天王山の森を守れ、ドローン活用し竹林整備 京都・大山崎

2016-05-22 14:48:06 | 賞 prize
 京都府大山崎町のボランティア団体「久保川と天王山の森を守る会」のメンバーと大阪府立大の学生らが19日、同町の天王山で里山について学ぶ実習を行った。竹を間伐したり小型無人機「ドローン」で撮影したりして竹林整備の現状や今後の課題を調べた。

 同会が若者に里山の現状を知ってもらおうと、同大学で緑地環境科学を研究する中村彰宏准教授(47)に呼び掛けた。「里地・里山管理学実習」として実施され、4年の約10人が参加した。

 学生らは竹林に入り、同会で森林整備を行う住民の指導を受け、古くなった竹を一本ずつのこぎりで切り倒した。その後、上空へカメラ付きドローンを飛ばし、整備している竹林を俯瞰(ふかん)した静止画や動画を撮影した。映像データを基に間伐面積などを計算するほか、今後は定期的に撮影し整備状況をチェックするという。

 参加した二反田広希さん(22)=大津市=は「普段目にしている竹林は整備されたもので、放っておくとすぐに荒れてしまうことを実感した」と話した。

【 2016年05月20日 10時20分 】

保育施設つぶさに紹介 京都・向日のNPOが冊子

2016-05-15 12:59:57 | 賞 prize
 京都府向日市のNPO法人「子育て支援ねこばす」が、市内や近隣の保育施設と幼稚園の概要をまとめた冊子「すくすくガイド」を作った。保育士の人数や年齢構成など、子育て世帯が求めている情報を意識して盛り込んだといい、「施設を事前に見学するための参考にしてほしい」としている。

 向日市を中心に、乙訓地域と京都市域の30カ所を紹介。各施設の保育環境や沿革、保護者の声などを盛り込んだほか、向日市の民間施設では年代別の保育士数や1日の過ごし方、給食の内容を記した。メンバーが実際に現地に出向いて取材し、施設の印象や保育風景などの写真も掲載されている。

 このほか、向日市の保育料基準額表や保育施設の種類など基本的な情報もある。

 高山紀公子代表(59)は「事前に施設を回り、価値観やフィーリングに合う施設が見つかる手助けとなれば」と話している。

 3千部作った。市役所や市保健センター、同法人が運営する子育て支援スペースで無料配布している。問い合わせは同法人TEL075(203)7738。

【 2016年05月14日 15時30分 】

「黒板アート甲子園」で2位 京都・向陽高美術部

2016-05-15 12:54:48 | 賞 prize
 黒板にチョークで絵を描く全国大会「日学・黒板アート甲子園」で、向陽高(京都府向日市上植野町)美術部の作品が優秀賞を受賞した。最優秀賞に次ぐ事実上の2位で、新入生の高揚感をファンタジックに表現した。生徒たちは「みんなで協力していい作品ができた。賞をとれて良かった」と喜んでいる。

 大会は黒板メーカーの日学(東京都品川区)が初めて企画。全国の高校から157作品が寄せられた。

 「美術部は普段は個々で活動している。一つの作品に取り組むことで、チームワークを身につけてもらいたい」。同高非常勤講師の石田翔太さん(32)が思い立ち、美術部員の山田真未さん(17)、大村莉沙さん(17)、堀尾奈央さん(18)、鈴木瞭佑さん(16)、山中花音さん(16)の5人が2月から制作を進めてきた。

 工芸教室の可動式黒板(縦95センチ、横175センチ)4枚を使い、上履きに見立てたクジラや制服のスカートをまとったイカ、ネクタイをかたどったウミヘビなど、高校生の持ち物を海の生物に例えて描いた。

 小さなクジラに乗った少女が校舎に向かう躍動感あふれる姿が印象的で、水を吹きかけて独特の模様を作るなど工夫を凝らした。審査員からは「ファンタジックな世界観や、すごく高い位置から見下ろしているアングルなど非常に面白みがある」と評価された。

 部長の山田さんは「チョークで本格的な絵を描くのは初めてで、何度も描き直した。苦手な分野をみんなで補い合って作ったので、チームワークが高まったと思う」と話していた。

【 2016年05月12日 10時58分 】

「かぐやの夕べ」に手づくり郷土賞大賞 京都府内初の受賞

2016-04-24 11:28:58 | 賞 prize
 伝統や文化を生かした個性豊かな地域づくりを顕彰する国土交通省の「手づくり郷土賞」で、2015年度の選定がこのほど行われた。京都府乙訓地域からは、01年度に一般部門を受けた向日市の「竹の径(みち)・かぐやの夕べ」が高評価を受け、同市観光協会が大賞部門に選ばれた。長岡京市の長岡中央商店街振興組合の取り組みも一般部門を受賞した。

