津波や放射線研究も 長岡京・夏休み小学生作品展開幕

2011-09-04 15:37:53 | 会 party


 長岡京市の小学生が夏休みに取り組んだ工作や自由研究の作品を紹介する「第22回市小学生アイデア作品展」が3日、市役所大会議室で始まった。大学の研究者やアーティストも顔負けの鋭い観察力や豊かな創造力でまとめられた力作が並んでいる。

 市教育支援センターが、小学生が夏休みに制作した優秀作品を、保護者や地域住民にも公開しようと毎年開催している。市内10小学校の172クラスから校内発表会などを経て代表作品が選ばれ、工作の部に109点、自由研究の部に63点が寄せられた。

 会場には、恐竜や昆虫、惑星などの大型模型をはじめ、歴史の語呂合わせかるた、走馬灯など、紙パックや粘土、毛糸など多彩な素材で手作りした工芸品が並んだ。また、模造紙やノートに、写真やグラフ、標本を添えた個性豊かな「研究論文」がずらり。植物や生き物を観察したり、「なぜおしっこが出るのか」といった身近な疑問を調べた作品が展示された。

 長岡第十小4年の青山佳史君は1学期に鎖骨を骨折した経験から骨について調べ、エックス線写真を交えて骨の再生の様子をリポートした。

 今年は、東日本大震災の発生を受けて、地震や津波、放射線などを題材に研究した児童も多く、太陽光発電パネルを使った省エネ扇風機や液状化現象の実験装置などもあった。長法寺小5年の小山奈緒さんは、原子力に加え、風力や振動力などの発電について調べたことをまとめ、「少しでも自然エネルギーが使われるようになってくれるといい」と指摘した。

 4日まで。無料。

【 2011年09月04日 10時29分 】

発明実例集〈1〉 (中学生の発明工作 アイデアとくふう)
クリエーター情報なし
小峰書店

ガラシャグッズ続々 長岡京の祭実行委、20回記念

2011-09-03 12:27:52 | 歴 history


 長岡京ガラシャ祭実行委員会は、今年でガラシャ祭が第20回を迎えるのを記念し、ブックカバーやバッグ、ポロシャツなどの協賛PRグッズを続々と制作し、販売している。

 今年は、細川ガラシャ(玉)にちなむキャラクターの「お玉ちゃん」や第20回記念のロゴをデザインした布製の紺色ブックカバー(文庫本サイズ)と水色のコットンバッグのセットを200組(1セット千円)作った。

 また、従来は白だけだったポロシャツに紺とグレーの2色を加え、ポケット付きと細身のデザイン2種類の計270着(S~LLサイズ、1500円)を制作。毎年恒例のティッシュの5個入りセット(500円)もデザインをリニューアルし、1040個を用意した。

 市内で縫製の仕事をしている女性が手作りする「お玉ちゃん人形」(1個500円)を新たに販売したところ、準備した40個を完売する人気で増産を進めている。

 例年、市内の公共施設や店舗に設置する協賛金箱に寄付した人に配布しているうちわについては、大震災や節電の影響でうちわ人気が高まり、今年は、材料のプラスチック製の柄が入手困難になったため、「良い意味のリニューアル」(実行委)で紙製の丸型うちわに変更。3000枚作り、玉の輿(こし)入れ行列の様子や「東日本大震災の復興を応援します」などといったメッセージを記した。

 今年のガラシャウイークは11月3日に開幕し、13日にメーンの行列巡行が行われる。グッズの売り上げは協賛金として祭りの運営に当てられる。一部品切れのグッズもある。問い合わせは実行委TEL075(959)1299。

【 2011年09月03日 10時22分 】

細川ガラシャ―戦国人物伝 (コミック版日本の歴史)
クリエーター情報なし
ポプラ社

「石坂利休」茶を勧める、国文祭のポスター完成 大山崎

2011-09-03 12:13:26 | 祭 carnival
 京都府大山崎町にある国宝の茶室・待庵で、俳優の石坂浩二さん(70)が千利休に扮(ふん)して茶を勧める姿を撮った国民文化祭のポスターがこのほど完成した。山吹色の僧衣を着てほほ笑んでおり、NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」で演じた茶聖さながらの雰囲気を醸し出している。

