特殊班突入!捜査員が見た「おしどり夫婦のなれの果て」

2012-03-05 17:28:39 | 民 people
長田武士容疑者が立てこもった自宅=2月28日午後3時47分、大阪府高槻市別所中の町(沢野貴信撮影)「出ていかんと死ぬぞ」。興奮した男の声が住宅街に響いた。2月28日朝、大阪府高槻市別所中の町の男の家を訪れた知人女性が2階のベッドで亡くなっている男の妻を発見し、110番。大阪府警の捜査員が駆けつけたが、男は果物ナイフを自分の首に突きつけて「死ぬぞ」と叫び、1階のリビングに立てこもった。捜査員が続々と集結し、厳戒態勢がしかれる民家周辺。静かな住宅街は緊迫した雰囲気に包まれ、住民らは固唾をのんで一部始終を見守った。捜査員が突入し、男を殺人容疑で緊急逮捕したのは約3時間半後。突入と同時に男は自分の胸をナイフで刺し、自殺を図った。男の常軌を逸した行動。その裏にある事件までの謎の1週間とは-。

 ■社内ではおしどり夫婦

 男は会社員の長田武士容疑者(32)。妻は同じ会社に勤める恭子さん(38)で、首には絞められたような痕があり、司法解剖の結果、窒息死と判明した。長田容疑者は「先月26日に妻を殺した」と話しているという。

 夫婦の勤務先は高槻市内の建設会社。会社によると、恭子さんは総務部に所属し、長田容疑者は工事現場で現場監督や管理を担当していた。長田容疑者は平成10年4月に高卒で入社。後に入社してきた恭子さんと約5年前に結婚したという。

 事件後、上司は「仲のよい夫婦でトラブルを聞いたこともなかった。恭子さんはいつも明るく、長田容疑者はまじめに働いていた。本当に驚いている」と信じられない様子で話した。

 だが、夫婦の異変は立てこもり事件の1週間前から始まっていた。先月21日以降、恭子さんは欠勤が続き、長田容疑者は「妻はインフルエンザで休んでいる」「しんどそうだ」などと説明。自身も事件から1日前の27日から無断欠勤していた。

 ■「何で警察沙汰になってんねん」

 恭子さんの欠勤が始まった先月21日、遺体の第一発見者となる知人女性は恭子さんと会う約束をしていた。だが、恭子さんは現れず、以降、連絡がつかなくなってしまった。恭子さんは几帳面(きちょうめん)な性格で、約束をすっぽかすことはこれまでになかったため、女性は「恭子さんの身に何かあったのではないか」と不安を募らせていった。

 そして同27日昼ごろ、夫婦宅を訪れ、長田容疑者に恭子さんとの面会を求めたが、拒否された。

 「おかしい」。危機感を抱いた女性は「恭子さんと連絡が取れず、会わせてももらえない。何かあったのではないか」と、夫婦宅近くから、110番した。駆けつけた大阪府警高槻署員が、「奥さんと話がしたい」と呼びかけると、長田容疑者はチェーンロックをかけた玄関ドアを数センチだけ開け、「妻は風邪で寝ているだけなので帰ってくれ」と拒んだ。

 「なんで警察沙汰になってんねん」、「敷地に入るな」などと興奮した様子も見せていた。

 署員は、約50分間にわたって説得を続けたが、長田容疑者がドアを開けることはなく、署員は詳しい状況を確認できないまま引き上げたという。同署は「夫婦のトラブルについて、これまでに相談は一切なかった。直ちに立ち入る緊急性はないと判断した」としている。

 ■3時間半の説得

 翌28日朝、再び夫婦宅を訪問した女性は、心配して様子を見に来た夫婦の会社の上司の男性と家の前で偶然会った。午前10時16分、男性の求めに応じた長田容疑者に招き入れられた2人は、2階寝室のベッドの上で、あおむけに倒れている恭子さんを発見。恭子さんはすでに死亡していた。

