文化パルク売却、NTT側と2月1日契約 京都・城陽市

2018-02-05 10:29:12 | 政 governing
 京都府城陽市は、文化パルク城陽(同市寺田)を80億円で売却後、25年で計100億円の賃貸借料を払い利用を続ける「セール・アンド・リースバック」の契約を、1日付でNTTファイナンス(東京)と締結する。

 契約書によると、同社は1日に80億円を一括で市に支払い、市は来年から2043年まで、毎年1月末に賃貸借料4億円を払う。修繕費は市が負担する。それぞれ相手の承諾なく第三者への譲渡などはできない。施設は25年後、市に無償で戻るが、同社の承諾の上で市が全額を繰り上げて支払った場合、その時点で契約は終了する。

 市財政課は「議会の議決を得て、粛々と手続きを進めてきた。今後80億円の使い道が重要になる。使途を明確にしていきたい」とする。NTTファイナンス経営企画部広報部門は「セール・アンド・リースバックの実績はある。契約できて大変喜ばしい」とコメントした。

 セール・アンド・リースバックを巡っては、施設売却は地方自治法違反だとして、手続きの中止を求め2件の住民監査請求が出されている。

【 2018年02月01日 11時39分 】

天王山の森林守れ 京都・大山崎で4日、ボランティア講演会

2018-02-05 10:24:19 | 木 plants
 天王山一帯の森林の魅力や森づくり活動の大切さを考えようと「天王山周辺森林ボランティア講演会」が4日、京都府大山崎町の大山崎ふるさとセンターで開かれる。同町では天王山の竹林整備を約20年間行ってきた住民団体の一つが高齢化などを理由に解散した。当日は関係者が講演やパネル討論を通じて、森林保全活動の持続と発展の道筋を探る。

 同町や府、島本町などで組織する天王山周辺森づくりフォーラムが主催する。天王山周辺では地元住民らがボランティアで整備を続けているが、各団体とも後継者や活動資金の不足などの課題に直面している。先進的な団体運営の実例を学び、活動に生かしてもらおうと、講演会を企画した。

 昨年末に解散した大山崎町の森林整備ボランティア「天王山竹林保全グループ」は、酒解神社の総代会の会員らがメンバーだった。1999年から竹林で整備を始め、地元の小中学校の環境学習にも協力してきた。だが、会員の平均年齢は約75歳で体調や体力的な問題もあり、山に登っての作業が難しくなったという。

 4日は、京都大農学研究科で森林を研究する東若菜・日本学術振興会特別研究員と、大阪府河南町を拠点に保全活動を行うNPO法人「里山倶楽部」の寺川裕子理事がそれぞれ基調講演する。続いて「天王山周辺の森づくり活動の持続と広がりに向けて」をテーマに、大山崎竹林ボランティアやフォレスト島本など各団体代表と寺川さんがパネル討論する。東さんが進行役を務める。

 大山崎町担当者は「天王山だけではなく、共通の悩みを持つ団体や地域も多い。町内外の皆さんに来てもらいたい」としている。

 午後1時半~4時。参加無料。申し込み不要。定員100人(先着順)。問い合わせは同町956(2101)から経済環境課へ。

【 2018年02月01日 11時16分 】

産科・小児科医不足課題に 長岡京市が「地域医療ビジョン」

2018-02-05 10:22:48 | 政 governing
 京都府長岡京市は、10年後の地域医療の在り方を示した「地域医療ビジョン」の中間案をまとめ、13日からパブリックコメント(意見公募)を予定している。市内の現状について、周産期や救急の医療を担う産科医や小児科医の不足を課題に挙げ、誘致に向けた対策や病院間連携の必要性を強調。中核病院の済生会京都府病院(同市今里)に求める役割を明記した。

 中間案では、正常分娩(ぶんべん)や軽度異常分娩を扱う市内の診療所が1985年の7カ所から2カ所に減少しており、産科医療機関の不足を課題の一つとした。市内の出産年齢は上昇傾向でハイリスクの出産が増加する一方、重症新生児を受け入れるNICUは4床にとどまり、不足を指摘した。

 また、外来で帰宅可能な軽度患者の一次救急医療に関し、乙訓休日応急診療所(同市今里)で内科医と小児科医の確保が困難になっていると言及。小児外科の一次救急を担う外科医の在宅当番医制では、専門的な判断が求められる場合などで受け入れ困難なケースが出ているとした。対策として重度患者の救急を担う病院との連携強化などを掲げた。

