手描き更紗、「総柄」作品に焦点 京都・向日、故青木さん作品展

2016-10-16 10:07:47 | 会 party

 手描き更紗作家として長岡京市を拠点に活躍した故青木寿恵さん(1926~2010年)の作品群から、着物やタペストリーの全面に更紗の模様が広がる「総柄」作品に焦点を当てた展示会が15日、京都府向日市寺戸町の寿恵更紗ミュージアムで始まる。

 化学染料による型染めが主流とされるインド発祥の染文様「更紗」にあって青木さんは生前、草木染と手描きにこだわり、長岡京市の自宅で制作を続けながら、世界的な評価を受けていた。

 今回の展示会は、年2回の定期展に当たり、青木さんが欧州各国に招かれて個展を開いた際などに着用した着物を初公開。藍色が基調の生地全体に花や唐草、手まりなどの模様が描かれた作品で、同ミュージアム学芸員で青木さんの孫の青木雅徳さん(34)=名古屋市南区=は「野に咲く草木に目をこらす、作者の温厚で優しい人となりが伝われば」と話す。

 他にも、海外への制作旅行中にステンドグラスの色模様に着想を得、現地の草花の文様を組み合わせたタペストリーなど約40点を展示する。

 11月24日まで。入場500円(高校生以下無料)。同ミュージアムTEL(934)6395。

【 2016年10月14日 16時00分 】


目が不自由な人支え40年 京都・長岡京のガイドヘルパー団体

2016-10-16 10:05:48 | 護 help

 目が不自由な人の移動や活動をボランティアで手伝う京都府長岡京市のガイドヘルパー団体「ともしび」が、8月で創立40周年を迎えた。15年ほど前には会員が数人まで落ち込む危機もあったが、昨年には仕事で市内に転居してきた働き盛りの男性が入会するなど、会員9人で元気に切り盛りしている。団体の活性化へ会員も募っている。

 目が不自由な人が安心して暮らせる社会をつくろうと、1976年に発足。最盛期には30人ほどの会員がいたという。しかし会員数は高齢化や有償のガイドヘルパー転身などで次第に減り、2000年を過ぎた頃には3~4人まで落ち込んだ。

 この後、地道に勧誘を続け、現在は40~80代の男女9人で活動している。昨年、転勤で神奈川県から長岡京市に転居してきた40代の男性が、ボランティア活動を求めて市社会福祉協議会に照会し、ともしびへ入会した。会長の谷きよみさん(64)=同市花山=は「長岡京市を気に入ってくれて、何かできることはないかと考えたようだ。若く意欲のある人が来てくれた」と目を細める。

 活動は年に20回ほど。視覚障害者団体などの依頼を受け、目の不自由な人の手を引いてハイキングや社会見学、スポーツ大会、地域の催しに連れて行く。横について歩くだけでなく、階段の上り下りや障害物の有無などを指摘し、景色の説明もする。交通費などは自己負担だが、体験会に参加して魅力を感じ、入会した人も。谷さんは「そうした気持ちがうれしい」と喜ぶ。

 会員募集の問い合わせは市社協ボランティアセンターTEL075(963)5508。

【 2016年10月14日 10時20分 】


動植物に感謝、熊本復興も祈る 京都・光明寺で放生会

2016-10-16 10:00:53 | 式 celemony

 乙訓社寺会の放生会が12日、京都府長岡京市粟生の光明寺で営まれた。神職や僧侶が厳かに儀式を執り行い、人間が生きるために犠牲となった動植物の命に感謝をささげた。

 乙訓地域の寺社でつくる同会が2005年から毎年催しており、光明寺で開かれたのは初めて。今回は熊本地震復興祈願法要も合わせて行われ、関係者ら約50人が参列した。

 同会会長の國定道晃勝龍寺住職が「熊本地震では、今も多くの人が避難生活を送っている。一日も早い復興を望んでいます」とあいさつ。その後、長岡天満宮の中小路宗俊宮司が祝詞を読み上げ、神楽が奉納された。参拝者は僧侶たちの読経が響く中、焼香し、静かに手を合わせていた。

【 2016年10月13日 11時15分 】


50周年記念集会、発表で歩み振り返る 京都・長岡第三小

2016-10-16 09:59:23 | 歴 history

 今年創立50周年の長岡第三小(長岡京市今里4丁目)で12日、記念児童集会が開かれた。全校児童が、学校の歩みや当時の社会状況などについて歌を交えながら発表した。

 同小は1967年に開校し、現在は児童386人が通学している。学校の歴史を知り、地域の人への感謝や学校への誇りを持ってもらおうと集会を企画。この日は保護者ら約100人も参加した。