 「早く来てください」。女性の110番で同署員らが駆けつけると、長田容疑者は突然興奮し、ナイフを手に1階のリビングに駆け込んだ。

 「家から出ていかないと死ぬぞ」。長田容疑者は自分の首にナイフを突きつけて叫び続けた。

 事態の急転を受け、府警本部から立てこもり事件に対応する捜査1課特殊班(MAAT)の捜査員が臨場。パトカーや救急車も次々と集まり、辺りは騒然となった。捜査員の姿には興奮したが、女性の入室には抵抗しなかった長田容疑者。女性が説得を申し出たため、捜査員は女性を通じて長田容疑者の説得にあたろうと判断。玄関先で長田容疑者から隠れるようにして待機した。

 リビングに入り説得を続ける女性。午後1時ごろ、いったん退室した女性は、捜査員に「長田容疑者が30分後に出てくると言っている」と伝えた。だが、長田容疑者は時間になっても出てくる気配はなく、再び自殺をほのめかし出した。

 ■突入の決断

 「もうこれ以上はあかん。ぼちぼちやな」

 捜査員の間で緊迫感が高まりだしたとき、長田容疑者がストーブに点火。火の気が加わったことで、捜査員は再びリビングに入っていた女性の身の危険を考慮し、突入を決断した。

 午後1時47分。女性が再び外に出てきたのと入れ替わりに、捜査員がリビングになだれ込んだ。その瞬間、捜査員らに背を向けていた長田容疑者からうめき声が。急いで駆け寄ると、長田容疑者の胸から血が流れ出していた。

 「救急隊の人、担架持ってきて」

 捜査員の叫び声が響き渡り、自殺を図った長田容疑者は上半身を裸にされ、搬送された。病院で手当てを受け、命に別条はないという。近所の主婦は、「普段は静かなところなので、こんな事件が起きて驚いたが、ほかにけが人が出なくてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 ■2人の間に一体何が

 恭子さんの無事が最後に確認されたのは2月20日。このときは、職場で普段通り仕事をこなしていたという。事件後、会社は従業員らに夫婦について尋ねたが、トラブルなどは一切浮かんでこなかった。

 殺害した妻の遺体を放置し、発覚後には立てこもって自殺を図る…。普段の長田容疑者からは、想像もできない行動だと周囲は口をそろえる。わずか1週間で夫婦に何があったのか。同署は長田容疑者の回復を待ち、1週間の謎の解明に向けた本格的な事情聴取を始める。

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幸福な生き方
西嶋和夫
日本経営合理化協会出版局

高校教諭と市職員覚醒剤で逮捕

2012-03-01 16:08:48 | 民 people
インターネットで知り合った大阪の高校の教諭と大阪市の職員が、一緒に覚醒剤を使ったとして警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、大阪府立島本高校の音楽教諭、中冨洋容疑者(40)と、大阪市水道局の職員、永田雄一郎容疑者(37)です。
兵庫県警察本部の調べによりますと、2人は、先月7日、大阪・茨木市の中冨容疑者の自宅で、一緒に覚醒剤を使ったなどとして、覚醒剤取締法違反の疑いがもたれています。
調べに対して、2人はいずれも容疑を認めているということです。警察によりますと、中冨容疑者は2年ほど前から覚醒剤を使い始め、その後、インターネットの交流サイトを通じて知り合った永田容疑者に覚醒剤の使用を持ちかけたということです。
警察は、覚醒剤の入手ルートを調べています。
覚醒剤を使ったとして職員が逮捕されたことを受けて大阪市水道局の前田邦典理事は、「市役所全体で違法薬物根絶の取り組みを行うなかでの発生で市民の信頼を著しく損ね、深くお詫びします。職員に対する違法薬物への研修を強化するとともに、今後、厳正な処分を行いたい」と陳謝しました。