 同ビジョンは、府が京都市と乙訓2市1町を一体の医療圏域と設定する中、長岡京市独自の将来像を示し、医療の充実につなげるため策定する。乙訓医師会や地元医療機関の代表でつくる懇談会の意見交換を踏まえ、市が中間案をまとめた。

 パブコメの開始に合わせて市ホームページで中間案を掲載する。

【 2018年02月01日 11時13分 】

スーパーが不要食品活用に協力 京都・回収しフードバンクに

2018-02-05 10:20:13 | 護 help
 要らなくなった食品を集めて有効活用している京都府長岡京市の市民団体「フードバンク長岡京」に協力しようと、同市友岡2丁目のスーパー「コープながおか」が2月3日から月1回、店内で不要食品の回収を始める。食品ロス削減を目指す活動の裾野が広がり、団体のメンバーたちは「市民への周知が進んでほしい」と期待する。

 フードバンク長岡京は、有志の市民で2016年秋に発足。環境や福祉関連の行事などで不要食品を回収し、市社会福祉協議会を介して子ども食堂の活動や困窮世帯へ寄付する「フードドライブ」を展開してきた。

 これまで、回収役を担ってくれるスーパーや外部団体はなく、同団体の渉外担当、長谷川英毅さん(56)=同市高台西=は「渡す先は広がってきており、回収量の増加につながれば」と語る。

 同コープを運営する京都生協(京都市南区)では、別店舗でフードドライブを試行済み。問題点はなく、食品ロス削減に貢献しようとフードバンク長岡京の協力依頼に応じた。

 毎月第1土曜の営業時間中、店内に回収箱を置く。米や缶詰などの保存食品、乾麺やレトルト食品などで、賞味期限が1カ月以上残り、常温保存可能な物を受け付ける。回収した食品は、全て同団体へ提供する。

 1月中旬には、メンバーたちが同店を訪れてPR。「余った食品があれば協力お願いします」と買い物客へチラシを渡して回った。買い物を済ませた伊豆栄子さん(63)=長岡京市久貝3丁目=は「特別な場所へは行けないが、普段の買い物場所なら気軽に寄付できる。家で不要になった物を探したい」と話した。

【 2018年01月31日 12時25分 】

高齢化悩む合唱団、17年ぶり単独公演 京都・向日

2018-02-05 10:16:48 | 会 party
 京都府向日市民でつくる「ホタル合唱団」が来月、2度目の単独コンサートを開催する。発足2年目に開いて以来、17年ぶり。現在は指揮や伴奏者を含めて16人で活動しており、高齢化が悩みの一つ。団員は「久しぶりのコンサートで合唱団を多くの人に知ってもらい、新たな仲間を迎えたい」と意気込んでいる。

 ホタル合唱団は2000年に発足した。当時、小学生以下の子どもで構成した合唱団が結成20周年の記念コンサートを開き、保護者らも一緒に歌声を響かせた。それをきっかけに大人たちが「中学生以上になっても歌い続けられる合唱団を」と考え、記念の舞台で歌った「とべないホタル」から名前を取り、活動を始めた。

 月に数回、市内のコミュニティーセンターなどに集まって練習しており、市民音楽祭や公民館の発表会に出場。日本歌声祭典にも予選から挑戦し、全国大会へ何度も駒を進めている。

 発足当初は40人ほどいたが、年を重ねるにつれて子どもたちが大人になり、団を離れていった。現在は20~60代が在籍しているが、多くは50代以上。若者を中心に団員を募る狙いもあり、2度目のコンサートを企画した。

 コンサートは2月4日午後2時から、島本町桜井3丁目の町ふれあいセンターで開く(参加協力券500円)。第1部は「僕ら色の青春を」で幕を開け、団の紹介を挟みながら「とべないホタル」などを披露。第2部では唱歌メドレー「ふるさとの四季」のほか、「翼をください」などを来場者と一緒に歌う。

 向日市内で今月上旬にあった練習には11人が参加。台本を基に通し稽古を初めて行うなど約7時間、歌い込んだ。団長の宇城隆さん(64)=同市上植野町=は「市民会館が閉館中なので、やむを得ず島本町での開催にした。歌は、まだまだ未熟。もっと練習しなければいけない」と強調する。

【 2018年01月30日 10時40分 】