京都・長岡京市が任期付き職員初募集 秋採用も実施

2017-05-21 17:33:59 | 政 governing
 京都府長岡京市は、今年10月から勤務してもらう任期付き職員と秋採用職員の募集を始める。いずれも初めての取り組みで、業務量に応じ柔軟に人材を確保するのが狙い。

 任期付き職員として募集するのは、文化財技師(考古)2人。今後数年間、民間を含め市内での開発案件が増える見込みで、増大が予想される業務に対応できるよう、人員を拡充する。任用期間は3年間で、最長5年まで延長できる。学芸員資格を持ち、埋蔵文化財発掘調査の実務経験がある人が対象。

 秋採用職員は、今年3月末での普通退職者が予定より多かったため、来春を待たずに採用に踏み切る。一般事務2人、保育士1人、建築技師1人の計4人。社会人や今春大学を卒業した人、資格があるものの育児や介護などのために退職した主婦などまで、幅広く募集する。

 任期付き職員、秋採用職員とも、試験は書類選考と実技などを行う。給与や諸手当、勤務時間などは、通常の正職員と同じとなる。

 市職員課は「時期によって、業務量に変動がある部署もあり、柔軟な人事配置につなげられる」としている。

 職員採用試験申込書の受け付けは任期付き職員が17~22日、秋採用職員が6月5~11日。問い合わせは市職員課TEL(955)9662。

【 2017年05月17日 11時09分 】

初夏の香り、しょうぶ湯始まる 京都・長岡京

2017-05-21 17:30:40 | 水 water
 ほのかなショウブの香りが、初夏の風情を醸し出す。京都府長岡京市東神足2丁目の市地域福祉センターきりしま苑で、無病息災を願うしょうぶ湯が15日、始まった。センター利用者や市民が、ゆっくりと湯につかって疲れを癒やしている。

 きりしま苑がオープンした1992年から実施している。今年も徳島産のショウブの葉約45キロを用意、束にして湯船に浮かべている。近くの山下喜久江さん(73)は「毎年、楽しみに待っているんです。よく温まります」と話していた。

 一般利用は60歳以上の長岡京市民が対象で、午前9時半~10時半と、正午~午後3時半。19日まで。無料。問い合わせは、きりしま苑TEL075(956)0294。

【 2017年05月16日 10時05分 】

伝統の子どもみこし、初夏の街練る 京都で「シャナンボウ」

2017-05-21 17:27:58 | 祭 carnival
 京都府向日市鶏冠井町伝統の子どもみこし「鶏冠井シャナンボウ」が14日、同町一帯であった。市の無形民俗文化財に指定されており、法被とはちまき姿の園児や児童ら約100人が、2基のみこしを引いて地元を練り歩いた。

 鶏冠井シャナンボウは、牛若丸(源義経の幼名)が危険から逃れるために「遮那王(しゃなおう)」という法名を授けられた伝承に由来する。子どもたちが牛若丸のように元気で利発に育ってほしいとの願いが込められている。

 初夏の強い日差しが照りつける中、みこしは午後1時半過ぎに向日社芝斎場を出発。子どもたちは、みこしを乗せた台車の綱を持ち、太鼓の音に合わせて引っ張った。沿道では多くの保護者や住民が見守っていた。

 高橋和伽(なごか)さん(9)=向陽小4年=は「暑いけど頑張って引っ張りたい」と意気込んでいた。

【 2017年05月15日 11時53分 】

絵本編集者、作品への情熱語る 京都でエピソード交え

2017-05-21 17:24:16 | 会 party
 数多くの絵本作品を手がけるフリー編集者松田素子さん(61)=川崎市=の講演会が13日、京都府向日市寺戸町の絵本・児童書専門店「ワンダーランド」であった。作家との作業を重ねて作品が出来上がる過程や絵本作りにかける思いを話した。

 25人の参加者を前に松田さんは、人気絵本作家長谷川義史さんのデビュー作を編集した経緯を紹介。半年かけて描いた絵を全て書き換えるよう求めたエピソードを明かし、「『この人なら絶対できる』という信頼を捨てきれなかった」と振り返った。