03月01日 12時47分

歌舞伎町のシャブ女王―覚醒剤に堕ちたアスカの青春
石原 伸司
バジリコ


待望の自治会館完成 長岡京大鼓山・東山地域

2012-02-26 11:28:51 | 民 people
落成式の後、真新しい集会室を眺める参列者(長岡京市奥海印寺の大鼓山・東山自治会館) 京都府長岡京市奥海印寺の大鼓山・東山地域に新築された自治会館で25日、落成式があった。住民や来賓ら35人が構想から10年越しの完成を祝い、交流や防災の拠点としての活用へ、思いを新たにした。

 大鼓山・東山地域は十数年前から竹林の宅地開発が急速に進み、現在は約280世帯が住む。自治会館の建設は長年の目標で、昨年9月に着工した。総工費は住民の積立金と市補助金を合わせ、約2400万円。

 落成式では大鼓山自治会の太田天史会長(70)があいさつし、住民や市の協力に感謝。「気軽に集まり、ふれ合える場所として活用したい」と抱負を述べた。小田豊市長ら来賓の祝辞に続き、設計や建設を担当した業者に感謝状が贈られた。

【 2012年02月26日 10時40分 】

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LEDキーホルダー光った 神足小でファミリーフェス

2012-02-19 11:38:52 | 民 people
発行ダイオード(LED)を利用したキーホルダーを作り、点灯を試す子どもや見守る保護者ら(長岡京市・神足小) 京都府長岡京市の神足小で18日、「神足ファミリーフェスティバル2012」が開かれ、地域の子どもや保護者などが参加し、工作や昔の遊び、ゲームなど多彩な催しを楽しんだ。

 地域で子どもを育て、世代を超えた交流を深めようと、同小校区の青少年健全育成推進協議会などが毎年、実施している。

 今年はステンドグラス風の掲示板の制作と、市民団体「環境の都づくり会議」のメンバーらの指導による発光ダイオード(LED)を使ったキーホルダー作りに初めて取り組んだ。

 掲示板は縦90センチ、横180センチの透明なアクリル板。中央に神足小の校章を大きく描き、その周りに水性塗料で赤や青、黄など色づけした小さなアクリル板を張り付け、ステンドグラス風にする。

 またLEDを使ったキーホルダーは、魚形のしょうゆ差しの腹部にボタン電池を入れ、口からLEDのリード線2本を差し込み腹部を押すと、口の外側に突き出たLEDが発光する仕組み。親子らが夢中で作っていた。

 ニュースポーツや、桃と梅の木の植樹などもあり、参加者は冬の休日を満喫していた。

【 2012年02月19日 11時16分 】

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吹田市民と阪大生 演劇コラボ挑戦

2012-02-18 13:20:52 | 民 people
 公募の市民と大阪大の学生たちが、劇作家で同大コミュニケーションデザイン・センター教授を務める平田オリザさんの演劇作品「海よりも長い夜」で共演する。初めての舞台公演が25、26の両日、大阪府吹田市文化会館メイシアター(泉町2丁目)小ホールで行われる。
公演に向けて稽古に励むメンバーら

 吹田市は、昭和30~40年代に建設された「千里ニュータウン」などで少子・高齢化が進む一方、市内に五つの大学があるため、昼間人口では若い世代の占める割合が高い。こうした若者と中高年が共存する地域性に着目し、特に40歳以上の熟年層を中心に出演者を募集し、学生と一緒に舞台づくりに取り組んでもらうことになった。

 2010年に開かれた同館の開館25周年を記念したシンポジウムで基調講演した平田さんが「演劇の経験によって市民と大学生にコミュニケーションの力をつけてもらおう」と、呼び掛けたのがきっかけ。同館と同大の共同事業として実施される。

 上演作品の「海よりも長い夜」(1999年初演)は、廃寮が決まった学生寮を舞台に繰り広げられる会話劇で、寮廃止反対運動から市民運動に発展したある集会を通して、一つの集団の崩壊の過程と、そこに潜む狂気を克明に描いた平田さんの代表作。平田さんが監修を担当し、同センターの特任講師を務める劇作家で「劇団衛星」代表の蓮行さんが演出を手掛ける。

