京都・向日出身、戦死129人町葬 市民から寄託の資料で判明

2015-08-16 08:51:11 | 歴 history
 日中戦争から太平洋戦争にかけ、戦死した京都府向日町(現向日市)出身者が少なくとも129人に上ることが、市民から市文化資料館に寄託された資料で分かった。この資料や町葬の様子を捉えた写真などを集めた「くらしのなかの戦争展」が、同資料館で30日まで開かれている。

 資料は当時の町収入役が残していた「町葬会計一件」。1938(昭和13)年から46(同21)年の9年間で、町出身者の町葬が31回行われ、計129人が弔われたことが分かる。被葬者数は太平洋戦争の開戦以降大幅に増えており、終戦直後の45(同20)年12月21日の町葬では最多の28人に上った。

 町葬会計一件の最後に記録された奥山伊佐雄さん=寺戸=は、出征の日に撮影された写真パネルが展示されている。寺戸町梅ノ木にあったマルイ百貨店の跡取りで、出征直後に撮影された店内写真には仕事中の両親の姿が写る。

 師範学校を卒業し、22(大正11)年に「一年現役兵」として大津の第九連隊に入隊した中山新一郎さん=物集女=の日誌には、厳しい訓練や指導の様子が記されている。一方で、外出先でピアノを弾いたり、テニスのラケットを握るなどの記述もあり、戦争前の日常が垣間見える。

 出征前の生嶋徳治郎さん=鶏冠井=に贈られた寄せ書きの日章旗には、「桓武長岡都」という文字が書かれており、長岡宮の中心が鶏冠井にあったことに対する住民の誇りがうかがえる。

 このほか、出征を見送る手旗や防空頭巾、海軍兵からの手紙などが展示されている。

 同展は毎年開催されているが、戦後70年の節目で例年より多くの市民から寄贈・寄託があり、新たに9点が展示に加わった。

【 2015年08月15日 11時23分 】

銀河鉄道の夜、上映盛況 京都・向日のプラネタリウム

2015-08-16 08:48:44 | 創 creation
 向日市天文館(京都府向日市向日町)で、本年度から上映されているプラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」が人気を集めている。従来の番組では来館者が0人という日もあったが、夏休みに入り、連日の盛況となっている。

 同番組は宮沢賢治の童話作品をCGで表現している。プラネタリウム映像クリエイターのKAGAYAさんが脚本・CGを担当した。

 全天周映写機で美しい星空やきらびやかな汽車を映し出し、プロの声優による朗読と音楽が物語の世界に引き込む。

 同館によると、大人の来館者に特に好評で、府外から訪れる人もいるという。親子で鑑賞した平松未華さん(37)と長岡第五小3年の翠蓮さん(9)は「まるで本当に汽車に乗っているかのような臨場感があり、映像もきれいだった。これまで見たプラネタリウムで一番良かった」と満足げに話していた。

 夏休み中は月、火曜日を除く各日午後4時から(14日は午前11時15分と午後2時半の2回)。上映時間は55分。高校生以上200円、小中学生100円。問い合わせは同館TEL(935)3800。

【 2015年08月14日 10時20分 】

電車の裏舞台に興味津々 京都・向日 車両点検や清掃間近で

2015-08-14 10:13:40 | 賞 prize
 列車の引き込みや点検などを行うJR西日本吹田総合車両所京都支所(向日市鶏冠井町)の見学会が12日にあった。小中学生と保護者約130人が特急サンダーバードに乗り込み、普段は見ることのできない車両点検や清掃作業の様子を楽しく観察した。

 夏休み講座の一環として、市中央公民館が2011年から毎年開催している人気企画で、今年は地元を中心に兵庫県や大阪府からも参加者があった。

■「特急探検号」に乗車

 児童らは京都支所員から同支所にある車両の種類や仕事内容などについて説明を受けた後、「京都支所探検号」と名付けられた3両編成の特急サンダーバードに乗り込んだ。

 敷地内を走りながら、車窓から別の車両や屋根の上でパンタグラフを点検する作業員の様子を見学し、夢中でカメラに収めた。大型機械による洗車の迫力に歓声を上げたり、かつて改札で使われていた「検鋏(けんきょう)」で切符に穴を開ける体験も楽しんだ。

