観光客増へ「るるぶ」情報充実へ 京都・向日市

2018-03-12 14:26:13 | 賞 prize

 京都府向日市は2018年度、市の魅力を多くの人に知ってもらい、足を運んでもらうため、昨秋に発行した情報冊子「るるぶ特別編集 京都向日市」の内容を充実させる。当初予算案に事業費620万円を盛り込み、市議会3月定例会で可決されれば、今秋の発行を目指す。

 市は昨年、旅行ガイド「るるぶ」を手がけるJTBパブリッシングに冊子の編集を委託し、4万部を作成した。豊富な古墳や長岡京の中心地(長岡宮)があった歴史的な見どころ、「竹の径(みち)」やタケノコといった特産の竹に関する特集、京都向日市激辛商店街などのグルメ情報を全面カラー刷りの12ページで網羅。観光客に足を運んでもらうため、京都市内のホテルや観光案内所などで無料配布した。

 改訂版は4ページ増の16ページとし、倍増の8万部を作成する計画だ。ページを増やした分、どのような情報を盛り込むかは、4月以降にJTBパブリッシングが決めるという。市産業振興課は「(毎年10月に開催している)かぐやの夕べの情報を載せて観光客に来てほしいので、9月くらいに発行できれば」としている。

【 2018年03月06日 11時46分 】


美しい街並み、2560人駆ける 京都・宇治川マラソン

2018-02-27 09:45:54 | 賞 prize
 京都府宇治市の景勝地や観光名所を駆ける第34回宇治川マラソン大会が25日、府立山城総合運動公園を発着点に開かれた。穏やかな陽光が時折差す中、アップダウンの激しいコースに、31都道府県の約2560人が挑んだ。

 市体育協会などでつくる実行委員会が主催。宇治川沿いや三室戸寺などを走るハーフマラソン、10キロと5キロの3コースで、性別や年齢により26部門を設けた。出発式で宇治中2年の安原恭太郎さん(14)と1年松本心々音さん(13)が「美しい宇治の町を自分の目標に向かって精いっぱい走ります」と選手宣誓した。

 各部門の1位は次の皆さん。

 【5キロ】<男子>中学生 佐藤圭汰(京都市)▽高校生~34歳 森口翔平(大津市)▽35歳~49歳 三浦明洋(精華町)▽50歳以上 大島修(神奈川県)<女子>中学生 柴田さくら(京都市)▽高校生~34歳 西内彩恵(八幡市)▽35歳~49歳 米田景美(城陽市)▽50歳以上 石田紀子(大阪府)

 【10キロ】<男子>高校生~29歳 丹羽祐太(京都市)▽30~39歳 桂聡史(宇治市)▽40~49歳 山端良尚(兵庫県)▽50~59歳 南藤宏和(奈良市)▽60歳以上 舩坂勝美(富山県)<女子>高校生~29歳 桶谷南実(宇治市)▽30~39歳 枡谷優華(精華町)▽40~49歳 福田晶子(大阪府)▽50歳以上 木下ゆかり(宇治市)

 【ハーフ】<男子>高校生~29歳 小田俊平(東京都)▽30~39歳 岡本渉(宇治市)▽40~49歳 三宅川信治(同)▽50~59歳 川崎聡(同)▽60歳以上 岩田忠久(兵庫県)<女子>高校生~29歳 又村菜月(八幡市)▽30~39歳 野口裕子(兵庫県)▽40~49歳 西尾総子(宇治市)▽50歳以上 片山聡子(同)

【 2018年02月26日 12時00分 】

華やか香り、洋ラン栽培の先駆者しのび展示 京都・大山崎

2018-02-27 09:43:41 | 賞 prize
 京都府大山崎町歴史資料館の小企画展「加賀正太郎と洋蘭(らん)の栽培」がこのほど、同町大山崎の大山崎ふるさとセンターで行われた。生誕130周年記念洋蘭展と記念講演、木版画集「蘭花譜」の展示があり、来場者が先人の足跡に触れた。

 加賀正太郎(1888~1954年)は大阪の実業家で、日本の洋ラン栽培の先駆者。自ら設計した「大山崎山荘」に通い温室でランを栽培する一方、実物大で写実的に描いた蘭花譜を編集した。

 洋蘭展には大山崎洋蘭会と西山らんサークル、京都洋蘭会、京都洋ラン研究会が、加賀正太郎が育成したつぼみをつける「バンダ・テレス・オオヤマザキ」など3鉢を含む約198鉢が出品され、来場者が香りに包まれて鑑賞していた。

