天下分け目ウェブ合戦 戦況は関ケ原優勢、大山崎巻き返し狙う

2017-02-19 11:54:58 | 賞 prize
 京都府大山崎町と岐阜県関ケ原町はこのほど、町のPR動画など5部門で対決する共同ウェブサイトを更新した。PR動画を予告編から本編に差し替えたほか、AR(拡張現実)を利用したスマートフォン向け観光アプリも配信した。「合戦」が佳境を迎えている。

 サイトは両町内に古戦場がある縁から今月1日に開設。互いのまちのプロモーション活動を部門ごとに比較し、投票総数を競っている。16日夜までの各町の投票は大山崎が約3万4千票、関ケ原が約4万9千票を獲得している。

 PR動画の本編のうち、大山崎町は明智光秀が町民の恋愛成就のため天王山や宝積寺、JR山崎駅などを奔走する。動画の時間は約11分。また同町の観光アプリは天王山山頂でスマホをかざすと山崎城が見えるようになる仕組み。

 両町のサイト開設は3月17日まで。サイト閉鎖後もPR動画とアプリは両町ホームページから閲覧、利用できるようにする。

【 2017年02月18日 10時44分 】

障害有無超え共生を 長岡中生が京都府作文コンクール最優秀賞

2017-01-08 10:08:26 | 賞 prize
 京都府が今月の障害者週間(3~9日)に合わせて行った体験作文コンクールで、長岡中1年の黒石健人さん(13)がこのほど、最優秀賞を獲得した。祖父母が盲導犬育成に携わっていたことから視覚障害者と接した体験を踏まえ、健常者と障害者が共生できる社会のあり方を模索している。

 作文は「障害者も輝く社会」と題し、400字詰め原稿用紙4枚に思いをしたためた。祖父母が育てた盲導犬「バーフィー」の利用者は公共交通機関を使って通勤し、水泳で障害者の全国大会にも出場した。盲導犬を伴っていること以外は健常者と変わらない生活をしており、「目が見えないことは、不便ではあるが、不幸ではない」と指摘している。

 障害者を特別視するのではなく、いつもと変わらない接し方をすることが大切と強調。今夏のリオデジャネイロ五輪では、卓球女子で右の肘から先がない選手が3大会連続出場し、健常者や障害者の枠を超えて活躍した事例を挙げて「共に生きる社会を目指すなら、こういうことが当たり前になれば良いなと思う」と結んでいる。

 作文は夏休みの宿題で、幼い頃の記憶をたどってテーマ設定。小学生から一般まで62人が応募した中で、見事に最優秀賞を獲得した。国語科の田村真里奈教諭から受賞を知らされ「今までになかったことだったのでうれしかった」と振り返り、今後も障害者福祉のあり方について考える。

【 2016年12月25日 12時06分 】

森に響く癒やしの音色 京都・天王山でコンサート

2016-12-18 16:30:53 | 賞 prize
 森林保全の大切さを伝える「竹林コンサート」が4日、京都府大山崎町の天王山に整備された竹林広場で開かれた。同町の住民グループ「久保川と天王山の森を守る会」主催の恒例行事で、初冬の森に響く温かな音色を参加者が堪能した。

 会場の広場は、同町円明寺の小倉神社にある天王山の登山道入り口から徒歩で約10分。コンサートは、木々に囲まれた静かな自然環境の中で過ごすひとときを満喫してもらおうと、同会が毎年開いている。

 大山崎町や向日市の愛好家、楽器講師らがゲスト出演し、民謡や洋楽のオールディーズをオカリナや二胡(にこ)、しの笛、尺八などで演奏。約50人の参加者がコーヒーを片手に耳を澄ませ、天王山に登るハイカーたちも足を止めて聞き入った。

