春の乙訓見どころ満載 商工・観光協がパンフ増刷

2011-04-05 12:14:05 | 商 trading
春の観光シーズン本番を前に、乙訓商工・観光協議会はこのほど、乙訓地域の観光パンフレット2万5千部を増刷し、京都市下京区の京都駅ビル内の京都総合観光案内所に置いた。

 桜の季節に合わせて乙訓地域の魅力を発信し、観光客を呼び込むのが狙いで、2市1町の見どころを写真入りで紹介している。

 向日市では桓武天皇皇后陵や、鎌倉時代末期に京都に日蓮宗を広めた僧、日像ゆかりの石塔寺、長岡京市では国史跡の恵解山(いげのやま)古墳や、明智光秀の娘の玉(後の細川ガラシャ)が嫁ぎ住んだ城の跡に整備された勝竜寺城公園を掲載した。

 大山崎町では、千利休が建てた国宝の茶室待庵や、幕末の禁門の変で自刃した長州藩の志士が眠る十七士の墓を載せた。タケノコを材料にした各市町の特産品も紹介している。

 乙訓商工・観光協議会の事務局を担当する大山崎町商工会の邑楽吉計(おはらぎよしかず)会長は「東日本大震災の被災地を支えるためには、西日本が元気に経済活動を続けることが大事。観光振興と並んで、復興支援にも引き続き取り組みたい」と話している。

【 2011年04月05日 10時29分 】

京都の歴史を足元からさぐる―丹後・丹波・乙訓の巻
クリエーター情報なし
学生社


暴力団排除の条例PR 長岡京追放協などチラシ配布

2011-04-05 12:10:49 | 式 celemony
1日に京都府暴力団排除条例が施行されたのを受け、乙訓地域暴力追放推進協議会と向日町署がこのほど、長岡京市開田のイズミヤ長岡店で、買い物客への周知活動を行った。

 条例は、府発注工事で暴力団員との請負契約を禁止した。また祇園と木屋町の両地区(いずれも京都市)を「暴力団排除特別強化地域」に指定した。

 活動には「みんなでつくろう安心の街」と書かれた黄色のたすきを掛けた同協議会員と向日町署員計10人が参加。「相手より多い人数で、自分の城で対応」「トップは対応しない」「会話の内容を記録」など、暴力団への対応法10項目を載せたチラシや、周知用のティッシュ、ばんそうこうを、買い物客約300人に「よろしくお願いします」の掛け声とともに、手渡していた。

2011年04月05日 10時32分

不用家電集め、避難者宅に提供 吹田市と関西大 2011年4月4日

2011-04-04 11:47:14 | 災 disaster
「自分が被災者で、避難してきたと考えたら、家具や家電は絶対に必要」と、企画した関大院外研究生の飯坂拓也さん(22)。もともとは、4年後に取り壊される市営住宅の空き室を使用したボランティア活動について昨年8月から市と協議を重ねてきたメンバーの一人だったが、地震の発生により、市営住宅は被災者の受け入れに使われることになり、学生が入れ替わるこの季節に出る不用の家電製品を収集することにした。
避難してきた被災者にテレビなど家電を渡す飯坂さん(右から2人目)ら学生

 市の担当者が入居者に希望を聞き、飯坂さんら学生が集めた。飯坂さんは、就職のために名古屋へ引っ越すサークルの先輩からテレビと洗濯機を譲り受けると、一般市民から提供があった冷蔵庫とともに早速、仙台市宮城野区から避難してきた女性(41)宅へ届けた。

 女性は被災後、持病の薬を入れたリュックサック一つで山形、東京と経由して先月20日頃に友人を頼って大阪に着いた。学生からの提供に「本当にありがたい」と感謝の言葉を繰り返した。女性は「(粉じん対策の)マスクをしなくていいし、水も電気もガスも使える。落ち着きました」と話す一方で、今後について「家がぐちゃぐちゃでどうしていいかわからない。よく考えたい」と不安を募らせた。

 現在、市では市営住宅に4世帯の入居が決まり、民間からの提供も含めて今後も避難者の入居が続く。「物資がないつらさをひしひしと感じた。今後も学内、学外に呼び掛けたい」と飯坂さん。また、「物を渡すだけではなく、今後も被災者とのコミュニケーションを取っていきたい」と、心の支援にも意欲的だった。

