「大茶会」会場結ぶ山道を整備 大山崎のボランティアガイド

2011-11-01 13:41:21 | 地 geography
斜面に丸太をすえて階段状にし、土を突き固めてならすボランティアガイド(大山崎町大山崎・天王山) 国民文化祭「大茶会」の開催を前に、京都府大山崎町のボランティアガイドが、会場となる宝積寺とアサヒビール大山崎山荘美術館を結ぶ天王山の山道を、町職員と手作業で整備した。丸太をはめ込んで土を突き固めた本格的な「普請」で、汗を流したガイドたちは「多くの人に来てもらいたい」と期待する。

 整備したのは、寺の境内と美術館敷地を結ぶ東西約40メートルの坂道。随所で土砂が崩れて凸凹ができ、スムーズな通過が難しかった。「大山崎ふるさとガイドの会」にとって長年の懸案だったが、財政難を抱える町は費用を捻出(ねんしゅつ)できずにいた。

 そこで、多くの人が町内の社寺や美術館を周遊する国文祭を機に、町と協力して手弁当で道直しに取り組むことにした。参加したのはガイド17人と町職員4人。坂に丸太を埋め、両端にハンマーで鉄のくいを打ち込み固定した。土は突き固め、道は約4時間で階段状に一新された。大阪府から視覚障害者約50人が散策に訪れ、整備したばかりの道をヘルパーに付き添われてつまずかずに歩いた。

 5、6日の大茶会期間中、「ガイドの会」は観光客を案内し、宝積寺では千利休や豊臣秀吉にふんしてもてなす。中島三郎会長(69)は「国文祭の後も長く使われる道なので、誰もが安心して通れるように直せてよかった」と話している。

2011年11月01日 10時05分

茶の湯裏千家 点前を楽しむ (NHK趣味悠々 茶の湯)
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NHK出版

高架橋の構造に感心 長岡京の児童、「にそと」見学

2011-10-25 11:33:16 | 地 geography
第二外環状道路の橋げた内部を見学する児童たち(長岡京市下海印寺) 長岡第五小(京都府長岡京市下海印寺)の5年生がこのほど、同市下海印寺で京都第二外環状道路(通称「にそと」)の工事現場を見学した。児童たちは高架橋の内部を見たり、橋の構造を学ぶ実験を行うなどして、建設技術の一端に触れた。

 国土交通省京都国道事務所などが主催した。児童約170人は高さ約10メートルの高架橋に上り、空洞になっている橋げたの内部に入った。建設会社の社員から「空洞にしているのは、橋げたをなるべく軽くして強度を保つためだよ」と説明を受け、児童たちは感心したようにうなずいた。

 高架橋の上では、砂とれんがだけで小型のアーチ橋を造る実験も行い、児童が実際に上を渡って耐久度の高さに驚いていた。近くの小泉川では京淀川漁業協同組合の協力でアマゴの放流も行った。

 岩本真依さん(10)=泉が丘=は「道路や橋を造るのに、思った以上にすごい技術を使っていることがよく分かった」と話した。

 京都第二外環状道路は、京都縦貫自動車道の一つで京都市西京区と久御山町間15・7キロを結ぶ。乙訓・洛西地域の渋滞緩和や名神京都南インターチェンジと京都縦貫沓掛インターチェンジ間の時間短縮効果が期待される。うち久御山町と大山崎町間は2003年に開通。現在は長岡京市と西京区にまたがる西山トンネルなどの工事が進んでいる。

【 2011年10月25日 10時18分 】

あまご ぼっか煮
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有限会社さわ

住民集い憩う場に 世代間交流スポット完成 千里ニュータウン佐竹台

2011-10-12 11:37:01 | 地 geography
地域の世代間交流の場としてオープンした「さたけん家」=吹田市佐竹台2丁目 千里ニュータウンにある佐竹台近隣センター(大阪府吹田市佐竹台2丁目)内に、地域住民が気軽に集い、木のぬくもりを感じながら交流できるコミュニティースポット「さたけん家(ち)」が完成した。地域の新たな世代間交流の場として期待を集めている。
地域の世代間交流の場としてオープンした「さたけん家」=吹田市佐竹台2丁目

 世代間交流のスポットづくりに取り組んだのは、地元で活動する「佐竹台スマイルプロジェクト」(水木千代美代表)と、佐竹台地区連合自治会(谷川一二会長)を中心とした地元の有志たち。