 天王山の麓に住む上嶋愛子さん(66)=同町円明寺=は「気持ちのいい環境で澄んだ音色が楽しめた。桜も植わっており、この場所の四季の変化が楽しみ」と話した。

【 2016年12月05日 10時47分 】

長岡京の男子、歓喜V2 日本スポーツマスターズのソフトボール

2016-10-16 10:10:14 | 賞 prize

 原則35歳以上の選手が参加する第16回日本スポーツマスターズが秋田県で先月あり、京都府長岡京市で活動する男子ソフトボール府代表のダイヤモンドスターが2連覇を達成した。大会中に負傷などで選手の離脱が相次ぐ逆境をはねのけ、関係者は「昨年の優勝がまぐれでなかったことを証明できた」と、喜びを新たにしている。

 大会は9月23~27日に13競技を実施。男子ソフトボールは全国から予選を勝ち上がった43チームが参加した。

 2回戦から登場したダイヤモンドスターは、堅い守りとチャンスに強い攻撃が光った。愛知県代表との決勝は、0-1の五回、2点二塁打で逆転に成功。エース坂井輝彦さんを中心に2-1で逃げ切り、全国約600チームの頂点に立った。

 昨年の優勝メンバーから3人が仕事や家庭の事情で休部、新たに3人を迎え、40代を中心に17人で活動している。部員の職業はまちまちで、日曜日に行う練習にも人数が集まらないことが悩みだ。

 大会中も仕事やけがで2人が戦線離脱を余儀なくされたが、チームが掲げる「心をゆるせる一生もんの仲間を作る」を胸に、厳しい戦いを切り抜けた。監督の米田進さんは「ここ一番の集中力と団結力が勝因。練習量が昨年以上に減り、大会前は不安だったが、チームは成長したと感じた」と、目を細める。

 貸し切りバスで秋田県まで片道13時間以上かけて遠征した。仕事の後に車中泊となった選手もいたが、連覇の喜びで疲れも吹き飛んだようだ。米田さんは「応援してくれた人たちにも感謝したい」と力を込める。

【 2016年10月15日 11時40分 】


100歳の肖像画、描き続ける男性表彰 京都・向日

2016-09-18 10:22:50 | 賞 prize
 年齢にとらわれず地域社会で生き生きと活躍している高齢者を表彰する内閣府の「2016年度エイジレス・ライフ実践者」に、京都府向日市内の100歳に贈られる肖像画を制作している木村吉太郎さん(79)=同市寺戸町=が選ばれた。16日に市役所で賞状を受け取った木村さんは、「大変恐縮している。皆さんのおかげです」と謙虚に喜んだ。

 木村さんは20歳の時から絵画教室に通い始め、1959年に「京展」で初入選を果たした。65年に京都市内で初めて開いた個展は、これまでに向日市や神戸市などで20回超を数える。

 油絵が中心だが、2004年から市の依頼を受けて始めた100歳の肖像画は水彩画で、これまでに50人近くを手掛けてきた。お年寄りの写真を借り、想像力を膨らませながら描く。本人や家族からも「写真より雰囲気が伝わる」などと好評を得ているという。

 16日には安田守市長から賞状と盾を受け取り、「いつまでもお元気で絵を描き続けてください」とエールを送られた。木村さんは市内の街並みなどを描いた油絵2点を市に寄贈し、「そんなに立派な者ではないが、絵は気持ちで描くもの。今後も制作に励んでいきたい」と話した。

【 2016年09月17日 10時10分 】

立命館高ブラス「心に届ける音楽を」 関西コンクール連続出場

2016-08-28 11:33:00 | 賞 prize
 立命館高(京都府長岡京市調子1丁目)の吹奏楽部が、27日から京都市左京区のロームシアター京都で開かれる第66回関西吹奏楽コンクールに2年連続で出場する。高校の部は近畿から22校が出場、上位3校が10月に名古屋市で開催される全日本コンクールに駒を進める。26日には中小路健吾市長らが同高を訪れ、部員を激励した。

 激励には、中小路市長と上村真造市議会議長が訪問。部長の北澤安梨さん(17)=3年=らが花束を受け取ると、コンクールで演奏する課題曲「ある永久の記憶『虹の国と氷の国』より」と自由曲「道化師の朝の歌」を情感豊かに披露した。

