西国街道、「石畳風」に舗装改修 向日市、段差指摘で

2012-04-05 05:05:49 | 創 creation
石畳が撤去され、「石畳風」に再整備された市道の一角。歩道と車道の自然な区分けにもなっている(向日市寺戸町) 向日市は、市中心部を斜めに走る市道2118号(西国街道)で、石畳を撤去する一方、街道の風情を残した「石畳風」の道に整備し直している。バリアフリー化事業の一環で、全長630メートルのうち150メートル余りの工事を3月末までに終えた。本年度以降も引き続き実施し、4年後の完成を見込む。

 かつて栄えた街道の歴史を伝え残そうと、市は1996年度、市道の寺戸町梅ノ木から岸ノ下まで約250メートルに、7500万円の費用をかけて石畳を敷いた。

 しかし、段差があることで、つえや車いすを利用している人など「ハンディのある人の通行に支障がある」といった指摘を受けて、バリアフリー基本構想に基づく特定事業計画で再改修を盛り込み、一度敷いた石畳を撤去することにした。

 ただし、街道の風情は維持したいと、路面の一部を「石畳風」に舗装し直す。道の東側は端から50~70センチ幅、西側は端から1・5~2メートル幅で、白を基調としたセラミック骨材を一般的な黒い舗装の路面の上にまき、石畳に見えるようにする。また側溝用の鉄製の蓋(ふた)も、ピンク色がかった御影石を使い、同様に石畳風になっている。

 これによって、石畳風の範囲は歩行空間、通常の舗装部分は車の通行帯と、自然な区分けにもなるという。

 2月に着工し、梅ノ木の交差点から155メートル区間の整備を3月末に終えた。工事費は約1500万円。石畳のない区間も含め残りは工期を複数回に分け、2015年度末までの完成を目指し、総事業費は約8千万円を見込む。一方、撤去した石畳の石は、公共施設などでの再利用を考えているという。

【 2012年04月04日 12時02分 】

街道を歩く 西国三十三所
クリエーター情報なし
創元社

認知症患者支援、施策を充実 乙訓の行政・公的機関

2012-04-04 01:15:19 | 護 help
京都地域包括ケア推進機構が支所を開設する乙訓保健所(向日市上植野町) 乙訓2市1町の行政や公的機関が本年度から、認知症患者の支援や認知症予防対策を充実させる。京都府や府医師会などでつくる「京都地域包括ケア推進機構」が向日市に支部を置き、初期の認知症患者が通う「物忘れ封じカフェ」の開設を支援する。長岡京市は認知症患者やその家族の相談に乗る専門員を配置し、向日市は認知症予防教室を開催する。

 京都地域包括ケア推進機構は、高齢者が住み慣れた地域で医療や介護、福祉のサービスを一体的に利用できる「地域包括ケア」を普及する公的機関。乙訓地域を認知症総合対策のモデル地域に位置づけており、府医師会館(京都市中京区)の本部とは別に、4月に「乙訓ブランチ」を向日市の乙訓保健所に置き、介護福祉士と精神保健福祉士のスタッフ2人が活動を始める。

 本年度に乙訓で開設を目指す「もの忘れ封じカフェ」は、初期の認知症患者が集まって交流する拠点で、医療的ケアや生きがいづくりの場を提供する。設置主体は地元市町や事業者を想定するが、同機構のスタッフが開設や運営を支援し、自宅に引きこもりがちな認知症患者も個別訪問して通所を促す。

 長岡京市は、長岡記念財団に委託し、認知症患者の支援を専門に担う「認知症地域支援推進員」を1人配置する。患者やその家族の専門的な相談に乗るほか、医療機関や介護保険サービス事業所と連携して必要なサービスを調整。認知症の知識を学ぶ市民向けの研修会も開き、地域の見守り体制に結びつける。

 向日市は4月から、認知症の発症を予防する教室を市福祉会館で週2回開く。物忘れや認知能力の低下が見られるお年寄りを対象に計算や音読などの脳トレーニングや、レクリエーションの要素を取り入れた軽い運動、手先を使う創作活動の場などを提供する。

 また、乙訓2市1町と向日町警察署、地域包括支援センターなどは、認知症の高齢者が所在不明になった際に情報伝達や捜索で連携する「徘徊(はいかい)SOSネットワーク」の構築を進める。認知症患者の保護を想定した広域訓練も、昨年度に続いて実施を予定している。

【 2012年04月03日 11時40分 】

地域包括ケアシステム―その考え方と課題 (地域ケアシステム・シリーズ)
クリエーター情報なし
光生館

演技華麗、25年祝う 向陽新体操クが記念発表会

2012-04-02 11:32:14 | 会 party
保護者が見守る中、伸び伸びとした演技を披露する子どもたち(向日市民体育館) 京都府向日市を拠点に活動する「向陽新体操クラブ」の結成25周年記念発表会が1日、同市森本町の市民体育館で開かれた。3歳から高校生までのメンバー約150人に加え、卒業生もゲスト出演した。練習の成果を発揮して伸び伸びと演じ、さらなる飛躍を誓った。

 クラブは市民体育館が開館した翌年の1987年に発足。大山崎町体育館と2会場で練習している。これまでに約1200人が巣立ち、国際大会や全国大会に選手を送り出してきた。冒頭に森嶋由枝代表(65)が「今後も新体操を通じ、忍耐力や集中力、思いやりを持つ人材を育てたい」とあいさつした。

 続いて子どもたちは最大14人のグループを組み、リボンやフープ、クラブ、ボールを使った演技を披露した。体を反らせたり、180度開脚したりと柔らかな身のこなしを見せ、低学年の子はかわいらしく、年齢が上がると華麗さが加わった。

 道具を宙に高く投げ上げ、見事にキャッチする場面もたびたびあった。見学に訪れた家族約600人は、わが子の熱演に大きな拍手を送った。

【 2012年04月02日 10時02分 】

2004アテネオリンピック ゴールドメダリスト アリーナ・カバエワの新体操教室 [DVD]
クリエーター情報なし
東映ビデオ

「長岡京」3Dで体感 向日市文化資料館で公開

2012-04-02 00:49:29 | 創 creation
画面上で都のスケールや壮麗さが体感できる「バーチャル長岡京3Dマップ」(向日市文化資料館) 京都府向日市寺戸町の市文化資料館で31日、「バーチャル長岡京3Dマップ」の展示が始まった。大型モニターを操作して、立体的に描かれた画面内を「鳥の目」や「人の目」で自由に行き来するなど、来館者は迫力ある大画面でリアルな都の姿に思いをはせていた。

 ホールに設置した52インチ画面のディスプレーで、画像ソフト「大極殿のあるまち 向日市-古代の都 長岡京-」を公開した。

 3Dマップでは画面上を指先で操作して、コンピューターグラフィックスで描かれた広大な京域全体を上から見渡したり、大極殿や朝堂院、楼閣などが並ぶ壮麗な宮域内を歩いた視点から巡ることができる。甲子園球場や京都御苑などと広さを比較したり、古代の条坊図と現在の航空写真と重ね合わせた表示もできる。CGアニメーション「幻から現(うつつ)へ」(4分40秒)も上映する。

 このほかのコンテンツ「むこうし写真館」では、同館が所蔵する写真をスライドショー形式で表示する。市制が施行される前の1960年代の学校行事や商店街のにぎわい、開発される田園風景など年配の市民にとっては感慨深い風景を紹介している。

 入館や3Dマップの利用は無料。

【 2012年04月01日 12時26分 】

カシミール3DとGPS・GISを使ったオリジナルマップ作成講座
クリエーター情報なし
古今書院