 向陽小2年の林宙輝君(8)=向日市上植野町=は「洗車と切符にパンチするのが楽しかった」と話していた。

【 2015年08月13日 09時14分 】

戦争の悲惨さ、平和の尊さ訴え 京都・長岡京市役所と市立図書館

2015-08-14 10:11:40 | 歴 history
 長岡京市役所(京都府長岡京市開田1丁目)と市立図書館(天神4丁目)で、戦争と平和に関する展示会が開かれている。平和ポスターや戦時中の人々の暮らしを伝える資料の展示、図書紹介を通じて、戦争の悲惨さと平和の尊さを訴えている。

 市役所では、大雨で中止となった「平和を考える市民フォーラム」で展示予定だったポスターとメッセージを8月末まで飾っている。

 ポスターは乙訓高の1~2年生9人が手がけた作品で、白いハトや世界の国旗の衣装を着た人たちが手をつなぐ姿などを描いた絵画が並ぶ。メッセージは「あなたが平和を感じる瞬間」について、市民が「友だちや家族と笑顔でいられる時」「孫と遊んでいる時」「朝、健やかに目覚めた時」などとつづった。

 一方、図書館は「昭和の戦争と長岡の人々」がテーマ。出征兵士と地域▽増産と倹約▽空襲への備え-を内容に、応召兵の見送りや軍需用食料の供出割り当て、防空演習などを記した下海印寺区有文書を展示。

 戦死者を弔う新神足村の村葬や神足小学校勤労奉仕団の作業風景をとらえた写真パネルも飾った。9月末まで。

 また、「特攻日誌」や「子供たちに残す戦争体験」「太平洋戦争下の学校生活」といった書籍を集めた特別コーナーも8月末まで設けている。

【 2015年08月12日 19時46分 】

小学生がバックダンサー 京都タワー・たわわちゃんと笑顔

2015-08-14 10:09:31 | イベント
 京都タワー(京都市下京区)のマスコットキャラクター「たわわちゃん」のテーマソングに合わせて踊るバックダンサーに、京都府向日市の小学生2人が選ばれた。1日には京都市内であったイベントでデビューを果たし、「練習通り踊れて良かった。これからも笑顔を心掛けたい」と話している。

 2人は清水柊さん(11)と中野朱里さん(11)=いずれも向陽小6年、寺戸町。同じクラスの友人同士、同じダンス教室に通っていた縁で、たわわちゃんのバックダンサーオーディションを受けた。

 京都タワーの運営会社は昨年の開業50周年に合わせ、2013年にオーディションを実施して「たわわキッズダンサーズ」を結成した。

 今回のオーディションは2回目で、選考内容は書類と自作のダンス。テーマソング「たわわちゃんのみんなしあわせダンス」に合わせて踊るため、清水さんと中野さんは、小さな子どもでも踊れるような構成を心掛けたという。清水さんは昨年も挑戦したが、落選しているだけに「合格したと言われた時は、腰が抜けるほど驚いた」という。

 1日には、京都市下京区の京都駅ビル駅前広場で開かれた「サマーフェスタ2015」で、たわわちゃんと一緒に切れのある踊りを披露した。2人とも「緊張したけどうまく踊れた」と話し、清水さんは「もっと体力をつけたい」、中野さんは「大きな声が出せるようにしたい」と抱負を語った。

 今後1年間かけて10ほどのイベントに出演する。14、15日は京都タワーホテルのイベント「京都タワーサマーフェスタ2015」に出演予定。問い合わせは京都タワー販売促進部TEL075(361)3222。

【 2015年08月12日 11時16分 】

京都・長岡宮跡のPRロゴ考えて

2015-08-14 10:07:12 | 歴 history
 京都府向日市は「長岡宮跡PRロゴマーク」を募集している。市の広報物やPR活動グッズなどに幅広く活用し、長岡京の中心地が同市にあったという歴史的事実をアピールする。

 同市は2月に歴史まちづくり法に基づく計画(歴まち)認定を受けたのをきっかけに、歴史を生かしたまちづくりを推進しており、そのシンボルとしてロゴマークを作ることにした。