 11月の国文祭期間中、町実行委員会は千利休が建てた待庵にちなみ、茶の湯文化に親しんでもらうため、さまざまな趣向を凝らした大茶会を催す。ポスターはB2判で、1万枚を印刷した。

 費用は計50万円で、うち石坂さんの出演料は約10万円。町実行委は「ご本人が利休の役作りを通じ待庵への関心を深めたため、破格の値段で出演依頼に応じてくれた」と喜ぶ。黒の帽子と衣をまとった姿と、山吹色の僧衣だけを着た2パターンの中から「石坂さんの魅力がよく出ている」として後者を選んだ。

 今後、全国の自治体や主要都市の観光協会に郵送する。利休の出身地の堺市にも送る予定で、町実行委は「知名度の高い『石坂利休』の発信力で、国文祭の内容を全国にPRしたい」としている。

【 2011年09月03日 11時03分 】

待庵―侘数寄の世界
クリエーター情報なし
淡交社

放射線測定器、テスト運用 長岡京市、原発事故に備え

2011-09-02 12:29:18 | 式 celemony
購入した測定器で放射線量を検出する市職員(長岡京市役所) 長岡京市は、福井県の原子力発電所の事故発生などに備え、放射線測定器1台を購入し、庁舎敷地内で大気中の放射線量の検出テストを進めている。放射線測定器の購入は京都府内の市町村初で、現状の放射線量は基準の範囲内という。測定結果はホームページ(HP)で公開する。

 東日本大震災での原発事故を受け、府は5月、府内に7カ所あった放射線量を測定するモニタリングポストを、新たに10カ所増設した。市も、福井県の高浜原発(高浜町)や大飯原発(おおい町)の事故を想定した防災体制を整備するため、独自に測定器を配備する方針を決め、6月議会で可決された補正予算に放射線測定器の購入費50万円を計上していた。

 購入したのは、「シンチレーション検出器」で、表面の汚染を測る「ガイガー・カウンター」とは異なり、空気中の放射線量を測る。

 市危機管理監の職員が8月19日から試験的に運用を始め、毎朝、庁舎敷地内で、地上50センチと100センチのポイントで放射線量を測定。また、乙訓地域から最も近い府のモニタリングポストは、京都市伏見区の府保健環境研究所(高さ16・9メートル)のため、同程度の地上高になる市役所の屋上でも検出作業を行っている。

 市の三つのポイントとも、現状の空間放射線量は毎時0・04~0・09マイクロシーベルト程度で、府が通常の数値とする毎時0・01~0・2マイクロシーベルトの範囲内に収まっている。市危機管理監は「空気中にもともとある線量で問題ない」としている。

 市は測定を継続し、定期的にホームページ上で公表していく予定。市民への機器貸し出しはしないが、今後、公園や学校などでの測定も検討するという。

【 2011年09月02日 11時27分 】

SOEKS-01M 最新型ガイガーカウンター 放射能・放射線測定器 RADEXシリーズ同様型検出器採用 高性能CEマーク付き
クリエーター情報なし
SOEKS社(ロシア製)

照れながら授乳体験 京都西山高生、長岡中で指導

2011-09-02 12:22:51 | 民 people
京都西山高の生徒(左端)に教わりながら、人形を使って授乳を体験する長岡中の男子生徒(長岡京市) 京都府長岡京市天神の長岡中でこのほど、京都西山高(向日市)の女子生徒が先生役を務める家庭科の授業があった。テーマは保育で、3年生174人は同高の「こども夢コース」の生徒から、乳児へのミルクの飲ませ方などを教わった。

 実践的な学びの機会を設けようと、長岡中が初めて企画。京都西山高に高校生の派遣を依頼した。訪れた3年生21人は、5クラスに分かれてフェルトを使った名札作りや指遊びなどを指導した。

