戦国茶屋ほっこり 大山崎、茶菓子に季節感

2011-05-07 11:47:35 | 祭 carnival
10月に京都府内で催される国民文化祭を前に、「戦国茶屋」と名付けた茶席が6日、大山崎町役場1階に設けられた。訪れた住民らが、季節感あふれる茶菓子とともに抹茶で一服し、しばしのほっこりタイムを満喫した。

 千利休が建てた国宝の茶室「待庵」が地元に残る歴史にちなみ、茶の湯文化に親しんでもらうのが目的。町立中央公民館で活動する「茶道サークル」と「なつめ会」が、毎月第1金曜の午後1時から催している。

 今回の茶菓は、紫色と黄色が目を引く「しょうぶ」。茶席に座った人たちは、着物姿のサークル会員らから抹茶とともに受け取った。季節の花をかたどった色や形を眺めて口に運んだ。

 通りがかった住民らが立ち寄ってリラックスした雰囲気で茶を楽しみ、準備した30人分を完売した。


【 2011年05月07日 11時05分 】

巨大キンボールに夢中 長岡京で大会

2011-05-05 12:00:23 | 式 celemony
京都府キンボールスポーツ連盟主催の「はんなりキンボールスポーツ大会2011」が4日、長岡京市長法寺の西山公園体育館で開かれた。乙訓地域内外の小学生から50代まで110人が、直径1・2メートルのボールを使って楽しむ競技でさわやかな汗を流した。

 キンボールはカナダ発祥のニュースポーツ。1チーム4人で、3チームが一つのコートでサーブとレシーブを繰り返し、ボールを床に落とさないようにすることで得点を競い合う。

 乙訓でも近年、キンボールを楽しむ人たちが増加。今年11月には日本では初開催となる世界大会が兵庫県宝塚市で実施されることもあり、京阪神の競技者も集まりやすい場所で交流大会を行おうと、同連盟が初めて長岡京市を会場に選んだ。

 この日は京都と滋賀をはじめ大阪、兵庫、和歌山、三重、さらに愛知や東京と計8都府県から参加があった。小学生限定のジュニアの部と、中学生以上で初・中級者によるフレンドリーの部、同じく中学生以上で上級者が対戦するチャンピオンの部の3部に分かれ、各部で優勝を競った。

 選手たちは、チームの仲間と声を掛け合いながら、手足を上手に使って大きなボールを受け止めたり浮かせてつないだりして、コートを懸命に駆け回りプレーに熱中していた。

【 2011年05月05日 09時46分 】

復興支援へ慈善演奏会 長岡京市内外から5バンド

2011-05-05 11:55:49 | 民 people
東日本大震災などのチャリティーを兼ねた音楽ライブ「バンビオグルーブフェスタ」が4日、長岡京市神足のバンビオ広場公園で催された。市内外で活動するプロやセミプロの5バンドが出演し、熱のこもった歌と演奏を聞かせた。

 同市を練習や演奏の拠点にするバンド「WhiteGarden(ホワイトガーデン)」のメンバーらでつくる実行委が主催した。

 近年に岩手県へ移住しながら、今も長岡京市に通い活動を続けるバンドの仲間がおり、東日本大震災で岩手県も被災したことで、自分たちにできることをとチャリティーライブを企画した、という。

 また仲間には、盲導犬の活動や、胎児と妊婦を支援する募金呼び掛けなどを行っている者も個々におり、今回のライブはそれらの趣旨も併せた。

 出演したバンドは、オリジナルからコピーの曲まで、ポップスやロックを次々と披露。激しいギターの音色を響かせたかと思うと、じっくり聞かせるバラードもあり、買い物客らも足を止めて演奏に聞き入っていた。

【 2011年05月05日 09時48分 】


陸前高田へ命の鼓動を 高槻太鼓も呼応

2011-05-04 12:03:31 | 式 celemony
こいのぼりが泳ぐ高槻市の河川敷。行楽イベントに合わせてたたいた和太鼓の響きは、東日本大震災で被災した「太鼓の里」の岩手県陸前高田市まで届いたか。「その元気な命の鼓動を私たちにください」とメールを寄せた仲間の願いを背に、高槻太鼓の面々はバチを高らかに掲げて激しく打ち鳴らした。
バチを高く上げて打ち鳴らす高槻太鼓のメンバー=4月29日午後、高槻市の芥川桜堤公園
■もみくちゃ