 昨年5~8月に市の広報誌などを通じて出演者を募集し、30人の応募があった。9月にオーディションが行われ、14~70歳の23人が合格。大阪大の学生13人が加わり、総勢36人が「星」と「月」の2グループに分かれ、ダブルキャストで公演に臨む。

 週1、2回のペースで全体稽古を行っており、50代のころ劇団に所属していたという最年長の和田しづ子さん(70)は「気配りができてパワーのあるすてきな学生たちと出会い、すっかり若者が好きになった。物静かで難しい内容のお芝居だが、皆さんに良かったと思ってもらえるよう全力で頑張りたい」。

 舞台俳優を目指して勉強を続けている同大大学院文学研究科の岡田かいりさん(24)は「互いに異なる価値観を擦り合わせながら、一つの作品をつくり上げるプロセスが非常に良い経験になる」と話す。

 平田さんは「市民団体の崩壊を描いたこの作品が、記念すべき協働企画の第1弾として上演されることには、大きな意義がある。予定調和になりがちな市民参加型の芸術活動の枠を打ち破る新しい社学連携の形になれば」と期待を寄せる。

 公演は25日午後1時、同5時と26日午前11時、午後3時の計4回。入場料は前売り1500円、当日2千円、学生千円。全席自由。

 問い合わせは電話06(6380)2221、同館へ。

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丹羽 敏雄
中央公論新社

<女子サッカー>なでしこFW丸山が高槻に移籍へ

2012-02-16 09:24:16 | 民 people
 サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)のFW丸山桂里奈(28)=千葉=が、今季からなでしこリーグに昇格する高槻へ移籍することが15日、分かった。16日に正式発表される。

 東京電力から米国でのプレーを経て、2010年秋に千葉へ移籍した丸山は、日本が初優勝した昨夏の女子ワールドカップ(W杯)に出場。9月に中国で行われたロンドン五輪アジア最終予選で右膝前十字靱帯(じんたい)を損傷し、全治6カ月と診断され、新シーズンでの復帰を目指してリハビリを続けていた。

 高槻は、福島第1原発事故の影響で休部した東京電力に代わり、2部に当たるチャレンジリーグから昇格する。

毎日新聞 2月16日(木)2時30分配信

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「高槻」なでしこ1部参戦

2012-02-12 11:30:03 | 民 people
練習に励む「スペランツァFC大阪高槻」の選手たち(寝屋川市で) 4月に開幕する日本女子サッカーリーグ・なでしこリーグに、高槻市の市民クラブ「スペランツァFC大阪高槻」が、府内で唯一、参戦することが決まった。2部で好成績を収めたためで、1部への昇格は3シーズンぶり。昨夏のワールドカップ(W杯)で優勝した「なでしこジャパン」から続くなでしこブームに、選手たちは「女子サッカーを大阪でも普及させたい」と意気込む。(斎藤剛)

 10日夜、寝屋川市内の市立中学校のグラウンド。選手たちが声を掛け合いながら、ミニゲームをしていた。蛍光色のビブスを着て2チームに分かれ、小刻みなパスを繰り返す。「フリー」。あいた空間にボールを出すよう指示する声が飛んだ。ボールを受け取った選手が、カラーコーン二つで作ったゴールに向かってシュート。決まると、手をたたいて喜び合った。

 同クラブは1990年、高槻市を拠点に設立された。リーグ優勝をしたこともあるが、2007年に2部に降格。09年に1部で戦ったが、1勝もできず、1年で再降格となった。奥田亜希子主将(25)は「今度こそは強いチームにも食い下がり、勝ち点を取りたい」と表情を引き締めた。

