紅白の梅、ようやく咲き始め 京都・長岡天満宮

2018-02-19 10:06:36 | 木 plants
 京都府乙訓地域でも有数の梅花の名所として知られる長岡公園(長岡京市天神2丁目)で、紅白の花が咲き始めた。隣接の長岡天満宮ではつぼみが色づき始め、開花も近そう。厳しい寒さの中でけなげに花を開く姿に、散歩で訪れた市民らが春の訪れを感じている。

 同公園には約150本、同天満宮境内には約150本の梅の木がある。現在、同公園ではヤエノカンコウバイが赤い八重の多数の花を咲かせ、シロカガバイが白い数輪の花を開いている。

 市公園緑地課は「昨年に比べ開花が半月ほど遅い。見頃は3月の初めごろからになりそう」といい、同天満宮は「寒さが緩めば一気に開花が始まりそう」と話す。

 梅林が一望できる長岡公園旧管理棟は15日~3月23日(午後0時半~4時半)の間、無料開放される。長岡天満宮では3月17日に梅花祭を開き、茶席(有料)を設ける。

【 2018年02月14日 09時30分 】

終末期の備え「要望を明確に」 京都で講座

2018-02-19 10:03:39 | 護 help
 人生の最期に向けて自分らしく生きるために必要な情報や意思をつづる「エンディングノート」講座がこのほど、京都府大山崎町円明寺の町福祉センターなごみの郷であり、町民らが専門家の講演を聞いて終末期の備えの大切さを学んだ。

 町が主催し、53人が参加した。講師を務めたNPO京都府成年後見支援センター副理事長で行政書士和田誠三さんは、遺言書作成などで関わった女性のエンディングノートを例に挙げ、「要望を明確にしておくことで、自分だけでなく家族や支援者の負担も軽減できる」と述べた。

 エンディングノートを作った末期がんの男性を映したドキュメンタリー映画も上映された。

【 2018年02月13日 10時45分 】

勾玉や土器出土の史跡巡る 京都・向日で「大発見」イベント

2018-02-19 09:57:23 | イベント
 京都府向日市内の史跡を気ままに訪ね歩くイベント「史跡めぐり 大発見向日市」が11日、同市一帯であった。参加者がガイドブックを手に、長岡宮関連や集落の遺跡を散策。各地点で解説を受けながら、地中に眠る歴史ロマンへ思いをはせた。

 「隠れた名所を探して」をテーマに、今では人目に触れることのない遺跡に光を当てようと、市教育委員会と市埋蔵文化財センターが企画した。勾玉(まがたま)が見つかったり、古墳時代の土器が大量出土したりした遺跡など計4カ所のチェックポイントを設定。約200人が訪れた。

 縄文時代の石田遺跡や弥生時代の鶏冠井遺跡の上に立つ市民体育館(同市森本町)のチェックポイントを訪れた参加者たちは、館内の歴史文化交流センターを見学。出土した銅鐸(どうたく)鋳型の説明を受けたり、長岡京の地図を見渡して地名の由来を尋ねたりして、見識を深めた。

 ウオーキング仲間と参加した同市寺戸町の井月喜八郎さん(77)は「史跡には詳しくないので発見があって楽しい。道中のおしゃべりが、いつもと違う内容で新鮮」と笑っていた。

【 2018年02月12日 12時19分 】

災害時ラジオの役割語る 京都、FMおとくに開局へシンポ

2018-02-12 09:24:12 | 習 learn
 京都府乙訓地域で初のコミュニティーFM局「FMおとくに」の今秋開局をPRするシンポジウム「防災とラジオ」が10日、長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館で開かれた。専門家がFM局の役割を話し、2市1町の首長らが意見を述べた。

