障害のある子どもとその家族でつくる京都府向日市のサークル「ぼちぼち」が今年、結成10年目を迎える。同市向日町の子育て支援センターさくらを拠点に子育ての悩みを話し合ったり、イベントを開いたりして交流を深めている。メンバーは「一人で悩んでいる人にさまざまな情報を提供し、地域で共に生活できるようにしたい」と決意を新たにしている。
京田辺市の府立こども発達支援センターを利用していた母親が、子どもの就学を契機に「地域に利用者同士で集まれる場所をつくろう」と提案したことがきっかけで、2006年12月に発足した。
現在、33家族が登録している。子どもは知的障害やダウン症など重い障害のある1~14歳。月1回、同センターに親子が集まり、子どもの進路相談や福祉サービスの情報交換などを行っている。毎年12月には市福祉会館で「ぼちぼちまつり」を開き、ゲームや体を使った遊びなどで交流を深めている。
役職を設けず、出欠も確認しない自由な雰囲気が特徴で、連絡係の石井恵さんは「誰でも気軽に相談でき、ほっとできる場になっている」と話す。
障害のある人への理解はまだまだ進まず、メンバーも差別や障害に無理解な発言を浴びせられたことがある。長女(13)と参加している佐藤友恵さんは「娘のことを知ってくれている人をもっと増やし、これからもこの地域で暮らしていきたい」と話している。
問い合わせは子育てセンターすこやかTEL(932)7830。
【 2016年08月29日 10時24分 】
京田辺市の府立こども発達支援センターを利用していた母親が、子どもの就学を契機に「地域に利用者同士で集まれる場所をつくろう」と提案したことがきっかけで、2006年12月に発足した。
現在、33家族が登録している。子どもは知的障害やダウン症など重い障害のある1~14歳。月1回、同センターに親子が集まり、子どもの進路相談や福祉サービスの情報交換などを行っている。毎年12月には市福祉会館で「ぼちぼちまつり」を開き、ゲームや体を使った遊びなどで交流を深めている。
役職を設けず、出欠も確認しない自由な雰囲気が特徴で、連絡係の石井恵さんは「誰でも気軽に相談でき、ほっとできる場になっている」と話す。
障害のある人への理解はまだまだ進まず、メンバーも差別や障害に無理解な発言を浴びせられたことがある。長女(13)と参加している佐藤友恵さんは「娘のことを知ってくれている人をもっと増やし、これからもこの地域で暮らしていきたい」と話している。
問い合わせは子育てセンターすこやかTEL(932)7830。
【 2016年08月29日 10時24分 】