 家電の提供などの問い合わせは、電話06(6384)1923、吹田市住宅政策課まで。

 「下宿を出るとき使わなくなった家電製品を提供して」-。日本有数の“大学のある街”である吹田市で、市営住宅に入居した東日本大震災の被災者に使ってもらおうと、同市と関西大(同市)が学生らが使わなくなった冷蔵庫や洗濯機などを収集する取り組みを始めた。同市は同大学を含む4大学があり、学生総数は約4万8千人。今回の取り組みも地域財産である学生が中心となっている。

桜の名所、史料でたどる 向日で相次ぎ春のイベント

2011-04-04 11:39:37 | 歴 history
桜の季節を迎え、向日市内で2日、関連の催しが相次いで始まった。同市寺戸町の市文化資料館では、企画展「史料にみる向日・乙訓の桜の名所」がスタート。明治以降、地元の向日神社が桜の名所として整備された過程を伝える文書や写真17点を展示している。

 桜の名所を巡るスタンプラリーの開催に合わせ同資料館が企画。展示史料のうち向日神社が掲載されている1780(安永9)年の「都名所図会」に桜の絵はなく、松林や竹が描かれている。

 一方、1889(明治22)年の文書には、境内に計千株の桜とカエデを植えたと記されている。1903(明治36)年の「京都府乙訓郡名勝案内記」は桜に関し「早咲は向神社、後咲は向神社の八重桜」と紹介している。

 訪れた人は、国の観光開発政策を背景にした変化を示す史料を興味深そうに見入った。5月8日まで。無料。

 近くの旧家・富永屋では「むこうし桜くらべ」と題した桜の写真とマップ展が始まった。3日までで、煎茶の販売もある。

 一方、同市向日町の向日神社では、東日本大震災を受けて恒例の桜まつりが中止となり、復興祈願を兼ねた祈年祭が営まれた。

 雅楽に合わせ、六人部是継宮司が本殿正面にタイやお神酒、果物を供えた。地震や津波による被害を悼み、生活再建を祈る内容の祝詞を読み上げた。参列した氏子総代22人は厳粛な面持ちで拝礼した。

【 2011年04月03日 12時14分 】

風の歌声永遠に 向日の合唱団がラストコンサート

2011-04-04 11:36:30 | 式 celemony
向日市少年少女合唱団「風の子」の創立30周年記念コンサートが3日、京都府向日市寺戸町の市民会館で開かれた。節目の一方で、団員数の減少で活動休止が決まり、子どもたちの最後の晴れ舞台に、0Bや家族が応援に駆けつけ、幅広い世代が合唱を楽しんだ。

 風の子は1980年に活動をスタートし、市内の小学生が月2回、市民会館で合唱の練習に取り組んできた。毎年、6年生の卒団を祝う目的でコンサートを開催してきたが、多い時には20人以上いた団員数が11人まで減り、公民館クラブ活動としての人数が維持できなくなったこともあり、30周年を機に最後のステージにすることにした。

 子どもたちはおそろいの衣装に身を包み、ポップスやオリジナルの合唱曲など23曲を披露。ソロパートや、ラップ、セリフなども交え、会場に伸びやかな歌声を響かせた。合唱団の過去のコンサートでの思い出の歌も披露され、客席のOBやOGも一緒に口ずさみ、手拍子で盛り上げた。

 第4向陽小6年の吉田愛奈さん(12)は「最後で悲しいけど、一生懸命歌った」といい、活動を支えてきた保護者らも「今は残念だが、ひと区切り。古い団員の子どもたちが育ってきており、またその世代の力を借りて活動を復活できる時があれば」と話した。

【 2011年04月04日 10時40分 】

春の味覚を収穫 長岡京で親子らタケノコ掘り体験

2011-04-04 11:33:22 | 木 plants
長岡京市観光協会主催のタケノコ掘り体験イベントが3日、京都府長岡京市井ノ内の観光竹林で行われ、家族連れなどが旬の味覚の収穫を楽しんだ。