 ランの優秀作品スライド上映のほか、蘭花譜の木版画3点と原画1点、試し刷り1点が紹介され、訪れたファンらが見入った。

 また、乙訓洋蘭展実行委員会顧問の黒崎良吉さん(88)が「洋ランサークルの歩みとランの育て方・楽しみ方」をテーマに講演した。

【 2018年02月25日 18時50分 】

気温上昇、世界各地と比較 京都・向日の中学生に知事賞

2018-02-19 10:18:27 | 賞 prize
 京都府などがこのほど実施した2017年度の統計グラフコンクールで、勝山中(向日市鶏冠井町)の3年生2人が、パソコン統計グラフの部で知事賞を獲得した。地球温暖化の影響とみられる日本の気温上昇を世界各地の事象と比較した分かりやすいグラフが高い評価を受けた。2人は「統計やグラフの意義について学んだことが生かせた」と喜んでいる。

 山村維将さん(15)と小梶未鈴さん(15)。理科部の活動の一環で統計や日本の気温の変化について研究したことからテーマ設定。山村さんが部長、小梶さんが副部長だったことでコンビを組み、昨年の夏休みから2学期初頭にかけて作品作りに取り組んだ。

 作品は「日本の冬が消滅するかも?!」と題した。まず文章で地球温暖化の悪影響などについて説明。次に1957年から2017年の日本の月別平均気温を10年刻みで表にまとめた。57年と昨年では7月の気温の差が0・3度だったのに対し、2~3月は1・6度も上昇していることを指摘している。

 57年を起点に、北極圏や赤道付近、南緯30度付近と日本の気温の上昇具合を折れ線グラフで示し、世界規模で冬の気温が上がっている中、日本の冬が最も上昇していることを実証している。

 作品は、山村さんがパソコンの表計算ソフトを使ってグラフや表を作成し、小梶さんが文章をまとめ、縦90センチ、横60センチほどの紙に拡大プリントした。表は太い線で囲むことで数字を強調。グラフは色分けしたり重ねて表示したりすることで日本と各地の比較を容易にしており、山村さんは「見る人に内容を分かってもらうことを大切にした」と説明する。

 昨年末に京都市内で表彰を受けた2人は、間もなく母校を巣立ち、それぞれの道を歩む。小梶さんは「統計について、もっと広く研究の仕方を学んでみたい」と、将来を見据えている。

【 2018年02月16日 10時52分 】

少年サッカーで日韓親善、活動評価 京都の団体に高円宮賞

2018-02-12 09:05:20 | 賞 prize
 京都府城陽市や韓国で少年サッカー大会を開いてきた日韓親善団体「さくらとむくげの会」が、草の根交流への貢献を顕彰する「高円宮賞」をこのほど受賞した。歴史や政治問題を超え、34年にわたる地道な活動が評価された。

 一般財団法人「高円宮記念日韓交流基金」の同賞は、両国の交流促進に尽力した高円宮さまの遺志を継ぎ、今回で9回目。両国から14団体が推薦され、さくらとむくげの会を含む4団体が受賞した。

 同会は城陽市民らでつくり、1983年に発足。毎年、韓国・大邱(テグ)広域市と城陽市で相互に少年サッカー大会を開き、ピッチ外でもホームステイを通じて小学生たちの異文化交流を後押ししている。

 2005年に韓国側の資金難で大会が途絶えたが、協議を重ねて09年に復活した。これまで山城地域の選手や関係者ら約1200人が交流事業に携わった。会長の高山和己さんは「韓国側は相手が日本ということで気迫がすごい」と話し、通算の対戦成績は日本側が大きく負け越している。

 高山さんは「当初は資金面で苦労し、古紙回収で遠征費を集めたこともある。世代交代など課題はあるが、交流を一生懸命続けていきたい」とさらなる発展を誓っている。

【 2018年02月06日 15時10分 】

ICTで農業課題解決 京都南部、実用化へ提案次々

2018-02-05 10:40:25 | 賞 prize
 相楽東部3町村(笠置町、和束町、南山城村)が抱えるさまざまな課題を、情報通信技術(ICT)で解決できないか考える催しがこのほど、和束町で開かれた。耕作放棄地再生や鳥獣害対策などのテーマについて、携帯アプリや、さまざまな機器をインターネットにつなぐ「IoT技術」で解決するアイデアが提案され、実用化も視野に入っているという。

