容器振ったらバター出来た 大山崎で児童が体験

2011-02-15 12:08:10 | 会 party
バターを作る体験教室がこのほど、大山崎町円明寺の町立中央公民館であった。参加した小学生45人は、生クリームの入った容器を振るだけでバターが出来る様子に目を見張り、手製の味を楽しんだ。

 土日の学校を遊びや学びの場として活用する「ときめきチャレンジ推進事業」の一環で町教委などが主催。今回は食育を目的に、明治乳業(東京都)の協力を得て企画した。

 児童は生クリームを入れた容器を手に取り、同社社員の指導を受けて何度も振った。友達と時折はしゃぎながら競うように振り続けるうちに、次第にクリームが固形分と水分に分かれてきた。

 分離した固形分がバターだと教わると、子どもたちは不思議そうに容器を見つめた。最後は、クッキーに出来たてのバターを塗って食べ、味を確かめていた。


山荘美術館ステンドグラスをペンダントで表現

2011-02-15 12:06:14 | 商 trading
京都府大山崎町の女性が、地元にあるアサヒビール大山崎山荘美術館内のステンドグラスをイメージしたペンダントを作った。樹脂を材料に、細やかな手仕事で色彩豊かに仕上げた。昨秋の発売以来、反応は上々という。

 同町大山崎で「アトリエRose」を主宰する西田幸永さん(45)。趣ある山荘美術館本館に施され、淡く輝くステンドグラスが好きで、アクセサリーの製作に生かしたいと思い立った。

 水滴形のペンダントは長径3・5センチ、短径1・6センチ。青やピンク、紫など多彩な色の組み合わせと黒い縁取りが、ステンドグラスを思わせる。

 手軽に加工できる樹脂が材料。はさみで細かく切り、ホットプレートで温めた型にピンセットで一かけらずつ載せて熱で柔らかくし、型に固着させて作る。

 昨年11月末から町内のギャラリーや書店、喫茶店で販売したところ、2カ月で102本が売れた。西田さんは「押し花の製作など、ほかの仕事もあり大量には作れませんが、町の新しいお土産になればうれしい」と話している。1本1050円


吸って吐いてシュッ 向日で「スポーツ吹矢」体験会

2011-02-15 12:03:20 | 会 party
スポーツとしての吹き矢を楽しむ体験会が6日、京都府向日市寺戸町の市民会館で開かれた。親子連れやお年寄りらが参加し、筒を構えて矢を吹くまでの一連の動作を覚え、ゆっくりと呼吸を整えて的を狙った。

 「スポーツ吹矢」は1998年に日本で考案され、競技人口は約2万人。長さ1・2メートルのカーボン製の筒で矢を吹き、6メートル先の的を狙う。1試合につき6ラウンド計30回、矢を吹き、合計点数で勝敗を決める。

 年齢や性別を問わずプレーでき、腹式呼吸と胸式呼吸を基本動作に組み込むことによる健康増進効果もあるという。体験会はこうした競技の魅力をPRしようと、日本スポーツ吹矢協会京都宇治支部が主催した。

 参加した8人は、黒田勝明支部長の指導で挑戦した。矢を筒に入れた後、鼻から息を吸いながら筒を頭上に高く掲げ、続いて口から息を吐きつつ、腕をゆっくりと降ろして呼吸を整えた。

 「筒を持つ時にひじを伸ばし過ぎないように」とアドバイスを受けながら構えに入り、集中力を高めて勢いよく矢を吹いた。どの参加者も初めはぎこちない動きだったが、繰り返すうちに呼吸法にも慣れ、リラックスした様子でプレーを楽しんでいた。


軽妙に笑いの花 向日で「ひまわり寄席」

2011-02-15 12:00:55 | 会 party
乙訓地域の落語愛好家たちが運営する「ひまわり寄席」が12日、京都府向日市寺戸町の市老人福祉センター琴の橋であった。地元在住の落語家桂米紫さんを含む3人が出演し、巧みな身ぶりや表情を交えての語りに観客から何度も笑いが起きた。

 ひまわり寄席は学校週5日制が始まった2002年、学校を拠点に地域文化を育てようと、住民有志でつくる愛好会が始めた。年2回催しており、今回は四代目桂米紫(都んぼ)さんが昨夏の襲名後初めて登場したほか、桂三幸さんと桂小鯛さんも出演した。