 市観光協会が、地元の特産物を観光振興に生かそうと、放置竹林を整備し、2006年からタケノコ掘り体験を企画している。

 市内のほか、大阪府や滋賀県などから親子連れや女性グループの約20人が参加。協会員から地元産タケノコの特徴や土入れなどの作業について説明を受けた後、市民グループ「竹援会」のメンバーや市職員らの協力を得て、「ホリ」と呼ばれる道具で土を掘り、タケノコを探り当てた。

 参加者は、根切り作業に苦労しながらも、タケノコを掘り出すと歓声を上げ、新鮮なまま持ち帰った。

 長法寺小5年の山野隼君(10)は「根を探してグッと掘り出すのが、思っていたより難しかった」と話していた。

 小ぶりのタケノコが多く、協会理事の沖雄二郎さん(64)は「昨夏の小雨のほか、まだ寒さもあって不作で、昨年の同時期に比べ5分の1程度の量だ。4月半ばになればもっと出てくるのでは」と話した。

【 2011年04月04日 10時44分 】

光明寺再興、思いはせ 寄付者目録やパネル展示

2011-04-03 13:51:48 | 会 party
「粟生光明寺の再興」と題したミニ企画展が2日、長岡京市天神の市立図書館で始まった。西山浄土宗の宗祖、法然を祭る御廟(ごびょう)建設時の寄付者目録など、光明寺に関する史料やパネル計5点が並んでいる。

 法然の800年遠忌に合わせ、さまざまな史料の存在を伝えようと市教委が企画した。

 京都御所の内裏常御殿(つねのごてん)にあったふすま絵55面が、公家の大原家を経て光明寺に渡ったことを示す1763(宝暦13)年の史料「金襖寄付書」を展示。1656(明暦2)年完成の御廟を建設する際の寄付者名を記した「御廟奉加帳」も並ぶ。

 このほか、法然の遺体をだびに付す場面などが描かれ、美しい表装の「光明寺絵縁起」や涅槃(ねはん)図など、市指定文化財の写真パネル3点も掲げている。

 訪れた人は、名刹(めいさつ)の歴史を伝える史料や写真を興味深そうに眺めた。6月30日まで。無料。

【 2011年04月03日 11時53分 】

善意花咲く、さくら祭 西京、大震災受け募金箱

2011-04-03 13:47:03 | 祭 carnival
陽光のもとで休日を楽しむ「らくさいさくらチャリティー」が2日、京都市西京区大原野東境谷町の小畑川中央公園周辺で始まった。特設ステージでの音楽演奏やお茶席などに、多くの家族連れが訪れた。

 京都市住宅供給公社などでつくる実行委が毎年、「らくさいさくら祭」として開催しているが、今年は東日本大震災を受けてチャリティーイベントとして実施し、会場に募金箱を設けた。

 会場には、大正琴の演奏やKBS京都ラジオの公開生放送が行われたステージ、農産物や福祉施設の手作り品の販売ブースなどが立ち並んだ。周辺の桜は、一部がちらほら咲き程度だったが、好天に恵まれ、本格的な春の訪れを感じさせていた。3日午後5時まで。

【 2011年04月03日 12時23分 】

社会人へ緊張の面持ち 辞令交付・入社式

2011-04-02 13:39:33 | 式 celemony
乙訓地域の官公庁や企業で1日、辞令交付式や入社式が行われた。新人たちは緊張した面持ちで臨み、社会人のスタートを切った。

 大山崎町には、最近10年間で最多の8人の新入職員が入庁。辞令交付式では、昨年12月に就任した江下伝明町長から一人ずつ辞令を受け取った。

 新入職員を代表し、社会人枠で採用された中谷勝忠さん(36)が「全体の奉仕者として公正に職務を執行することを誓います」と宣誓した。江下町長は「(東日本)大震災の被害を振り返ると、住民の安全を守る行政の責任の重さを感じる。新採職員の皆さんは初めての職場で職務に精励してほしい」と訓示した。

 向日市は21人、長岡京市は28人の新入職員が辞令交付を受けた。

 地元企業でも入社式があった。長岡京市東神足の村田製作所では、村田恒夫社長が「大震災の被災者が助け合って頑張る姿は日本経済に勇気を与えてくれる。皆さんも人を思いやる心を大切にしてほしい」とあいさつ。