 同プロジェクトではこれまでにも、子どもの見守りスポット「ハッピースポット」を市立佐竹台小学校に設置したほか、市がマンション1室の寄贈を受けて開設した地域交流室「おひさまルーム」で子育て支援プロジェクトを実施するなどしている。

 「さたけん家」は、1962年の千里ニュータウンのまちびらきとともに佐竹台へ入居し、現在は市内の別の場所に引っ越した坂本美千代さん(77)が、同センター内で営んでいた書店を改装した。

 近隣に大型商業施設が進出するとともに客足が遠のく中、店じまいを考えていた坂本さん。水木代表から「子どもから大人まで、佐竹台のみんなが集える居場所をつくりたい」と声を掛けられ、50年守り続けてきた店を提供する決心をした。

 1階のカフェには、坂本さんが書店で愛用してきた書棚などを残しながら、真新しいスギ板のテーブルやキッチンカウンターが備え付けられた。かつて居住スペースだった2階は、地域住民がゆったりとくつろげる憩いの場として、床面にスギ板を敷き詰めた部屋など3部屋が設けられている。

 木材は、ハッピースポットの建設にも携わった吉野木材若手軍団「team KASUGAI(チーム・カスガイ)」(石橋輝一代表)のメンバーが、「さたけん家が山と街をつなぐシンボルの存在になり、吉野の木の良さを全国にPRできれば」と無償で提供。室内の至る所に吉野産のスギやヒノキを使った意匠があしらわれ、木のぬくもりが感じられる優しい空間に仕上がっている。

 施設は、初めて佐竹台で入居が始まった日と同じ9月15日に正式オープン。谷川連合自治会長は「千里ニュータウンで最初のまちびらきがこの佐竹台で行われて間もなく50年。無縁社会といわれる今日に、“さたけん家”が地域の人々の本当の居場所となって、近隣センターが世代間交流の場として再生するきっかけになれば」と話していた。

大阪日日新聞

新しき故郷―千里ニュータウンの40年
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NGS

音楽バックに星旅行 向日市天文館「七夕コンサート」

2011-08-15 17:16:16 | 地 geography
電子ピアノの演奏を聞きながらプラネタリウムで夏の夜空を眺める来場者(向日市天文館) 音楽の生演奏を聞きながらプラネタリウムを鑑賞する「七夕コンサート」が13日、向日市向日町の市天文館で開かれた。電子ピアノの柔らかな音色が館内に響く中、家族連れらが頭上に輝く夏の星座の映像を眺め、ひととき暑さを忘れた。

 星が最も良く見える時期とされる、旧暦の七夕前後の8月第2土曜に同館が催しており、今年で17回目。

 向日市でピアノ教室を開いている塚本文子さんと尾藤純子さん、兵庫県在住の岩城周子さんの3人が出演した。塚本さんと尾藤さんが交代でピアノを弾き、岩城さんは演奏をバックに自作の童話を朗読した。

 バッハ、ショパンといったクラシックから童謡、映画音楽まで計10曲を披露。ホルストの組曲「惑星」から「木星」も演奏され、雰囲気を盛り上げた。

 来場者は、星の光に満たされた館内で奏でられる音楽に身を浸し、映像を眺めたり時々目を閉じたりしてリラックスしていた。

 また夜には天体観望会も開かれた。同館の天体観測室に備え付けの直径40センチの反射望遠鏡を使って、わし座のアルタイル、こと座のベガ、はくちょう座のデネブの「夏の大三角」を探したり、屋上で月を観察するなどし、親子らが楽しんだ。

【 2011年08月14日 10時43分 】

浴室用プラネタリウム 「ホームスター スパ(HOMESTAR Spa)」
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セガトイズ

子どもたちが壁画 地下道明るくなった 吹田

2011-08-11 14:58:51 | 地 geography
 吹田市のJR東海道線の下をくぐる自転車・歩行者専用道「岸部南地下道」(約250メートル)で、子どもたちが壁画を描く「トンネルアート」がほぼ完成した。市民らでつくる「現代美術を愉(たの)しもう塾」が参加者を募り、7日も約20人の小学生らが夢中になって絵筆を動かした=写真=。

 コンクリートの壁が続く地下道を明るくしようと、管理する市の許可を受け、2年前から夏休みの土日などに実施。これまでに延べ約350人が参加し、今夏は7月初旬から北側の出入り口近くの両側の壁(長さ約60メートル、高さ2・8メートル)に描いている。

