11月11日「長岡京」遷都の日 京都、VRゴーグル無料配布も

2017-11-13 13:58:49 | 式 celemony
 784年に平城京から長岡京へ遷都された日を祝う催しが11日午後3~7時、京都府向日市鶏冠井町の朝堂院公園で開かれる。今年はスマートフォン用アプリ「AR長岡宮」をダウンロードしている人を対象に、スマホを装着すると3Dの動画やゲームが楽しめるVR(仮想現実)ゴーグルを無料配布する。江戸時代の縁日をテーマにした屋台、市民が描いた絵の灯籠を並べた「絵灯路」の点灯もある。

 長岡京に都が移ったのは784年11月11日とされ、催しは市と市民らでつくる絵灯路まちづくり協議会が主催する。AR長岡宮は文章や画像などで長岡京を紹介するアプリで、今回の催しに向け市教育委員会が「妖怪退治」というゲームを付け加えた。VRゴーグルにスマホを取り付けてレンズをのぞくと、立体動画で妖怪を退治するゲームができる。市教委は遷都があった年に合わせて784個を用意している。

 当日は午後3時から江戸時代の宿場町「向日町」を再現する縁日として、あめ湯や鳥笛などの屋台が出店する。同4時からは特設舞台で「町かどの藝能」をテーマにした野外劇があり、南京玉すだれなどが披露される。同5~7時には朝堂院の柱跡に灯籠を約80基並べ、夕闇に幻想的な光を浮かべて短命に終わったいにしえの都をしのぶ。

 小雨決行。荒天の場合は午前10時に開催の可否を決める。問い合わせは絵灯路まちづくり協議会代表の吉川さん携帯電話090(8653)4147。

【 2017年11月10日 11時40分 】

「事件の記憶は残ったまま」 筧被告死刑判決で近隣住民

2017-11-13 13:55:50 | 民 people
 青酸連続殺人事件の裁判員裁判で京都地裁が筧千佐子被告(70)に死刑判決を言い渡した7日、亡くなった夫の勇夫さん=当時(75)=と被告が暮らした向日市鶏冠井町の住宅街では、近隣住民たちが複雑な思いで司法の判断を受け止めた。

 住民の1人は、弁護側が即日控訴した点に触れ「まだまだ長い裁判が続く。無罪を主張していたので、この先どうなるか」と話した。勇夫さんの自宅のポストは粘着テープで閉じられ、表札はかかったまま。「この家がある限り、事件の記憶は鮮明に残る。気持ちは落ち着かない」と言葉少なに語った。

 男性(69)は「勇夫さんは仕事に忙しかったと聞いていた。(最期は)苦しい思いをしたのだろう」とおもんぱかった。控訴により、犯人かどうかを全面的に争った裁判は上級審へと続く。「裁判所の決めたことで素人は口を挟めないが、十分に刑に服してもらうことを願う」と漏らした。

【 2017年11月08日 12時34分 】

災害時に地図供給、ゼンリンと協定締結 京都・長岡京市

2017-11-13 13:53:22 | 災 disaster
 京都府長岡京市と地図製造販売会社「ゼンリン」(福岡県北九州市)は6日、災害時における地図製品などの供給に関する協定を、長岡京市開田1丁目の市役所で締結した。

 協定の主な内容は住宅地図や市域の広域図などの貸与と災害時における住宅地図ネット配信サービスの活用など。貸与品は災害時のみに使える。

 締結式で協定書に署名と押印をした後、同社関西第二エリア統括部の岩崎登統括部長が中小路健吾市長に住宅地図や同配信サービスのパスワードを入れて封印したダンボール箱を手渡した。

【 2017年11月07日 13時30分 】

京都・乙訓高センバツへ期待 市民ら吉報を心待ち

2017-11-13 13:49:31 | 士 cerebrity
 乙訓高(京都府長岡京市友岡1丁目)野球部が、初出場した秋季近畿地区高校野球大会でベスト4に進出した。来春の選抜高校野球大会出場校を決める際の重要な資料となる同大会での上位進出で、甲子園切符をほぼ確実にしたといえる。来年1月末の出場校選定に向け、卒業生や学校周辺で部員を見守ってきた市民も“吉報”を心待ちにしている。

 春の甲子園には例年、近畿地区から6校が選ばれ、秋の同地区大会で4強入りした学校が選考から漏れた例はほぼない。大阪市で3日にあった準々決勝には多くの学校関係者や卒業生がスタンドに陣取った。勝利が決まると握手や抱擁で喜びを分かち合っていた。