 向日市観光協会が主催する秋の観光イベント「竹の径(みち)・かぐやの夕べ」は、大賞部門に輝いた。大賞部門は過去に一般部門に選ばれた団体しか応募できず、府内の団体が選ばれるのは初めて。

 今年の大賞部門は、北海道や福岡県などの7団体から応募があった。国交省は「竹の径・かぐやの夕べ」について、「市民の誇りや観光客の誘客につながっている」と評価している。

 「竹の径・かぐやの夕べ」は、竹の径とその周辺を会場に02年から開催している。竹筒に水ろうそくを浮かべた約4500本の竹あんどんが並び、イベントや飲食コーナーなどもある。

 同賞は、魅力ある地域づくりの推進を狙い、旧建設省が1986年度に創設し、今回で30回目を迎えた。公園や遊歩道などの社会資本整備で、住民の創意工夫や地域の個性の活用、環境への配慮などを評価する。

■一般部門で長岡中央商店街振興組合も

 長岡中央商店街振興組合(長岡京市)は、学生が主体となり、商店街の活性化策や環境問題への取り組みを地道に続けたことが高く評価された。

 子どもたちが手作りしたLEDランプの街路灯を設置したり、子どもの環境教育のためにインターネットで資金を調達してデジタル紙芝居を作製したりした。また、商店でアルバイトをしている学生がデザインした傘を客に貸し出す取り組みのほか、商店街活性化のために街路灯に飾る旗をデザインするなど、多彩に活動している。

 これらの取り組みを一括して「商店街から発信する住民主体のシティプロモーションモデル」と題して応募した。2月に東京で開かれた審査会には、同組合の学生ら4人が出席し、3分の持ち時間で活動内容を紹介した。

 審査会前日まで何度も原稿を書き直し、時間内に話しきれる内容に絞った。絵本や旗などの現物を持参し、審査員に見せたことも好印象を残したという。

 審査会に参加した関西大3年の真壁加奈子さん(20)=長岡京市神足=は「受賞できると思っていなかったのでほっとした」と振り返り、神戸大大学院2年の武林仁樹さん(25)=同市長法寺=は「比較的高齢の人が活動しているチームが多かった中で、学生中心の僕らが受賞できてうれしい」と笑顔で話した。

【 2016年04月18日 10時30分 】

中学生・竹澤さん世界へ飛躍 フェンシングW杯女子

2016-03-28 15:05:01 | 賞 prize
 乙訓高(京都府長岡京市友岡1丁目)などを拠点にフェンシングを練習している大枝中1年の竹澤志緒里さん(13)=京都市西京区=が、1月にシンガポールで行われたカデ(中学1年~高校1年生年代)のワールドカップに出場し、女子フルーレで5位入賞を果たした。京都府教育委員会が将来の五輪選手育成を目指して4年前に立ち上げた「京都きっず」の1期生。高い運動能力に磨きをかけ、世界の上位に羽ばたいた。

 大会では、持ち味のスピードを生かし、積極的に攻め、準々決勝に進出。最後は日本人同士の戦いで惜しくも敗れたものの、年上ばかりと対戦しての上位入賞に、将来の可能性を感じさせた。

 海外での外国人選手との試合は、相手がどのように仕掛けてくるか分からないことが多く、何度か経験した今でも緊張するという。それでも、今回の大会については「試合の中で相手の特徴をつかみ、弱点を突けた」と話す。世界の大舞台で戦える力を着実に身に付けつつあるようだ。

 桂坂小3年の時、府教委が初めて募った京都きっずに、父の嘉紘さん(60)の勧めで応募。2次にわたった選考で高い運動能力を発揮し、157人中わずか9人という1期生に選ばれた。

 京都きっずは20年の東京大会も含め、将来の五輪選手の養成を最大の目的に、小学4年から中学3年までの6年間一貫で指導する。フェンシングとバドミントンの他、昨年からカヌーも加わった。

 フェンシングの指導に当たるのは、乙訓高教諭でロンドン五輪代表の池端花奈恵さん。竹澤さんについて「劣勢になっても何とかしてやろうという負けん気の強さがすごい」と評価する。