 新入社員83人を代表して木村友香梨さん(23)が「地域に愛される会社や先輩が築いた信頼を失わないよう、誠実に精進します」と決意を語った。

【 2011年04月02日 12時17分 】

向日の風景、剪画で 国民文化祭、切手で盛り上げ

2011-04-02 13:36:57 | 式 celemony
今秋に府内で開催される国民文化祭で、向日市が「剪画(せんが)展」を行うのに伴い、剪画をあしらった記念切手シートを郵便事業会社が作成した。発売開始初日の1日、市内の郵便局長らが市役所を訪れ、市長にシートを贈呈した。

 10月29日~11月6日の同祭期間中、同市は一般公募と日本剪画協会の会員による作品展を、市民会館や市文化資料館で予定している。記念切手シートは、同祭の開幕に向け機運を高めていこうと、市実行委が郵便事業会社に作成を依頼した。

 80円切手10枚と表紙から成り、デザインは表紙の西国街道はじめ向日神社、商店街、JR向日町駅、竹林など半数以上が向日市内の風景。いずれも、市内在住の剪画作家で剪画協会副会長の大月透さんが手掛けた作品で、市実行委がデータ化して郵便事業会社に提供した。

 シートは1千部作成され、乙訓2市1町の全17の郵便局で販売。1部1200円。また寺戸郵便局では切手の原画を展示している。この日は、同郵便局の原田守局長や大月さんらが市長を訪ね完成品を手渡した。

【 2011年04月02日 12時52分 】

行基や利休 新聞で紹介 大山崎で歴史学習展

2011-04-01 11:32:14 | 式 celemony
京都府大山崎町の小中学生の歴史学習成果展が、同町大山崎の町歴史資料館で開かれている。地元ゆかりの人物を紹介した「伝記新聞」や、日用品の進化を描いた絵など、学校の授業や同館主催の工作教室で制作した力作約100点が並んでいる。

 資料館が毎年3月に企画している。5年生が国語の授業で取り組んだ伝記新聞では、淀川に山崎橋を架けた行基を「全国で橋や道路、ため池をつくった。人のためにいろんなことをした」と紹介。千利休が建てた茶室「待庵」について「二畳の和室で客をもてなした。小さな部屋を大きく見せる工夫がある」と記した。

 電話や炊飯器、アイロンなど日用品の今昔を描いた3年生の絵や、6年生が手掛けた離宮八幡宮の水彩画も展示。来場者は色使いや構成などに、子どもの個性がにじむ作品に目を細めていた。10日まで。

【 2011年04月01日 09時32分 】

長岡京音楽祭、新年度計画協議 中国の高校生演奏も

2011-04-01 11:29:08 | 会 party
長岡京音楽祭の実行委員会がこのほど長岡京市天神の市立図書館で開かれ、クラシックコンサートや中学校の吹奏楽部合同演奏会など2011年度の事業計画などについて協議した。

 長岡京音楽祭は08年度から始まり、府長岡京記念文化会館(同市天神)を拠点に、市民の芸術・文化創造活動推進を狙い、通年で公演を企画。小田豊市長を委員長に、各種団体のメンバーが委員を務めている。実行委では、10年度の事業・会計報告を承認した後、事務局が、12日の長岡京室内アンサンブルの公演を11年度最初の取り組みとし、その後、6月26日の京都オペラ協会の「シンデレラ」、7月18日の中学校吹奏楽部合同演奏会、8月6日に「長岡京夏のクラシックコンサート’11」を行うという事業計画を説明した。

 シンデレラの公演前日に小中高生対象の公開ゲネプロ(通し稽古)の実施を計画しているほか、吹奏楽部合同演奏会では友好都市・寧波市(中国浙江省)の高校生の参加も検討していることが報告された。夏のクラシックコンサート’11は、京都出身で国際的に活躍する指揮者の阪哲朗さんとアンサンブル神戸による演奏会で、実行委にはソリストとして出演する京都市立芸術大出身のピアニスト河内仁志さんも出席。「長岡京の文化発展につながるようしっかりと務めたい」と意気込みを語った。チケット販売収益向上に向け、PR強化の必要性も議論に上り、委員からは「クラシックやオペラ、合唱など各分野のファンを融合させていかなければ」といった意見が出た。

【 2011年04月01日 09時35分 】