「苦いけどおいしい」  京都・向陽幼稚園、卒園前にお茶会

2016-03-07 07:06:38 | 会 party
 向陽幼稚園(京都府向日市寺戸町)は2日、卒園を前に、長岡京市粟生の光明寺でお茶会を開いた。園児約100人が園で学んだ作法を披露し、保護者とともに抹茶を味わった。

 同園は卒園記念行事として、園児と保護者によるお茶会を毎年開いている。園児は昨年10月から、お茶のたて方や作法について学んできた。

 この日、同寺の客殿「蓮生(れんせい)閣」で、園児が2列に座った保護者にお辞儀し、和菓子をふるまった。この後、茶せんを使ってお茶をたて、保護者とともに味わった。園児は「苦いけどおいしい」と笑顔で話していた。

【 2016年03月03日 09時36分 】

木造住宅、耐震化進めて 京都・向日市「強化月間」スタート

2016-03-07 07:04:40 | 災 disaster
 京都府向日市が新たに定めた「木造住宅耐震強化月間」が1日、スタートした。市内の木造住宅は4分の1が耐震化できておらず、府内では京都市とともに「密集住宅地」に指定されている。市は古い木造住宅が多い地域で啓発ビラを配ったり、各区や町内会を回ったりして、耐震診断・改修を呼び掛ける。

 向日市の耐震化率は75・1%(2013年)で、非耐震住宅は約5200戸。また、寺戸町と森本町の一部(555戸)は国が定める密集市街地になっており、倒壊や延焼の危険性が指摘されている。

 市は3千円の自己負担で利用できる耐震診断や、最大90万円の補助が受けられる耐震改修を促進するため、3月を新たに耐震強化月間と位置づけた。市役所や公民館などに啓発ポスターを掲示したほか、市建設産業部の公用車や職員の名札を使った広報活動も始めた。

 今後、各区や町内会の役員を対象に説明会を開くほか、耐震性に課題のある地域でビラを各戸配布する。市は「災害はいつ起こるか分からない。これを契機に住環境を見つめ直してほしい」としている。

【 2016年03月02日 11時10分 】

ふるさと納税、ネット決済へ 京都・長岡京市

2016-03-07 07:03:23 | 政 governing
 京都府長岡京市の中小路健吾市長は29日、「ふるさと納税」を通じて手軽に寄付してもらうため、新年度からインターネット上でクレジットカードでも決済できるようにする方針を明らかにした。市議会3月定例会の一般質問で、中小路貴司市議(平成市民クラブ)の質問に答えた。

 ふるさと納税の寄付は、市に申し込んだ後、金融機関での振り込みか、現金書留での郵送、市総務課への持参に限ってきた。市はより手間がかからないカード決済を導入し、寄付額増を期待する。

 本年度の市への寄付はこれまでに59万2千円。大口の寄付があった前年度の144万2千円からは半減し、人数は横ばいだった。一方で、他の自治体に寄付した市民の個人市民税控除額が前年度に比べ778万円増加しており、市への寄付にどう結びつけるかが課題となっている。

 市は今後、寄付金の使い道を西山に生息する希少動植物保護やバンビオのイルミネーション事業、小中学校図書の充実に限定し、寄付者に使途を選んでもらう方針。中小路市長は答弁で「使途を明確にしてまちの将来像を共有することで、寄付してもらいやすくする狙いがある」と説明した。

【 2016年03月01日 10時55分 】

体動かし健康で美しく 京都・長岡京、親子ら体操やダンス

2016-03-07 07:01:31 | 賞 prize
 健康と美について学ぶチャリティーフェスタが28日、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館で開かれ、市民らが楽しみながら体操やダンスで、体を動かした。

 NPO法人「日本ウォーキングセラピスト協会」(東京都)が開催した。この日は、食や歩き方などをテーマにした11のステージが催され、健康食品や化粧品などの企業や団体が22のブースを出展した。

 「親子deハッピー体操&姿勢育講座」と題したステージでは、同協会理事の中川慶子さんが、腰痛の原因について「毎日の姿勢や体のゆがみから生まれる」と説明。参加者たちは、床に座って足の指を広げる訓練をした後、姿勢を正しながら輪になってまっすぐ歩く練習をした。