 野球部OB会長の藤原亨さん(55)も単身赴任先の徳島県から駆け付けた。立命館大や日本新薬で投手として活躍、日本代表経験もあるが、周囲には「乙訓」の読み方を知らない人が多かった。「甲子園に出られれば乙訓の名を広められる。それが一番うれしい」と期待を高めている。

 社会人1年目のOB村上冬馬さん(20)=大山崎町円明寺=は、ピッチャーたちの活躍もさることながら、小技がさえるつなぎの打線や堅守に努力の跡を感じた。「テレビの向こうの世界だった甲子園常連の強豪校と堂々と戦っている。快進撃には驚きの連続」と喜び、「舞い上がらず、気を引き締め直して練習に励んでほしい」とエールを送った。

 甲子園出場が決まれば乙訓地域の公立校初の快挙にもなる。向日市で活動する少年野球チーム「向日ウイングス」代表の吉岡隆さん(72)は、2005年夏の京都大会で準優勝した時などに教え子が活躍したこともあり、「昔から乙訓高を応援してきた。よく頑張った」とたたえる。

 阪急長岡天神駅前のスポーツ用品店「ナガオカスポーツ」で野球用品を担当する鹿取恍志さん(25)=京都市伏見区=は、練習を終えて閉店間際にグローブの修理などに駆け込む野球部員たちと接してきた。「遅くまでの頑張りが結果につながった。日に日に強くなる姿が誇らしかった。もし晴れ舞台を踏めるなら、しっかりと楽しんで」と願った。

 6日、部員たちは同地区大会後初の全体練習に励んだ。市川靖久監督(34)は「成長と自信を感じたのと同時に課題も見えてきた。選抜となると、あと5カ月近く。しっかりと克服していきたい」と見据えた。

【 2017年11月07日 11時41分 】

迫力満点、火縄銃演武に沸く 京都・大山崎

2017-11-07 09:16:52 | イベント
 京都府大山崎町民が企画、運営する秋の催し「天王山ゆひまつり」が5日、同町円明寺の大山崎小などであった。山崎合戦の地にちなむ戦国時代をテーマにした演武をはじめ、多彩な模擬店が並び、多くの人でにぎわった。

 町民でつくる実行委員会が一昨年から開いている。開会セレモニーに続いて大山崎中の吹奏楽部が華やかな演奏を披露。同小グラウンドに設置した舞台では、町内のサークルによる琴や踊りなどの発表があった。

 今年も明智光秀とゆかりのある亀岡市から「丹波亀山鉄砲隊」が招かれ、火縄銃の演武に臨んだ。「放てー」の掛け声とともに5人が一斉に引き金を引くと、体の芯まで響くようなごう音に、来場者が驚きの声を上げた。

 会場には町内外から飲食品や土産物などを扱う50店が集まり、爽やかな秋晴れの下、来場者が各店を回って品定めを楽しんでいた。

【 2017年11月06日 10時40分 】

黄金の茶室、抹茶の味わい格別 京都・久御山

2017-11-07 09:14:57 | イベント
 豊臣秀吉の黄金の茶室から着想を得た「一坪茶室」でもてなす「カブキモノ茶宴」が4日、久御山町役場で始まった。来場者は、最先端の製造技術とこだわりが詰まった茶室で町内産の抹茶を味わった。

 「お茶の京都博」のエリアイベントとして、町や町「黄金の茶室」製作実行委員会が主催した。

 一坪茶室は、町内の企業10社が連携して製作した。金泥の印刷を施した内装や、金色に仕上げた茶釜など現代風にしつらえた。来場者は、ろうそくの揺らぎを再現したLEDでほのかに照らされた室内で斬新な雰囲気を楽しんだ。

 会場には茶席が設けられ、宇治茶と秀吉、千利休をテーマにした歴史講座もあった。宇治市から祖父母と訪れた平盛小5年の清水優璃さん(11)は「普通の茶室と違い、壁の金箔(きんぱく)もすごくきれいで、気分が良かった」と話していた。

 5日も開催する。一坪茶室での呈茶は当日抽選(10回計20人)。

【 2017年11月05日 11時18分 】

心癒やす小さな宇宙 京都・長岡京でコケ展示

2017-11-07 09:11:37 | 木 plants
 癒やしの植物として人気を集めるコケの展示会「小さな宇宙-コケの世界」が、京都府長岡京市粟生のアトリエ畔(はん)で開かれている。乙訓地域で見られる約100種を紹介し、訪れたファンらが興味深そうに見入っている。