 また、別の作品を例に作家が書き換えを重ねたラフ画を示し「読者を傍観者にしない。どう物語の世界に引きずり込むかを突き詰めることで作品の質が上がる」と強調した。

 絵本作りへの思いを「子どもの未来に向けて真剣な球を投げている。たとえ剛速球でも子どもは『いつか受け取ってやる』と思ってくれる」と述べた。

 講演会は、同店が開店22周年を記念し、絵本の作り手と読者をつなげようと企画した。

【 2017年05月14日 12時03分 】

地域課題、あるある探検隊? 京都、レギュラー司会で討議

2017-05-13 14:58:42 | 会 party
 京都府南西部の乙訓地域の3首長と住民らが地元の課題や解決策を考える討論会が11日夜、長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館であった。大山崎町出身のメンバーがいるお笑い芸人コンビが司会を務め、笑いも交えた議論に約300人が聞き入った。

 乙訓青年会議所が「乙訓創生プロジェクト」と銘打って開催。吉本興業のレギュラーを司会に、向日市の安田守市長、長岡京市の中小路健吾市長、大山崎町の山本圭一町長と同会議所の足立雅也理事長が熱弁をふるった。

 地域の課題について、中小路市長は「乙訓は交通の便がいいけど、裏返せばすぐ京都や大阪に行ってしまう。人を引き付ける魅力をどうつくるかが課題」と指摘した。

 司会役2人が来場者に観光客へ薦められる場所を挙げてもらったが、あまり返答がなかった。レギュラーの一人で大山崎町出身の松本康太さんが「(隠れた観光名所は)地元の人は当たり前すぎて発信しないのでは」と投げ掛け、安田市長が「まさにその通り。(住民も)積極的に発信しないといけない」と強調した。

 会場からは、8年前に府主導で乙訓3市町が一体となった催しが行われたものの、継続して実施できなかったことを嘆く意見もあり、山本町長が「府を中心として(同様の企画を)やろうという動きはある」と応じていた。

【 2017年05月13日 11時29分 】

「竹馬キット、大事に使う!」 京都・向日商工会が寄贈

2017-05-13 14:54:54 | 護 help
 京都府の向日市商工会青年部は11日、雨天中止となった2月の「親子竹馬教室」と「たけうま全国大会」で使用するはずだった竹馬キット150セットを、会場に予定していた第2向陽小(同市物集女町)へ寄贈した。同小では、授業やクラブ活動で使う計画で、児童たちが「大事に使いたい」と喜んでいた。

 教室と大会は毎年、市特産の竹をPRするため企画し、竹馬の乗り方指導や障害物競走などを行う。今年も、地元で切り出した竹で150人分のキットを用意しており、使い道が宙に浮いていた。

 この日は同小で贈呈式があり、児童会役員の児童6人に青年部のメンバーがキットを手渡し、ひもで足台を竹にくくりつけて竹馬にする方法を実演した。青年部の大塚健介部長(38)は「早く日の目を見てほしいと願っていた。竹に親しみ、地元を知るきっかけになれば」と話した。

 同小では、昔遊びや地域学習の授業などで竹馬に挑戦する予定といい、6年の藤原碧さん(11)は「みんなで大切に使って、いっぱい遊びたい」と笑顔を浮かべていた。

【 2017年05月12日 10時47分 】

デートDV防止策学ぶ 京都の高校、寸劇を交え

2017-05-13 14:52:44 | 習 learn
 京都府長岡京市下海印寺の西乙訓高で10日、恋人間の暴力「デートDV」について理解を深める授業があった。生徒たちは寸劇を交えながら、デートDV防止策を学んだ。

 交際中のカップル間で振るわれる暴力について知ってもらおうと、市女性交流支援センターが主催。同高では一昨年から人権学習の一環として同授業を行っている。

 この日は体育館の舞台で生徒6人と教師らが事例を紹介する寸劇を披露し、自分と会う時間をつくるために相手に部活動を休むことを強要したり交友関係を制限したりするなどの場面を演じた。また、同センター職員が「ドメスティックバイオレンス(DV)のない対等な関係をつくるためには、自分の気持ちを素直に相手へ伝えることが大事」と呼び掛け、生徒らが真剣な表情で聞き入っていた。

 寸劇に参加した2年の東蓮太朗さん(16)は「デートDVが何なのか初めて知った。演じてみて、人と対等な立場で接する大切さが分かった」と話していた。

【 2017年05月11日 11時35分 】

邪念払い、座禅で集中 京都・長岡京、禅道場で市民体験会

2017-05-13 14:48:25 | 会 party
 京都府長岡京市天神2丁目の禅道場「長岡禅塾」で9日、市民を対象とした座禅会があり、参加した35人が神妙な面持ちで手足を組み座禅を体験した。