 考古画家の早川和子氏らが選考委員を務め、最優秀賞(1点)の受賞者には図書券3万円分と市特産のタケノコ、優秀賞(4点)では図書券5千円分と市特産品の詰め合わせが贈られる。

 21日必着。誰でも何点でも応募できるが、未公表の作品に限る。応募用紙は市ホームページからダウンロードでき、電子メールでも応募できる。

 問い合わせは市役所代表TEL075(931)1111から秘書広報課へ。

【 2015年08月11日 11時41分 】

真夏の雪遊び「気持ちいい」人工降雪機で涼演出 京都・向日

2015-08-14 10:05:01 | イベント
 京都府向日市寺戸町の京都向日町競輪場で9日、「真夏の雪まつり」が開かれた。人工降雪機による雪遊び場が設けられ、猛暑の中、親子連れが涼しい夏の演出に歓声を上げた。

 親子で楽しめるイベントで競輪場に親しみを感じてもらおうと、府自転車競技事務所が初めて企画した。

 遊び場は氷17トンを雪にし、数十センチ積もらせて設置。子どもらは冷たい雪の感触を確かめたり、雪玉を作ったりして楽しんだ。雪だるまも置かれ、喜ぶ子どもの姿を写真に収める保護者もいた。

 人工雪を勢いよく降らせる演出もあり、子どもたちは「気持ちいい」「冷たい」と声を上げて笑顔を見せた。

 また、まつりでは競輪の使用済み出走表を利用した「はがき作り体験教室」もあった。参加者は、出走表をミキサーで溶かした液体に枠を入れ、丁寧に紙をすいた。ドライヤーで乾かしてオリジナルはがきを作り上げると、うれしそうな表情を浮かべていた。

【 2015年08月10日 08時40分 】

「あの地獄絵図、二度と」 被爆の男性、京都・向日で力込め語る

2015-08-14 10:03:07 | 歴 history
 広島で被爆した米澤鐵志さん(81)=京都府宇治市=の体験談を聞く会が8日、向日市寺戸町の絵本・児童書専門店「ワンダーランド」であった。約30人の参加者は、当時11歳だった被爆者が語る「ヒロシマ」に耳を傾け、戦争がもたらす悲劇を学んだ。

 戦後70年に不戦の思いをより深めてもらおうと企画した。

 爆心地から750メートルの電車内で被爆した時は「突然真っ暗になったかと思うと、ガラスが一気に割れ、窓側にいた人々に突き刺さった。車内は血のにおいで満ち、外には黒焦げの死体が転がっていた。何が起きたか分からなかった」と振り返った。

 防火水槽に飛び込んで体の火を消す人や、悲鳴を上げるけが人でいっぱいの駅のホームは「あの地獄絵図が二度とあってはならない」と力を込めた。

 米澤さんは、電車が鉄製で、満員の車内の中心部にいたことから一命を取り留めたという。生き延びた後も髪が抜け落ち、嘔吐(おうと)と発熱に苦しんだ経験から「放射線による内部被ばくで今も苦しむ人がいる。政府が言う『除染したから安全』というのは間違っている」と述べた。

 最後に「子孫たちの代に絶対に戦争をさせてはならない」と訴えた。広島県出身の主婦江守宏栄さん(69)=京都市西京区=は「爆心地の近くで生き残れたのは奇跡のよう。米澤さんが命と真剣に向き合っていることが伝わってきた」と話した。

【 2015年08月09日 11時53分 】

市民主催の演奏会、170回で幕 京都・長岡京、呼び掛け人追悼

2015-08-14 10:01:02 | 会 party
 京都府長岡京市民らの主催で170回続いている「マンスリーコンサート21」のラストコンサートが7日、同市天神4丁目の市立中央公民館で開かれた。コンサートはかつて同公民館副館長だった岡田美智代さんの呼び掛けで2001年に発足。5月に岡田さんが亡くなったため14年間の活動にピリオドを打つことになった。参加者は、岡田さんを悼むとともに、最後の舞台を楽しんだ。

 コンサートは、地域で気軽に音楽を楽しめる場を設けようと、岡田さんが知人たちに呼び掛けてスタート。170回目の今回は5月4日に83歳で亡くなった岡田さんの追悼会として開かれた。