 環境保護団体「乙訓の自然を守る会」の主催。身近な自然に理解を深めてもらうため、昨年から昆虫やキノコなどテーマを替えて開いており、今回で4回目となる。

 会場では生体標本50種と小さなガラス容器で3~8種を育てるテラリウム13点、生息状況を再現したジオラマ2点、写真パネル40点を展示。テラリウムとジオラマのコケは神秘的で小さな森のようにも見え、来場者が顔を近づけて観賞していた。

 5日(午前9時~午後4時)まで。入場無料。問い合わせは下村さん090(1893)3047。

【 2017年11月05日 10時54分 】

善意の絵本、想定大きく超す2千冊集まる 京都・向日市

2017-11-07 09:09:46 | 護 help
 京都府向日市社会福祉協議会が5日の「社協まつり」でバザーに出品するため募ってきた絵本が、想定を大きく上回る2千冊も集まった。売上金は育児支援事業に利用するため、市社協は「子育て世代を支えるために絵本を求めて」と、多くの来場を呼び掛けている。

 市社協は8月から市福祉会館(同市寺戸町)に回収箱を設置し、不要になった絵本を集めてきた。当初、目標に掲げていた500冊は9月中旬に突破、その後も集まるペースは衰えず、先月下旬に募集を締め切った。ほとんどが乳幼児向けで良好な状態の本も多い。バザーでは1冊50~300円で販売する。

 社協まつりは、市福祉会館で開催する。絵本のバザーは同館2階で開く。他にも、模擬店や舞台発表、福祉団体の作品展などがある。

【 2017年11月04日 13時00分 】

テニス今西選手、全日本V 故郷の京都・宇治田原に報告

2017-11-07 09:07:44 | 賞 prize
 テニスの全日本選手権(10月19~29日)の女子シングルスで初優勝した宇治田原町出身のプロテニスプレーヤー今西美晴選手(25)が2日、同町役場を訪れ、西谷信夫町長らから祝福を受けた。

 今西選手は維孝館中から京都外大西高を経て、島津製作所のテニスチームに所属している。同大会は過去2度決勝で敗れていただけに、「絶対優勝するつもりだった。自分のプレーを信じてやり抜くことができた」と笑顔を見せ、「3年後の東京五輪に出場できるように頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。

 次の大会を控えた久々の帰省に「空気がおいしいのでリラックスしています」と柔和な表情も浮かべた。

 同席した父の修二さん(53)=同町郷之口=は「三度目の正直で勝たせてあげたかった。とにかくうれしかった」と話し、西谷町長は「町民の皆さんにとっても誇り。子どもたちにも励みになる」と喜んだ。

【 2017年11月03日 13時10分 】

湯の温度でお茶の味どう違う? 京都・木津川で茶尽くしの催し

2017-11-07 09:04:49 | イベント
 お茶の多彩な楽しみ方を集めた催し「へうげもの茶宴inみかのはら」が3日、京都府木津川市加茂町の恭仁宮跡などで開かれた。お茶の味比べや、茶葉を使った工作などがあり、お茶尽くしの一日を来場者が満喫した。

 「お茶の京都博」のエリアイベントで、市が初めて開いた。

 会場では約30団体がお茶に関するブースを出展した。茶葉を使ったしおりや、香り袋作りで子どもらが作業に熱中していた。お茶のグルメ屋台には、抹茶を使った鍋料理といったユニークな一品もあり、人気を集めた。

 湯の温度や入れる回数でお茶の味を比べるコーナーもあり、玉露を味わった木津川市の主婦、矢吹広美さん(54)は「普段は味わえない味で、それぞれに違いがあっておいしかった」と話した。

 ステージでは、お茶を擬人化したコスプレコンテストも開催。お茶の精霊など3組の出場者が、試行錯誤した衣装姿でアピールポイントを説明していた。

【 2017年11月04日 12時16分 】

「仕事、挑戦の気持ちで」 国境なき医師団の女性、向日で講演

2017-11-07 08:58:40 | 習 learn
 進路決定を控えた生徒に将来を考える機会を持ってもらおうと、緊急医療援助団体「国境なき医師団(MSF)日本」で活躍する看護師を招いての講演会が2日、京都府向日市寺戸町の寺戸中であった。3年生約170人が、海外の紛争地帯などで医療活動に従事した体験談に耳を傾けた。