 米紫さんは「上燗(じょうかん)屋」と「あくびの稽古」を演じた。酔客と居酒屋店主との珍問答や、大仰な前置きの割に間の抜けた師匠のあくびぶりを軽妙に語り、観客約140人を楽しませた。

 客席には親子連れの姿も目立った。米紫さんは「声の出し方や目線を使い分けて、何人もの人物を演じる。扇子と手ぬぐいだけでいろんな動きを表現します」と落語の基本をユーモアたっぷりに説明し、想像力を働かせる楽しさを伝えていた。


「桜の園」京都側も復活 向日の団体、4月にも植樹

2011-02-15 11:56:10 | 民 people
京都府向日市と京都市西京区にまたがる場所で、かつてあった「桜の園」の復活に取り組んでいる向日市のまちづくり団体が、向日市側に続き、京都市側でもサクラを植える準備を進めている。今春にも10種類25本のサクラの苗木を植樹する予定。

 一帯は昭和初期から半ばにかけて、多様なサクラの木が植わり、桜の園と称された。桜研究家の笹部新太郎氏(1887~1978年)が、日本古来のサクラがソメイヨシノに席巻されたのを憂い、全国からさまざまな種子を集め育てたもので、作家の故水上勉氏の小説「櫻(さくら)守」のモデルともなった。61年に名神高速道路の建設に伴う土砂採取で苗床が取り壊され、団地や駐車場に変わった。

 向日市のまちづくり団体「鎮守の森の会」(上田昌弘代表)が、「まちに誇れるものを」と、桜の園の復活に取り組むことにした。5年前に向日市向日町の向日台団地南の斜面で植樹を始め、笹部氏ゆかりのサクラや権現平桜、また自生のヤマザクラなども含め現在、計20種80本のサクラがあり、大きいもので3メートルほどにまで成長。昨年春には初の花見会も催した。

 向日市側での整備がほぼ完了したことで、今度は京都市側の整備に昨年11月から着手。下草の刈り取りなどをすでに終え、2月から土地所有者の京都府の許可を得て周囲の雑木林の伐採にかかっている。3月中に作業終了予定で、4月には京都市側では初となる植樹を市道沿いで計画している。

 3年後には、向日市と京都市側で合わせて20種類160本にするといい、上田代表は「ゆくゆくは、サクラの名所として完全復活し、笹部さんや水上さんの思いを伝え広げる拠点のような場になれば」と夢を膨らませる。


大阪ニュース 開高健の足跡たどる 生誕80年で草稿など展示

2011-02-14 18:16:10 | 士 cerebrity
あまり知られていないが開高健はサントリーの前進である寿屋宣伝部に所属していた。→「普及の広告作品」

大阪で生まれ育った作家、開高健の足跡をたどる「生誕80年 大阪が生んだ開高健展」が11日、大阪市浪速区のなんばパークス・パークスホールで始まった。開高ゆかりの品々や足跡をたどるパネルなど約200点が並ぶ。20日まで。
開高旧宅の模型や愛用品、紹介パネルが並ぶ「生誕80年 大阪が生んだ開高健展」会場=11日午後、大阪市浪速区

 大阪に生まれ、就職した寿屋(現サントリー)で担当した宣伝コピーで才能を開花させ、「裸の王様」で第38回芥川賞を受賞した開高。母校である大阪市立大は創立130周年記念事業の一環として、開高の魅力を伝えようと今展を企画した。

 会場には開高健記念会が所蔵する資料を中心に、草稿や書簡、写真、書籍、釣り具、実家模型など、開高の人となりが分かる品々を展示。兵庫県芦屋市から訪れた開高健の妹、野口順子さん(76)は「これほどファンがいるとはうれしい。兄とは仲が良かったので思い出は心の中にあるが、あらためて見ると懐かしい」と話していた。

 午前11時~午後8時(最終日は同6時)。一般・大学生300円、65歳以上・高校生以下無料。




なが~いタケノコ串焼き 向日で商店主ら世界記録樹立

2011-02-14 17:51:09 | 祭 carnival
「向日市からギネスに挑戦~世界一長いたけのこの串焼きをつくろう」と銘打ったイベントが11日、京都府向日市寺戸町の京都向日町競輪場内で開かれた。