 催しは、京都府と、共有の仕事場を運営する「Impact Hub Kyoto」(京都市上京区)、IT団体などでつくる「共創ラボCO―LAB Kyoto」などが呼び掛けた。3町村の住民のほか、町村外からも参加があり、昨年9月に現地視察などを行って班ごとにアイデアを練り、11月に発表会をした。

 耕作放棄地再生について考えた班は、利用者が農業を疑似体験するゲームと連動して農家が野菜などを育て、利用者に野菜が実際に届くアプリを提案した。利用者が増えるほど現実の農地利用も広がる仕組みだ。肥料などをゲームで課金することもできるという。

 班リーダーで農業やIT事業を手掛ける丸田義之さん(31)=木津川市加茂町=は「あなたの畑を見に来ませんかと誘い、地域まで足を運んでもらうこともできるかもしれない」と思い描く。

 鳥獣害対策がテーマの班は、人工知能(AI)による学習でカメラが捉えた猿、鹿、イノシシ、鳥と人間を判別できるようにした機器と、赤外線センサーで生き物を感知すると音を鳴らす機器を試作。機器をIoT技術で連動させ、センサーが感知した動物をカメラで識別、動物ごとに苦手な音を鳴らして追い払うアイデアを提案した。

 農家と援農者のマッチングをするアプリを提案した班もあった。農家がアプリで「台風が来そうなので近日中に作物を収穫したい」といった求人情報を発信し、援農者を募る。都市部が近いことも人口流出の要因になっている3町村の立地を逆手にとり、都市部から気軽に援農に来てもらえるようになれば、との思いを込めた。

 いずれも試作段階だが、ニーズがあれば実用化も検討する。問い合わせは共創ラボ075(384)0350。

【 2018年02月04日 17時00分 】



高品質の碾茶生産、京都の宇治茶農家に総理大臣賞

2018-01-29 12:41:58 | 賞 prize
 抹茶の原料である碾(てん)茶を生産する京都府宇治市白川の辻喜代治さん(48)が2017年度の農林水産祭で農産・蚕糸部門の内閣総理大臣賞を受賞し、このほど市役所で山本正市長に報告した。辻さんは「宇治の生産者を代表としていただいたと思う。これからもいいものを作っていきたい」と決意を語った。

 同賞は、過去1年間の各種品評会などで農林水産大臣賞を受けた人の中から贈られる。天皇杯、日本農林漁業振興会長賞と合わせ「三賞」と呼ばれ、三賞受賞者は宇治市内で30年ぶり。

 辻さんは1990年に実家の茶園で就農、それまでの玉露中心から碾茶に切り替えた。大半を手摘みで収穫し、よしずやわらを使う伝統的な「本ず栽培」も取り入れる。土壌診断に基づく科学的な栽培管理にも力を入れ、高品質な碾茶を安定して生産。2016年の全国茶品評会で2度目の農林水産大臣賞を獲得し、今回の受賞につながった。

 市長から祝福を受けた辻さんは「本当に名誉ある賞をいただいた。終着点ではなく、私も進化していきたい」と話した。

 辻さんの受賞を記念して、市茶生産組合は30日午前11時半から午後1時に、市役所ロビーで抹茶を振る舞う。辻さんを含む組合員が品評会に出した高品質の茶が味わえる。

【 2018年01月22日 20時00分 】

町で初、観光客向け宿泊施設 京都・久御山にゲストハウス

2018-01-22 14:30:37 | 賞 prize
 京都府久御山町に観光客向けの民宿「ゲストハウス シノン」がこのほどオープンした。町によると、観光客向けの宿泊施設は初めてという。

 篠田久和さん(63)=同町佐山=が、自宅に隣接する空き家を活用し、地域に人を呼び込むきっかけにしようと開設した。町内には事業所が多く、ビジネス客の利用も見込む。

 施設は木造2階建ての5LDKで、広さは延べ98平方メートル。2階の洋室2室と和室1室を客室とした。1階には風呂とトイレのほか共有スペースがあり、山城地域のPR冊子などをそろえたコーナーを設けた。

 伏見や宇治など周辺の観光地に隠れがちな雙栗(さぐり)神社やツバキで有名な浄安寺など、町内の名所も印刷物を自作して紹介している。篠田さんは「訪れて初めてその土地の魅力が分かる。久御山に来てもっと魅力を知ってほしい」と話している。2~6人のグループで宿泊できる。1人1泊6千円。