 陸前高田市の氷上太鼓メンバーが送信したメールは日本太鼓連盟を通して高槻太鼓をはじめ全国の太鼓団体に転送された。

 「全国太鼓フェスティバルの会場だった(陸前高田)市民体育館も波の中で跡形も無く、波は勢い止まることなく体育館を越して、山のふもとの私の家までも押し上げ、町をもみくちゃにしました」

 津波被害の甚大さがつづられたメールは、一方で「満足のいくおもてなしはできないかもしれませんが、逢えることに希望を持って日々頑張ります」と決意が記され、全国の仲間に対して「その日まで皆さんへお願いです。太鼓や芸能頑張ってください!」とあった。
■阪神大震災

 「自粛ではなく、命の鼓動を伝えていこうやないか」

 3月11日の震災発生から10日たった日にメールを受け取った高槻太鼓会長の黒薮輝之さん(55)=高槻現代劇場事務局長=が、向かった先は高槻青年会議所(JC)。4月29日に予定した「こいのぼりフェスタ1000」を開くか、自粛するか、高槻JCの担当者らが検討している最中だった。

 被災地に思いを寄せて太鼓をたたく。その取り組みは阪神淡路大震災が起きた翌年の1996年以降、発生日の1月17日に「鎮魂と希望の太鼓」を打ち鳴らすことが全国の太鼓界で恒例になっていた。そして、今回の東日本大震災…。

 「被災された方もきっと阪神大震災の時に心配され、太鼓をたたいていたと思う。だからこそ、こういうメールのメッセージになった」と黒薮さんは面識のない氷上太鼓の送信者の心境を推し量る。
■観客へ披露

 こいのぼりフェスタ1000の当日、黒薮さんはメールのメッセージをステージで披露し、観客とともに黙とうした。

 「日本全国を元気にさせることができたらいいなと思います」。黒薮さんが語り掛けた時、上空のこいのぼり約千匹は薫風を受けて泳いでいた。

ガラシャゆかり袱紗や自筆手紙 長岡京で特別展

2011-05-04 12:01:33 | 式 celemony
「長岡京ガラシャ祭」が今年で20回目となるのを記念し、ガラシャや夫の忠興ら、細川家と勝竜寺城ゆかりの資料を紹介する特別展「細川ガラシャのおもかげ」が、京都府長岡京市の勝竜寺公園管理棟2階展示室で開かれている。

 会場では、細川家に伝わる歴史資料を保存する公益財団法人「永青文庫」(東京都)の所蔵品の中から、ガラシャの梅と松の絵から仕立てた袱紗(ふくさ)、自筆の手紙、忠興のためにガラシャが織ったとされる露払いのほか、忠興が関ケ原の合戦で使ったよろいなどを、写真パネルで紹介している。

 また、勝竜寺城に輿入れしたガラシャをはじめ、細川幽斎・忠興親子、織田信長、明智光秀ら城ゆかりの武将たちの人生を、年表や古文書などのパネル資料を交え説明。

 土塁や堀など城の遺構を確認した市教委の発掘調査の成果も紹介し、出土した瓦や食器類、排水用の土管、民間信仰の対象として石垣に組み込まれた石造物など約50点も展示している。

 特別展は、11月中旬のガラシャ祭のメーンの行列巡行までの予定。無料。午前9時~午後5時(火曜休館)。

 5月は、土日・祝日の午前10時~午後3時は、市ふるさとガイドのメンバーが案内する。



【 2011年05月04日 10時37分 】

乙訓のGW 伝統祭礼で地域つなぐ

2011-05-04 11:58:47 | 祭 carnival
ゴールデンウイーク中盤の3日、乙訓各地の神社や寺院で伝統の祭礼が営まれ、住民がみこしなどを引きながら地域を巡行した。かわいらしい稚児行列などを、沿道を行き交う人たちがカメラに収めた。

■街道彩る稚児行列 花祭り 石塔寺

 京都府向日市鶏冠井町の石塔寺では、釈迦(しゃか)の誕生を祝う「花祭り」が営まれ、稚児たちが、色鮮やかな衣装に身を包み、西国街道を練り歩いた。

 午前11時に稚児行列が市中央商店街を出発した。路上で、題目やうちわ太鼓を響かせる僧侶たちに続いて、アヤメの造花を手にした子ども18人が台座に乗った白象を引きながら歩き、約500メートル南の石塔寺に到着した。