 立命館高は、5日にロームシアター京都で開かれた府コンクールで上位に入り、洛南高、京都両洋高とともに関西コンクール出場を決めた。

 大会は27日に中学の部、28日に高校の部が行われる。出場校は、課題曲と自由曲の2曲を計12分以内で演奏する。同高は午後0時35分から登場するため、6日以降は連日、午前7時に登校して練習に励み、本番の演奏時間に体調がピークになるよう調整している。

 関西は大阪に実力校が多く、何とか割って入って全国切符をつかみたいところ。北澤さんは「モットーの『心から心に届ける音楽」を実践したい。大阪の学校の壁は厚いが、いい結果につなげたい」と意気込んでいる。

【 2016年08月27日 12時22分 】

市民会館、建て替え視野に複合化 京都・向日市が検討へ

2016-08-28 11:31:24 | 賞 prize
!! 京都府向日市は25日までに、耐震性不足のため休館している市民会館(同市寺戸町)について、建て替えを視野に別の施設との複合化を検討する方針を固めた。老朽化が進んでいる公共施設は多く、財政負担の軽減が狙い。少子化を見据え、小中学校や保育所についても統合や複合化を進めていく構えだ。

 市民会館は1972年建設。今年3月末にホールがある2階部分で耐震性の低いことが判明し、4月から休館している。利用再開を求める市民は多く、市は建て替えも視野に複合化を検討していくことにした。

 このほか、小中学校については施設の長寿命化を進める一方で、大規模修繕や更新時期には統合や複合化を検討する。市立保育所についても更新時には複合化や民営化を検討する考えだ。

 市は施設更新にかかる今後30年間の経費について、長寿命化対策を行った場合は対策がなかった場合に比べ、250億円程度削減できると試算した。このため、大半の施設についてはまず、適切な維持管理と長寿命化対策を行うことを前提にしている。

 こうした市の方針については公共施設等総合管理計画検討委員会で議論し、本年度中に策定する同計画に盛り込む予定。

 公共施設の在り方を巡っては、老朽化が進む第2保育所(同市物集女町)の建て替えを求める請願が市議会で採択されるなど大きな注目を集めており、今後議論になりそうだ。

【 2016年08月26日 09時54分 】

「臨時給付金」1割が未申請 京都・乙訓、個別通知で差

2016-08-21 09:17:41 | 賞 prize
 国が低所得の高齢者に1人3万円を配る「臨時福祉給付金」で、京都府向日市と長岡京市の申請期限が迫っている。対象世帯の1割近くが申請しておらず、両市は広報誌などで申請を呼び掛けている。一方、長岡京市は未申請者に個別に再通知しているが、向日市と大山崎町は個人情報などを理由に行っておらず、対応が分かれている。

 同給付金は「アベノミクス」の恩恵が及びにくい低所得の高齢者を支援する目的で、今回限りとして実施されている。申請率は長岡京市が93・9%(9日現在)、向日市92・0%、大山崎町91・5%(ともに7月末現在)。

 いずれの市町も4月に給付対象者とみられる住民に郵送で通知したが、未申請者への対応は分かれている。向日市と大山崎町は広報誌やホームページなどで申請を求めているが、個別の通知は実施していない。

 向日市の担当者は対象が市民税の非課税者であることに触れ、「個人情報であるため、税の担当部署から情報を得ていない。根拠となる国の指針や法律もない」と説明。大山崎町も個人情報保護を理由に挙げた上で、「同じ通知を複数回送る効果がどれだけあるのか」と疑問視する。

 一方、長岡京市は5月と7月に未申請者に絞って郵送で申請を呼び掛けた。担当者は「資格があるのにもらえない人が出るのは良くない。(非課税の情報は)一定のルールの中で運用している」と話している。