 竹澤さんは「きっずでは後輩も含めて運動能力の高さを感じる。楽しみながらも真剣に練習し、試合で結果を残したい」。五輪出場を目指して成長を誓う。

【 2016年03月27日 10時18分 】

フェンシングの寺山さん、アジア大会V報告 京都・大山崎

2016-03-28 14:58:16 | 賞 prize
 2月にバーレーンで開催されたフェンシングのアジア選手権大会で優勝した大山崎中2年寺山珠樹さん(14)=京都府大山崎町大山崎=がこのほど、同町円明寺の町役場で山本圭一町長に戦績を報告した。

 寺山さんは、2月20~29日に開かれた同大会のカデ(13~16歳)の「エペ」という種目の個人戦で、11カ国39人の頂点に輝いた。

 山本町長から花束を手渡されると、緊張した表情で握手を交わした。山本町長が大会の感想を尋ねると、「決勝よりも初戦の方が緊張した。相手に追い付かれそうになったけど、粘り勝ちできた」と振り返った。寺山さんは2020年に開催される東京五輪の強化選手にも選ばれており、「大会で勝つことで、フェンシングがさらに広まってほしい」と話した。

【 2016年03月24日 10時20分 】

体動かし健康で美しく 京都・長岡京、親子ら体操やダンス

2016-03-07 07:01:31 | 賞 prize
 健康と美について学ぶチャリティーフェスタが28日、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館で開かれ、市民らが楽しみながら体操やダンスで、体を動かした。

 NPO法人「日本ウォーキングセラピスト協会」(東京都)が開催した。この日は、食や歩き方などをテーマにした11のステージが催され、健康食品や化粧品などの企業や団体が22のブースを出展した。

 「親子deハッピー体操&姿勢育講座」と題したステージでは、同協会理事の中川慶子さんが、腰痛の原因について「毎日の姿勢や体のゆがみから生まれる」と説明。参加者たちは、床に座って足の指を広げる訓練をした後、姿勢を正しながら輪になってまっすぐ歩く練習をした。

 母親らと一緒に参加した長岡第四小4年村上彩利さん(10)=長岡京市調子1丁目=は「足の裏を、つま先からしっかりつけて歩くのが難しかった」と話していた。

 同フェスタの収益金と会場で集まった募金は、東日本大震災の支援活動などに充てられる。

【 2016年02月29日 09時50分 】

6農家、1団体を表彰 京都・乙訓農業大会

2016-02-21 10:19:27 | 賞 prize
 乙訓農業大会が18日、京都府向日市寺戸町の市民会館で開かれた。農林業の振興と発展に貢献のあった農家6人と1団体をたたえた。

 府と乙訓2市1町、各市町の農業委員会、京都中央農業協同組合でつくる乙訓都市農業振興協議会が毎年開催し、この日は農家ら約170人が出席した。

 大会では、同協議会会長を務める長岡京市の中小路健吾市長が「都市近郊農業として変化に柔軟に対応しながら、行政と生産者がともに歩みを進めていけば、活路が見いだせる」とあいさつした。

 続いて、本年度の乙訓農林業功労者として、向日市の中山忠厚さんと梶毅さん、木ノ山俊次さん、長岡京市の山本英男さんと山本信昭さん、浄土谷棚田を守る会、大山崎町の平井章司さんに、賞状が贈られた。(石田真由美) 技能登録者や各種表彰事業の受賞者は次のみなさん。

 【府農山漁村伝承技能登録者】和田毅(向日市)、湯川周子(長岡京市)、吉田俊晴(大山崎町)、島義實(同)

 【府農林水産業功労者表彰】中山宇一(向日市)、高橋壽次(長岡京市)

 【府農山漁村伝承優秀技能認定】宇津弘三(同)

 【府若手農林漁業者表彰】西川誠司郎(同)、能勢裕宜(同)

【 2016年02月19日 11時53分 】

小枝さん熱演、聴衆魅了 京都・向日で「にぎわい寄席」

2016-02-14 12:20:38 | 賞 prize
 京都府向日市の地域落語会「にぎわい寄席」が13日、同市寺戸町の市民会館で催された。出演した桂小枝さんらの磨き抜かれた話芸が聴衆を魅了した。

 市商店会と向日えきえきストリート、市商工会商業部会が共同で開催した。

 笑福亭純瓶さんは、演目「犬の目」で医者と患者のやりとりを軽妙に演じ、会場の笑いを誘った。桂小留さんは「ん廻(まわ)し」を現代風にアレンジして披露した。

 「トリ」を務めた小枝さんは、導入で浄瑠璃を鑑賞した話をユーモアたっぷりに披露し、「胴乱の幸助」を表情豊かに熱演した。大きな身ぶりと小気味よいテンポの口演に、会場は笑い声と拍手に包まれた。