【 2018年01月19日 12時31分 】

「恋する恭仁京。」アート作品募る 京都・木津川の芸術祭

2018-01-02 13:39:27 | 賞 prize
 京都府木津川市内で芸術祭を隔年で開いている「木津川アートプロジェクト」(事務局・市観光協会)は、来年11月3~18日に同市加茂町で開く「木津川アート2018」の出展作家を募集している。

 今回のタイトルは、会場の瓶原(みかのはら)地域にある恭仁宮跡にちなむ「恋する恭仁京。」で、28組(うち3組は同市在住作家枠)を募る。平面や立体、映像、写真、パフォーマンスなどで地域の風景を生かした作品を求めている。

 審査を経て選ばれた作家は、来年5月に会場候補地を見学して、展示場所を決めるツアーに参加する。制作費補助(上限7万円)があり、市内で制作する場合は宿泊施設を用意する。

 来年2月末までに木津川アートのホームページで応募用紙をダウンロードして記入、企画書などをプロジェクト事務局に提出する。審査手数料は千円。事務局0774(73)8191。

【 2017年12月31日 11時47分 】

ホーム転落男性、電車1分前に救出 京都・JR長岡京駅

2017-12-25 10:23:12 | 賞 prize
 JR長岡京駅での人命救助事案で、JR西日本と乙訓消防組合は22日、重大事故を防いだとして、救出に関わった京都府長岡京市神足の松山侑矢さん(19)、朔己さん(17)兄弟と高槻市の黒田昌樹さん(24)に長岡京消防暑で感謝状をそれぞれ贈った。

 事案は10日に発生。長岡京市の男性(69)が気を失い、ホームから線路に転落、負傷した。松山さん兄弟ら5人が線路に降り、運び上げ、他の客と駅員も協力した。電車到着約1分前の「間一髪」の救助だった。

 贈呈式で同署の中尾完士署長とJR西の中條昭・京都支社安全推進室長から感謝状を受け取った黒田さんは「無事で本当に安心した」、侑矢さんは「考えるより先に体が動いていた」と振り返った。救出された男性も感謝の言葉を述べた。

 式で中條室長は「救助に対し陳謝の意を示す」とした上で「万が一の際は非常ボタンを押して安全を十分確認してから活動してほしい」と話した。

 救助協力者6人のうち松山さん兄弟の父隆さん(46)にも感謝状を贈呈。残る2人は辞退した。

開館21年、200万人達成 京都・大山崎山荘美術館

2017-12-11 10:29:19 | 賞 prize
 アサヒビール大山崎山荘美術館(京都府大山崎町)の来館者が200万人に達し、8日に記念セレモニーが行われた。来館者に記念品を贈り、節目を祝った。

 200万人目は、広島県三原市の会社員田代美香さん(39)。3度目の来訪という。粟津晶館長から16日から始まる企画展のペアチケットやビール券を贈られた田代さんは「びっくりした。この美術館は、建物も魅力的で、特に温室通路がお気に入り。また来ます」と喜んだ。粟津館長は「今後もお客様の声に謙虚に耳を傾け、満足してもらえる美術館にしたい」と話した。

 同美術館は、実業家加賀正太郎が天王山の中腹に大正から昭和初期に自ら設計・建築した大山崎山荘の本館を改修し、1996年に開館。建築家安藤忠雄氏が設計した「地中の宝石箱」「夢の箱」も建ち、全国から多くの人が訪れている。

【 2017年12月09日 10時20分 】

手もみ5時間、製茶技術競う 京都・宇治で全国大会

2017-11-30 08:28:18 | 賞 prize
 手もみによる製茶技術を競う全国大会が22日、京都府宇治市宇治の宇治茶会館などで催された。今年は初めて府内で開かれ、京都の5チームを含め全国の25チームが参加した。

 昔ながらの手もみ技術の保存継承に努めている団体でつくる全国手もみ茶振興会などが主催した。例年は主に静岡県で開催されているが、府南部で展開されている「お茶の京都博」にちなんで京都が会場に選ばれた。

 大会は3人一組で行われ、それぞれ静岡産の茶葉3キロを使用。参加者は、ガスで熱した焙炉(ほいろ)の上で約5時間、交代で手を動かし続けて茶葉をもみ込み、乾燥させながら針金状に細長く仕上げた。