      ◇

 同クラブの選手は19~32歳の20人。プロ契約はおらず、選手たちは会社員やアルバイトなどの仕事を終えた後、平日の午後7~9時や週末、練習場に駆けつける。練習場は、高槻市周辺の照明設備のあるグラウンドや校庭などを借りており、日によって違う。

 奥田主将は、兄の影響で小学1年からサッカーを始めた。高校2年から同クラブの選手として活躍し、現在は高槻市から大阪市内の会社に通勤している。退社後は、夕食を食べる間もなく練習場へ。「練習場が転々としていて、遠い時には体力的にきついこともある。いつも時間に追われているが、好きでやっていることだから」と話す。

 選手を社員として雇用して支援するスポンサー企業もあり、ゴールキーパーの鈴木理紗選手(26)は、スーパーを経営するスポンサー企業の社員として働く。仙台市出身で、同クラブに所属して5年目。鈴木選手は「1年目は自分で仕事を探し、派遣社員として働いた」と振り返る。

 いずれも仕事とサッカーの両立に忙しい毎日だが、「サッカーをできるのが楽しい」と、笑顔で語った。

      ◇

 1部復帰を機に、クラブはこれまでの任意団体から会社組織となり、府内唯一のチームであることを強調するため、名称に「大阪」を入れた。横山稔代表(51)は「W杯の優勝で、女子サッカーの注目度が上がった。チームの力をつけ、数年後には沢穂希選手らが所属するINAC神戸と互角に戦える関西のチームに育てたい」と力を込める。

 今季のリーグ戦は4~11月、10チームが2回戦総当たりで対戦する。高槻市芝生町の市立総合スポーツセンター陸上競技場(約3000席)や、同市萩谷の萩谷総合公園サッカー場(約780席)が会場になる予定だが、人気チームとの対戦では1万人近い観客が予想され、クラブは近隣のスタジアムを借りることも検討している。

<メモ>

 なでしこリーグ 日本女子サッカーリーグは1989年に開幕し、2006年に「なでしこリーグ」の愛称がつけられた。1部は10チーム。11年は東日本大震災の影響で9チームでの戦いとなり、INAC神戸が優勝。西日本のチームはほかに、湯郷ベル(岡山県美作市)、伊賀FC(三重県伊賀市)、福岡AN(福岡県春日市)。2部の「チャレンジリーグ」は12チームある。
(2012年2月12日 読売新聞)

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一人親、共働き家庭向けキャンプ事業 長岡京のNPO

2012-02-10 11:56:58 | 民 people
NPO法人つくしクラブが普段開いているキャンプ。一人親や共働きの家庭を対象にしたワークショップを新たに計画している(長岡京市奥海印寺・西山キャンプ場) 野外活動を通じた子どもの育成に取り組んでいるNPO法人「つくしクラブ」(京都府長岡京市粟生)は今春、一人親や共働きの家庭に特化したキャンプ入門事業を初めて開く。ともに過ごす時間が少ない親子に触れ合う機会をつくるとともに、家庭同士の交流を通じ、子どもたちに人間関係づくりを学んでもらう。

 つくしクラブは小学生から高校生まで約30人が会員で、放課後の時間帯や休日などに野外活動を行い、子どもたちの育成や異年齢交流に取り組んでいる。

 一人親や共働きの家庭に着目したのは、親が仕事に追われ、子どもとゆっくり向き合う時間が少ないなどの課題が多いと見たため。尾宮文夫事務局長は「野外活動を通じて親子が触れ合えるほか、子どもが親以外の大人との付き合い方を学べる」と利点を挙げる。

 キャンプ入門は4~5月に3回のワークショップを予定。初回は京都府立植物園(京都市左京区)で参加者がゲームなどを通じて交流する。2回目は長岡京市内で石や土を使った野外料理に挑戦し、テントの張り方も学ぶ。3回目は西山キャンプ場(長岡京市奥海印寺)で1泊し、互いのつながりを深める。