 7日は、同塾が招いた若手画家ら6人が指導。子どもたちは、魚やタコなどが泳ぐ海や、手をつないで楽しそうに遊ぶ子どもたちなど、原画をもとにチョークで下絵を描き、アクリル絵の具で色を付けた。

 天から降りてくる階段を描いた同市立東佐井寺小6年の朝野莉央君(11)は「大きな壁に好きな絵を描けるので楽しい」。
(2011年8月8日 読売新聞)

ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン
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美術出版社

JR京都線に新駅 摂津富田-茨木間

2011-07-31 15:38:53 | 地 geography
 JR西日本と茨木市は29日、JR京都線の摂津富田―茨木駅間の同市庄1丁目に新駅・JR総持寺駅(仮称)を設置すると発表した。2018年春の開業を目指し、来春着工する。

 発表によると、新駅の南側には昇降機メーカーの工場跡地があり、大京などの不動産会社が宅地などを開発する予定。駅の工事費は約56億円で、JR西日本が半分、国と市が残りを負担。線路をまたぐ自由通路と歩道は国と市が、駅前広場や駐輪場、アクセス道路は不動産会社が整備する。駅名や停車する電車の種類は今後決める。1日当たりの乗降客数は1万4千人程度を見込んでいるという。

 茨木市内にあるJRの駅はこれで二つめ。野村宣一市長は「新たな交通結節点として魅力的なまちづくりを進めたい」と話した。

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防災・防犯ポイント歩いてマップ作り 大山崎の児童

2011-07-22 08:17:49 | 地 geography
自分の目で確かめた防災、防犯上のポイントを地図に書き込む児童(大山崎町・町立中央公民館)京都府大山崎町大山崎鏡田地域の小学生12人がこのほど、地元を歩いて防災・防犯マップ作りに取り組んだ。消火栓のある場所や「駆け込み寺」となっている民家など自分の目で確かめたポイントを書き込んだ。

 鏡田地域は低地にあり、桂川の氾濫時には5メートル以上の高さまで浸水する危険がある。防災・防犯地図の作製は、鏡田連合自治会自主防災組織が昨年から準備を進めていた。

 児童は2班に分かれて巡り、防火水槽や防災倉庫を見つけ写真に収めた。危険時に駆け込める「こども110番のいえ」のステッカーが張られた民家や、交通量が多いのに信号がない場所を撮った。

 続いて町立中央公民館で、写真を切り張りしたり、防災や防犯、交通安全のポイントとなる場所にシールを張って色分けした。自由な発想でにぎやかに作業を進め、1時間でオリジナルのマップを完成させた。

【 2011年07月21日 11時55分 】

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アーテック

インドネシア教員、大山崎中を訪問 情報通信教育を視察

2011-07-06 09:19:08 | 地 geography
インドネシアの小中学校の教員らが4日、京都府大山崎町円明寺の大山崎中を訪れ、コンピューターを活用した授業や図書管理システムなど校内の設備を視察した。

 同国のジョクジャカルタ特別州の小中学校の教職員や同国の情報通信省のスタッフら約20人。教育現場での情報通信技術の事例を学ぶ研修で来日し、6月27日から府内の学校を巡っている。

 一行はまず、同中学のコンピュータールームで、生徒が修学旅行の体験をまとめ、パワーポイントで発表する様子を見学。その後、図書室の蔵書管理や生徒の成績管理システムなどについて教員から説明を受け、端末を使って日本の学習用ソフトを体験した。参加者は「システムや機器はインドネシアと似ている部分が多いが、日本の生徒たちがよく理解して使っている」と感想を話していた。

【 2011年07月05日 11時54分 】

インドネシア全二十七州の旅
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めこん

神社仏閣…散策 大山崎町などで天王山ウオーキング

2011-05-22 11:44:46 | 地 geography
天王山周辺を散策する「春の天王山ウオーキング」が21日、京都府大山崎町などで開かれた。好天の下、約300人が新緑をめでながら、神社仏閣や工場などをのんびりと見て歩いた。

 天王山ウオーキングは、地元の自然や歴史遺産の魅力を知ってもらおうと、「大山崎ふるさとガイドの会」が毎年春と秋に開催している。天王山の山麓を歩く5キロのコースと、山頂まで登る7キロのコースの2種類を設定、近畿一円から約300人が参加した。

 参加者は、午前9時に大山崎ふるさとセンターに集合、町歴史資料館を見学した後、ふるさとガイドの会のメンバーの案内でグループごとに出発。離宮八幡宮や宝積寺、山崎聖天、アサヒビール大山崎山荘美術館などを巡り、小倉神社で昼食を楽しんだ。その後、長岡京市のサントリー京都ビール工場を見学し、つぎたてのビールを味わった。