 母親らと一緒に参加した長岡第四小4年村上彩利さん(10)=長岡京市調子1丁目=は「足の裏を、つま先からしっかりつけて歩くのが難しかった」と話していた。

 同フェスタの収益金と会場で集まった募金は、東日本大震災の支援活動などに充てられる。

【 2016年02月29日 09時50分 】

歴史重ねて華やかに、ひな人形めぐり 京都・向日

2016-03-07 06:59:55 | 歴 history
 桃の節句を前に「西国街道ひな人形めぐり」が27日、京都府向日市を中心に西国街道一帯で始まった。江戸時代から現代までの豪華なひな飾りや道具などが展示され、訪れた人たちを楽しませている。

 貴重なひな人形の展示を通じて地域を活性化しようと、地元有志でつくるグループが毎年開いている。今年は商店、古民家など30カ所が人形などを飾っている。

 国登録有形文化財の中小路家住宅(向日市上植野町)では、江戸時代に作られた親王飾りをはじめ、京都御所を模した豪華な建物に男びなと女びなが収まる「御殿飾り」、全国各地の流しびなや、つるしびななどが展示されている。来場者は、時代や地域によって異なる飾りをじっくりと眺め、カメラに収めていた。

 友人と訪れた主婦の久島佐智子さん(69)=京都市西京区=は、「子どもの頃、ひな祭りで使っていたのと似た小型の重箱が展示されていて、懐かしく当時を思い出した」と話していた。

 3日まで(中小路家住宅は6日まで)。一部有料。

【 2016年02月28日 09時50分 】

高齢者の暮らし支え10年、市民サポーター好評 京都・向日

2016-03-07 06:58:04 | 護 help
 京都府向日市内の高齢者の暮らしを市民が支援する「地域サポーター活動」が始まって今年で10年になる。介護保険では対応できないごみ出しや安否確認などのサービスを無料で提供しており、利用者から好評を得ている。半面、地域サポーターの数は十分ではなく、専門職との連携など課題は多い。介護の必要度が低いとするサービスを国が切り離そうとする中、こうしたボランティア活動の重要性はますます高まりそうだ。

 「私は(アイドルグループの)嵐が好きでね。松本君が特に好き」。「デイサービスに行くと楽しいわ」。石橋百合子さん(89)=寺戸町=の軽妙なおしゃべりに、地域サポーターとして自宅を訪れた石原明子さん(74)=同=と岩波愛子さん(68)=森本町=は思わずほほ笑んだ。

 石橋さんはケアマネジャーの紹介で昨年4月から制度を利用している。週1回1時間ほど、サポーターとたわいのない話をするだけだが「元気になれるし、早く来週が来ないかいつも楽しみにしています」。石原さんと岩波さんも「逆にいろんなことを教えてもらえるし、気持ちがほっこりする」と喜ぶ。

 地域サポーターは、元ホームヘルパーの提言で、市民有志が2006年に始めた。活動内容は高齢者の話し相手と散歩の付き添い、ごみ出しで、年間30~40件のサービスを提供してきた。

 実績を踏まえ、市社会福祉協議会が2014年10月に「地域サポートセンターむこう」を立ち上げ、実費相当分の活動費支給や利用者の日程調整などに乗り出した。高齢者の急増で、介護保険事業だけではサービスが賄いきれなくなっているからだ。さらに今後、介護保険の要支援1~2の一部サービスが市町村事業となることもあり、こうしたボランティアとケアマネジャーら専門職との連携はますます重要になる。

 ただ、地域サポーターの数は1月末現在で42人。市社協地域福祉課の木下博史課長は「必要があれば買い物支援など新たな取り組みも始めたいが、今の人数では難しい」と打ち明ける。「まずは地域で孤立している人を受け入れ、自分たちの地域を見直すきっかけにしたい」

 地域サポートセンターむこうは新規会員を募っている。問い合わせはTEL075(932)1961。

【 2016年02月27日 20時39分 】