 詰めかけた約200人を前に、岡田さんの長女寺嶋智美さん(59)=京都市南区=が「たくさんの人が集まってくれたことに感謝している」とあいさつ。岡田さんが指導していた合唱団やコーラスなど4団体の指揮をし、「生きて身を」「ありがとう」などの楽曲を披露した。

 続いて、合唱団のメンバーらが「いつも前向きで元気をくれた」「きれいな音楽を耳にすると、岡田さんのことが浮かぶ」などとそれぞれの思い出を涙ぐみながら語り、活動を振り返った。

【 2015年08月08日 09時00分 】

警告看板引き抜かれる 京都・向日の公園、バイク乗り入れ

2015-08-14 09:56:59 | 災 disaster
 京都府向日市寺戸町の寺田西公園でバイクの乗り入れや騒音被害が相次いでいるため、市が5日に警告看板を公園内の10カ所に設置したところ、9カ所で引き抜かれるなどの被害があった。公園周辺は北部開発で都市化が進んでおり、近隣住民は治安悪化を懸念している。

 市によると、公園が整備された2010年以降、夏場を中心にバイクの乗り入れが相次ぎ、若者が深夜に騒いだり、植栽を破損させるケースが出ている。

 今年も夏休みに入って被害が出たため、市は5日に「(バイクの乗り入れは)都市公園等条例で禁止されています。違反した者は5万円以下の罰金を申し受けます」などと書かれた看板を設置した。だが、市職員が6日朝に確認したところ、地面から引き抜かれたり、引きちぎられたりしていたという。

 市は同日、看板を設置し直した。市建設産業部は「隣の京都市の対応も参考にしながら、対策を講じていきたい」としている。

【 2015年08月07日 11時29分 】

高齢者、障害者宅を点検 京都・向日で防災福祉パト

2015-08-06 15:08:07 | 護 help
 京都府向日市内の高齢者や障害者のみの世帯を対象にした「防災・福祉合同パトロール」が5日、行われた。福祉関係者や消防署員らが6世帯を訪問、電気やガスを点検したり、生活の困り事などについて話を聞いた。

 パトロールは市社会福祉協議会が主催し、向日消防署や府電気工事工業組合、民生児童委員などの協力を得て毎年実施している。

 同市上植野町の1人暮らしの女性宅では、ガス漏れをチェックしたり、故障していた電気のスイッチを修理したりした。

 女性の喫煙習慣に気付き、「火事は回りにも迷惑になるので、寝たばこに気をつけて」と声を掛けた。「冷蔵庫の扉がうまく閉まらない」などといった女性からの相談も受けていた。

【 2015年08月06日 11時22分 】

独自堆肥は栄養満点、巨大トマト・大根を収穫 京都・向日の男性

2015-08-06 15:06:28 | 木 plants
 京都府向日市寺戸町の米津惟さん(77)が、おがくずや納豆などを独自の配合で混ぜ合わせた堆肥を作った。5月からは重さ約500グラムの巨大トマトなどを収穫。味も一級品といい、「堆肥は家庭で気軽に作れる。興味のある人はやってみて」と話している。

 米津さんは約40年前から自宅の庭で生ごみを堆肥化し、ごみ減量と野菜作りに取り組んできた。市エコ地域推進委員会議の委員として、生ごみ堆肥化講習会の講師を務めたこともある。

 2年前、知人の勧めで竹チップなどを使った堆肥を作ったことがきっかけで、独自の堆肥を研究。市民健康農園の物集女菜園で借りている畑(15平方メートル)を使い、試行錯誤の結果、おがくずや米ぬか、納豆などを使ったブレンド堆肥を考案した。

 昨冬から畑で使用したところ、大きな大根やトマトがとれるようになり、味も格段に良くなったという。堆肥を「ミネラル・ヨネヅ・バイオ」と名付け、パンフレットを作って知人らに製法を紹介している。

 米津さんは「手間はかかるが、経費はほとんどかからない。家庭菜園などで試してみては」と話している。堆肥の製法に関する問い合わせは米津さん携帯電話090(8192)4552。

【 2015年08月05日 11時37分 】

認知症の夫が不明・死亡、女性が体験談 京都・長岡京

2015-08-06 15:04:49 | 習 learn
 認知症特別講演会「突然 家族が行方不明になったら~家族の無事を願った日々」が7月31日夜、京都府長岡京市天神4丁目の市立中央公民館で開かれた。市介護家族の会会員で、認知症の夫(62)が行方不明になり亡くなった森糸子さん(67)が当時の切実な思いや行動を振り返った。