 集会では「ここが好きだよ長三小」と題して、3年生がグループごとに学校の遊具や給食、過去に飼育していた動物などについて調べた内容を、絵や寸劇を交えて発表した。続いて6年生が新聞や卒業アルバムなどを元に50年間に起きた学校の出来事や社会状況などを10年ごとに順番に紹介。1、2、4、5年生が当時流行していた人形劇の主題歌やヒット曲などを元気よく歌うと、保護者らから大きな拍手が送られた。

 6年の小山蒼太郎君(12)は「学校の50年間を知れて良かった。節目の年に卒業できるのもうれしい」と話していた。

【 2016年10月13日 11時10分 】


玩具で親子楽しく遊んで 京都・大山崎の団体

2016-10-16 09:56:57 | 護 help

 京都府大山崎町で若い母親向けのフリーマーケットを催す子育て支援団体「コムズママ」が、出店費の一部を活用し、町内の子育て支援センターに玩具を寄付する取り組みを始めた。「親子が楽しい時間を過ごす助けになれば」と期待する。

 フリマ「ママたちのリサイクル&手作り市(ママ市)」は母親たちの交流の場として2010年に始まった。町役場北側の名神高速道路高架下で年4回ほど開催しており、乙訓地域や島本町などからたくさんの親子連れが訪れる。

 同センター「ゆめほっぺ」は町保健センター(同町円明寺)内にある。ママ市出店者による寄付は、施設や育児環境を支援しようと本年度スタート。6、7月の開催分で計約2万円が集まり、乳幼児向けの玩具や事故防止の室内用フェンスなどを購入し、贈った。

 ゆめほっぺの大槻優子センター長は「現場の要望に応じた物品を頂いた。親子が安心して過ごせる環境づくりに努めたい」と話す。コムズママの木戸有佳子代表は「寄付したおもちゃで子どもが遊んでいるところを見るとうれしい」と笑顔を見せた。

 10月のママ市は13日午前10時~午後0時半に開かれる。

【 2016年10月12日 11時13分 】


コスモス、笑顔“満開” 京都・長岡京の棚田

2016-10-16 09:54:27 | 木 plants

 京都府長岡京市浄土谷にある柳谷観音楊谷寺そばの棚田で9日、休耕田を活用した「コスモス祭」があった。見頃を迎えた色とりどりの花々に、訪れた人たちが見入っていた。

 地元農家でつくる「浄土谷棚田を守る会」が毎年、所有者の高齢化で耕作が困難な棚田約30アールでコスモスを育てている。黄色やピンクの花が咲く品種を例年植えていたが、今年は赤い花も加えた。

 会場には親子連れらが訪れ、花を摘み取ったり、地元産品でつくった郷土料理「いとこ汁」を味わったりしながら、谷間に吹く涼しげな風にも季節の移ろいを感じていた。

 向日市物集女町から家族で訪れた米田蒼彩(あおい)さん(9)は「いろんなコスモスが見られてうれしい。秋が来たなって感じ」と話していた。見頃は10月下旬までで、観覧自由。

【 2016年10月10日 10時30分 】


竹でつながるエコの心 京都・長岡京、廃油のあかり幻想的

2016-10-16 09:52:16 | イベント

 乙訓特産の竹を通じて市民が交流するエコイベント「長岡京竹あそび2016」が8日、京都府長岡京市天神2丁目の長岡公園で開かれた。竹を使ったゲームや工作のほか、約3千本の竹あかりの点灯もあった。曇天で蒸し暑い天候となったが、多くの人でにぎわった。

 西山の放置竹林整備に取り組んでいる市民団体や商店、大学などでつくる連絡協議会が「竹でつなぐ・つながる・まちづくり」をテーマに毎年この時期に開催。今年で8回目を迎えた。

 遊びのコーナーでは、竹製の弓矢を使った的当てや輪投げなどを開催。子どもたちが高得点を狙い、真剣な表情で挑戦していた。竹田海翔君(6)=京都市伏見区=は「的当てで狙ったところに矢を飛ばせた」と、表情をほころばせていた。