 参加者は、初夏の汗ばむ陽気の中、カメラを手にガイドの丁寧な説明に聞き入り、「こんなに見どころがあるとは思わなかった。交通の便も良く、また来たい」と喜んでいた。

【 2011年05月22日 10時28分 】

蘭花譜―天王山大山崎山荘
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同朋舎出版

長岡京の第二外環トンネル掘削、児童ら見学

2011-02-26 16:52:08 | 地 geography
京都府長岡京市奥海印寺西代の京都第二外環状道路(にそと)の建設予定地で「西山トンネル(仮称)」の工事が進んでいる。25日、長岡第五小の児童らが現場を訪れ、トンネル掘削の工法や重機の実演などを見学した。

 京都第二外環状道路は2012年度末完成予定で、同市奥海印寺-京都市西京区大原野間では西山トンネル(約2・3キロ)の建設を計画。京都市側からはまだ掘削に着手していないが、長岡京市側からは1月から作業がスタートし、約20メートルほど掘り進んでいる。今回は、国土交通省京都国道事務所や市などが近くの長岡第五小の6年生135人を招き、見学会を企画した。

 児童らは、建設会社の社員から、発破やドリルでの掘削、地山の補強などトンネルの工法について説明を受けながら、トンネル坑口に立ち、重機の作業などを見学。濁水処理などの工事の仕組みを実験で体感した。

 子どもたちは「いろいろな段階があって道路ができることが分かった。ずっと大きな音がする中での作業は大変」などと話した。また、「山が削られるのはショック。ちゃんと自然を残してもらえるならいい」といった声もあった。

 にそと建設後、周辺には市が西代公園の整備を計画している。


桂川の生物多様性考える 松尾大社で講座

2010-12-09 09:08:46 | 地 geography
京都市内を流れる桂川の生物多様性をテーマにした「桂川講座」が7日、西京区の松尾大社であった。今年から桂川の生物や水質調査を始めた桂徳小の児童たちが活動内容を報告したほか、専門家の講演もあり、川の今後について考えた。
 講座は、右京区の淀川管内河川レンジャー中村桂子さんが開いている。桂川流域の河川レンジャーや区内の桂徳小の4年生ら、計約80人が参加した。
 桂徳小の活動報告では、児童代表が、川に住む生物や桂川中流域の水質に関する調査、ペットボトルを使って行った水質浄化実験などについて報告した。
 このあと、河川レンジャーのメンバーが、カラスウリやヒシなど、桂川沿いに生える植物を紹介しながら、「これからも桂川を歩いて調査を進めて」と激励した。
 講演会では、生物多様性ジャパン事務局の川道美枝子さんが解説した。アライグマやヌートリアなど桂川周辺で見られる外来生物のため、これまでの生態系は危険にさらされると指摘。「様々な生き物がいることが自然の豊かさにつながる。生物多様性は、広い視点を持ち、人間の力で守らないといけない」と訴えた。

西日本高速道路の社員による出前授業

2010-11-26 16:34:31 | 地 geography
第二大山崎小、出前授業で高速道の技術実験学ぶ (京都新聞) - Yahoo!ニュース

西日本高速道路の社員による出前授業が25日、京都府大山崎町円明寺の第二大山崎小であった。阪神大震災(1995年)後に進んだ耐震改修や、雨が路面にたまらないようにする舗装技術、防音壁の効果などを、児童は実験を見学しながら楽しく学んだ。
 京都第二外環状道路や名神高速道路など、町と縁の深い交通網の建設や管理にかかわる仕事を子どもに知ってもらおうと、同社京都工事事務所(京都市山科区)が企画した。
 総合学習の授業の一環で臨んだ5年生48人は、クイズ形式で高速道路の総延長や交通量について学習した後、実験を見学。道路と橋脚の間にゴムを挟むと、揺れても被害が軽く済む様子を実際に目で確かめた。音量計測器を使い、防音壁で騒音が小さくなることも試した。
 座学にとどまらない内容とあって、児童たちは食い入るように社員の実演を眺めていた。

最終更新:11月26日(金)10時39分

国内100ヵ所「山旅」50年を写真集に 西京の男性

2010-11-18 01:26:22 | 地 geography
半世紀に渡り趣味の登山を続けてきた京都市西京区の松田直久さん(70)が、登頂した国内100カ所の写真集「山旅50年 松田百山」を自費出版した。紅葉で赤や黄に染まった山の尾根や、たくましく生きる植物の写真を、エッセーとともに掲載した。「自然は人を受け入れてくれる。自分の人生を豊かにしてくれた山の魅力を伝えたい」と話す。