 申請期限は向日市が9月2日、長岡京市は8月29日まで。大山崎町はすでに受け付けを終えている。

【 2016年08月16日 11時25分 】

模擬通貨、仕事でゲット 京都・向日の手作り市で小学生ら

2016-08-14 11:13:28 | 賞 prize
 手作り市「桂川マルシェ」が6日、京都府向日市寺戸町の京都トヨタ桂川洛西店で催された。子どもたちがごみ拾いや店の手伝いなど好きな仕事に就き、対価として受け取った模擬通貨を使って買い物を楽しんだ。

 桂川マルシェは、近畿街おこし実行委員会が2014年から毎月開催し、飲食や雑貨など20店舗超が出店している。今回は子どもに働く喜びを知ってもらおうと、京都トヨタ桂川洛西店が模擬通貨「まーる」を作り、小学生以下を対象にした就労体験イベントを初めて実施した。

 子どもたちは「がわまーるハローワーク」と名付けられたブースで、店の呼び込みやチラシ配り、会場の撮影などから好きな仕事を選んだ。

 会場とその周辺のごみ拾いを体験した児童は暑さにも負けず、ほうきとちりとりを使ってタバコの吸い殻や雑草を回収した。このほか、「おいしいコーヒーありますよ」と書いた紙を持って呼び込みをしたり、雑貨店の包装紙を手作りしたりしていた。

 くじ引きの手伝いをしたという第4向陽小6年の小泉一咲さん(11)は「子どもがくじ引きの台を倒さないように支えてあげた。すごく楽しかった。(模擬通貨で)かき氷を食べたい」と話していた。

 桂川マルシェと就労体験イベントは7日にも行われる。

【 2016年08月07日 10時20分 】





地元の竹、願い事揺れる 京都・向日市内7ヵ所にササ飾り

2016-07-03 15:39:04 | 賞 prize
 京都府向日市産の竹を使ったササ飾りが市内7カ所に設置され、七夕ムードを盛り上げている。

 市商工会と市商店会、向日えきえきストリート、竹産業振興協議会の4団体が、毎年この時期に実施している。

 常夜灯がある西国街道沿いの五辻ポケットパークやJR向日町駅前、イオンモール京都桂川などに高さ3~4メートルのササ計19本を設けた。

 向陽小正門前には、児童が飾り付けた3本が並び、「しょうぼうしになれますように」「すいえいがじょうずにできますように」など、ほほ笑ましい願い事が短冊にしたためられている。

 ササの掲示は7日まで。

【 2016年07月01日 10時25分 】

京都・向日市天文館の来館者20万人突破

2016-06-14 16:49:12 | 賞 prize
 京都府の向日市天文館(同市向日町)のプラネタリウム入館者が11日、20万人を突破した。20万人目の来館者に、安田守市長から節目の来館を証明する認定書や記念品が贈られた。

 20万人目の来館者は、長岡第八小3年の香川彩耶さん(8)。母の絵理子さんや弟と訪れた。安田市長から認定書と記念品の望遠鏡や天文図鑑などを渡されると、驚いた表情で受け取っていた。絵理子さんは「前日に弟が幼稚園の行事で天文館を訪れ、きょうも行きたいと言ったのでみんなで来た。来てよかったです」と話した。

 同館は1993年7月に開館。10万人目は2003年3月に達成した。12年に投影機をデジタル式に切り替え、新しい番組も取り入れており、近年は年間8千人前後が来館している。

【 2016年06月12日 11時03分 】

わんわんパトロール、独居高齢者に気配り

2016-06-14 16:35:58 | 賞 prize
 京都府長岡京市奥海印寺谷田地区の住民が、犬の散歩中に独居のお年寄り宅を見回る「わんわんパトロール隊」を結成し、孤立防止に努めている。昨年には、自宅で倒れていた高齢者を犬が発見するお手柄もあった。発足から6年、高齢住民への気配りに対して、市老人クラブ連合会(市老連)が隊の活動を高く評価している。