 地元の文化施設体験を通じて、地域のよさを知ってもらおうと市民団体「チーム乙訓」が企画した。長岡禅塾は1936年、岩井商店(現・双日)創業者の岩井勝次郎が設立し、39年に開塾。現在は禅を通じた人材育成に取り組み、学生らが寄宿している。

 参加者は同塾の北野大雲老師から「ひとーつ、ふたーつ」と数えながら呼吸する方法や作法などの説明を受けた後、禅堂に入り、15分間、座禅に挑んだ。大半が初心者で、中には警策(けいさく)とよばれる棒で背中を打たれる人もおり、パーンという音が堂内に響いた。

 参加した河野宏文さん(73)=同市天神3丁目=は「座禅中も邪念が入ってきてしまった。無の境地にいたるのは難しい」と話していた。

【 2017年05月10日 09時40分 】

「桜」の屏風、京都・長岡京市に贈る 地元出身の日本画家

2017-05-13 14:42:29 | 士 cerebrity
 京都府長岡京市出身で仙台市在住の日本画家、飯川知世さんが8日、長岡天満宮にあるしだれ桜を描いた屏風(びょうぶ)を長岡京市に寄贈した。若い桜の丸みのある枝に、満開の花が咲く様子が爽やかな色合いで描かれている。

 作品名は「爽春(そうしゅん)」で高さ90センチ、幅1メートルの二曲一隻。宮城県丸森町でつくられているシルク和紙を使用。一昨年4月に描いた桜の枝のスケッチを基に、今年3月末から4月中ごろにかけて製作した。

 飯川さんは、4月に長岡天満宮にキリシマツツジを描いた掛け軸を奉納。同天満宮で7日まで展覧会を行った。その感謝の気持ちを故郷に表したい、と寄贈を申し出た。

 市役所を訪れた飯川さんは、中小路健吾市長らに作品について説明。「若い桜の木が、明るく元気にのびていってほしいという思いを込めた。見た人に生命力を感じてもらえたら」と話していた。

 贈呈された屏風は、9日から約2週間、市役所1階ロビーで展示される予定。

【 2017年05月09日 11時04分 】

太閤堤跡公園、見直し計画にも議会慎重 京都・宇治

2017-05-12 09:57:26 | 政 governing
 宇治市が観光振興の新たな拠点と位置付ける「宇治川太閤堤跡歴史公園」(仮称)の行方が、不透明になっている。過去2回にわたり市議会で関連予算が削除されたのを踏まえ、市は見直し計画を示したが、市議会での慎重意見はなお根強い。山本正市長は6月定例議会に関連の補正予算案を提案する方針だが、いまだ可決の見通しは付かず、正念場を迎えている。

■PFI方式や経済効果に疑問や異論

 京阪宇治駅北西で計画される同公園は面積約2・5ヘクタール。豊臣秀吉が築いた宇治川の太閤堤跡を保全する史跡ゾーン(約1・4ヘクタール)と交流ゾーン(約1・1ヘクタール)からなる。

 史跡ゾーンの整備に異論はなく、市議会で議論になっているのは交流ゾーンだ。市は民間が資金調達や建設、運営を担うPFI方式で施設を建設し、宇治の歴史文化や観光、宇治茶の情報を発信するとともに、老朽化した宇治公民館の機能を移転する構想を掲げてきた。

 しかし、市議会では「観光施設と公民館は目的が違う」「事業縮小を」などの異論が相次ぎ、2015年10月と16年3月には同公園に関連する債務負担行為を予算案から削除する修正案が賛成多数で可決し、ストップがかかった。

 市は「同じものを3度も出せない」(山本正市長)とし、先月20日には公民館機能を外し、施設の床面積を3分の2に減らす見直し計画を市議会に提示。公園全体の初期投資は3億2千万円減り、69億4千万円となる。

 一方、見直し案には金銭面でマイナスもある。公民館機能がなくなることで会議室や駐車場の使用料収入が減り、オープンから15年半のランニングコストは計8千万円の黒字から計3億8千万円の赤字に転じる見通しだ。