【 2016年02月14日 09時00分 】

体操やウオーキングで健康に 28日、京都・長岡京でフェスタ

2016-02-14 12:18:46 | 賞 prize
 「健康」と「美」をテーマにしたチャリティーフェスタが28日、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館で開かれる。楽しみながら体操やウオーキング、正しい姿勢を身につけられる講座やワークショップが数多く用意されている。

 NPO法人「日本ウォーキングセラピスト協会」が主催。2014年6月に続いて2度目の開催で、有料講座の収益は東日本大震災の被災地復興や乳児院の支援に活用される。

 特設ステージでは10講座が開かれる。午前10時15分から、親子で楽しめる「ハッピー体操&姿勢教室」(有料)をはじめ、「美腸バランスダイエット」(同)、育児で忙しいママでも簡単にできる「ヘアアレンジの方法」(無料)、「美骨ウォーキングで骨密度アップ」(有料)などを企画する。有料講座は全4種類で、チケットは1講座500円、有料講座受け放題が千円。チケットがなくなり次第、販売は終了する。

 また、ミネラルウオーターの無料試飲や、血管年齢測定とメディカルハンドマッサージ、省農薬のトマトすくい、ハーブ、空中ヨガなど21種類のブースが出展する。

 午後3時45分からは、フェスタの締めくくりとして大阪市在住のシンガー・ソングライター河野ひろムさんが、東日本大震災復興支援ライブを行い、「元気箱」を置いて寄付金を募る。

 問い合わせは、日本ウォーキングセラピスト協会理事の中川慶子さん携帯電話090(1670)2258。

【 2016年02月13日 10時27分 】

常夜灯復活、2年半ぶりまち照らす 京都・向日

2016-02-14 12:16:35 | 賞 prize
 京都府向日市向日町の五辻(いつつじ)ポケットパークにある江戸時代の常夜灯に、2年半ぶりに明かりがともった。常夜灯は市民団体が2012年に復活させたが、電源がなかったり、機械が故障したりとトラブルに見舞われ、実際に明かりがついていた期間は半年程度にとどまっていた。関係者は「その名の通り、常夜灯としてまちを照らし、市民の憩いの場になれば」と期待を寄せている。

 常夜灯は江戸末期、長岡京市の柳谷観音への道しるべとして親しまれていた。1960年代に別の場所に移されたが、地元住民でつくる「五辻の常夜灯の復元と活(い)き活き向日町協議会」が2012年に元の場所近くに復活させた。

 当初は周辺に電源がなく、13年春に有志が太陽光発電装置と照明器具を設けたが、半年後に故障した。昨年10月、市が街灯設置に伴い電源を引いたものの、常夜灯にどうやって明かりをともすかが課題になっていた。

 1月にLED製造販売会社「エクセルキョート」(向日市寺戸町)の高田吉雄社長(71)から無償でLED照明の寄贈を受け、今月8日、点灯にこぎつけた。江戸時代の人々が目にしたろうそくの明かりのように、光が揺らぐのが特徴で、同協議会の小山清一会長(73)は「自然な光が美しく、大変うれしい。ポケットパークを休憩場所として多くの人に利用してほしい」と話している。

【 2016年02月13日 09時40分 】

さい銭盗難多発、防犯強化 京都・長岡京の神社

2016-01-31 12:40:06 | 賞 prize
 京都府長岡京市奥海印寺の走田神社で昨年、さい銭が盗まれる事件が4件起きていたことがわかった。同神社の氏子らは、さい銭箱を固定するため南京錠を新たに設置するなど防犯対策を強化している。

 同神社は、奥海印寺地区と長法寺地区の氏神として地域住民に親しまれている。毎年、3月の春の大祭や11月の新嘗祭(にいなめさい)などを、氏子らが執り行っている。

 最初にさい銭が盗まれたのは、昨年3月上旬。境内にさい銭箱が転がっているのを、参拝に来た地元の人が見つけた。社殿を覆っている建物の壁面にある縦格子の一つが壊されていたことから、誰かが狭い格子の間をすり抜けて内側に侵入し、敷居の木にさい銭箱を固定しているボルトなどを外した後、再び外に出て、さい銭箱をひっくり返して硬貨や紙幣を盗んだとみられるという。