 地元特産のタケノコや京都向日市激辛商店街をPRしようと、同商店街と実行委が初めて企画した。

 会場では、実行委のメンバーが朝から、長さ2メートルの竹串に10個ほどの煮タケノコを刺して何本もつなぎ、全長111・1メートルの串焼きを準備。半割してつないだ竹の上で、竹炭を敷いて焼き上げた。

 市民ら500人以上が集まる中、午後2時半ごろ、目標の111・1メートルの長さが確認され、拍手とバンザイで成功を祝った。来場者は出来たての焼きタケノコを味わっていた。実行委は今後、世界最長のタケノコ串焼きとしてギネス社に申請する予定。

 ステージでは、向日市出身の歌手YU.KI.KOさんがライブでイベントを盛り上げたほか、子どもたちによるダンスの披露などもあり、家族連れでにぎわった。


いじめ、偏見なくそう 作文発表など長岡京で人権集会

2011-02-14 17:48:55 | 会 party
「第26回長岡京市人権問題研究市民集会」が11日、同市天神の中央公民館で開かれた。小中学生の作文発表やコンサートが行われ、市民ら約300人が、人権について考えた。

 集会は、市教委と市人権啓発推進協議会が、市民の意識向上を目的に毎年開いている。

 2010年度の人権啓発の作文や標語、ポスターには小中学生や市民から計4769点の応募があり、審査の結果、優秀作品計28点、入選作品計31点が選ばれた。この日の集会で発表され、市人権啓発推進協議会の勝田歳一会長が入賞者に表彰状を手渡した。

 その後、優秀作品に選ばれた小中学生が、いじめ、虐待、障害者や高齢者の人権などをテーマに、自分の考えをつづった作文を朗読。他者への思いやりや対話の大切さなどを訴え、聴衆に「差別や偏見をなくそう」とメッセージを発信した。

 コンサートでは、スポーツの練習中の事故で体に障害を負いながら、歌手として再起し、全国でライブ活動を行っているう~みさんがステージでトークや歌を披露した。

 18日まで同公民館で人権啓発の入賞作品を展示している。


サークル活動の成果100点並ぶ 向日・物集女公民館

2011-02-14 17:45:34 | 会 party
京都府向日市物集女町の物集女公民館で12日、「クラブ学習発表会」が始まった。編み物やペン習字、書道、生け花など、同館で活動するサークルのメンバーによる作品約100点を展示。日ごろの活動の成果に、訪れた住民が見入った。

 物集女公民館が年1回催している。ペン習字の展示コーナーでは、詩や俳句が色紙に流麗な筆づかいで記されている。「この道より 我を生かす道なし この道を歩く」「紅梅や 古き都の 土のいろ」など、メンバーの思いや感性がにじむ作品が並んでいる。

 赤紫や深緑など、さまざまな色の毛糸で丁寧に編まれたベストやセーター、カーディガン、編み目をあえて大きくしたおしゃれな作品もある。合唱サークルやダンスサークルの活動の様子も写真で紹介され、来館者は各サークルの和やかな雰囲気を興味深そうに眺めていた。13日まで


長岡京市と向日町署が犯罪被害者支援へ連携

2011-02-11 14:12:35 | 民 people
長岡京市はこのほど、今年1月1日に施行した「市犯罪被害者等支援条例」を推進するため、向日町署との連携協力協定を締結した。

 犯罪被害者支援の条例は、京都府内では宇治市、城陽市、久御山町が制定しており、自治体と警察が連携協定を結ぶのは城陽市に次いで2例目。

 長岡京市の条例では、犯罪被害者が受けた被害の回復、軽減を図るための基本理念や市の責務を明示。市は総合相談窓口を設置し、関係機関と連携して支援施策を実施するほか、犯罪行為によって死亡した人の遺族や、傷害を受けた被害者市民を対象に、見舞金を支給する。

 協定は、犯罪被害者からの相談に対して市と署が連携して適切に支援することなどを定めている。市役所でこのほど開かれた締結式で、小田豊市長と奥田友之向日町署長が協定書に調印し、「相互連携を深め、安全安心のまちづくりや被害者支援に取り組みたい」と語った。