 同パトロール隊は、地域で散見された高齢者の孤独死や窃盗被害、犬のふん害などをなくそうと2010年9月に結成。犬を飼っている住民に入隊してもらい、散歩中に独居老人宅の前を通る時、ポストに新聞や郵便物がたまっていないかなどを確認してもらう。不審者のチェックやごみ拾いを行うほか、専門の講師を招いて犬のしつけ教室も定期的に開催している。

 当初は30世帯で発足し、現在は25世帯ほどが参加している。新たに犬を飼い始めた世帯もあり、入隊を促している。

 昨年1月の夜には1人暮らしの高齢女性が自宅玄関で転び、出血状態で倒れているのを巡回中の隊員の飼い犬が知らせ、隊員が119番で救助した。隊長の衣川幸夫さん(77)は「寒い日だったので気づかなければ凍死していたかもしれない」と振り返る。

 また、犬の散歩中にふんを片付けない飼い主に注意したり、不法投棄されたごみを見つけて整理したりした事例もある。

 市老連は、高齢者の見守り活動を評価し、全国老人クラブ連合会が各地の熱心な活動に贈る「活動賞」にこのほど推薦した。衣川さんは「光栄なこと。隊員を増やし、これからも高齢者の見守りと地域の安全確保に努めたい」と、意欲を見せる。

【 2016年06月11日 11時12分 】

東京五輪ホストタウン、2次登録狙う 京都・大山崎

2016-05-29 09:50:25 | 賞 prize
 京都府大山崎町は、2020年の東京五輪・パラリンピックの選手を迎え入れる「ホストタウン」の2次登録を目指している。1次登録で選ばれなかった反省を踏まえ、大山崎山荘を建てた大正―昭和の実業家・加賀正太郎とゆかりのあるスイスを相手国にした新計画書を政府に提出した。「フェンシングのまち」を掲げ、雌雄を決する場面の代名詞「天王山」を有する自治体をPRするための目玉施策だけに町の働き掛けは熱を帯びている。

 ホストタウンは、五輪開催の経済効果や国際交流を全国に波及させることを目的に政府が進める事業。市町村などが国に交流計画を提出し、ホストタウンに登録されると、国から交流や施設改修に必要な財政支援を受けられる。

 昨年12月に1次登録の申請が69件あり、京丹後市など44件が選ばれたが、名乗りを上げた大山崎町の登録は見送られた。当初計画でフランスやシンガポールなど複数国を列挙して相手国が絞れていない印象を与え、計画内容の不十分さなどが影響したとみられる。

 2次での登録申請を目指す町は、スイスを交流相手国に絞った新たな計画を策定し、今月中旬までに国に提出した。同国には町と同様に地域にフェンシングクラブがある。また、アルプス山脈の「ユングフラウ」を日本人として初めて登頂した加賀正太郎がスイス人の親戚を持つなどゆかりがあるからだ。

 「登録は受け身では駄目。攻めの姿勢が必要」(町幹部)。町は申請前の4月、アサヒビール大山崎山荘美術館創立20周年記念式典に訪れた加賀の子孫に接触し、協力を呼び掛けた。その後、東京の在日スイス大使館を訪問。町の歴史や文化、スイスとの縁を紹介し、ホストタウンとして迎える意思があることを伝え、スイスの関係者から「計画をサポートしたい」と前向きな返答を得たという。現在はスイスフェンシング協会などと継続的に英文メールや国際電話でやりとりを重ねる。

 町は、スイス選手団の事前練習場として、改築工事を予定する町体育館を提供する考えだ。交流計画には、スイスの言語を学ぶセミナー開催や、両国のフェンシング大会における選手間交流などを盛り込んだ。

 2次登録の発表は6月上旬で、登録されなかった場合は11月に3次登録がある。舞鶴市や滋賀県が2次登録申請を表明しており、国や競技が重複すれば競争が激化する可能性もある。