 事件を受けて、境内に防犯カメラを設置したが、昨年9月中旬、同じ手口で盗難被害が発生。さらに、10月にも上旬と中旬に2回被害があったが、そのうち1回は未遂だった。

 防犯カメラにはいずれも、背格好や所作などから同一人物とみられる年配の男性が映っていた。似たような特徴の人物が神社近くを歩いているのを見かけた住民もいるという。

 氏子らは、向日町署に被害届を出すとともに、人の動きを察知して光るライトを設置したほか、簡単に取り外せないよう、さい銭箱を固定するボルトを交換して南京錠も取り付けた。社殿を覆っている建物の扉の錠前も南京錠に取り換えた。

 氏子総代代表の多貝茂さん(72)は「みんなが大切にしている神社。建物も壊されており、許せない。できるだけ見回りをするなど、二度と被害に遭わないようにしたい」としている。

【 2016年01月29日 12時49分 】

隣接校の生徒がゲーム、ダンスで交流 京都・長岡京

2016-01-31 12:37:16 | 賞 prize
 向日が丘支援学校と長岡第二中の交流学習が27日、京都府長岡京市井ノ内の同支援学校で開かれた。両校の生徒たちは、一緒にゲームやダンスを楽しみ、親睦を深めた。

 両校は徒歩で約10分と近接しているため、長二中の開校翌年から毎年交流学習を行っている。42回目の今回は向日が丘の中学部の生徒46人、長二中の2年生約70人が参加した。

 両校の生徒たちは、それぞれスライドを使って学校の行事や活動の様子などを紹介し、歌を披露。その後、三つのグループに分かれて、自作の名刺で自己紹介したり、ダンスを踊ったりして、打ち解けた。さらに、紙に書いた魚を針金のついたさおで釣る魚釣りゲームや、車輪のついた木製の箱を転がして点数を競う「カーリング」などに挑戦。互いに「頑張れ」と声を掛け合い、笑顔で協力しながら楽しんでいた。

 交流学習は28日にも開かれる。(石田真由美)

【 2016年01月28日 11時20分 】

桂文枝さん弟子、笑いで子育てを 京都・向日で家庭教育研修会

2016-01-24 13:03:50 | 賞 prize
 子育てのヒントを学ぶ家庭教育研修会が23日、京都府向日市寺戸町の市民会館で開かれ、落語家桂文枝さんの弟子である夏川立也さんが「笑い」を通じた周囲とのコミュニケーションについて講演した。

 いじめや非行防止に対する認識向上などを目的に、府PTA協議会が主催した。講師を務めた夏川さんは、京都大を卒業後、タレントや起業家として活動。現在はビジネスコミュニケーションなどをテーマに、全国各地で講演している。

 夏川さんは、自身の舞台経験などを例に挙げながら「周囲の感情は意図的にいい方向に変えることができる。そのために、笑いによってポジティブな空気感と感情をつくることが大切」と述べた。

 また、物事がうまくいかない理由の多くは「『頭で分かっている』ほとんどのことが、実際にはやっていないから」と指摘した上で、「子どもたちには『知っていてやっていないこと』を認識させることが重要だ」と話した。「できないことを否定するのではなく、どういう状態をつくってあげればやりやすくなるかを考えて」と呼び掛けた。

【 2016年01月24日 10時24分 】

手話普及30年、京都・向日の団体表彰

2016-01-17 17:39:05 | 賞 prize
 京都府向日市の手話サークル「あすなろ」がこのほど、ボランティア功労者として厚生労働大臣表彰を受賞した。30年以上にわたり、耳の不自由な人を含むメンバーが学習会などを通じて交流を深めたり、手話の普及に取り組んだりしている実績が評価された。

 「あすなろ」は1982年、市内の小学校に耳の不自由な保護者がいたことがきっかけで、同市上植野町の住民が立ち上げた。

 会員数は約20人で、月3回学習会を開いている。「楽しく学ぶ」をモットーに、会員全員が順番に手話で最近の出来事を伝え合い、伝言ゲームも交えて単語を学ぶ。堅苦しい雰囲気ではなく、和気あいあいとしている。

 設立時からのメンバー山村照子さん(76)は「手話教室はあったが、受講した後の受け皿や交流の場がなかった。手話を定着させようと活動してきた」と振り返った上で、「受賞は予期していなかった。手話が特別視されず、普通の言葉になってほしい」と願う。

 市内の小学校などで出前授業を行い、手話の普及に力を注ぐ。岩田紀子会長(57)は「伝えたい気持ちがあれば、耳の不自由な人にも伝わるということを多くの人に知ってほしい」と話している。問い合わせは市社会福祉協議会ボランティアセンターTEL(932)1961。

【 2016年01月17日 10時31分 】