 本堂で営まれた法要では、武田幸弥住職が導師を務め、参列した稚児や檀信徒らが手を合わせ、東日本大震災の犠牲者を供養した。

 また、府無形民俗文化財に指定されている「鶏冠井題目踊り」の保存会のメンバーが、扇子やすげ傘を使った伝統の踊りを奉納したほか、恒例の胡弓の演奏も行われ、祭りを盛り上げた。

■法被姿でまち巡行 神足神社、勝龍寺でみこし

 京都府長岡京市東神足の神足神社では、神幸祭が行われた。子どもたちや氏子約300人がみこしを引きながら、まちを巡った。

 正午すぎから拝殿で神事が執り行われた後、祭りの行列が出発。鼓笛隊の奏でる太鼓や笛の音に合わせ、法被姿の子どもらが2基のみこしを引いて進んだ。

 一行は、神社から神足橋を渡り、お旅所の神足公民館まで約2・5キロのコースを歩いた。神幸祭は戦前から続く神足神社の伝統行事で、5日には還幸祭が営まれ、みこしがお旅所を出発して神社に帰る。

 また、同市勝竜寺の勝龍寺でも午前11時から、寺の祭礼で子どもみこしの巡行が行われた。地域の子どもたち30人が、酒樽(さかだる)を乗せた「たるみこし」を引きながら、「わっしょい、わっしょい」と威勢の良いかけ声をかけて歩き、祭りに彩りを添えた。

【 2011年05月04日 10時37分 】

折り紙かぶと、親子ら楽しむ 大山崎で端午の節句飾り教室

2011-05-03 12:00:40 | 式 celemony
5日の「こどもの日」を前に、「端午の節句の飾りを作ろう」と題した工作教室がこのほど、京都府大山崎町円明寺の町子育て支援センターであった。町内の親子14組が参加し、子どもが遊ぶ傍らで、母親が折り紙でかぶとやこいのぼりを折って楽しんだ。

 一足早く端午の節句の気分を味わってもらおうと、同センターが企画した。赤や青、緑など多彩な模様の千代紙を使い、嶋田睦子所長が手ほどきした。

 テーブルを囲んで座った母親たちは、作り方を記した紙も参考にしながら織り進めた。開始から1時間近くたつと、正三角形や細長い形のかぶとや、さまざまな大きさや色のこいのぼりが次々と完成。談笑しながら、出来栄えを見せ合っていた。

【 2011年05月03日 10時07分 】

昭和初期の“エコ住宅” 大山崎「聴竹居」見学会

2011-05-03 11:58:38 | 会 party
昭和初期の名建築とされる大山崎町大山崎の「聴竹居(ちょうちくきょ)」でこのほど、「新緑をめでる会」が開かれ、地元住民や観光客が庭園や建物の見学を楽しんだ。

 聴竹居は、京都帝国大教授を務めた建築家の藤井厚二が1928(昭和3)年に建てた。採光や換気などにも工夫し、「エコ住宅の先駆け」ともいわれる。建物を管理し、見学の受け入れに取り組んでいる住民グループ「聴竹居倶楽部(くらぶ)」が、新緑の時期に合わせたイベントを企画した。

 倶楽部のメンバーが室内を案内し、天井裏から外部に熱を逃がす換気口など、和洋折衷のたたずまいの中に、エコやバリアフリーの視点が随所に取り入れられた設計を説明した。

 訪れた人たちは「部屋も庭も、昭和初期の趣やモダンな雰囲気が漂っていて味わい深い。大切に残してほしい」などと話し、カエデやアセビなどが配された新緑まぶしい庭園を歩きながら、ゆったりとした時間を過ごしていた。



【 2011年05月03日 10時10分 】

「武神」3人形、観光客を魅了 向日の旧家で展示

2011-05-02 12:25:10 | 式 celemony
京都府向日市寺戸町の旧家・富永屋で1日、5日の「端午の節句」を前に武者人形が飾られ、休日を利用し観光で訪れた人たちの目を引いている。

 江戸期の建築構造を残す富永屋の保存活用を目指す「富永屋の会・グループとみじん」が、親子そろって気軽に足を運んでもらえる催しをと、ゴールデンウイーク期間中に毎年展示している。