 ホストタウン登録は「天王山」を旗印とした施策を打ち出す山本圭一町長肝いりの施策の一つ。町内にはロンドン五輪銀メダリストの太田雄貴選手を輩出したフェンシングのチームがあり、登録で五輪選手との交流を願う関係者の声も聞かれる。登録されれば今後、住民を巻き込んだ交流の仕掛けづくりや町を挙げての機運醸成は欠かせない。

 「京都フューチャーフェンシングクラブ」コーチの安養寺弘樹さん(29)=同町円明寺=は「(ホストタウンに登録されれば)フェンシングに励む子どもたちが、レベルの高い海外選手の練習方法を肌で感じられる絶好の機会になるはず」と期待する。

【 2016年05月25日 10時43分 】

ダンス世界一 京都明徳高・舘さんに向日市スポーツ栄誉賞

2016-05-29 09:48:45 | 賞 prize
 京都府向日市は23日、ダンスの世界大会で優勝した京都明徳高(京都市西京区)ダンス部の選抜メンバーで、向日市寺戸町の舘めいさん(17)に市スポーツ栄誉賞を贈った。舘さんは「これからもずっとダンスを続けたい」と笑顔を見せた。

 同高ダンス部は米国で3月に開かれた世界大会「ミスダンスドリル・インターナショナル2016」で、総合とヒップホップ部門でそれぞれ優勝し、さらに審査員特別賞を受賞するという3冠を初めて達成した。

 舘さんは向日市出身。第2向陽小3年の時にダンスを始めた。大会の5カ月前から照準を合わせ、夜遅くまで練習を重ねた。本番では部員94人中20人しかいない選抜チームに入った。

 この日、市役所を訪れた舘さんは、安田守市長から竹製の表彰状と花束を受け取った。安田市長は「長い間頑張ってきて良かったね」と好成績をたたえていた。

 舘さんは「先生の指導で優勝することができた。ベストを尽くせて良かった」と話していた。今後、ダンスの専門学校に入学し、ダンスの仕事に就くことが夢という。

 市スポーツ栄誉賞の個人受賞は、プロ野球選手の今江敏晃さんらに続き8人目。

【 2016年05月24日 11時17分 】

罪悪感、不安…福島からの避難者、苦悩吐露 京都・向日

2016-05-22 14:49:55 | 賞 prize
 福島第1原発事故を受け、京都で避難生活を続けている女性3人が20日、京都府向日市内で自らの体験と家族への思いを語った。避難をめぐる娘との確執や孫を残してきたことへの罪悪感など、家族をめぐる自主避難者の苦悩が浮き彫りになった。

 向日市の福島支援グループ「ミンナソラノシタ」が、避難者の生活や気持ちを知ってもらおうと企画し、メンバーら約20人が参加した。

 齋藤夕香さん(43)=京都市伏見区=は、2012年1月に福島市から避難した。当時中学3年だった長女は避難に反対し、半年間、口をきいてもらえなかった。「『放っておいて』と言われた。反抗期もあったと思うけど、とてもつらかった」と心情を吐露した。

 避難者でつくる「さぽーと紡(つむぎ)」の代表を務め、被災地の子どもたちを短期間受け入れる「保養」活動に取り組む。地元の自治会長にも就任した。「避難者が孤立しないよう地域と連携していきたい」と抱負を語った。

 震災直後に福島県郡山市から夫とともに避難した榊美子さん(63)=西京区=は古里に住む孫2人の顔を見て、罪悪感にさいなまれたという。「避難していない若い人もいるのに、自分たちだけ何してるのと…」と涙ながらに話した。

 「夫と離れ、半年間、泣き暮らした」と述べたのは、震災直後に郡山市から子ども2人と避難した萩原ゆきみさん=同区。「原発事故に関するさまざまな講演会で、『福島に帰っても大丈夫』『まだ危険』などと言われ、そのたびに一喜一憂した。家族を守るのは自分しかいないと思って、皆さんも家族を大切にしてください」と呼び掛けた。

【 2016年05月21日 10時09分 】