認知症カフェの将来像探る 京都、実践事例基に討論

2016-03-20 08:00:24 | 護 help
 認知症対応型カフェの将来像を考える報告会が13日、長岡京市天神4丁目の市中央公民館市民ホールで開かれた。市民ら約80人が、各地で認知症カフェを実践している人たちの討論に聞き入った。

 市から委託を受けて市内でカフェを運営する長岡記念財団のオレンジルーム(認知症対策推進室)が主催。運営開始から3年が過ぎ、これまでの活動を振り返るとともに、カフェと認知症患者や家族、行政などとの連携を深めるための方法を探ろうと企画した。

 京都大大学院医学研究科講師の武地一さんが「認知症カフェの役割と関係機関との連携」と題して講演した。自身が運営に携わる京都市内の認知症カフェなどを例に「くつろいだ雰囲気の中で患者や家族が病気について考えられることが大切だ」と、役割を定義。スタッフと医師など専門職や市民ボランティアらが連携した運営の重要性を強調した。先進事例として、東京都目黒区でNPO法人の代表理事を務める竹内弘道さんが、地元でのカフェ運営状況を紹介した。

 また、武地さんを座長に、竹内さんやオレンジルームのスタッフらが討論した。スタッフから「患者にもいろいろな人がいる。カフェで働く人のやる気をどのように保っているのか」と質問され、竹内さんは「閉店後の反省会でみんな活発に意見を出してくれる。それがやる気につながっているのではないか」と応じた。

【 2016年03月14日 12時02分 】

高齢者、ご近所で見守ろう 京都・向日で社協「つどい」

2016-03-20 07:56:23 | 護 help
 地域で協力し合う福祉活動について考える「ご近所福祉推進のつどい」が12日、京都府向日市寺戸町の市民会館で開かれた。身近な場所で高齢者の見守りに取り組む団体が活動を報告し、来場者に地域のつながりの大切さを訴えた。

 地域福祉への理解を深める目的で、市社会福祉協議会が毎年開いている。

 冒頭に、同協議会の植田進会長が「異常気象による災害や認知症問題は、向日市でも課題になっている。今後も安全安心のまちづくりに、福祉の視点から寄与していきたい」とあいさつした。

 続いて、市内でご近所福祉に取り組む2団体が活動を報告した。お年寄りとの食事会や配食活動を行っている西向日地区社会福祉協議会が、日々の打ち合わせや食事作りの様子を写真とともに紹介。発足から25年目を迎える同協議会は、継続の秘訣(ひけつ)として「負担にならないよう、まずは自分たちが楽しむこと」を挙げた。

 その後、認知症の母を支える息子の姿を描いた映画「ペコロスの母に会いに行く」が上映され、来場者が真剣な表情で鑑賞した。

【 2016年03月13日 10時54分 】

1万8千人一斉訓練 京都・乙訓地域、震災犠牲者に黙とう

2016-03-12 11:55:44 | 式 celemony
 東日本大震災から5年を迎えた11日、京都府の乙訓2市1町でも大規模災害を想定した訓練や、犠牲者をしのんだ黙とうが行われた。

 2市1町は京都市と合同で、決まった時間に一斉に身を守る行動をとる「シェイクアウト訓練」を実施。乙訓地域の企業や福祉施設など128団体・約1万8千人が参加した。

 第4向陽小(向日市寺戸町)では午前9時半にサイレンが鳴り、「京都府南部に地震発生。机の下に避難しましょう」との放送が流れた。全校児童約560人が一斉に机の下に隠れ、1分間両手で頭を守った。3年の犬飼真彬君(9)=同市寺戸町=は「家や学校が崩れたら怖い。訓練は大切だと思った」と話していた。

 官公庁や学校などでは、震災発生時刻に合わせた黙とうも行われた。大山崎町役場(同町円明寺)では、町議会予算決算常任委員会の審議を中断し、委員や職員約30人が1分間黙とうをささげ、震災の犠牲者や被災地に思いをはせていた。