 企業経営者や商店主、市民らでつくる一般社団法人「FMおとくに」と長岡京市災害ボランティアセンターの共催。

 基調提起では同センターの防災アドバイザーを務める「コミュニティ・エンパワメント・オフィス FEEL Do」の桒原英文代表が「災害と情報-地域に密着したラジオ」をテーマに講演した。これまでの被災地で開設されたFM局の有効性と運営の難しさなどを具体的に説明。「多くが赤字運営で苦しく、災害時の役割を考えれば行政の財政支援があるべきだ。地域の方々の協力も欠かせない」と訴えた。

 パネルディスカッションでは向日市の安田守市長、長岡京市の中小路健吾市長、大山崎町の山本圭一町長、龍谷大の深尾昌峰准教授、「FMおとくに」の谷明憲代表理事らが発言。首長は開局を歓迎して支援を約束するとともに、来場者に協力を呼び掛けた。

【 2018年02月11日 09時40分 】

自殺予防へ「ゲートキーパー」育成強化 京都・長岡京市

2018-02-12 09:21:24 | 習 learn
 京都府長岡京市は、効果的に自殺対策へ取り組むため、初となる「市自殺対策計画」案をまとめた。自殺の予兆を捉えて支援につなげる「ゲートキーパー」の育成強化を狙い、研修を広げる対象を明確化したのが特徴だ。28日まで計画案へのパブリックコメント(意見公募)を実施している。

 市によると、市内の自殺者数は2016年で11人。17年は7月までの暫定値で13人に達しているという。

 計画案では、ゲートキーパーの養成を、生きづらさを抱える人への支援に関わる市民や職種、民間団体へ広げることを重点施策に掲げた。介護事業所の職員や障がい者相談員、ファミリーサポートセンターの提供会員や保護司など対象を具体的に列挙した。

 また、自殺のハイリスク層とされるアルコール、ギャンブルの依存症者や生活困窮者の支援団体と連携を強化し、早期の把握に注力するとしている。

 市社会福祉課は「細かな変化への気づきから適切な支援へ素早くつなげられる人材を、地域に増やしていきたい」としている。

 16年改正の自殺対策基本法で計画策定が市町村に義務付けられた。市は意見を踏まえ、17年度内に完成させる。

 市は「福祉なんでも相談室」075(955)3177で悩みの相談を受け付けている。

      ◇   ◇  

 長岡京市は21日と3月7日、一般対象のゲートキーパー養成講座を開催する。中央公民館が会場の21日は、自殺の現状などを学ぶ基礎的内容。市役所で開く3月7日は、悩みに耳を澄ます傾聴の方法など受講経験者向け。無料。各回先着30人。市社会福祉課075(955)9516へ申し込む。

【 2018年02月09日 13時32分 】

担い手開拓へ「森林整備」相次ぎ催し 京都・長岡京

2018-02-12 09:18:09 | 木 plants
 京都府長岡京市西部の西山を舞台に森林整備の担い手開拓や子どもへの環境教育に取り組む講座を、産官学民でつくる西山森林整備推進協議会(事務局・市)が2月、相次いで開く。

 24日の「森林ボランティア養成講座」では、同市長法寺の市多世代交流ふれあいセンターで森林整備活動の現状について講義を受け、竹林と雑木林に分かれてボランティア団体の指導を受けながら竹や常緑樹の間伐を体験。竹で器と箸を自作し、豚汁を食べながらの交流会もある。

 同協議会事務局によると、西山では、約20のボランティア団体が活動中だが、多くで高齢化が進み、参加者の不足や作業量の低下が課題という。講座を通じた新たなメンバーの発掘が狙いで、事務局は「森づくりでリフレッシュの場を見つけてもらえたら」とする。

 無料。定員約30人(先着順)。昼食や雨具など持参。申し込みは市農林振興課(955)9687。

 17日には「西山ファミリー環境探検隊」を催す。子どもに西山の豊かな自然に触れてもらおうと、光明寺(同市粟生)裏手の放生池広場で、自然観察を楽しみ、竹筒とたき火を使ったバウムクーヘン作りに挑戦。シカ肉カレーも食べられる。