 市議会を通すため、ランニングコストの赤字も覚悟で示した見直し計画だが、先月20日の建設水道常任委員会では厳しい意見が相次いだ。PFI方式に疑問を示す最大会派・共産党の坂本優子議員は「何も変わっていない。がっかりした」とばっさり。第3会派の自民党の堀明人議員は「市民の利益や経済効果があいまい」と述べ、「茶道ミュージアム」にする案を示した。

 市議会の定数28のうち、会派として確実に賛成が見込めるのは民進党の7人のみだ。賛成が広がらない背景には政治的対立もある。昨年12月の市長選で、民進の推薦を受けた山本市長は、自民、公明推薦の前自民京都府連事務局長、共産推薦の党洛南地区委員長の2新人を破り再選を果たした。三つどもえの激戦が後を引き、少数与党の難しい議会運営に直面している。

 市によると、交流ゾーンの事業費約40億円のうち半分近くは国土交通省の補助金でまかなう予定だ。しかし、6月定例議会で予算が成立しないと完成が遅れ、条件を満たせない可能性が出てくる。厳しい財政事情を踏まえると、市の負担だけで施設を建設するのは難しい。

 山本市長は「10年先、20年先のまちづくりを考えると、この事業は何としてもやり遂げる必要がある」と意気込むが、打開策はまだ見つかっていない。

【 2017年05月08日 21時02分 】

ビジュアルに観光地紹介 京都、江戸期の名所図会展示

2017-05-12 09:55:15 | 歴 history
 名所旧跡の由来や見どころを豊富な挿絵とともに紹介した江戸時代の「名所図会(ずえ)」を集めた企画展「都名所図会の世界-歌枕から名所へ」が、京都府宇治市宇治の源氏物語ミュージアムで開かれている。京都や各地の名所図会約60点が会場に並び、昔の人々の目を引かせた絵が楽しめる。

 名所図会は、京都の名所を集めた都名所図会(1780年)が始まりとされる。それまでの文字中心の案内書と一線を画す構成で人気を集め、続編や全国各地の名所図会の出版につながった。

 企画展では名所図会の中から和歌に詠まれた名所「歌枕」の箇所を紹介。内裏や清水寺、嵐山のほか、平等院や宇治上神社・宇治神社、石清水八幡宮など今も人々でにぎわう名所のかつての様子が精密に描かれている。大和、摂津など各地の名所図会も紹介する。

 同ミュージアムの家塚智子学芸員は「それぞれの地域の良さを味わってもらえたら」と話している。

 7月2日まで(月曜休館)。入館料が必要。6月10日の午後1時半と、同14日午前11時半から展示の見どころを学芸員が解説するギャラリートークがある。

【 2017年05月08日 21時40分 】

阪急・長岡天神駅、周辺整備ようやく 渋滞や危険個所解消へ

2017-05-12 09:48:43 | 政 governing
 阪急電鉄長岡天神駅(京都府長岡京市天神1丁目)の周辺整備に、長岡京市が乗り出す。市の中心部で店舗などが集積し、多くの市民らが行き交う一方、長年にわたり交通渋滞や安全面で課題を抱えてきた。市はこのほど基本計画策委員会を立ち上げ、今後2年間かけて計画を策定する予定だが、市民生活に密着し利害関係者も多いだけに、慎重な議論と丁寧な説明が求められそうだ。

 市が整備を検討するのは、同駅の北側を通るアゼリア通り(府道伏見柳谷高槻線)、南は駅南の天神通り(府道開田長岡京停車場線)、東はJR長岡京駅西側を南北に走る府道西京高槻線、西は長岡天満宮沿いの府道大山崎大枝線に囲まれた約24万平方メートルの地域。

 同地域で最も問題となっているのが交通渋滞だ。市によると、同駅北側の長岡踏切では、1時間当たりの遮断時間が約35分(2014年時点)となっている。路線バスや駅に家族らを送迎する市民の車などもあり、朝夕の通勤時間帯は特に混雑する。駅南側の天神通踏切も幅員が狭く十分な歩道がないため歩行者と自転車、車が混在し、安全性に課題がある。

 市まちづくり政策室は「長岡天神駅周辺整備は、長年の課題だったが、なかなか進められなかった。市の発展のためには、今のうちにやっておかなければならない」と話す。

 市の基本計画策定に先立ち、同駅周辺の住民や事業者らも、15年7月にまちづくり協議会を設立し、議論を重ねている。主に検討しているのが道路と鉄道の立体交差と駅前広場(ロータリー)の設置だ。

