
講師を務めた立命館宇治中・高の本庄豊教諭は、治安維持法は成立後に罰則が徐々に重くなり、それを恐れる空気が社会に広がって自由が圧殺されたと指摘。「山宣たちのことだけでなく、周囲の人の変化を伝えないと治安維持法の怖さが分からない」と訴えた。
「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案についても、政府答弁が治安維持法の時と似通っているとして廃案を強く求めた。
生誕記念行事は山本を顕彰する市民グループ「宇治山宣会」が、毎年5月28日の誕生日前後に開催している。
この日は東京山宣会のメンバーも訪れ、山本が凶刃に倒れた光榮館跡(東京都千代田区)に記念プレートを設置する活動を報告した。
【 2017年06月05日 11時02分 】