歌人・辰巳泰子の公式ブログ

2019年4月1日以降、こちらが公式ページとなります。旧の公式ホームページはプロバイダのサービスが終了します。

窓辺

2014-08-25 11:54:52 | 日常
ここ三日で、東京は、めっきり涼しくなりました。

来年は、千日紅を植えたいな……大きく育てたい。
今年は、ホームセンターで売られていた、とうの立ったプラスチック鉢を植え替えもせず、間に合わせてしまったけれど。
弱ってきたのを、ほったらかしに枯れさせると、虫がつきそう。
虫は、ここはノーガードだぞと、仲間にフェロモンをだしますから、すると、他の草花が、やられてしまいます。



夏のあいだ、目を、喜ばせてくれました。
枯れてきたので、まとめて切り花に。

こうしていても、毎日水をかえ、傷んだとこを取り除きます。
すると、長持ち。

ベランダに出て、鉢の手入れをしていると、植木をしていた母を思い出しますし、切り花の手入れをしていると、仏花の手入れをしていた祖母を、思い出すのでした。



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「月鞠」15号百首歌ノート

2014-08-19 14:38:16 | 日常
ここのウインドに、草稿としてあった百首歌は、編集を経て、「月鞠」15号に、掲載されます。
よろしければ、送り先をお知らせください。
見本誌を、送付させていただきます。
見本誌ですから、お代はいただきません。

月鞠の会のページに、15号の目次や、バックナンバーのご案内などがございます。

どうぞよろしくお願いします。

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摘心

2014-08-18 17:49:20 | 日常




金魚は、死んでしまいました。

だけど、お花も、金魚も、家の人とわたしを、持ち上げてくれました。

月鞠15号の百首歌も、ほとんどできあがりました。

写真の桔梗は、これで9輪め。
つぼみは、11輪めまで、見えています。
苗が、鉢に根付くかどうか心配だったのに、よくここまで、咲いてくれるものです。
この鉢は、冬越しをするでしょう。

日日草は、上へ上へ咲きのぼるのが、他を抑えてしまうようなので、丈のありすぎるのを摘心します。
すると、脇芽を伸ばすので、こんもりした感じになるようです。

写真は、摘心したのを、楊枝差しに生けました。

その後。

上の写真の紅白のを、それぞれ、もっと思いきって、切り戻しました。25日。



咲かせているのは、切り戻したのとは別の苗。
赤みが、違うでしょう。
それにこちらは、茎が、縦より、横に伸びています。

脇芽が伸びるまで、当分いじらず、2週間後の写真を、後に、アップしましょう。


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盆花

2014-08-14 18:50:07 | 日常
お盆のお花に、植木鉢の千日紅を少し、生けました。



このお盆のあいだ、ずっと考えていたのは、栄子姉ちゃんのことでした。

栄子姉ちゃんとは、祖父母がおなじ。
血縁上はわたしのいとこですが、辰巳の祖父母の養子に入り、わたしの母、千枝子が、嫁入りする前から、辰巳の家で、生まれたも同然に、育った人です。

栄子姉ちゃんのお母さんは、祖母のミちゑさんが、いちばん最初に産んだ子でした。
お母さんが、産褥熱で亡くなって、その娘の栄子姉ちゃんを、祖父母が引き取って、育てたのです。

祖母が、よく言いました。

わたしは、栄子さんのお母さん(つまり、わたしには叔母)に、顔がとても似ていると。

戦争できょうだいをほとんど亡くしたミちゑさん。
平和な時代になって、わが子にまで死なれるのは、どれほどの悲しみだったでしょうか。

母が嫁入りしたとき、栄子さんは、高校生。
わたしが生まれたとき、十代の終わり。
そして、わたしが小学三年生のとき、辰巳の家から、和歌山の、心優しい方のもとへ、お嫁にゆきました。

そのあいだ、母は、さまざまのストレスから、年頃の栄子さんにひどくつらくあたり、栄子さんは、幼いわたしに、ひどくつらくあたっていました。

栄子さんは、言いました。

やっちゃんにつらくあたってしまうのは、やっちゃんのお母さんのせいやよ、やっちゃんが、必ず、お母さんの味方をするからと。

そうでした……栄子さんには、お母さんが、いないのでした。

実際、母の、栄子さんを罵るのは、凄まじかったんです。
傷つきやすい年頃だのに、栄子さんは、人としての存在そのものを、根底から貶められていました。
あの子には裏切られた、物の支度などよくしてやったのにと、母は、よく言いました。
それはきっと、そうでしょう。
でも、魂を傷つけて、物質面でよくしてやったのに……は、ないものです。

母は、わたしの成績が伸びなかったことなど、本当に、さまざまのことを栄子さんのせいにし、栄子さんがお嫁にいってからは、ほとんど出禁にしてしまいました。

わたしは、母に、栄子さんのせいにするのを、やめてほしいと思っているんです。

当時、弟が栄子さんに、「どうして泰子姉ちゃんにだけ、つらくあたるの?」と、訊いたそうです。
答えなかったそうですが、重大なウソや隠し事のある人では、なかったように思います。

それに、栄子さんは、小学校で、わたしが豚と呼ばれて苛められているのを、傍らで、慰めてくれたことがありました。

わたしは、体格がよく、小学校1年生で、6年生に見えるぐらい、身長も体重もありました。
(6年生になったときには、ほとんど、おとなの体型になっていました)

「やっちゃん、豚って、きれい好きやねんよ。せやから、豚って呼ばれても、気にすることない、喜びな!」

ただわたしは、子供の立場で、あの頃、母に味方をしなければ、母が、孤立しそうでした。
皆、それぞれの立場があり、その立場を、守ろうとしている。
そのなかで、根底から否定しきっていい人など、いないと思うのです。