 17歳の時、父親に連れられて奈良県の大峰山に登ったのをきっかけに「山旅」にのめり込んだ。建築設計事務所などに勤める傍ら、多い時には年に70日間は登山に費やした。

 「登頂することが目的のピークハンターだった」(松田さん)が、9年ほど前に胃の手術を経験してからは、四季の山の美しさをじっくり味わうようになった。

 写真集には、高校卒業からこれまでの約50年間に、泊まりがけで出かけた100山を収録した。初めて北アルプスを訪れた際に登った燕(つばくろ)岳や槍ケ岳をはじめ、京都の愛宕山の遠望や滋賀の伊吹山に咲く花々の写真を選んだ。

 なかでも燕岳は最も好きな山といい、雪解け前の春の尾根をとらえた一枚を収めた。自分の姓と同じ「松田岳」が北海道にあると知って妻と一緒に出かけ、頂上で手作りの記念札を持って撮ったユーモラスな写真も、後書きに添えた。

 今年10月で、山旅の回数は300回を超えた。松田さんは「登山ブームの中高年層の方々にも、手にとってもらえればうれしい」と話している。文芸社刊、B5判128ページ。税込み2310円。

【 2010年11月17日 10時16分 】京都新聞


秋の風情 休耕田にコスモス、向日の市道沿い

2010-11-02 16:00:24 | 地 geography
京都府向日市寺戸町の休耕田で、コスモスの花がいま、最盛期を迎えている。商業施設や駅に近く、買い物や通勤、通学でそばを通る市民らに秋の風情を届けている。

 地域の農家組合が、市から栽培管理を委託され、毎年、夏は「市民の花」のヒマワリ、秋にはコスモスを咲かせている。場所は年により異なるが、昨年と今年は阪急東向日駅と寺戸町連合自治会事務所を結ぶ市道沿いの休耕田を利用した。

 500平方メートルほどの休耕田では、ピンクや白、赤色のコスモスの花のじゅうたんが広がり、秋の風に揺れている。また、遅咲きなのか、中にポツリとヒマワリの花も見える。

 市産業振興課によると、コスモスは、ヒマワリが終わるころ合いを見計らって種をまくため、ピーク時でも丈が1メートル以下と通例より低く、子どもの目線でも楽しめる、という。今月半ばまで見ごろ。

【 2010年11月02日 10時21分 】京都新聞


京田辺39・9度は幻に 気象庁、6地点取り消し

2010-10-01 08:52:06 | 地 geography
9月5日に9月として国内観測史上最高の39・9度を記録した京都府京田辺市の地域気象観測システム(アメダス)につる性の植物が絡まっていた問題で気象庁は30日、「観測環境が不適切で、観測データに問題がある」とし、「疑問値」扱いにして観測史上の順位などの統計に用いないことを決めた。同時に、全国のアメダスを緊急点検した結果、京田辺を含む15地点で雨量計に草がかぶさるなどしていたことが判明し、京田辺など計6地点の記録を取り消した。

 この結果、9月史上最高気温は埼玉県熊谷の39・7度(2000年9月2日)、今年一番の暑さは岐阜県多治見の39・4度(7月22日)に統計修正する。

 データに問題があるとされたアメダスは京田辺のほか、宮城、茨城、埼玉、岡山、徳島の6府県の各1地点。京田辺は気温と降水量、残り5地点は降水量を疑問値とした。これらは公式データとしては扱わず、平均気温の統計や、月間、年間の総降水量からも除く。8県の計9地点は「データそのものに問題はなかった」とした。

 京田辺市のアメダスは、昨年まで全国ランクの暑さを記録したことがないのに今夏は8月以降、計6回「暑さ全国一」を記録した。京都新聞社が9月6日に京田辺市薪にあるアメダス観測機器を確認したところ、周囲に草が生い茂り、気温観測のため外気を取り入れる通風筒に大量の草のつるが絡み付き、観測データに疑義があることが分かった。気象庁は30日までに、「高温」の続いた8月25日~9月6日の間の京田辺の気温記録をホームページから削除した。

【 2010年09月30日 23時34分 】 京都新聞

降水確率50%は五分五分か (DOJIN選書 8)
村山 貢司
化学同人