 竹笛や竹とんぼなどの工作コーナー、地元商店による焼きそばや綿あめなどの飲食販売にも多くの人が列を作った。

 夕方には、廃油で作ったエコキャンドルと竹あんどんを点灯。夕闇に光が浮かび上がり、多くの人が幻想的なムードを楽しんだ。

【 2016年10月09日 11時21分 】


ドクターヘリに搬送素早く 京都・長岡京で大規模訓練

2016-10-09 11:14:25 | 災 disaster

 京都府の乙訓2市1町の医療機関や乙訓医師会などでつくる「乙訓災害・救急医療協議会」は7日、初の大規模災害想定訓練を長岡京市内で実施した。病院への負傷者受け入れや治療の優先順位を決めるトリアージ、ドクターヘリへの搬送に取り組み、非常時の対応を確認した。

 災害医療の強化が目的で医療関係者や府乙訓保健所、3市町の職員、乙訓消防組合の隊員ら約120人が参加した。

 訓練は、有馬-高槻断層を震源にマグニチュード7・2、震度7の直下型地震が発生したとの想定で行われた。済生会府病院では地震発生を伝える院内放送が流れると対策本部が設置され、病院職員が施設の被災状況などを報告。阪急長岡天神駅で負傷した患者役約20人が院内に搬送され、看護師がトリアージを実施。重傷者は医師が2次トリアージを行い、詳しい症状を災害カルテに書き込んだ。最もけがの重かった患者役は病院近くの長法寺小グラウンドに止まったドクターヘリに運ばれた。

【 2016年10月08日 10時49分 】


疾病に悩む地域救った地蔵、絵巻に 京都の寺に奉納

2016-10-09 11:06:11 | 歴 history

 京都府向日市寺戸町の慶昌院に本尊「田植え地蔵」の絵巻が奉納され、8日午後1時半から、お披露目のイベント「地蔵寄席」がある。寺に代々伝わる縁起を基に地元の仏絵師が描いた作品で、当日はゲスト出演する講談師が地蔵にまつわる創作講談も披露する。

 慶昌院は1600年に開かれ、一度は焼失。1835年に再建したとされる。財産目録の校割(こうかつ)帳を歴代住職が補修を重ねながら保管しており、この中に、開山時の経緯が縁起として残る。

 絵巻は縦約30センチ、幅約2・2メートル。開祖で後に心斉法師を名乗る長谷川半兵衛が、土中から田植え地蔵を掘り出し、眼病治癒を祈願して回復した後、地蔵が疫病にあえぐ地域を救う縁起の内容を描き出した。

 昨年秋、同院の山路純正(じゅんしょう)住職(68)が同市寺戸町の仏絵師村上恵那さん(66)と知り合い、制作を依頼。彼岸花や桜など同院周辺の四季の移ろいを盛り込みながら、約1年かけて描き上げた。村上さんは「伝承の面白みを実感しながら筆を進めた。地元がぐっと近くなった」と語る。

 8日のイベントでは本堂で絵巻を展示するほか、上方講談協会前会長の旭堂南鱗さん(66)=大阪市阿倍野区=が縁起の内容を講談に仕立てて発表する。山路住職は「目で見て耳で聞いて、昔話の大切さを伝えたい。地域の原風景の一端を感じてもらいたい」と来場を呼び掛ける。

 参加費千円(小学生以下は無料)。問い合わせは慶昌院TEL(921)0571。

【 2016年10月07日 10時45分 】


京都・長岡京の中2女子、ドッジ日本代表入り 11月アジア杯

2016-10-09 11:01:21 | 士 cerebrity

 来月26、27日に香港で開かれるドッジボールの第3回アジアカップで、女子日本代表に長岡第四中2年の湯川鈴さん(14)が選ばれた。高い運動能力や技術が評価され、全国から集う16人に初めて名を連ねた。3連覇を狙う日本の力になるために「まずはスタメンを勝ち取りたい」と、意欲を燃やしている。

 長崎県で今月開かれる全国健康福祉祭(ねんりんピック)に出場するソフトボールチーム「長岡京ダンディーズ」のメンバーが5日、長岡京市役所を訪れ、抱負を語った。

 今年で29回目となるねんりんピックは60歳以上の高齢者を中心とするスポーツや文化の交流祭典。今回は15~18日に開催される。

 長岡京ダンディーズは1996年に発足。現在60~80代の23人で活動している。ねんりんピック出場は、2004年の第17回大会に続き2度目だが、多くの選手は前回大会を経験していないという。