【 2016年03月12日 10時50分 】

伊勢参りの集まり「講」 京都・大山崎で史料展示

2016-03-12 11:54:04 | 歴 history
 伊勢神宮の参詣のための集まりである「伊勢講」の史料を集めた小企画展が、京都府大山崎町大山崎の町歴史資料館で開かれている。当時の大山崎周辺における共同体の様子を今に伝えている。

 江戸時代、国内の村落では神社などを詣でる旅費に充てるため、定期的に資金を出し合う「講」という人間関係があった。大山崎では近現代まで「伊勢講」が続いていた。

 会場には、同町内の旧家の住民などから集められた伊勢講にまつわる古文書や史料が展示されている。当時の集金受付帳や、伊勢参りに向かう際の規約などがあり、講という仕組みが当時の人々のつながりを緊密にしていたことがうかがえる。

 終戦直後の伊勢講の資金として残されていた十円札や、史料を保管していた江戸時代後期の木箱なども置かれている。21日まで。月曜休館。入館料200円(小中学生は無料)。

【 2016年03月11日 11時00分 】

「ご近所福祉」利用伸びず 京都・向日

2016-03-12 11:51:31 | 護 help
 超高齢化社会を見据え、京都府向日市社会福祉協議会が目玉事業として掲げる「ご近所福祉」の登録団体数が伸び悩んでいる。ラジオ体操やサロンを実施することで、地域住民同士が支え合う環境をつくるのが狙いだが、市内約400の町内会のうち登録団体はわずか2%。市社協は「いざという時には地域の絆が必要。経費の補助もあるので、ぜひ登録して」と呼び掛けている。

 2月10日、同市上植野町の民家に女性9人が集まった。この日のテーマは介護保険。お茶やお菓子が並ぶ和やかな雰囲気の中、「介護保険の利用はどこで申請できるの」「要支援は介護保険が使えなくなると聞いたけど」と、地域包括支援センター職員に率直な疑問をぶつけた。「サロン陽だまり」は、上植野町の野添町内会有志が2014年に立ち上げた。月に1回、メンバーの自宅に集まり、出前講座や脳トレーニング、小物作りなどを行う。毎週土曜日にはラジオ体操も行っている。

 こうした取り組みを広げようと、市社協が14年6月に推進団体の登録制度をつくった。だが、現在10団体。地域でラジオ体操を実施しているところも14団体にとどまっている。

 市社協は「町内会や自治会の在り方を見直したいという思いがあるが、周知方法も含めてまだ確立できていない」と漏らす。市社協は登録制度の創設と同時に、ラジオ体操で使うCDラジカセや電池など必要経費の助成も始めた。担当者は「ラジオ体操を通じて、地域のつながりが深まるケースもある。まずは取り組みを始めてみてほしい」と話している。

【 2016年03月10日 11時08分 】

サンキューの日、園児ら市長に歌声届ける 京都・長岡京

2016-03-12 11:48:39 | イベント
 3(サン)と9(キュー)の語呂から、感謝を伝えるイベントなどが全国で開かれる9日を前に、ゆりかご保育園(京都府長岡京市長岡)の園児が8日、市役所を訪れ、中小路健吾市長に元気な歌声を届けた。

 3月9日をありがとう(サンキュー)の日として、全国でさまざまな行事が行われる。同保育園では、子どもたちの未来のために豊かなまちづくりをお願いしようと、毎年、市役所を訪れている。

 年長組の17人が「いつもありがとうございました。僕たち私たち頑張ります」と大きな声であいさつ。花束を渡し、歌を披露した。中小路市長は「元気に小学校へ行ってください」と応じ、記念品を贈った。

【 2016年03月09日 10時50分 】

高校生目線、店舗のビデオCM作成 京都・長岡京

2016-03-12 11:45:41 | 創 creation
 立命館中・高(京都府長岡京市調子1丁目)の高校2年生がこのほど、市内の店舗などを紹介するビデオCMを授業の一環で制作した。高校生の目線で見た店の特徴や商品を映像と音で紹介しており、長岡京市商工会のコミュニティーサイト「よろずやネット長岡京」で公開されている。