 出来上がった茶は、水分が抜けて重さは約500グラム程度にまで減少。形状、色つや、味などで点数が付き、今年は新潟県の村上茶手揉(もみ)保存会が優勝した。

【 2017年11月23日 19時00分 】

テニス今西選手、全日本V 故郷の京都・宇治田原に報告

2017-11-07 09:07:44 | 賞 prize
 テニスの全日本選手権(10月19~29日)の女子シングルスで初優勝した宇治田原町出身のプロテニスプレーヤー今西美晴選手(25)が2日、同町役場を訪れ、西谷信夫町長らから祝福を受けた。

 今西選手は維孝館中から京都外大西高を経て、島津製作所のテニスチームに所属している。同大会は過去2度決勝で敗れていただけに、「絶対優勝するつもりだった。自分のプレーを信じてやり抜くことができた」と笑顔を見せ、「3年後の東京五輪に出場できるように頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。

 次の大会を控えた久々の帰省に「空気がおいしいのでリラックスしています」と柔和な表情も浮かべた。

 同席した父の修二さん(53)=同町郷之口=は「三度目の正直で勝たせてあげたかった。とにかくうれしかった」と話し、西谷町長は「町民の皆さんにとっても誇り。子どもたちにも励みになる」と喜んだ。

【 2017年11月03日 13時10分 】

嵐ファン聖地詣で、住民困惑も 京都・松本神社、絵馬が人気

2017-10-31 20:46:02 | 賞 prize
 アイドルグループ「嵐」の松本潤さんの誕生日に合わせ、城陽市観光協会が売り出した松本神社(京都府城陽市奈島)の絵馬の販売数が、2カ月で3千枚を超えた。驚いた観光協会は、要望を受けて新商品も計画する。一方、ファンの「聖地詣で」に周辺住民からは戸惑いの声も出ている。

 嵐のメンバー5人の姓と同じ名の神社は全国各地にあり、コンサートチケットの当選祈願で、「嵐神社巡り」をするファンが多い。

 松本神社も、松本さんと同じ名であることから注目を浴びた。常駐の神職がいない小さな社で、観光協会が8月30日に神社で絵馬を売り出したところ、約700枚が売れた。ネット販売も好調で、保存用を含め複数買う人もおり、谷知江事務局次長は「最初の1週間は販売や発送の対応でドタバタだった」とうれしい悲鳴を上げる。

 関西の聖地の中ではこれまで松本神社だけが授与品がなく、「やっと5枚そろった。もっといろいろ作って」と求めるファンもいる。観光協会は、大野智さんと同名で同じく「聖地」の大野神社(滋賀県栗東市)に連絡して商品化の助言を受け、年明けには携帯ストラップの販売を予定する。

 松本神社の絵馬掛け台には現在、約140枚が結ばれている。だがファンの熱い思いとは裏腹に、近所の男性は「そもそも神社の由来とは関係ないので…」と困惑気味だ。前の道路は車がすれ違うのがやっとの細さで、向かいに住む男性(45)は「ファンは必ず神社の正面写真を撮る。道に出て車にひかれそうになったり、家の敷地に入ったりする人もいる。気をつけてほしい」と話す。

 絵馬は市観光協会のホームページで販売している。問い合わせは協会0774(56)4029。

【 2017年10月31日 09時46分 】

障害者と住民楽しく交流 京都・向日の施設

2017-10-31 20:28:44 | 賞 prize
 障害者施設の利用者と住民が交流する「ひまわりフェスタ2017」が28日、京都府向日市上植野町の乙訓ひまわり園で開かれた。ステージ発表や施設製品の販売などがあり、多数の来場者でにぎわった。

 フェスタは2000年11月1日の施設の開設日に合わせた記念イベントで、05年から毎年開き今回が13回目。

 この日は利用者5人の開会宣言で開幕した。大山崎町在住のプロのギタリストわたなべゆうさんが演奏を披露し、プロの演劇グループ「乙訓戦国つつじ」の2人が明智光秀と娘の細川玉子を演じて来場者を魅了した。利用者約20人とスタッフらがアイドルグループV6の曲「WAになっておどろう」を歌い踊った。

 また、パンなどの施設製品の販売や模擬店には地域住民らの長い列ができた。近くに住む小林達三さん(77)は「普段もパンを買いに来ますが、このようなイベントもしてくれて毎年楽しみにしている。今日は雨でしたが工夫した催しで楽しかった」と話した。

【 2017年10月29日 10時40分 】