 1人300円。小学生の親子対象で定員15組程度(先着順)。申し込みは市環境政策室(955)9542。

【 2018年02月08日 19時40分 】

阪急長岡天神駅の東西に広場 立体化後、交通分散へ整備案

2018-02-12 09:13:04 | 政 governing
 阪急長岡天神駅周辺整備について、京都府長岡京市は7日、鉄道立体化完成後の駅前広場を駅隣接の東西両側に設置する案を、基本とする方針を示した。歩行者の安全確保や交通混雑の緩和などの点で片側のみに配置するより高い効果を見込めるため。

 市によると、両側設置案では、バスやタクシーの発着場、自家用車の乗降場を東西の広場に分散して配置し、交通結節点としての機能を分担する。

 歩行者と車の動線が分離されて安全性が高まり、駅周辺での路上駐車を抑えられるとし、駅への車両が東西に分かれることで、アゼリア通りと天神通りの交通量減少が期待できるという。

 立体化後の高架下空間を利用する案については、駅舎計画などとの整合性が必要として検討を先送りする。

 市役所で同日にあった同駅周辺整備基本計画策定委員会で、市側が提案した。

 委員からは「東西広場に同じ機能を持たせては二重投資になる。きちんと機能分担する必要がある」などの意見が上がった。両側設置案に異論は出ず、市は、2018年度に策定が完了する基本計画へ反映させるとした。

 市は、鉄道立体化の実現やその時期にめどが立たない中、立体化完成までは駅南側にある天神通りの踏切周辺へ暫定的な広場を設置し、早期に交通混雑を緩和させる方針を既に示している。

【 2018年02月08日 12時57分 】

農家「後継者なし」55% 京都で調査、不安浮き彫り

2018-02-12 09:10:24 | 政 governing
 京都府宇治市農業委員会(吉田利一会長)が市内の農家を対象に行ったアンケートで、「後継者無し」との回答が55%に上った。自らの世帯の10年後の見通しを尋ねる設問でも半数が「離農」と答え、営農の継続に困難や不安が大きい実態があらためて浮き彫りになった。

 後継者の有無を尋ねる設問では、「無し」が55%で最多。主な理由は「子どもがいない」「農業を引き継ぐ意思がない」「農業では採算が取れない」などが挙げられている。

 「自分の世帯の10年後をどのようにしたいか」を聞くと、「離農意向」が50%を占め、次に「規模縮小」が14%、「現状維持」と「規模拡大」がいずれも9%で続いた。ただ、比較的大規模な農家は現状維持や規模拡大の意向を示す傾向が見られる。

 耕作放棄地を抱える農家に今後の利用を尋ねると、「保全管理」23%、「売却」15%、「転用して賃貸」10%となり、耕作再開が容易ではない現状も明らかになった。

 アンケートは昨年10月、10アール以上の農地を所有している市内農家701戸に実施し、32・8%に当たる230戸から回答を得た。同委員会は結果を踏まえ、担い手への農地集約化や耕作放棄地の発生防止など農地利用の最適化推進についての意見書を山本正市長に提出した。

【 2018年02月07日 12時55分 】

少年サッカーで日韓親善、活動評価 京都の団体に高円宮賞

2018-02-12 09:05:20 | 賞 prize
 京都府城陽市や韓国で少年サッカー大会を開いてきた日韓親善団体「さくらとむくげの会」が、草の根交流への貢献を顕彰する「高円宮賞」をこのほど受賞した。歴史や政治問題を超え、34年にわたる地道な活動が評価された。

 一般財団法人「高円宮記念日韓交流基金」の同賞は、両国の交流促進に尽力した高円宮さまの遺志を継ぎ、今回で9回目。両国から14団体が推薦され、さくらとむくげの会を含む4団体が受賞した。