 CMを制作したのは、選択科目「メディアリテラシー」の2年生15人。同商工会に協力を依頼し、昨年5月から実際に同商工会加盟の洋菓子店やガソリンスタンド、保育園などに出向いて店主にインタビューしたり写真を撮ったりして、映像加工ソフトを使って約1分50秒~4分間の作品にまとめた。

 和菓子店のCMでは、店主の男性が自ら商品に対するこだわりや店を構えた理由などを説明しており、看板商品の製造風景なども盛り込んでいる。一方、美容室のCMでは、ナレーションを入れず、軽快なジャズに乗せて各美容師の経歴や仕事への思いを字幕で紹介している。

 大久保多聞さん(17)は「取材は初めての経験だったので、聞いた話を見る人にどう伝えるかに気を配った」と話し、長野博樹さん(17)は「保育園の取材の時に、子どもたちを撮影していいか心配だったが、結果的に保護者に了解が得られ、より子どもたち雰囲気の伝わる作品になったと思う」と満足げだった。

【 2016年03月08日 10時47分 】

清掃職員の業務を追加 勤務中休憩問題で京都・向日市

2016-03-12 11:44:48 | 政 governing
 京都府向日市のごみ収集担当職員の大半が勤務時間中にゲームや昼寝などをしていた問題で、安田守市長はこのほど、市役所での廃食油回収など新たな業務に取り組むよう職員に指示したことを明らかにした。

 3月定例市議会の一般質問で、村田光隆市議(無会派)の質問に答えた。

 村田市議は「職員個人の資質というよりも、市が遊ぶ時間を与えてきたことが問題」と批判した。

 これに対し、安田市長は「(職員の行為は)言語道断。重く受け止め、早急に改革に着手する」と話した。その上で、新たに市役所で行う廃食油回収や、公共施設で実施する資源ごみ回収などの業務に従事するよう職員に指示した、とした。

 安田市長は「今後も職員一人一人が自覚と責任を持って職務にあたるよう、業務の見直しを図る。市民感覚とずれないように市政運営を行いたい」と述べた。

 このほか、市は市民会館(同市寺戸町)について「耐震診断の速報値では、(指標の)Is値が非常に悪い可能性がある」として、4月以降の利用について受け付けを中止していることを明らかにした。今後、耐震性を精査して対応を決めるという。杉谷伸夫市議(市民クラブ)の質問に答えた。

【 2016年03月07日 20時28分 】

天王山を「勝負の聖地」に 京都・大山崎町、関ケ原と連携も

2016-03-12 11:43:17 | 創 creation
 京都府大山崎町の山本圭一町長はこのほど、天王山を「勝負の聖地」として活用し、地域主体の観光振興組織(日本版DMO)の設置を目指す方針を明らかにした。

 町議会の一般質問で、西田光宏町議(大山崎クラブ)の質問に答えた。

 日本版DMOは、地域を一つの集客装置と見立てて観光マネジメントなどに取り組む官民一体の法人で、地方創生の新たな仕組みとして注目されている。

 現在、観光庁に計24件が候補法人として登録されており、登録されると国の交付金による支援が受けられる。山本町長は答弁で「専門家の助言なども取り入れながら、『勝負の聖地』としてのブランド化を積極的に進め、DMO設置の機運を高めたい」と述べ、関ケ原の合戦があった岐阜県関ケ原町との連携にも意欲を見せた。

 このほか、本年度でスクールランチ事業を廃止するにあたって、2016年度前期に中学校給食の実施方式ごとの費用やメリット・デメリットを調査し、後期に学校関係者らでつくる検討委員会を立ち上げるとした。17年度に給食施設の基本設計などを行い、18年度に整備工事を完了し、19年度から実施を目指す考えを示した。

【 2016年03月07日 20時04分 】

要約筆記体験、福祉への理解深める 京都・長岡京

2016-03-12 11:40:36 | 護 help
 「ながおかきょう福祉まつり」が6日、京都府長岡京市開田3丁目の市立産業文化会館で開かれた。お年寄りや家族連れが、要約筆記や朗読録音の体験、ステージ発表などを楽しみながら福祉に対する理解を深めた。

