国民文化祭「大茶会」の開催を前に、京都府大山崎町のボランティアガイドが、会場となる宝積寺とアサヒビール大山崎山荘美術館を結ぶ天王山の山道を、町職員と手作業で整備した。丸太をはめ込んで土を突き固めた本格的な「普請」で、汗を流したガイドたちは「多くの人に来てもらいたい」と期待する。
整備したのは、寺の境内と美術館敷地を結ぶ東西約40メートルの坂道。随所で土砂が崩れて凸凹ができ、スムーズな通過が難しかった。「大山崎ふるさとガイドの会」にとって長年の懸案だったが、財政難を抱える町は費用を捻出(ねんしゅつ)できずにいた。
そこで、多くの人が町内の社寺や美術館を周遊する国文祭を機に、町と協力して手弁当で道直しに取り組むことにした。参加したのはガイド17人と町職員4人。坂に丸太を埋め、両端にハンマーで鉄のくいを打ち込み固定した。土は突き固め、道は約4時間で階段状に一新された。大阪府から視覚障害者約50人が散策に訪れ、整備したばかりの道をヘルパーに付き添われてつまずかずに歩いた。
5、6日の大茶会期間中、「ガイドの会」は観光客を案内し、宝積寺では千利休や豊臣秀吉にふんしてもてなす。中島三郎会長(69)は「国文祭の後も長く使われる道なので、誰もが安心して通れるように直せてよかった」と話している。
2011年11月01日 10時05分
整備したのは、寺の境内と美術館敷地を結ぶ東西約40メートルの坂道。随所で土砂が崩れて凸凹ができ、スムーズな通過が難しかった。「大山崎ふるさとガイドの会」にとって長年の懸案だったが、財政難を抱える町は費用を捻出(ねんしゅつ)できずにいた。
そこで、多くの人が町内の社寺や美術館を周遊する国文祭を機に、町と協力して手弁当で道直しに取り組むことにした。参加したのはガイド17人と町職員4人。坂に丸太を埋め、両端にハンマーで鉄のくいを打ち込み固定した。土は突き固め、道は約4時間で階段状に一新された。大阪府から視覚障害者約50人が散策に訪れ、整備したばかりの道をヘルパーに付き添われてつまずかずに歩いた。
5、6日の大茶会期間中、「ガイドの会」は観光客を案内し、宝積寺では千利休や豊臣秀吉にふんしてもてなす。中島三郎会長(69)は「国文祭の後も長く使われる道なので、誰もが安心して通れるように直せてよかった」と話している。
2011年11月01日 10時05分
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