 代表の森田修さん(80)=同市粟生=は「前回はベスト16まで進んだので、ぜひそれを上回りたい。先取点を取って投手をもり立てる試合をしたい」と述べ、中小路健吾市長は「ぜひ頑張って打ち勝ってください」と激励した。

【 2016年10月06日 13時09分 】


「京たけのこ」ブランド強化へ、京都府が注力 生産農家は困惑も

2016-10-09 10:59:18 | 商 trading

 乙訓の名産、タケノコのブランド強化に、京都府が乗り出している。他の地域にはない独特の管理方法で育てられ、日本一と言われる西山地域のタケノコだが、それだけに生産や出荷、販売拡大が難しい。タケノコ農家が高齢化する中、成果を上げるには課題が多そうだ。

■府、首都圏へ出荷増にらむ

 7月下旬に開かれた「京たけのこ」ブランド推進プロジェクト京都乙訓会議。2市1町の農業担当の職員や農協の担当者を前に、府担当者がタケノコの消費拡大や加工品の商品開発、竹林の景観保全などの取り組みを提案した。

 会議を呼び掛けた府流通・ブランド戦略課は「ブランド力が高まれば、生産や出荷が増え、竹林の価値も高まり、景観保護にもつながる」と意気込む。

 特に力点を置くのが、首都圏への出荷推進だ。府の調査によると、東京の大田、築地両市場における昨年の京都府内産タケノコの単価は1キロ862円で、2009年に比べ約1・7倍に伸びた。ただ入荷量自体は、09年以降12~16トンとほぼ横ばいで推移。府は「京都らしい食材で人気があるにもかかわらず、需要にこたえられていない」(同課)とみて、市場規模が大きい首都圏への出荷を増やし、販売増につなげる狙いだ。

■過去5年の出荷実績、ほぼゼロ

 だが、首都圏への出荷には課題が多い。

 JA京都中央(長岡京市開田4丁目)は今春、十数年ぶりに東京に西山産のタケノコ300キロを出荷した。だが、見込んでいた価格の6割程度の値しか付かないものもあった。「シロコ」と呼ばれる最高級品の良し悪しが見分けられず、値打ちが認識されていないことが明らかになった。

 営農販売課の新谷雅敏課長は「いいタケノコを出荷する農家ほど名が通っており、独自に販路を持つなど買い手がすでに決まっている。京都の市場も出荷を期待している中、メリットがなければ農家もわざわざ東京に出荷する意欲がわかないのでは」と懸念する。

 特に府は、過去5年ほぼ出荷実績がゼロの京のブランド産品「京たけのこ」としての出荷を目指すが、農家は困惑を示す。

 向日市物集女町のタケノコ農家でつくる物集女出荷組合では以前、ブランド品として出荷したことがあったが、結局辞退する農家が相次いだという。

 柴田光貢組合長(74)=同町=は「他の作物と違って、タケノコは色や形、大きさ、重さがまちまちで、掘り出してみないと分からない。規格に合わせるのが難しく、荷が集まらなくなった」と打ち明ける。「農家の高齢化や兼業化で、以前ほどたくさん掘れず、しかも高品質のタケノコが作れなくなっている。むしろ品質が劣る品の販路拡大ができれば」と話す。

 府は、生産農家の生産実態調査や、首都圏での市場調査を行い、来年春に採れるタケノコから首都圏へブランド出荷を目指すが、農家から賛同を得られるかは未知数だ。「地元の人たちに呼び掛け、機運を盛り上げていきたい」(流通・ブランド戦略課)としている。

【 2016年10月05日 10時47分 】


ハロウィーン、商店会挙げてイベント企画 京都・長岡京

2016-10-09 10:54:36 | 商 trading

 京都府長岡京市のセブン商店会は、31日のハロウィーンに合わせた催しを計画している。3日、同市長岡2丁目の空き店舗で「未来予想図委員会」を開き、若手商店主や近くの保育所関係者らも企画に賛同。今後、理事会で具体策を詰め、急ピッチで準備を進める。

 これまでは子どもたちにお菓子を配るなど個別に催しを行う店はあったが、商店会を挙げてのイベントはなかった。ハロウィーンは欧米の一大行事で近年、日本でも仮装を楽しむなど注目されている。このほど開かれた理事会で商店会活性化策として独自の催しを模索することになった。

 加盟店の商店主や京都市内の商店街で活性化に取り組む団体関係者らが意見交換した同委員会では、近くの保育所関係者が「お菓子をもらえる店は何か目印を出してほしい。子どもにも仮装してきてもらうように呼び掛けてはどうか」と提案。別の参加者は「お菓子を配るだけでなく、輪投げといった遊びの場も設けた方が店によってできることの幅が広がる」と指摘した。