 同会は城陽市民らでつくり、1983年に発足。毎年、韓国・大邱(テグ)広域市と城陽市で相互に少年サッカー大会を開き、ピッチ外でもホームステイを通じて小学生たちの異文化交流を後押ししている。

 2005年に韓国側の資金難で大会が途絶えたが、協議を重ねて09年に復活した。これまで山城地域の選手や関係者ら約1200人が交流事業に携わった。会長の高山和己さんは「韓国側は相手が日本ということで気迫がすごい」と話し、通算の対戦成績は日本側が大きく負け越している。

 高山さんは「当初は資金面で苦労し、古紙回収で遠征費を集めたこともある。世代交代など課題はあるが、交流を一生懸命続けていきたい」とさらなる発展を誓っている。

【 2018年02月06日 15時10分 】

京都の町で求人倍率6倍 久御山、企業から悲鳴

2018-02-12 09:02:11 | 商 trading
 企業の人手不足が深刻化している。中小企業が集積する京都府久御山町では有効求人倍率(原数値)が6倍を突破、企業から悲鳴が上がる。町などは人手の確保を重要課題と位置付け、企業見学ツアーを催したり、通勤の足の便を図るためバス路線開設を働き掛けたりするなど躍起になっている。

 昨年11月末、求職者ら3人が町内の金属部品メーカーを訪れた。会社役員の案内で製造や検査の現場を見学。ねじ作りを体験する時間も設けられた。

 バスで地元企業を巡る「ものづくり探検バスツアー」。求職者に企業の技術力などを知ってもらおうと町が2016年度に始めた。昨年10~12月には4回実施し、計20人が参加。この日は自動車整備会社など3社が自社をPRした。

 同町は、京滋バイパスと第二京阪道路が交差する交通の要衝だ。製造業を中心に1600以上の事業所があり、人口比では府内市町村で最も多い。有効求人倍率は構造的に高いが、16年12月に原数値で4・02倍、17年6月に5倍と急上昇。11月に5・73倍、12月には6・29倍に達した。府内全体の1・70倍(季節調整値では1・49倍)に比べ人手のひっ迫は際立つ。

 ハローワーク宇治は、景気拡大で製造業の受注が伸び、求人が増えているためと分析。若者の製造業離れも一因と指摘する。「仕事の現場が見えにくく、若者が敬遠する傾向がある」

 バスツアー先の一つ、樹脂製品加工業「京都樹脂精工」(同町佐古)は、ハローワークや新聞折り込み、フリーペーパー、求人サイトなどありとあらゆる媒体で従業員を募集している。だが、営業職は16年から応募がない。採用担当者は「有効求人倍率以上に厳しさを感じる」と話す。

 電気機械器具製造業「コスモ機器」(同町下津屋)も技術職や製造職を募っているが、最近は全く応募がない。「今は残業で何とかカバーしているが、従業員が1人減れば、全く余裕がなくなる」と危機感を募らせる。

 同町は府内の自治体で唯一、国に財政を依存しない地方交付税の不交付団体で、「町の発展は企業あってこそ」(信貴康孝町長)と人手不足解消に力を入れる。

 バスツアーのほか、15年秋からハローワークなどと連携して毎月、会社説明会を開く。町役場を会場にしたこともある。地元企業と求職者のマッチングを支援するインターンシップ事業にも取り組み、採用につなげた。

 鉄道がないため、通勤の足の確保にも動く。京都京阪バスは今春、JR片町線の松井山手駅(京田辺市)と久御山工業団地などを結ぶ新たなバス路線を設ける。開設を働き掛けた町は、大阪方面からの通勤の利便性向上に期待する。

 一方、町内の企業間連携を推進するコーディネーターを務める中小企業診断士の松尾憲さん(40)は「特に小規模事業所が好景気に対応できなくなっている」と指摘し、「国全体で製造業をPRし、人材を確保できる体制が必要」と話す。