 市民活動を支援する地域ファンド「京都地域創造基金」の助成金を活用し、一人あたりの参加費は1回500円に抑える。親子20組の参加を予定する。問い合わせはつくしクラブTEL075(953)0383。

【 2012年02月10日 11時37分 】

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<更生支援>自治体から…市で採用、雇用主優遇広がる

2012-02-09 09:48:53 | 民 people
 犯罪や非行歴のある人の更生支援に主体的に取り組む自治体が増えている。法務省の調査では、全国で六つの自治体が保護観察対象者などの雇用制度を導入。九つの自治体が「協力雇用主」に対する入札制度の優遇措置を設けている。

 同省保護局社会復帰支援室によると、雇用制度を導入しているのは、いずれも大阪府の吹田市▽東大阪市▽枚方市▽大阪市▽八尾市▽松原市(導入順)。10年8月以降、地元保護司会の働きかけで広まり、各市が相次いで取り入れた。

 雇用対象は、自治体によって異なるが、非行・犯罪で保護観察を受けている少年や、刑務所出所後の保護観察期間が終わった成人。6カ月間の臨時的任用(更新可)で同時期に1~2人を採用し、日給は6000~7000円程度とするケースが多い。

 既に3人の雇用実績がある吹田市の担当者は「採用者には、市民の個人情報に触れることのない事務作業の補助をしてもらうなど担当業務には十分配慮している」と説明。1人を雇用した大阪市の担当者は「明るく真面目な働きぶりで、よくやってくれた。任期中に民間の就職先が見つかったので途中退職したが、いい社会経験になったと思う」と話す。

 また、協力雇用主の優遇措置は、公共事業の(1)入札参加資格の審査(2)総合評価落札方式での落札者の決定--のいずれかの段階で業者の持ち点に加算するもの。(1)は岩手▽山形▽兵庫▽宮城▽群馬の各県と宮崎県都城市、(2)は山形県酒田市▽栃木県▽広島市が採用している。

 協力雇用主は、保護観察所などから、保護観察対象者や刑務所出所者の雇用実績を示す証明書を取得。自治体に提出すると、「地域貢献」の評価点がアップし、受注できる事業の規模が広がる。

 同室によると、優遇措置を取り入れた自治体では、協力雇用主が増えたり、実際に雇用している事業主から歓迎する声も上がったりしているという。【伊藤一郎】

 犯罪や非行歴のある人を雇用して改善更生に協力する民間事業主。昨年4月時点で9346社(個人事業主含む)が全国の保護観察所に「受け入れが可能」と登録し、570人が実際に雇用されている。業種別では、建設業(47.4%)▽製造業(15.7%)▽サービス業(15.0%)の順に多い。

2012 毎日新聞社 ALL Rights Reserved.

更生保護制度改革のゆくえ―犯罪をした人の社会復帰のために
刑事立法研究会
現代人文社

学んだ成果 軽妙に 長岡第四小児童が落語や狂言

2012-01-28 11:35:41 | 民 people
古典芸能の学習成果の発表で、落語を披露する児童(長岡京市友岡・長岡第四小) 京都府長岡京市友岡の長岡第四小で27日、児童の言語表現力を高める教育研究の発表会が開かれた。児童が授業で習った落語や狂言といった古典芸能を披露し、日本の伝統的な笑いの文化を表現した。

 同小は本年度から2年間、市教育委員会の「ことばの力」研究開発校に指定され、表現力や発表する力を向上させる授業に取り組んでいる。この日は保護者や府内外の教員が見学に訪れた。

