登校の児童びっくり、校庭に芝生アート 京都・長岡京

2017-09-02 11:09:50 | 創 creation
 京都府乙訓地域の小中学校で新学期がスタートした28日、長岡第七小(長岡京市今里)のグラウンドに、地域住民が作った長岡京ガラシャ祭りのキャラクター「お玉ちゃん」の芝生アートが児童にお披露目された。遊び心あふれる演出に子どもたちは歓声を上げていた。

 楽しい気持ちで2学期を始められるようにと、普段から同グラウンドの芝生を整備する近隣の鈴木勉さん(69)=同市今里=と阿比留義和さん(73)=同市一文橋1丁目=が制作。20日から3日間かけて、お玉ちゃんの目、眉毛、口、輪郭、髪になる部分を除いて芝を刈り込み、完成した。

 同アートは縦38メートル、横35メートル。児童らは休み時間にベランダから眺めたり、眉の部分に寝そべったりして楽しんでいた。

 運動会の練習があるため近日中には刈り取られる予定だが、5年の水津遥香さん(11)は「朝、教室に着いて外を見てびっくりした。消えちゃうのがもったいない」と話していた。

【 2017年08月29日 09時40分 】

保育園に木のぬくもりと安全 京都、直交集成板で全国初

2017-09-02 11:07:57 | 木 plants
 園舎建設に耐熱性や耐震性に優れた直交集成板(CLT)を用いて、国土交通省から建築物木造化の先導プロジェクトに採択された京都府長岡京市井ノ内の西山井ノ内保育園で27日、開園を前に内覧会があった。保護者や地域住民が、使用木材の大半に府内産のスギを用いたユニークな室内空間を見て回った。

 同保育園は9月1日に0~2歳児の22人で開園する。社会福祉法人京都明星福祉会が運営し、定員は60人。園舎は2階建て延べ約520平方メートル。木目が全面に表れた、ぬくもりを感じる優しい空間にしようと、保育園として全国で初めてCLTを使ったという。

 内覧会では、個室を設けない開放的な設計や、吹き抜けでふんだんに採光する構造に、来訪者が目を凝らした。双子の長男と長女を預ける長岡京市長法寺の公務員川口順平さん(30)は「木の香りが良くて、遊び回れそう。子どもも気に入ってくれたみたい」と話した。

【 2017年08月28日 11時26分 】

効果絶大、イエローチョーク作戦 京都、全国で反響

2017-09-02 11:06:05 | 民 people
 犬のふん害防止策として京都府宇治市が編み出した「イエローチョーク作戦」が、全国で反響を呼んでいる。ふんの周りを黄色のチョークで囲み、日時を書くだけという手軽さながら劇的な効果を上げているからだ。各地から視察や問い合わせが相次いでおり、取り組みは広がりつつある。

 7月31日、「宇治市五ケ庄で路上にふんが放置されている」との通報を受けた市職員2人が現場に向かった。道路にチョークを走らせる姿を、同作戦の視察に来ていた大阪府高槻市の職員2人が近くで見学した。同市は「経費もかからず、方法も簡単だ」として、実施について検討している。6月には同府箕面市からも職員が視察に訪れた。

 イエローチョーク作戦は、目立つ色でふんを囲い、日時を残すことで、放置した飼い主に困っている人や迷惑を被っている人がいることを伝える方法。ふんは回収しない。誰でも始めることができ、時間がたてば文字も自然に消える。

 宇治市環境企画課の柴田浩久主査(51)が駐車違反の取り締まりを参考に発案。ふん害が多かった市道下居大久保線(通称カムループス通り)で16年1月から試してみたところ、開始前は約30カ所で放置が確認されていたが、被害はほぼなくなっている。

 市が回覧板などで市民に方法を周知したところ、現在は市内約30カ所で作戦が展開され、大半の地域でふん害の減少につながっているという。こうした効果が5月末に報道されると、インターネット上でも話題となり、テレビやラジオの番組でも取り上げられた。関東や東海、九州の自治体から電話やメールでの問い合わせも十数件に上っている。

 柴田主査は「取り組みが全国的に関心を集めて非常にうれしい」と話す。一方、反響の大きさが、ふん害に悩んでいる人々や自治体が多く、対策が難しいことを表していると見ている。「一人でも多くの人がふん害で困らないようになれば」といい、今後も視察や問い合わせには積極的に応じるつもりだ。

 また、ふん害が多い場所は曲がり角など見通しが悪く、空き巣被害も多い傾向にあるといい、イエローチョーク作戦を防犯にも生かせないか検討。道路に「パトロール中」などと書くことで、犯人をけん制できるのではと思い描く。

 チョーク1本から広がる可能性に今後も注目が集まりそうだ。

【 2017年08月27日 12時30分 】

塚本深谷線が一部開通 京都、新名神城陽ICに直結

2017-09-02 11:00:38 | 地 geography
 京都府城陽市の都市計画道路「塚本深谷線」が26日、一部開通した。企業が進出する新市街地や新名神高速道路城陽インターチェンジへのアクセス道路として利用される。

 新市街地の国道24号を西の起点とし、東は府道城陽宇治線までの1・35キロが開通した。午後から車両が通行できるようになった。家族3人で散歩に訪れた会社員長澤卓巳さん(34)=同市久世=は「東西にストレートに通れる道ができ、生活が便利になる」と話した。

 午前には式典や車での通り初めがあり、関係者ら約100人が開通を祝った。

 「塚本深谷線」は都市計画道路東城陽線の同市深谷までの全2・64キロが計画されている。

【 2017年08月27日 12時30分 】

老若男女、ウエルネスダーツで熱戦 京都・長岡京で大会

2017-09-02 10:56:17 | 会 party
 「第1回長岡京市社会福祉協議会会長杯 ウエルネスダーツトーナメント大会」が26日、京都府長岡京市東神足2丁目の市地域福祉センターきりしま苑で開かれた。長岡京市で同競技の大会が行われるのは初めて。小学生からお年寄りまで幅広い年代の出場者らが熱戦を繰り広げた。

 ウエルネスダーツは、柔らかくて軽いウレタン製のボードと先端が樹脂製の矢を使い、老若男女が気軽に楽しめるとして広まりを見せている。この日は、同市内や京田辺市から集まった8チーム29人が出場した。

 ゲームはトーナメント形式で進んだ。持ち点の251点から矢を3本ずつ投げ、得た得点を引き算していき、0を目指した。狙った的に矢を当ててガッツポーズする人もいた。「がんばれ」「ナイスダーツ!」との応援が飛び交い、会場は活気に満ちていた。

 鈴木律子さん(73)=長岡京市緑が丘=は「楽しむことが第一。市外のチームや若い人は上手で刺激になった」と話していた。

【 2017年08月27日 10時10分 】