 森さんの夫は一昨年8月、自宅を出たまま行方不明になった。友人や知り合いに協力してもらって懸命に探したが、翌年3月に竹やぶの中で見つかった時には、すでに亡くなっっていた。正式な診断は受けていなかったが、行方不明の直前に自宅への帰り方が分からなくなったり、ご飯を日常通りに食べられなくなったりするなど認知症の症状が出ていたという。

 講演会で森さんは「記憶をたぐっていると涙が出てきて気持ちがざわつき、まとめられないが、多くのことを体験談として話したい」と語り、夫の認知症に気づいた時のこと、ポスターやチラシを作って情報を求めたことなどを説明した。

 夫も自身が認知症ではないかと疑い、森さんには伝えずに通院していたことも紹介。森さんは「水くさいと思ったが、私を心配させないようにしたのだと思う。しっかり分かってから話そうとしていたのではないか」と夫の心情を思いやった。

 講演会では認知症に詳しく、森さんを支えてきた医師の野々下靖子さんも登壇した。野々下さんは「自分や家族が認知症になった時、自分ならどうするかを考えてほしい」と呼び掛け、行方不明者の早期発見の仕組みづくりに取り組んでいることを説明。「認知症は恥ずかしいことではなく、誰がなってもおかしくない病気。認知症になっても住みやすく、楽しめる長岡京市にしたい」と話した。

【 2015年08月04日 10時50分 】

100mの流しそうめん堪能 京都・向日神社で交流催し

2015-08-06 15:02:53 | イベント
 京都府向日市向日町の向日神社で2日、夏の地域交流イベント「7・72つなぐ」が開かれた。親子連れらが猛暑を和らげる全長約100メートルの流しそうめんを味わい、境内の森でのクイズラリーや長岡京時代の土器展示などを通じて、地元の自然と歴史に親しんだ。

 市民の絆をつなぎ地域活性化を図ろうと、住民グループ「まちづくり市民の会」が毎年催している。

 流しそうめんは境内と参道を同市産の竹でつないで行い、多くの親子連れが涼やかなそうめんを堪能した。「激辛のまち」にちなんで唐辛子を練り込んだ麺も流され、暑さを吹き飛ばす味覚に歓声を上げる市民もいた。

 また、クイズラリーでは子どもらが鎮守の森でセミの抜け殻やクヌギ、鳥を探しながら、四つのポイントを巡りクイズに答えた。戦国期に乙訓地域で活躍した土着武士「西岡衆」を紹介する歴史紙芝居や野外ライブもあり、来場者が汗をぬぐいつつ上演を楽しんでいた。

【 2015年08月03日 11時43分 】

鮮やか貴族衣装、古代に思いはせ 京都・向日で講座

2015-08-06 15:00:39 | 習 learn
 古代衣装について学ぶ「飛鳥&天平衣装講座」が1日、京都府向日市寺戸町の市文化資料館で開かれた。奈良市の平城京天平祭で行列衣装を製作・監修する山口千代子さんが講演し、参加者は長岡京時代につながる「貴族のファッション」について理解を深めた。

 同市では、長岡京の中心地があったことを広くPRしようと、ボランティアが中心となって11月の時代行列で使われる宮廷衣装を手作りしている。講座は関連事業として同資料館が企画し、約30人が参加した。

 山口さんは、古代では身分の違いを衣装の色で表していたとした上で、「染色が難しかったり、染料の値段が高ければ高いほど、身分が高い色になった」と話した。

 さらに、同資料館スタッフらが身に付けた古代衣装に触れながら、奈良時代にベストに似た「背子(はいし)」が着用され始めたことや、平安時代に入って文様が変化したことなどを説明。「平安の衣装は長岡京の時代に近い。興味がある人はぜひ衣装作りに参加して」と呼び掛けた。

 参加者は古代衣装を撮影したり、「当時の靴の形は」「下着はつけていたのか」などと質問したりして、古代ロマンに思いをはせていた。

【 2015年08月02日 10時26分 】