応募があった。
これまで配役抽選会は市役所で行ってきたが、広く同祭を市民にPRして盛り上げようと、初めて公開抽選会を実施する。雨天の場合は、バンビオ1番館内で行う。見学自由。
【 2017年08月31日 09時40分 】
平城京から長岡京に遷都された日を記念した「大極殿祭」が11日、京都府向日市鶏冠井町の大極殿公園で開かれた。地元の有志でつくる大極殿遺蹟(いせき)保存協賛会のメンバーや行政関係者ら約100人が集まり、神事を執り行って歴史を後世に伝えることを誓った。
同祭は、明治時代中期の1895年から続く伝統の行事。神職が供物を献上し、祝詞を読み上げた。雅楽の演奏や舞の奉納もあり、参列者が厳かな儀式を見守った。
同協賛会の西川克巳会長(54)は「私たちには歴史遺産を守り、後世に伝える責任がある。そのために祭を継承し、発展させたい」とあいさつした。
長岡京は桓武天皇によって784年11月11日、都の機能が置かれた。かつて同公園一帯に建っていた大極殿では、都が平安京に移るまでの10年間、天皇が政治を行った。
【 2016年11月12日 11時42分 】
京都府大山崎町民が企画、運営する秋祭り「天王山ゆひまつり」が6日、同町円明寺の大山崎小とその周辺で開かれた。地元の説話をモチーフにした絵画展や、合戦の地にあやかった多彩な演出を、訪れた家族連れが楽しんだ。
まつりは町のことをより知ってもらい古里への愛着を深めてもらおうと、町民でつくる実行委員会が昨年から始めた。町で定期的にアートイベントを開く京都造形芸術大の学生たちも準備を手伝った。
開会式は、武将に扮(ふん)した「こども甲胄(かっちゅう)隊」の愛らしい武者行列や、明智光秀とゆかりのある亀岡市の「丹波亀山鉄砲隊」などによる古式火縄銃の演武などで幕開けした。
「洛和ヴィラ天王山」では、天王山を舞台にした江戸時代の説話「京の蛙(かえる)と大阪の蛙」を、地元の画家とロシアの画家がそれぞれ描いた展覧会「天王山のカエルコレクション」を初開催。天王山で出会う2匹のカエルのやりとりが2人の感性でコミカルに描かれ、来場者が興味深そうに見入っていた。
会場では飲食ブースや各種ワークショップコーナー、特設ステージのパフォーマンスなどがあり、大勢の人でにぎわった。このほか町内の福祉団体、農家、教育関係者らによる活動発表会や農産物品評会などが付近で同時開催された。
【 2016年11月07日 11時28分
京都府の長岡京ガラシャ祭を盛り上げるガラシャウイークが3日開幕し、市民団体の活動を紹介する「サポセンフェスタ」が長岡京市神足2丁目のバンビオ広場公園で開かれた。子育てや高齢者支援などに取り組む団体が、物販や飲食のブースを出店し、訪れた親子連れらでにぎわった。
同フェスタは、市民活動サポートセンターが、毎年開催している。今年は同センターに登録する団体などが37ブースを出店。24団体が展示発表を行った。
開催に先立ち、同祭実行委員会の奥本和巳会長が、「行列巡行までの11日間にさまざまなイベントが開かれる。一つでも二つでも参加して、大いに楽しんでほしい」とあいさつ。北開田響太鼓が、勇壮な演奏でオープニングを飾った。
広場には、子ども用のおもちゃや衣類などを扱ったフリーマーケットや、ビーズなどを使ったアクセサリーの手作り体験のブースが並び、行列ができる店も。豚汁や綿菓子などの販売もあり、訪れた人たちはステージで演奏される音楽を聴きながら、くつろいだ様子で会場をめぐっていた。
【 2016年11月04日 10時40分 】