【 2018年02月05日 11時20分 】

若者の就労、女性起業家がアドバイス 京都でセミナー

2018-02-05 10:44:55 | 護 help
 就労に悩む若者と家族らを支援するセミナーがこのほど、京都府長岡京市天神4丁目の中央公民館で開かれ、受講者が女性起業家のアドバイスに耳を傾けた。

 市やハローワーク京都七条などでつくる市就労支援ネットワーク会議の主催。ガーデンプロデューサーの柴田政代さん(53)=同市梅が丘2丁目=が「脱線・失敗ばかりの人生から-家族と仕事をみつめなおして」をテーマに講演した。

 柴田さんは自宅ガレージで園芸用品や雑貨の販売したのを手始めに、フラワーショップ経営や移動販売などを展開。仕事に生きがいを見いだす一方、失敗を繰り返してきた体験談を話した。多肉植物の株分け体験してもらいながら「この植物は、それほど世話をしなくても育つ。肩肘を張らずに余裕を持ち育てることが大切で仕事も同じ」と呼び掛け、受講者は熱心に聞き入っていた。

 この後、職業訓練や就労支援の情報提供と個別相談なども行われた。

【 2018年02月04日 19時40分 】

ICTで農業課題解決 京都南部、実用化へ提案次々

2018-02-05 10:40:25 | 賞 prize
 相楽東部3町村(笠置町、和束町、南山城村)が抱えるさまざまな課題を、情報通信技術(ICT)で解決できないか考える催しがこのほど、和束町で開かれた。耕作放棄地再生や鳥獣害対策などのテーマについて、携帯アプリや、さまざまな機器をインターネットにつなぐ「IoT技術」で解決するアイデアが提案され、実用化も視野に入っているという。

 催しは、京都府と、共有の仕事場を運営する「Impact Hub Kyoto」(京都市上京区)、IT団体などでつくる「共創ラボCO―LAB Kyoto」などが呼び掛けた。3町村の住民のほか、町村外からも参加があり、昨年9月に現地視察などを行って班ごとにアイデアを練り、11月に発表会をした。

 耕作放棄地再生について考えた班は、利用者が農業を疑似体験するゲームと連動して農家が野菜などを育て、利用者に野菜が実際に届くアプリを提案した。利用者が増えるほど現実の農地利用も広がる仕組みだ。肥料などをゲームで課金することもできるという。

 班リーダーで農業やIT事業を手掛ける丸田義之さん(31)=木津川市加茂町=は「あなたの畑を見に来ませんかと誘い、地域まで足を運んでもらうこともできるかもしれない」と思い描く。

 鳥獣害対策がテーマの班は、人工知能(AI)による学習でカメラが捉えた猿、鹿、イノシシ、鳥と人間を判別できるようにした機器と、赤外線センサーで生き物を感知すると音を鳴らす機器を試作。機器をIoT技術で連動させ、センサーが感知した動物をカメラで識別、動物ごとに苦手な音を鳴らして追い払うアイデアを提案した。

 農家と援農者のマッチングをするアプリを提案した班もあった。農家がアプリで「台風が来そうなので近日中に作物を収穫したい」といった求人情報を発信し、援農者を募る。都市部が近いことも人口流出の要因になっている3町村の立地を逆手にとり、都市部から気軽に援農に来てもらえるようになれば、との思いを込めた。

 いずれも試作段階だが、ニーズがあれば実用化も検討する。問い合わせは共創ラボ075(384)0350。

【 2018年02月04日 17時00分 】



歴史逸話を「日めくり」紹介 京都・長岡京、HPで開始

2018-02-05 10:38:05 | 歴 history
 京都府長岡京市に関わる歴史的エピソードを、発生の日付に合わせて週替わりで紹介する試みを、市教育委員会が1月から、市のホームページ上で始めた。史料の記述に即して題材を選定する一方、軽妙なコラムを添え、硬軟交えて歴史の面白みを伝えようと頭をひねる。