 未来予想図委員会の小森保人委員長(37)は「出てきた意見を理事会に諮り、どのような催しにするかを決めたい」と話す。

【 2016年10月04日 09時45分 】


「よいしょ!」バスと綱引き 京都・長岡京、運行10周年記念

2016-10-09 10:51:47 | イベント

 京都府の長岡京市民運動会が2日、市内の各小学校で開かれた。同市井ノ内の長岡第十小では、市が運営するコミュニティーバス「はっぴぃバス」の運行開始10周年を記念して、子どもたちがバスと綱引きをして楽しんだ。

 はっぴぃバスは、地域の交通不便の解消や高齢者の移動手段確保を目的に、2006年10月2日に運行を開始した。北コースのバスが同小の校区内を通っており、昨年、校区内のバス停から延べ約5200人が利用した。綱引きは、運動会を盛り上げようと企画した。

 まず1~3年生15人が、バスと対戦。「よいしょ」という掛け声に合わせて力いっぱい綱を引いたが、重さ5トンのバスは全く動かなった。来賓の大人数人が参加して再度引き、ようやくバスを動かした。続く4~6年生15人との対戦では、開始と同時にバスがゆっくりと動き始め、保護者らから拍手が送られた。

 3年の古辻俊樹君(9)は「バスがなかなか動かなくて、手が痛くなったけど楽しかった」と話していた。

 綱引きに先立ち、市公共交通まちづくり表彰が行われ、はっぴぃバスの利用促進に取り組んだ滝ノ町自治会が表彰された。また、バスの乗り方についてのクイズも行われ、マナーを守った乗車を呼び掛けた。

【 2016年10月03日 10時20分 】


地域ぐるみ、より実践的に 京都・向日市防災訓練

2016-10-09 10:48:05 | 災 disaster

 大規模災害を想定した向日市防災訓練が1日、京都府向日市物集女町の西ノ岡中で行われた。参加者が災害ボランティアセンターの設置や運営の手順を確認したほか、実際に地域の高齢者宅を回り、安否確認や災害時のニーズの聞き取りを繰り広げた。

 訓練には市民や市職員、府市の社会福祉協議会メンバーら約150人が参加した。これまで災害ボランティアセンターは市社協のみで訓練していたが、より実践的な内容にするため市内の自治会などにも参加協力を呼び掛け、地域ぐるみの訓練が実現した。

 最初に国内各地の災害でボランティアに取り組むNPO法人「レスキューストックヤード」代表の松永鎌矢さんが災害ボランティアセンター設置のポイントを説明した。運営訓練ではグラウンドに本部が置かれ、ボランティアの申請窓口や作業のマッチングを担う体制を整えた。その後、参加者は班に分かれ、大地震発生2日後の被災地を想定して向日台団地や寺戸町大牧地区など計4カ所の要配慮者約20人の自宅を訪ね、負傷や食料の有無、不安に思っていることなどを聞き取った。同中の体育館やグラウンドでは簡易トイレの組み立てなどさまざまな取り組みがあり、市民らが防災意識を高めた。

【 2016年10月02日 11時48分 】


京都・向日市と包括支援センター連携、出張相談所

2016-10-02 10:38:27 | 護 help
 京都府向日市と京都市南区、西京区の各地域包括支援センターが連携し、両市境にあるイオンモール京都桂川で出張相談に取り組んでいる。商業施設を訪れる多くの人に同センターの役割や介護保険制度について知ってもらうのが狙いで、市域を超えたセンター同士の連携にも結びついている。

 出張相談「おたっしゃ広場」は、京都市久世地域包括支援センターなどが2015年2月から月1回開催。向日市や西京区の住民が相談に訪れる機会は多く、同センターから誘いを受けた向日市と西京区の地域包括支援センターが不定期で参加している。

 9月20日には、寝たきり予防のための外出スポットの紹介や福祉車両の試乗体験などのイベントが行われた。向日市民も訪れ、市中地域包括支援センターの職員から介護予防について聞いていた。

 久世地域包括支援センターによると、こうしたセンター同士の交流が縁で、虐待を受けた高齢者の措置入所でスムーズな連携に結びついた事例があるという。

 同センターは「どこに住んでいても気軽に相談できるよう、今後も連携して続けていきたい」としている。

【 2016年10月01日 13時16分 】