 授乳体験のクラスでは、まず高校生が人形と哺乳瓶を手に実演。「首がすわっていないので、しっかり支えましょう」などと説明した。

 続いて中学生が体験した。人形の重たさに驚いた様子で、ゆっくりと抱きかかえて哺乳瓶を口にやった。高校生に促され、照れながらも「よしよし」「おいしいかな」と声を掛けた。

【 2011年09月02日 11時21分 】

ピジョン 母乳実感哺乳びん耐熱ガラス240ml ライトグリーン
クリエーター情報なし
ピジョン

天王山の風、涼感 大山崎・聴竹居の導風管を改修

2011-09-01 12:07:15 | 木 plants
外からの風を取り込み、室内へ導く「クールチューブ」。老朽化で外れた側面や底面の板を取り替えた(大山崎町・聴竹居) 昭和初期の名建築で「エコ住宅の先駆け」とされる京都府大山崎町大山崎の聴竹居(ちょうちくきょ)で、外からの風を屋内に取り入れる導風管「クールチューブ」がこのほど改修された。天王山に吹く風が居間に導かれ、残暑が続く中、ひとときの涼を感じさせている。管理団体は「節電が求められる折、自然の力を生かした冷房設備の先進性を多くの人に知ってほしい」としている。

 聴竹居は京都帝国大教授を務めた建築家の藤井厚二(1888~1938)が、1928年に天王山のふもとに建てた和洋折衷の実験住宅。

 クールチューブは長さ十数メートルで、地中部分は土管、屋内部分は木製となっている。庭先の谷に面した取り込み口から風が入り、地中を通る間に冷やされ、居間の床下近くから噴き出す仕組みだ。

 建築から80年余りたち、チューブの側面や底面に張られた板が老朽化で外れたため、取り換えた。取り込み口に詰まった土や落ち葉も取り除いた。

 改修後は風通しが良くなり、見学に訪れた人が室内外の温度差を体感している。地元住民でつくる管理団体「聴竹居俱楽部(くらぶ)」は、自然エネルギーで部屋を涼しくするクールチューブの意義をあらためて考えようと、今秋、聴竹居で環境工学の専門家を招いた講演会を計画している。

 聴竹居ではさらに、縁側に長いひさしがあり、戸にはすりガラスがはめられている。縁側のそばに落葉樹も植えられ、それぞれ日差しを和らげる。聴竹居俱楽部の荻野和雄事務局長(67)は「節電の夏に多くの人に訪れ、エコに涼しく過ごすためのさまざまな工夫を見てもらいたい」と話す。

 見学は事前予約制で「聴竹居」と題したホームページから申し込む。

【 2011年09月01日 10時23分 】

「聴竹居」実測図集―環境と共生する住宅
クリエーター情報なし
彰国社

「かぐやの夕べ」ボランティア募集 向日市観光協

2011-09-01 12:03:44 | 祭 carnival
 向日市観光協会は、10月15日に同市北西部の散策道「竹の径(みち)」で催す「かぐやの夕べ」の運営などに協力するボランティアスタッフを募っている。

 10回目の今年は、隣接する京都市洛西竹林公園(京都府向日市西京区)が30周年になるのを記念して、初めて同公園と共催。竹筒に入れた水にろうそくを浮かべる「竹行灯(あんどん)」を、第6向陽小周辺から竹の径、さらに同公園まで延長して並べ、例年より500本多い4500本に明かりをともす。

 ボランティアスタッフは、竹行灯の製作と設置、点火、イベント終了後の撤去作業などを行う。活動時間は、当日正午から午後10時まで。

 対象は18歳以上で、市内外を問わない。夕食の提供あり。希望者は所定の申込用紙に必要事項を書き、30日までに同協会事務局の市産業振興課へ、直接持参か郵送、またはファクスで申し込む。

 詳細は市役所代表TEL075(931)1111を通じて同課へ。

月のかぐや
クリエーター情報なし
新潮社