 体育館で行われた発表には、6年生13人が登場。落語「てんしき」を演じた児童は、僧侶や町人の知ったかぶりが元で生まれるコミカルなやりとりを軽妙な語り口で表現した。

 狂言「附子(ぶす)」では、古風な言い回しと大げさな身ぶり手ぶりで古典ならではのおかしみを伝え、見学者らの笑いを誘っていた。

 各学年の授業内容も公開され、児童はエネルギー問題や食の安全について学んだ内容を発表したり、互いに意見を述べ合うなどして、学習の成果を示した。

【 2012年01月28日 11時04分 】

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障害者女性、集合住宅にサロン 長岡京、健常者と交流

2012-01-27 11:14:36 | 民 people
作品の展示室で談笑する山田さん(右から二人目)と友人たち(長岡京市長岡) 京都府長岡京市に住む障害者の女性が、障害者と健常者の交流するサロン「アトリエあや」を開設した。乙訓地域で活動するアーティストの作品展示や創作活動も行っており、にぎやかな笑いが絶えない憩いのスペースとして定着している。

 山田絢子さん(64)=今里=。脳性まひの障害を持って生まれたが、健常者の男性と結婚し、2人の子どもを育ててきた。障害者と健常者も関係なく集える場所をつくるのが長年の夢で、市にも開設を働きかけてきた。

 親が残した集合住宅に空室ができたのを機に、自分の手で夢を実現しようと決意した。半身まひの障害を抱えながら画家として活動する忌部美奈子さん(59)=同市馬場=ら友人に協力してもらい、市社会福祉協議会の助成金も活用し、長岡1丁目の住宅街にある集合住宅1階に昨年8月オープンした。

 室内は乙訓在住のアーティストらが手がけたイラストやステンドグラス、手芸品、小物、陶芸品を展示。毎週月、木、土曜日に開放し、販売も行う。山田さんの友人や近くに住む高齢者、障害者ら約10人のメンバーが三々五々集まり、おしゃべりや食事を楽しむ交流の場にもなっている。今後はアーティストを講師に招き、創作教室も本格化させる。

 山田さんは「だれでも気軽に立ち寄ってもらいたい」と話している。問い合わせは携帯電話080(6218)2140。

【 2012年01月27日 10時56分 】

マンガの中の障害者たち―表現と人権
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交通ルール、就学前園児学ぶ 向日で教室

2012-01-25 11:50:03 | 民 people
交通安全教室で信号と同じ3色の丸いパネルを園児たちに見せて、色の意味を教える向日町署の交通課員(向日市民会館) 今春に小学校入学を控える子どもを対象とした交通安全教室「ぼくとわたしの交通安全プログラム」が24日、京都府向日市寺戸町の市民会館で開かれた。市内の幼稚園と保育所の園児計約430人がクイズや劇などを通し、交通ルールを守る大切さを楽しく学んだ。

 市と市交通対策協議会が、就学前の子どもに交通ルールやマナーを覚えてもらい、安全に登下校してほしいと毎年この時期に催している。

 教室は午前が幼稚園、午後は保育所・園の園児に分けて行われた。向日町署の交通課員らが赤、青、黄色などの丸いパネルを園児に見せ、信号の色の意味などを教えた。動物の着ぐるみが登場する劇では曲がり角で飛び出さないことなどを学んだ。

 最後に代表の子どもたちが舞台に上がり、「ぼくたち、わたしたちは交通ルールを守ります」と安全を誓った。

【 2012年01月25日 11時17分 】

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被災幼稚園にランドセルを 吹田RC贈呈へ

2012-01-22 11:52:18 | 民 people
気仙沼市の子どもたちに贈るランドセルを手に取る吹田ロータリークラブの会員たち2012年1月22日

 東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の幼稚園にランドセルを贈ろうと、「吹田ロータリークラブ」(大橋弘一会長、62人)の会員11人が訪問団を結成し、22日に出発する。各園を訪問して園児に直接ランドセルを届ける。
気仙沼市の子どもたちに贈るランドセルを手に取る吹田ロータリークラブの会員たち

 同クラブはミャンマーの学校などに飲料水用の井戸を掘る活動を続けている。昨年は東日本大震災の被災地の支援プロジェクトに着手。ミャンマーへの支援活動を通じて知り合った吹田市出身で国際医療ボランティア団体「ジャパンハート」の吉岡秀人代表から紹介を受けて取り組むことになった。