 「長岡京市『歴史日めくり』」と銘打った。乙訓地域にあったとされる「弟国宮(おとくにのみや)」が遷都されて来て今年で1500年の節目となることから、幅広い人に地元の歴史を再発見してもらおうと企画した。

 初回は8日付。室町幕府将軍足利義昭の援軍として本国寺合戦で三好三人衆を破った細川藤孝が、勝龍寺城(現在の同市勝竜寺)に進軍したことを紹介した。公家の山科言継(ときつぐ)の日記「言継卿記」に残る、1569年1月9日(旧暦)の「知人との雑談で『昨夜、細川藤孝が勝龍寺城に入った』と聞いた」との趣旨に依拠した。

 21日の記事は「日本紀略」が出展。長岡京から平安京への遷都のため桓武天皇が仮住まいの「東院」へ転居した、1225年前の旧暦で同日の出来事を取り上げた。

 東院での滞在がわずか2年間だったことから「光陰矢のごとし」に引っかけ「トーイン矢の如し」との題にするなど、各回とも担当する生涯学習課の職員が協議の上、駄じゃれやパロディーを交えてタイトルを決める。

 今後、鎌倉時代の元寇(げんこう)を報告しに市内の天皇陵へ使者が訪れた日(1268年6月22日)や、江戸時代の水争いで市内の集落が和解に至った日(1728年6月28日)など、現代までを射程に週1回のペースで掲載を重ねる予定。

 毎回のコラムを執筆する同課の井内紳碁さん(24)は「歴史に親しむ入り口を一つでもつくり出せたら」と意気込む。

【 2018年02月04日 14時30分 】

自慢のラン、輝き見て 京都・長岡京でサークル最後の発表会

2018-02-05 10:34:22 | 会 party
 ラン愛好家でつくる「西山らんサークル」の最後の発表会が3日から、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館で始まる。10回目の節目でのファイナルで、丹精込め育てた自慢の鉢植えを紹介している。

 同サークルは2003年に結成。ラン研究家の黒崎良吉さん(87)=同市滝ノ町=の指導で活動してきた。サークルは今後も続けるが、発表会は高齢化とメンバー減少で負担が大きく、休会を決めた。

 出品するのはメンバー13人と講師の約300鉢。カトレアは直径20センチほどの紫やピンクなど大輪の花を咲かせ、コチョウランが厚みのある名前に由来した独特の白い花を開く。小さく細長い白い花を房のように咲かせたデンドロビュームもあり、会場は華やいだ雰囲気で花の香りが漂う。同サークルの森明会長(82)=同市城の里=は「残念ですが休会はやむを得ない。今後は要望があれば福祉や公共施設などで無理のない量を見てもらえるようにしたい」と話した。4日まで。入場無料。

【 2018年02月03日 12時37分 】

ねぶり倒せるか!4分の1が激辛あめ 京都の激辛商店街

2018-02-05 10:31:39 | 商 trading
 京都向日市激辛商店街をPRするあめがこのほど、市内の商店街加盟店にお目見えした。1袋20個入りで、甘いミックスジュース味に激辛のあめが混じっており、運試しの遊びにも使えるなど人気を呼びそうだ。

 昨年、京都・乙訓地域のキャンペーンガールに就任した吉本新喜劇座長の「すち子」さんにちなんだ「ねぶり飴(あめ)」の向日市版として登場。パッケージには特産の竹の絵柄や、すち子さんの写真とともに、激辛商店街の文言も印刷されている。中には1個ずつ小袋に詰められたあめが20個入っており、このうち5個が辛くなっている。

 1袋350円(税別)。同市鶏冠井町の野村龍酒店など市内20店ほどで販売している。今後も取扱店を増やしていくほか、各種イベントでも販売していく予定という。

【 2018年02月02日 10時48分 】