桜吹雪の中、吹奏楽満喫 京都・向日で「絆コンサート」

2018-04-03 08:14:20 | イベント

 桜並木のある街並みが3月末に「府景観資産」に登録された京都府向日市西向日地区で、噴水公園(同市上植野町)を会場に1日、恒例の西向日桜まつ り「絆コンサート」があった。勝山中吹奏楽部がポップスやジャズの名曲を次々と演奏。桜吹雪が舞う中、大勢の地域住民が交流を深めた。

 昭和初期にまち開きした同地区では、街路に植わる桜の世話に住民一丸で取り組む。景観を守り継ぎ、地域のつながりを強めようと毎春、住民団体「西向日の桜並木と景観を保存する会」がコンサートを開いている。

 49人の部員が、レミオロメンの「3月9日」や星野源の「SUN」などのヒット曲を奏で、大きな拍手を受けた。最後に「ふるさと」を披露し、噴水を囲んだ聴衆が合唱した。会場では、東日本大震災復興支援のカンパも呼び掛けられた。

 2月末に噴水公園のそばへ家族で引っ越して来た会社員堀田俊吾さん(34)は「地域の温かみが伝わってきた。桜の景観を受け継いでいけたら」と話していた。

【 2018年04月02日 08時51分 】


統一デザインの観光看板お目見え 京都・宇治、多言語表記に

2018-04-03 08:11:17 | 創 creation

 京都府宇治市が作成した新たなデザインの観光看板が、同市宇治の平等院表門前にお目見えした。黒やグレーが基調の落ち着いた見た目で、多言語表記している。市は乱立する観光看板の整理に取り組んでおり、新デザインに統一して景観の向上を目指す。

 市によると、平等院や宇治上神社など観光地がある市内中心部と万福寺がある黄檗エリアなどに、計168基の観光看板がある。市や国、鉄道会社が設置しているが、デザインが異なり、内容も重複しているため景観を損なっているとの指摘がある。

 市は不要な観光看板を撤去するとともに、新デザインに変更する方針を決定。1年目の2017年度は京阪宇治駅前や宇治橋、平等院表門前で計11基を撤去した上、2基を新設し、5基は既存看板を改修する。18年度以降も順次、撤去やデザイン統一を進めるという。

 20日に披露された平等院表門前の看板は、既存看板を新デザインに改修した。金属製で高さ1・5メートル、幅1・8メートル。案内する施設や駅の名称は日本語と英語、中国語と韓国語の計4カ国語で表記され、徒歩での所要時間が記されている。

 平等院の神居文彰住職とともに除幕した山本正市長は「市の観光動向調査では観光案内について満足度が低く、課題だった。観光客に分かりやすく、宇治の景観に調和したサイン(看板)をお披露目できた」とあいさつした。

【 2018年03月31日 12時00分 】


免許返納でマイカーローン金利優遇も 京都・向日市が取り組み

2018-04-03 08:08:20 | 政 governing

 京都府向日市は4月1日から、有効期間内の運転免許証を自主的に返納した65歳以上の市民を対象に、市内などの約60店舗で特典が受けられる事業を始める。高齢者の交通事故が全国的に増加して社会問題化する中、対策の一つとして実施する。

 運転免許証の自主返納から5年以内であれば、運転免許試験場や向日町署などで手数料を払って申請することで運転経歴証明書が交付される。協賛店に証明書を提示すると、割引やポイント付与といったサービスが受けられる。

  協賛店舗は、向日市と京都市南区、西京区の食料品店や飲食店、不動産業、書店、スーパーなど幅広い業種がそろう。店によって家族や同伴者も対象となる。向 日市寺戸町の中華料理店では、返納者と同伴者4人まで杏仁(あんにん)豆腐が無料となるほか、同市鶏冠井町の酒店では返納者に2倍のポイントが付く。銀行 の支店では、同居家族も含めてマイカーローンの金利を引き下げる。

 市は、4月号の広報誌などで事業を周知する。協賛事業者も募集している。問い合わせは市役所代表(931)1111から防災安全課へ。

【 2018年03月30日 11時05分 】


「ハート窓」正寿院が桜ライトアップ 京都、初の夜間拝観

2018-04-03 07:59:36 | イベント

 ハートの形の「猪目(いのめ)窓」で話題を集める正寿院(京都府宇治田原町奥山田)は、境内の桜が見頃を迎える4月12日から14日に、境内の桜を夜間ライトアップする春の特別拝観を実施する。夜の一般公開は初めて。