 届けるのは市立「唐桑幼稚園」など5園。現地の要望を聞いてランドセル110個のほか、園庭遊具と加湿器を贈る。支援総額は約400万円で、会員から集めた募金や姉妹提携を結んでいる台湾のロータリークラブなどからの義援金も活用して捻出した。

 贈るランドセルは、現地の店舗で商品を手に取ったりカタログを見てもらったりして子どもたち一人一人に好きな色を選んでもらい、吹田市内の「イオン南千里店」で購入。「あしたはもっといいひになりますように」など会員が園児に宛てたメッセージカードが添えられている。

 このほか、会員の畳谷久仁子さん(62)が支部長を務める「ガールスカウト日本連盟大阪府支部」のメンバーが訪問先のミャンマーから持ち帰った手編みのマフラー325本も届ける。

 同支部はミャンマー民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チーさんと面会を果たしており、マフラーは現地のYMCAから「被災者に届けてほしい」と託された。

 大橋会長(76)は「自分で選んだカラーの真新しいランドセルを背負って小学校に通える日を、楽しみにしてもらいたい」と話している。

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「夢と笑い」を 漫才師松本さん、母校・大山崎小を訪問

2012-01-21 14:35:11 | 民 people
母校での漫才を終え、子どもたちと握手しながら会場を後にする松本さん(大山崎町・大山崎小) 京都府大山崎町出身で吉本興業の漫才コンビ「レギュラー」の松本康太さん(32)が20日、母校の大山崎小を訪れ、相方の西川晃啓さん(32)と芸を披露した。「ヒーロー」をお題にした掛け合いに、児童と保護者約700人が何度も沸いた。

 三浦靖PTA会長が同級生だった縁で実現し、「夢と笑い」と銘打ち企画した。松本さんは「芸人だけじゃなくてヒーローにもなりたかった」と切り出し、西川さんと漫才を始めた。見事なボケでいつまでたっても変身できない様子を演じた。テレビ番組でおなじみのコントも披露し、親子の爆笑を誘った。

 児童5人から「結婚してますか」「楽屋で好きなお菓子は何ですか」と質問を受け、軽妙にやりとりした。「いつも『芸人になりたい』と言っていた。みんなも『なりたい』と思い続けたらきっと実現します」と語り、子どもたちが作った花道を通って握手しながら会場を後にした。

【 2012年01月21日 10時35分 】

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仲間の犠牲忘れない 大山崎、ダイハツ工場で防災訓練

2012-01-18 19:13:02 | 民 people
 阪神大震災から17年を迎えた17日、京都府内唯一の犠牲者が出た大山崎町下植野のダイハツ工業京都工場で防災訓練があり、従業員747人が負傷者の救護などに取り組んだ。亡くなった社員に黙とうをささげ、記憶を風化させまいという決意を新たにした。

 訓練は震災翌年から毎年、発生日前後に催している。今年は震度5強の地震でぼやや部品の落下、けが人が出たとの想定で行った。

 災害対策本部では、連絡班の従業員が図面に火災発生場所を示す磁石を張ったり、一覧表に各部署の避難状況を書き込んだ。救護所には負傷者が次々と担架で運ばれた。医師が応急手当てをし、救護担当の従業員はカードに慌ただしく「足骨折の疑い」「気道熱傷」と症状を記し、負傷者の胸に置いていった。

 工場で阪神大震災を経験した米満重秋工場長(57)は講評で東日本大震災に触れ、「17年前の地震が風化していなかったか。単なる訓練ではなく、自分や仲間、会社を守るための活動だと心に焼き付けてほしい」と強調した。

 1995年の震災で送水管が落下し、車体の内装作業中だった吉川幸治さん(当時32歳)が亡くなった。その後は車体をつるすハンガーに自動ロックを導入したり、災害発生時の役割分担を徹底し、訓練内容も改善を重ねている。

【 2012年01月18日 11時28分 】

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