 講師は大谷敬子さん(51)=精華町。1994年にNPO法人の取り組みでザイール(現コンゴ)で医療活動に携わり、99年からMSFで活動、アフリカや中東で11プロジェクトに参加したという。

 大谷さんは紛争地などでは、懸命に医療を施せば助かる命が適切な処置をせずに簡単に失われていたと指摘。「私は助かる命を諦めない姿勢を示したかった」と、これまでの活動を振り返った。

 子どもの頃に自然が好きで、アフリカに興味があったことなどが、後にMSFで活動する動機になったことなども紹介。生徒から仕事のやりがいについて質問を受け、「現地の実情を知るほどに自分の無力さを感じる半面、挑戦しようという気持ちになる」と強調した。

【 2017年11月03日 11時12分 】

細川藤孝の書状、長岡京に帰還 「地元の宝」偶然に恵まれ

2017-11-07 08:55:43 | 歴 history
 戦国武将の細川藤孝が勝龍寺城(京都府長岡京市勝竜寺)の城主時代に作ったとみられる書状が同市へ帰還を果たし、3日午後1時半からバンビオ1番館(同市神足2丁目)である講演会でお披露目される。書状発見の立役者となった同市在住の研究者が歴史的価値について解説。「地元の宝として、広く市民に見てもらいたい」との願いが実現する。

 講演するのは、大阪市立大文学研究科教授(日本中世史)の仁木宏さん(55)。6月、京都市内の古書店のカタログで書状の出品を確認した。

 長岡京市文化財保護審議会の委員を務めており「乙訓関連の物にはいつも気をつけていた」。カタログは特別の増刷版で、普段は手元に届かない代物。偶然に恵まれた。

 すぐに市教育委員会へ入手を提案。現地調査を経て真物と認定され、9月に市が180万円で購入を決めた。仁木さんは「全くの新出文書。外へ流出し、埋もれてしまうのは何とかして防ぎたかった」と、やきもきした日々を振り返る。

 10月下旬に納品された書状は早速、市が委託した古文書撮影専門業者「光楽堂」(京都市)の技術者が、デジタルカメラとフィルムカメラの二段構えで撮影。活用と長期保存に向け手だてを打った。

 長岡京市教委生涯学習課の文化財技師・橋本貴明さん(40)は「宝の持ち腐れにはできない重責がある。今後、研究対象としても検証と評価を受けていくことになる」。既に細川藤孝ゆかりの明智光秀や細川ガラシャを主人公とするNHK大河ドラマの誘致推進協議会が発行するパンフレットへ、書状の写真掲載が決まっている。

 3日の講演会は長岡京ガラシャ祭実行委員会(事務局・長岡京市)の主催。仁木さんが書状を前に、文面から浮かぶ細川藤孝と織田信長や明智光秀との関係性を解説。なお残る謎も指摘する。500円。2日までに同実行委事務局075(959)1299へ申し込む。

 書状は10~12日に勝竜寺城公園(同市勝竜寺)でも無料で展示する。

 ■細川藤孝の書状 1572年に東寺(京都市南区)に宛てて書かれたとみられる。織田信長に領内での米徴収を許可されたが、明智光秀の依頼もあり、東寺領内の一部からは徴収しない、との内容。「勝龍寺城」や「信長」、明智光秀を指す「明十(明智十兵衛)」の文字が見られ、長岡京市文化財保護審議会は「学術的にも歴史的にも価値が高い」とする。

【 2017年11月01日 12時19分 】

観音様の足裏のぞこう 京都・三室戸寺で3日から特別拝観

2017-11-07 08:53:20 | イベント
 三室戸寺(京都府宇治市莵道)の重要文化財「観世音菩薩(ぼさつ)坐像」の特別拝観が、3日から始まる。正座した足の裏まで見られ、足の指まで丁寧に彫られた姿を拝むことができる。

 像はヒノキの寄せ木造りで、高さ約1.2メートル。平安後期の作とされる。通常は毎月17日に正面を向いた姿で公開しているが、毎年、紅葉の時季に合わせて後ろ向きの姿で公開している。伊丹光恭住職(74)は「小さくかわいらしい足の裏から、観音様に対する親しみを感じてほしい」と話している。

 26日までの土、日、祝日。拝観は午前9、10、11時と午後1、2、3時から各15分程度。入山料(大人500円)と別に、宝物館への入館料(大人300円)が必要。

【 2017年11月01日 08時59分 】