 座敷の奥に並べられたのは、富永屋や市内の旧家が所蔵する江戸後期から昭和初期までの武者人形など9点。

 大将と旗持ち、飾り甲冑(かっちゅう)のほか、子を身ごもったまま朝鮮半島に出陣し、帰国後に応神天皇を生んだと伝えられる神功(じんぐう)皇后の人形も。そばに控える臣下の武内宿禰(すくね)、その腕に抱かれた生後間もない応神天皇と、いずれも「武神」として名高い3者の人形がそろっている。

 また会場では、端午の節句にちなむ菓子と煎(せん)茶を味わえる「煎茶カフェ」も開設され、訪れた家族連れなどが人形を眺めながら休日のひとときをゆったりと過ごしていた。

 3日まで。入場100円(修復協力金)。カフェは2日はなし。

【 2011年05月02日 11時29分 】

視覚障害2女性が入賞 長岡京のダンス競技大会

2011-05-02 12:22:32 | 会 party
京都府長岡京市で1日開かれたダンスの競技大会に、目の不自由な市内在住の女性3人が出場し、うち2人が見事入賞を果たした。出場した3人は「緊張したが楽しく踊れた」と、充実感にあふれた笑顔をみせた。

 大会は、アマチュア対象のダンスコンペ「第3回京都ライズスターカップ」。

 市内外の上級者から初心者まで計30組約100人が参加した中、視覚障害のハンディを乗り越え出場したのは廣津純子さん(62)、岩本信子さん(69)、梅野八重子さん(76)のいずれも長岡京市の女性3人。うち、岩本さんと梅野さんは初の参加、廣津さんは昨年に続き2度目の出場となった。

 廣津さんと岩本さんの2人はともに新人戦でルンバとワルツを、梅野さんは一般社会人の部でタンゴを選択。パートナーはいずれも、宇治市で高齢者や障害者の地域交流支援に取り組むNPO法人代表の泉村照夫さん(51)が務めた。

 3人は日ごろの練習の成果を存分に発揮し華麗なステップを披露した。そして、決勝に進んだ廣津さんが5位に、岩本さんも6位で入賞を成し遂げた。3人は「泉村さんら周囲の励ましで出場の勇気が出た」と話す。泉村さんは「こちらが逆に元気をもらえる。今後も障害のある人の参加がどんどん増えてほしい」と積極参加を呼び掛けていた。

【 2011年05月02日 11時34分 】

薫風を吸い込み こいのぼり群泳悠々 長岡京の小泉川沿い

2011-05-01 12:14:32 | 祭 carnival
京都府長岡京市下海印寺の小泉川沿いで、多くのこいのぼりが初夏の薫風を吸い込み、気持ち良さそうに泳いでいる。

 こいのぼりは大山崎町円明寺、小倉神社の春の例大祭に合わせ、約30年前から、下海印寺氏子青年会が川沿いに掲げている。一帯が、京都第二外環状道路(にそと)建設予定地となり、一時存続が危ぶまれたが、昨年は当初の設置場所より上流の長岡第四中そばの堤防に移動して実施。今年も同じ場所に竹林から切り出した竹をさおに13セットを掲げた。

 にそと工事の重機が並ぶ川辺で、マゴイやヒゴイが、竹ざおをしならせながら青空を悠々と泳いだ。色とりどりの群泳を散歩中の市民がカメラに収めたり、近くの保育園の園児らが菜の花を摘みながら「屋根より高い~」と口ずさんでいた。

 氏子青年会会長の白井賢太朗さん(42)は「にそとの工事が進むにつれ、また設置場所を考えていかなければならないが、子どもたちのためにも何とか継続していきたい」と話す。5日は下海印寺地区の子どもら100人以上が参加する神輿(みこし)の巡行がある。

【 2011年05月01日 09時31分 】

深紅の回廊通り抜け 長岡京・八条ケ池 キリシマツツジ開花

2011-05-01 12:09:19 | 木 plants
京都府長岡京市天神の八条ケ池で、市指定天然記念物のキリシマツツジが燃えるような深紅の花を咲かせている。

 長岡天満宮の大鳥居から八条ケ池の中央を走る中堤には、樹齢150年の市指定天然記念物を含む約100株のキリシマツツジが植えられている。市は昨年、景観法に基づき、地域特有の景観を形成にするために管理や配慮が必要な「景観重要樹木」に指定した。

 池の中堤で、家族連れや観光客が、陽光に映えて赤く染まるツツジの回廊を通り抜けながら、立ち止まって記念撮影を楽しんだ。

【 2011年05月01日 09時33分 】