卒業制作、7人7色で 大阪成蹊大のファッションショー

2011-02-10 15:20:22 | 祭 carnival
京都府長岡京市調子の大阪成蹊大芸術学部で染織や服飾デザインを学ぶ学生たちが、11日に学内で開催する卒業制作ファッションショーに向け、最後の準備に追われている。デザイナーの卵たちは「学生時代の集大成。いろんな人に見てほしい」と意気込んでいる。

 ファッションショーを準備しているのは、同学部のテキスタイル・ファッションデザインコースの4年生7人。ショーは、より糸や作り話といった複数の意味がある英語の「yarn」を共通テーマに設定。7本の糸を紡ぐイメージで、7つのシーンを設定し、個々のオリジナル作品を学生モデルたちに着せ、BGMや映像を交えて、非現実的な世界を演出する。

 高木まりえさん(22)は卒業を前に、学生服や社会の基準でもある「ものさし」などをデザインに取り入れたシルクスクリーンプリントの衣服を考案し、森田沙綾香さん(22)は「夜の遊園地」をテーマに、光などをモチーフにデザインした作品を制作するなど、担当教員の指導を受けながら、素材選びからデザイン縫製まで、各自、既製服にはない個性的な作品づくりに取り組んできた。

 同学部は2011年度末に大阪への移転を予定し、学内でのショーは昨年に続き2回目。学生たちは「母校でのショーはいろいろ要望を受け入れてもらえてやりたいことができる。1年生から学んできた思いを込めたい」と話している。

 また、同コースの3年生8人もショーへの出品の準備を進めているほか、同学部内ギャラリーで作品展「万国テキ覧会」を開催している。

 会場には、多彩な染めや織りの技法を使って仕上げたプリント作品が並ぶ。色鮮やかな絵柄の手ぬぐいや、洋服の襟元をデザインした600枚もの作品、布地を使った巨大な造形作品など力作を展示している。

 ファッションショーは11日午後4時半と6時半の2回。「万国テキ覧会」は同日までで、正午~午後6時。いずれも無料。


向日の小林さん、エジプトの実情報告 デモで帰国

2011-02-10 15:17:43 | 士 cerebrity
青年海外協力隊員として1月からエジプトに赴任していた京都府向日市寺戸町の小林容子さん(27)が、首都カイロを中心に起きた反政府デモの拡大に伴う治安悪化を受け、9日までに緊急帰国した。「生活していた建物の間近で銃声や人の叫び声が続き、不安だった」と滞在中の緊迫した状況などを本紙に語った。

 小林さんは協力隊員として2年間、障害者支援の施設・機材などの調査や、現地のソーシャルワーカーを対象とした研修の企画立案などに携わる予定だった。赴任先は同国北部のダミエッタ市だが、渡航後1カ月は研修のためカイロにいた。

 小林さんによると、デモは初めの3日間は比較的整然としていたが、金曜礼拝日の1月28日から激化。カイロ中心部の広場へ向かう途中、「隊列に加わるよう周囲の人に繰り返し手招きしていた」。夜には、自身やほかの隊員が仮住まいしていた建物のそばで「たて続けの銃声と、人々が口々に叫ぶ声が聞こえた」。ナイフや鉄棒を手にした人の姿も見え「不安で息をひそめていた」という。

 一方、同じ28日からインターネットや携帯電話が不通に。テレビの国営放送は大統領の会見は何度も流すが、デモの映像はほとんどなく「正確な情報が得られなかった」。デモの一層の激化で、2月1日にJICA(国際協力機構)が一時退避を決定、7日夕に向日市の自宅に戻った。

 小林さんは現地滞在中、高い失業率や賃金水準の低さなど、人々の生活の厳しさを耳にしたという。事態収束への動きも出始める中で、「人々の暮らしが良くなる方向に社会が変われば」と気遣う。「こうした変化のある時こそ、ボランティアが必要」とも話し、再渡航に意欲もみせる。