 福祉を身近に感じてもらおうと、市社会福祉協議会が昨年に引き続き開催した。ボランティア団体や福祉施設25団体が協力した。

 ステージでは、合唱やハーモニカ演奏、紙芝居などが披露された。収益が新年度の福祉教育に活用されるバザーでは、食器やシーツ、タオルなどが販売され、来場者が次々と買い求めていた。

 障害者の手引き体験コーナーでは、参加者が視覚障害者と一緒に会場内を歩き、「混雑している場所では障害者の前に出て1列で歩いて」「交差点や駅のホームでは、ぜひ一声掛けてあげて」とアドバイスを受けていた。

 初めて手引き体験をした長岡第三小の古賀陽斗君(11)=長岡京市今里5丁目=は「視覚障害者の人のペースに合わせて歩くように心掛けた。将来何かボランティアをしてみたい」と話していた。

【 2016年03月07日 10時33分 】

不要な小型家電、訪問回収 京都・向日で4月から

2016-03-07 07:15:35 | 商 trading
 不要になったパソコンや掃除機など小型家電の回収サービスが、4月1日から京都府向日市内で始まる。小型家電を入れた箱を自宅で宅配業者が回収する仕組みで、パソコンを含む場合、一定量であれば料金は無料になる。市は3月中に業者と連携協定を結ぶ予定で、レアメタル(希少金属)などの再資源化の促進を期待している。

■パソコン一緒で無料も

 回収対象はテレビ、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、エアコンなどを除く400品目以上。3辺の合計140センチ以内の箱に重さ20キロ以内の小型家電を入れ、インターネットで業者に申し込むと、1箱税込950円で回収してくれる。パソコン(ノート、タブレットを含む)があれば無料となる。

 業者は、小型家電リサイクル事業を手掛けるリネットジャパン(愛知県大府市)。小型家電リサイクル法に基づく国の認定を受けており、2014年7月から回収サービスを行っている。

 小型家電にはレアメタルが使われており、13年に施行された小型家電リサイクル法では再資源化を求めている。市市民生活部は「貴重な資源の再利用につなげたい」としている。

 乙訓地域では、長岡京市でも昨年7月から同様のサービスが導入されている。

【 2016年03月06日 09時15分 】

市民の芸術構図光る力作  京都・長岡京展に絵画や木工品

2016-03-07 07:12:58 | イベント
 京都府長岡京市民が制作した美術工芸品を紹介する「第24回長岡京展」が4日、同市神足2丁目のバンビオ1番館で始まった。絵画や木工品、書の力作がそろい、来場者が熱心に見入っている。

 市民に芸術に親しむ機会を持ってもらおうと、市文化協会が毎年主催している。同館の市民ギャラリーと特別展示室に、市民や市内在勤者らが応募し、入賞、入選した139点を展示している。

 洋画では、果物とはかりを描いた静物画が目を引く。平易なモチーフながら、力強い筆致と奥行きを感じさせる画面構成が特徴だ。写真では、雪化粧した勝竜寺城を活写した作品が、街路樹をうまく取り込み、無駄な空間をなくした抜群の構図になっている。

 このほか、四季折々の風景や旅先の町並みなどを描いた日本画、繊細な筆遣いで仕上げた書、木彫りの観音菩薩(ぼさつ)像や陶器の皿などの工芸品が並んでいる。

 6日(午前10時~午後5時、最終日は午後4時)まで。6日午後1時半から、バンビオ1番館内の市中央生涯学習センターで表彰式がある。

【 2016年03月05日 09時10分 】


プロのドリブルに圧倒! ハンナリーズ選手、小学校訪問

2016-03-07 07:11:07 | 習 learn
 プロバスケットボールTKbjリーグの京都ハンナリーズの2選手が3日、京都府大山崎町円明寺の大山崎小を訪問し、子どもたちにバスケットを手ほどきした。

