「乙訓郡誌」ロマン読み解く 京都・向日の愛好家ら古寺など巡る

2015-08-03 10:51:23 | 歴 history
 今年生誕100年を迎えた故中山修一さん(1915~97年)による長岡京発掘のきっかけとなった未完の歴史書「乙訓郡誌」を読み解き、古寺などを訪ねる活動を京都府向日市の歴史愛好家らが行っている。乙訓郡誌は乙訓地域の通史として評価が高く、往時の寺社などの細かな描写もあり、参加者は歴史ロマンに思いをはせている。

 乙訓郡誌は地理編、歴史編、文化編、史料編の4編(史料編については諸説ある)で構成。大正時代末期に編纂が計画され、大部分が完成していたが、歴史編の奈良時代前後の項目が抜けたまま、出版は見送られていた。

 中山さんは奈良時代の執筆依頼を受けたことがきっかけで長岡京研究に取り組み、文献上の存在で「幻の都」とされていた長岡宮の朝堂院中門の実在を証明した。

 乙訓郡誌の読解は、市文化資料館(寺戸町)を拠点に活動する「むこうまち歴史サークル」の3班が2013年から始めた。月2回行い、手書きの原稿と、それをワープロで打ち出したゲラ3080枚を見比べ、校正の役割も果たしている。

 乙訓地域の城跡や古寺などについて勉強する傍ら、実地も訪ね歩く。昨年11月に京都市西京区の集会所に安置されている仏像を見に行き、今年5月には大山崎町円明寺の円明教寺を訪問。同町唯一の愛宕灯籠(あたごどうろう)を観察し、周辺に大きな家が多いことから「貴族の子孫が住んでいるのでは」などと会話を交わした。

 3班班長の南橋康博さん(65)は「乙訓郡誌は難しい漢字が多く、小さな寺社まで掲載されている。行けるところはたくさんあるので今後も続けたい」と話している。

【 2015年08月02日 19時30分 】

1000人が熱戦 京都・長岡京で全国小学生バドミントン大会

2015-08-03 10:49:14 | 会 party
 「バドミントンの甲子園」と言われる第31回若葉カップ全国小学生バドミントン大会が31日、京都府長岡京市長法寺の西山公園体育館で開幕した。選手たちは緊張した表情で開会式に臨み、予選リーグで激しい戦いを繰り広げた。

 日本バドミントン協会、市などの主催。38都道府県から約千人が出場する。

 開会式では、南から順に各チームが長岡京市マーチングバンドスポーツ少年団の演奏で入場行進した。同市バドミントンスポーツ少年団男子チーム主将の高橋銀慈君(12)=長岡第五小6年=と女子チーム主将の内海明莉さん(11)=同=が力強く選手宣誓をした後、予選リーグを開始した。円陣を組んで士気を高め、試合に臨む選手もいた。鋭いスマッシュが決まると、チームメートや保護者から大きな歓声が上がった。大会は3日まで。

【 2015年08月01日 11時18分 】

トマトの中にミニトマト!?  京都・向日で夫婦収穫

2015-08-03 10:47:45 | 木 plants
 トマトの中に二つのミニトマト?-。そんな不思議な形のトマトが、京都府向日市物集女町の畑で見つかった。収穫した中山順子さん(71)と夫の宇一さん(78)は「半世紀以上、農業に携わっているが、初めて見た」と驚いている。

 下部の割れた部分から、ミニトマトに似た二つの塊が飛び出している。中にはさらに小さな塊もいくつか見える。27日に順子さんが収穫した。

 府農林水産技術センター園芸部(亀岡市)は「乱形果の一種とみられるが、しっかりとした塊ができるのは珍しい」としている。

【 2015年07月31日 10時13分 】