  本堂と客殿から見えるソメイヨシノを照明で照らす。午後6時からと午後7時40分から各25人ずつの予約制。それぞれ終了30分前に障子と猪目窓を外し、 異なる趣向で夜桜を楽しむことができる。4月3日まで同院で直接か、メールやファクスで予約を受け付ける。応募多数の場合は抽選。特別拝観料800円。同 院0774(88)3601。

【 2018年03月27日 16時00分 】


サクラの名所、一気に開花 京都・向日神社や八条ケ池

2018-04-03 07:57:25 | 木 plants

 陽気に誘われ、京都府乙訓地域のサクラの名所で開花が一気に進んだ。向日神社(向日市向日町)は「全体で三分咲き」というが、参道など一部で見頃 を迎えつつある。今後、各地でサクラをめでる多彩な行事が予定されている。八条ケ池(長岡京市天神2丁目)では4月初めに市観光協会がライトアップを4年 ぶりに復活。勝竜寺公園(同市勝竜寺)や近くの府洛西浄化センター公園、向日市上植野町の「桜の径(みち)噴水公園」周辺でも「桜まつり」やライトアップ が行われる。

 八条ケ池のサクラは東側の堤防約100メートルに約60本あり、満開時には花のトンネルができる。2015年までライトアップをしていたが中止となり、今回は市民や観光客らの要望を受けて復活を決めた。ライトアップでは堤の約30本を照らす。

 4月1、2日午後6~7時は試験点灯で、本番は3~8日午後6~9時で行う。期間中、同協会がぜんざいを販売。7、8両日午前10時~午後3時まで菓子販売もある。

 約20本のサクラがある勝竜寺城公園では普段から城をライトアップしており、31日と4月1日は開園時間を午後8時まで2時間延長する。府洛西浄化センター公園には約160メートルの桜並木があり、5~7日午後6~9時まで点灯する。

 向日神社では「桜まつり」を7日午後0時半~8時、8日午前10時半~午後5時に開催。7日は夕刻から午後8時まで、かがり火でサクラを浮かび上がらせる。両日とも舞楽殿では吹奏楽部の演奏や大道芸の発表などがある。茶席(有料)と琴の演奏、模擬店も出る。

  府景観資産に登録された「桜の径」では「西向日桜まつり」が31日~4月8日であり、日没から午後9時ごろまで約20カ所のサクラをライトアップ。期間中 は親子スタンプラリーを行うほか、噴水公園では1日午後1時から「絆コンサート」を開き、勝山中吹奏楽部が演奏を披露する。雨天中止。

【 2018年03月27日 09時40分 】


「桜のトンネル」背割堤で祭り 京都、31日から

2018-04-03 07:55:20 | 木 plants

 桜の名所として全国に知られる京都府八幡市八幡の淀川河川公園背割堤地区で、ソメイヨシノがはや見頃を迎えた。31日から「背割堤さくらまつり」 (実行委主催)が行われ、「桜のトンネル」の散策や観光交流施設「さくらであい館」展望塔からの眺望、グルメやクルーズを楽しむことができる。一部有料。

 背割堤は、木津川と宇治川に挟まれた堤約1・4キロの両側に桜約250本が並ぶ。淀川河川公園管理センターによると昨年より早く24日に開花、週末の陽気で26日には二分咲きになった。週末から週明けに満開に近くなりそうだという。

 まつりは4月10日までの期間中、木津川河川敷でマルシェが開かれ、新鮮野菜やグルメ、スイーツ、雑貨など32店舗が出店予定。宇治川を船で周遊する「さくらクルーズ」や「お花見船Eボート」(ともに28日~4月15日、当日受付)もある。

 まつりは昨年まで「八幡桜まつり」として開催、さくらであい館が開館した昨年は過去最多の47万人が訪れた。期間中、駐車場はバス専用で、公共交通機関の利用を呼び掛けている。まつり運営維持のため募金箱も置く。

【 2018年03月27日 09時10分 】