 立体交差については、天神通りを高架化した場合と、阪急電鉄の線路を高架化した場合を比較。鉄道の高架化のほうが、総事業費が約250億~300億円と高額で工事期間も長期化するものの、交通の安全性と快適性が向上し、東西方向の行き来がしやすくなると評価している。

 バスやタクシー、自家用車が利用する駅前広場については、駅南の踏切近くの天神通沿いに設ける案と、駅舎に隣接して東西2カ所に設ける案を検討。それぞれ広場へのアクセス道路をどう取り付けるかについても、利点と欠点を洗い出した。

 まちづくり協議会では、これまでの議論をふまえ、近く基本構想の中間報告をとりまとめる。橋本光夫会長は「駅周辺が良くなれば、地域の魅力が高まり、経済活性化や定住人口の増加にもつながる。現在の状況を維持したい人はいないはずなので、多くの人に理解してもらえるようにしたい」と話す。

 ただ、協議会のメンバーは駅周辺の地権者など関係者が多く、市民を巻き込んだ幅広い議論はこれからだ。「西山天王山駅ができ、車や人の流れが変わっている。本当に長岡天神駅周辺の整備が必要なのか」という意見や、整備自体に賛成でも駅前広場の位置や住居の移転など具体的な計画には難色を示す人もある。

 市は「今後、整備に伴い一部で移転などが必要となる場合もある。どうやって合意形成を図っていくべきかについても、策定委員会の中で議論したい」(まちづくり政策室)としている。

【 2017年05月08日 19時46分 】


天下分け目、山崎合戦ゆかりの地巡る 京都、6月3日に催し

2017-05-09 08:34:20 | 賞 prize
 羽柴秀吉と明智光秀が天下の覇権を懸けて戦った「山崎合戦」ゆかりの地を歩く催しが6月3日、京都府大山崎町の天王山一帯で開かれる。健脚自慢の参加者を募集している。

 当日は、午前9時半に阪急大山崎駅前の大山崎ふるさとセンター(同町大山崎)集合。センター内の町歴史資料館を見学し、離宮八幡宮や宝積寺を経て天王山の旗立松展望台や山崎合戦古戦場碑、明智光秀本陣跡を回り、サントリー京都ビール工場を見学して解散する。約11キロを7時間かけて巡る。

 同資料館入館料200円が必要。弁当や飲み物持参。小雨決行。申し込みは、往復はがきの返信用表面に「山崎合戦の地を歩く」と住所、氏名を、往信用裏面に氏名(人数、1枚につき2人まで)、住所、年齢、携帯電話の番号を明記し、19日までに〒618-8501(住所不要) 大山崎町政策総務課企画観光係へ。定員30人で、多数の場合は抽選。問い合わせは同係TEL(956)2101。

【 2017年05月08日 11時20分 】

蘭花譜版画や加賀氏ゆかりの品ずらり 京都・大山崎で企画展

2017-05-09 08:30:08 | 会 party
 大正-昭和期の実業家加賀正太郎がまとめた木版画集「蘭花譜(らんかふ)」と、地元大山崎町のかかわりについて考える小企画展が、京都府大山崎町大山崎の町歴史資料館で開かれている。さまざまなランの花の絵や、ゆかりの品約50点が展示されている。

 加賀は建設した大山崎山荘でラン栽培に没頭。その成果を残すため蘭花譜を1946年に刊行した。一方で加賀は、小学校建設のために寄付をするなど地域とも深いつながりがあった。

 会場には、白や黄色、淡い紫などさまざま色と形の花が描かれた蘭花譜の版画が並んでいる。大正から昭和にかけての大山崎山荘が描かれた一帯の絵図や、山荘から見た淀川などの風景図も併せてて紹介されている。また、山荘で提供された弁当の包装紙や、マッチ箱風の小物入れなど、加賀のこだわりをうかがわせる品もある。

 夫婦で訪れた杉下美佐子さん(67)=兵庫県明石市=は「これだけたくさんのランの花を育てていたのがすごい。まめで好奇心旺盛な加賀の人柄がうかがえる」と話していた。

 21日まで(8~10日、15日休館)。入館料200円。

【 2017年05月06日 12時05分 】