 JICAは1カ月後をめどに、情勢をみて再開、退避延長または派遣国の振り替えなどを決めるという。


ロッテ・今江選手受賞 向日市スポーツ栄誉賞

2011-02-09 22:05:27 | 士 cerebrity
京都府向日市は8日、同市出身で昨年、日本一に輝いたプロ野球の千葉ロッテマリーンズの今江敏晃選手(27)に市スポーツ栄誉賞を贈った。

 今江選手は、第4向陽小と寺戸中を卒業。4向小の時代に市内の少年野球チーム「向陽オックス」で野球を始めた。中学時代は京田辺市のボーイズリーグのチームに所属し、3年の春に全国優勝。大阪・PL学園高時代には夏の甲子園大会への出場も果たした。

 千葉ロッテには2002年に入団。05年と昨年の2度、日本シリーズのMVPに輝き、06年にはワールドベースボールクラシック(WBC)にも出場した。

 市スポーツ栄誉賞は、ペナントレースは3位ながらも最終的に日本一となったチームへの今江選手の貢献が大だったことから、市議会の提案もあり授与を決めた。

 この日、今江選手はキャンプ中で向日市に来られないため、市は地元特産の竹を使った表彰文入りの盾と、向陽オックスの子どもたちや寺戸中の生徒らが寄せ書きした色紙計4枚を、千葉市の球団事務所に郵送した。

 同賞は過去に、04年アテネ五輪のシンクロナイズドスイミングで銀メダルをとった北尾佳奈子さんら4人と1チームが受賞している。


三重塔 アライグマ被害 大山崎・宝積寺、捕獲用わな設置

2011-02-09 21:59:09 | 民 people
秀吉ゆかりの古刹(こさつ)で国の重要文化財に指定されている京都府大山崎町大山崎の宝積寺三重塔で、特定外来生物のアライグマによるとみられる被害が見つかった。町教委は8日、捕獲用のわなを設置した。宝積寺は昨春、本堂がシロアリの被害に遭ったばかりで、相次ぐ受難に頭を抱えている。

 被害は1月下旬、寺の職員が、塔内に安置されている大日如来座像の公開準備中に気づいた。外柱には多数の引っかき傷があった。もともとの朱色が白く見えるほどで、深い爪痕も目立つ。内部では天井に施したヒノキ板が随所で抜け落ちていた。町教委はアライグマが柱を駆け上って木組みの隙間から塔内に侵入し、天井の上を駆け回ったとみている。8日は外柱のそばに捕獲用のおりを設置し、周囲にはおびき寄せるための餌も置いた。

 生涯学習課の林亨主幹は「アライグマが塔内に住んでいないかを確認した上で、侵入防止策として木組みの隙間や穴をふさぎたい」と話す。

 三重塔は高さ19・5メートル。和様で桃山時代の様式が色濃い。秀吉が1582(天正10)年の「山崎の戦い」で明智光秀を破った後に建てたとされ、「豊臣公一夜の塔」の名でも知られる。

 本堂は昨年4月、シロアリ被害で床板が抜け落ち、寺は伝統行事「鬼くすべ」を中止した。本堂改修へ向け寄付金を募り始めた直後の新たな被害に、寺石典亮責任役員は「寺の存続にかかわる事態。法灯を消すわけにはいかない。修復の段取りを考えないと」と話している。


アニメ絵工作も盛況 長岡第六小で住民交流の催し

2011-02-07 12:19:03 | 祭 carnival
京都府長岡京市の長岡第六小で6日、地元住民や児童らが参加する「長六まつり」が開かれた。児童が和太鼓を演奏したほか、プラスチック板に好きなアニメの絵を描き込むなど多彩な工作教室や模擬店もあり、多くの人でにぎわった。

 学校を拠点に住民の交流を深めようと、校区内の子供会や少年補導委員会などでつくる連絡協議会が毎年催している。体育館では、児童が勇壮な和太鼓演奏や軽快なヒップホップダンスを披露した。

 和菓子や木工などの製作教室も設けられ、このうち「プラバン教室」では、長岡中美術部の生徒がアニメのキャラクターを描いた下絵を用意。小学生はお気に入りの絵を選び、上から透明なプラスチック板を当ててペンでなぞって色を塗った。

 最後に板をオーブンで温めると縦横各5センチほどに縮み、小さなイラスト作品が完成。児童は熱による変化に驚きながら出来栄えを眺めていた。