 スポーツや競技への関心を高めてもらおうと、同小では本年度、高学年の授業に地元のプロチームの選手を招いている。4年のサッカー、5年の野球に続き、この日は6年生約91人を対象に行った。

 同小を訪れたのは、モーゼス・エハンベ選手と徳永林太郎選手。児童は、選手と一緒にリレー形式でシュートを練習し、その後8~11人のグループに分かれて、2選手を相手にしたミニゲームに挑戦。2人の鮮やかなパスやシュートに戸惑いながらも、懸命にボールを追いかけていた。

 1年ほど前からバスケットボールを始めたという牧野時己君(12)は「プロの選手は、ドリブルのレベルが高い。チーム全体にパスを回して点を入れるようにしていきたい」話していた。

【 2016年03月04日 11時23分 】

妊娠・出産・育児をサポート 子育てコンシェルジュ、京都で開始

2016-03-07 07:10:05 | 護 help
 京都府向日市と長岡京市は新年度、出産前の妊娠時から就学までの子育てを一括して支援する「子育てコンシェルジュ」事業を始める。専任の保健師や助産師を配置し、妊娠直後から健康や子育てに関する悩み相談を受け付けるほか、小児科医や産科医と連携した子育てサポートを充実させる。

 両市とも新年度一般会計当初予算案に関連予算を計上している。

 向日市は保健師1人を新たに雇用し、子育てコンシェルジュ業務を担わせる。市役所別館2階の健康推進課に窓口を設置する。

 保健師は全ての妊婦と面接し、子育てに関する悩みを聞き、情報提供を行うほか、必要に応じて個別支援プランを作成。プランに基づき、助産師がグループ形式で妊婦の相談を受け付ける「プレママ・サロン」を実施し、参加者同士の交流を図る。また、助産師が生後2カ月くらいまでの家庭を訪問し、産後の不安解消につなげる。

 長岡京市は、健康推進課に子育てコンシェルジュの窓口を設け、専任の保健師と助産師計3人を配置する。妊娠直後から心のケアや日々の過ごし方などをアドバイスする。

 この事業と連動する形で産後ケア事業も新設する。市内の産科医と連携し、気分が不安定になりがちな出産直後の支援体制を充実させる。提携する病院に日帰りの「デイケア」や、2~3泊してもらう「ショートステイ」を設け、医師が母親を精神面からサポートし、子育ての心構えも伝える。

【 2016年03月03日 16時34分 】

歌声で被災地を元気に 京都で5、6日に復興祈念コンサート

2016-03-07 07:08:16 | イベント
 東日本大震災で被災した地域の合唱活動を支援する復興祈念コーラスコンサート「ハーモニー・フォー・ジャパン2016」が5日と6日、京都府長岡京市天神4丁目の府長岡京記念文化会館で開かれる。今年も福島県から2中学校の合唱部を招くほか、神戸市や台湾からも合唱団が訪れ、延べ1500人が美しい歌声に乗せて被災地へエールを送る。

 関西の合唱関係者でつくる一般社団法人「ハーモニー・フォー・ジャパン」が、東北の合唱仲間を力づけたいとの思いから12年に初演し、毎年この時期に開催している。今年で5回目。

 今回は、福島県南相馬市の小高中と大熊町の大熊中合唱部を招待する。生徒たちは、友人や故郷への思いを込めたオリジナル合唱曲「群青」などを歌う。また、震災から5年の節目を迎え、作詞家の一倉宏さんと作曲家の信長貴富さんが手がけた特別曲を、有志で構成する250人の合唱団が披露する。5、6日ともにプログラムに組み込まれる。

 このほか、5日は京都市の西京極中や舞鶴市の中高合同合唱団、府内の高校合同合唱団をはじめ、神戸市や台湾の合唱団などが出演する。6日には全国から36団体が集まり、被災地の復興を願う歌声を響かせる。

 5日は午後5時半、6日は午前10時に、それぞれ開演する。入場料は2日間通しで1500円。問い合わせはハーモニー・フォー・ジャパン携帯電話080(4232)8762。

【 2016年03月03日 10時13分 】