更紗(さらさ)作家として長岡京市を拠点に活躍した故青木寿恵(すえ)さんの作品展が20日から、京都府向日市寺戸町の寿恵更紗ミュージアムで始まる。緻密で色鮮やかな草木染を施した着物やタペストリーに自作の詩を添えており、自然を愛した青木さんの感性が伝わってくる。
更紗は、インド起源とされる幾何学的な文様染め。青木さんは、草木の染料を使って手描きで着物やタペストリーを染め、独創的な作風から「寿恵更紗」と呼ばれて国内外で高い評価を受けた。
作品展には、秋から冬をテーマにした着物やタペストリーなど41点と詩14点が並ぶ。凍り付いた滝に落ち葉が流れる様子を着物にデザインした「落葉」や、幾重にも連なるロッキー山脈の山並みに色づいたカエデの葉が舞う着物「カナダの秋」などがある。秋らしいステンドグラスをイメージした3点1組のタペストリーも初公開される。
入場料は500円で中学生以下と東日本大震災の避難者は無料。午前10時~午後4時で、20日は近くで催される「竹の経(みち) かぐやの夕べ」に合わせ、午後9時まで開館する。月曜日は休み。問い合わせは寿恵更紗ミュージアムTEL(934)6395へ。
【 2012年10月20日 09時08分 】
更紗は、インド起源とされる幾何学的な文様染め。青木さんは、草木の染料を使って手描きで着物やタペストリーを染め、独創的な作風から「寿恵更紗」と呼ばれて国内外で高い評価を受けた。
作品展には、秋から冬をテーマにした着物やタペストリーなど41点と詩14点が並ぶ。凍り付いた滝に落ち葉が流れる様子を着物にデザインした「落葉」や、幾重にも連なるロッキー山脈の山並みに色づいたカエデの葉が舞う着物「カナダの秋」などがある。秋らしいステンドグラスをイメージした3点1組のタペストリーも初公開される。
入場料は500円で中学生以下と東日本大震災の避難者は無料。午前10時~午後4時で、20日は近くで催される「竹の経(みち) かぐやの夕べ」に合わせ、午後9時まで開館する。月曜日は休み。問い合わせは寿恵更紗ミュージアムTEL(934)6395へ。
【 2012年10月20日 09時08分 】