長岡京跡の出土品を文字の視点から紹介する特別企画展「長岡京の文字」(長岡京市埋文センター主催)が3日から27日まで、同市奥海印寺の市立埋蔵文化財調査センターで開かれる。当時の信仰や生活の様子がうかがえる木簡や土器などを展示し、「幻の都」に住んだ人たちの息づかいを伝えている。
展示品は1979年から2002年までの発掘調査で出土した74点。現代の信仰にも伝わる「蘇民将来」と書かれた木簡は、疫病よけのスサノオ信仰を示す札として国内最古の出土例とされる。迷子を捜す告知板や「鯖鯛鮒鱒」など魚の名が記された桧扇(ひおうぎ)なども並んでいる。
「西市」があったとされる同市開田からの出土品では、商いが行われた形跡を示す「白米五斗」と記した荷札や「市」と書かれた土器を紹介している。
「続日本紀」に登場する下級役人「紀千世(きのちよ)」の名前を記した須恵器は、「文献に出てくる人物の名前が遺物にも書かれる希少なケース」(市埋文センター)という。
入場無料。19、20の両日をのぞき期間中は無休。
【 2011年11月03日 11時57分 】
展示品は1979年から2002年までの発掘調査で出土した74点。現代の信仰にも伝わる「蘇民将来」と書かれた木簡は、疫病よけのスサノオ信仰を示す札として国内最古の出土例とされる。迷子を捜す告知板や「鯖鯛鮒鱒」など魚の名が記された桧扇(ひおうぎ)なども並んでいる。
「西市」があったとされる同市開田からの出土品では、商いが行われた形跡を示す「白米五斗」と記した荷札や「市」と書かれた土器を紹介している。
「続日本紀」に登場する下級役人「紀千世(きのちよ)」の名前を記した須恵器は、「文献に出てくる人物の名前が遺物にも書かれる希少なケース」(市埋文センター)という。
入場無料。19、20の両日をのぞき期間中は無休。
【 2011年11月03日 11時57分 】
牛頭天王と蘇民将来伝説――消された異神たち | |
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