自分にも、そういうことが、だんだんわかってき、いい中年になって、親離れというか。
なんでもかんでも母に味方をするのでなく、公平に見ようとするようになり、以来、母と自分との関係が、芳しくなくなりました。

こういうことを書くと、また妹が、鬼のように言うかもしれません。

「姉ちゃんは、お母さんを、恨んでる! お母さんが倒れたのは、姉ちゃんが呪ったせいや!」……と。

父も、言うでしょう。

「えーい! 黙っとれい!」

公平な目で、見ようとするわたしは、いま、母の味方である妹から、攻撃対象にされてしまっているし、砂袋として、ほかのきょうだいの知らないことを聞かされてきたぶん、その砂袋がしゃべるのを好む親族は、ないでしょう……。

この正月、父と母には、葉書で、伝えました。

まず、わたしからは、帰りませんと。

砂袋なりに、母、千枝子が、つらい目に遭わせた人とおなじ目に、娘のわたしが、遭いましょう。
そのうえで、砂袋の役を、降りましょう。

産褥熱で、実の母に死なれた栄子さんに、初めから、なんの罪もない。
何より、栄子さんは、辰巳の……ミちゑさんにとってみれば、亡くした娘の、忘れ形見だったんだよ。

父は、末期がん。
母は、人工呼吸器を外せず、余命を刻む身となりました。
ご縁がなくなり、ここで書くしかありません。

栄子さん、母を、許してやってください。

先祖の守りに、感謝しています。

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スイレンその後

2014-08-14 17:35:12 | 日常
スイレン、ようやく棲みかが決まりました。



仮住まいにしていた、漬物用の容器に、のびのびしています。
花芽はないけど、葉っぱが、次々と。

入れ物が軽いし、毎日、水を替えていますよ。
スイレンにとっても、居心地がよさそうなので、もうこのまま、この入れ物で……。

ところで、ホテイアオイですが、子株が、こんな色にまでなってしまって。

そんなぁ。

残念ですが、どのみち、秋には枯れるものなので……。
短い間だったけど、たのしませてくれて、ありがとう。

で、そこのホームセンターで、朱文金という品種の金魚を、一匹だけ、買いました。
フナ形の丈夫な品種ということで……6センチぐらいのを。

そしたら、あぁ、白点病を、見つけてしまいました。

それで、この子、どないしよう……。

悲観しません。

よし、治すぞ!

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その身になる

2014-08-06 02:26:55 | 日常
ガーデンシクラメン。
夏越し中なのに……もっさもさになりそう。



置き場所がよかったんでしょう。

いまのようにべランダガーデニングを始めるに至ったのは、この子が、生存意欲を示してくれたからでした。
この子だけになると、忘れてしまう日があると思って……。
ほかの苗をいくつか、買って。
ベランダに出る用事を、作ったんです。

このブログ、ご飯とお花のブログということになっているのですが、ある時点からのコンセプトは、誰にも痛くない記事をかくことでした。

家族含め、自分の周囲に、持病を抱えたひとが、増えて……。
その身になるといいますか。

その身になる。

きょう、痛くなければ、それだけでありがたいと感じる、その身に。

真実を書こうとか、歌人の仕事を見せようとか、お母さんらしく見せようとか、一切、思いませんでした。

しかし、初めの頃は、何を書いていいか、わからなかった。
そういうコンセプトを持ったことが、なかったから。

そう決めた以前の記事は、削除して、ひたすら、誰にも痛くない記事を、書こうとするので、精一杯。

たどたどしく、それでも、やってこれたのだな~。

皆さん、ありがとうございます。

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スイレンとホテイアオイ

2014-08-03 16:44:55 | 日常
愛するひとが、植物を育てる人は、心が優しいと言ってくれました。

避難経路の確保や、土の処分までを含め、自分にきちっとできたら、心が優しいということは、いえるかも。

……ということで、そうなれるように。

ところで、こちらは、スイレンとホテイアオイ。



スイレンは、買ったときから、鉢のたまり水にボウフラがいたようで、水槽に移すなり、大きいのがクネクネしてて、ショックを受けました……。
十円銅貨、ボウフラ対策。
ほんの数枚、入れています。
水替え用の水にも、磨いた銅貨を入れておくと、銅イオン濃度が保たれ、効果的かもと、思ったり。
いずれにせよ、この場所は、ベランダの中でも、直射日光がよくあたり、風を受け、しじゅうさざ波が立つ位置。
蚊は近づきにくそう。

ホテイアオイは、水温があがりすぎないよう、いっしょにしています。
スイレンの葉っぱが、もっさもっさになったら、どちらかが、引っ越すでしょう。
たぶん、ホテイアオイのほうが。

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日日草のことなど

2014-08-03 16:38:29 | 日常
摘芯した日日草が、いい感じに、こんもりしてきました。



アメリカンブルーは乱れ咲きが好み。
でも、日日草には、こんなふうに、こんもり、繁ってほしいのでした。
苗を時間差で三つ買って、一つの鉢に植え替えています。
摘芯してから、二週間ほど、まったく花を見せなかったので、焦りましたが、よかった。

日日草のそばには、千日紅も。



千日紅の鉢は、スーパーマーケットの園芸コーナーで買ったのを、そのまま置いているだけ。
植え替えもしていません。

これら、その年しか咲かない一年草なので、枯れたら、それきりにするものだとか。
ただ、日日草には連作障害があり、次の年、また育てるとしても、おなじ土を使ってはいけないそうです。

ルッコラは、もっさもっさを期待できそうにないので、ひょろひょろしたのを今朝、収穫。
洗って、盛り付けもせず、口の中へ。
ひょろひょろでも、ルッコラの美味しさでした。

ごちそうさまでした。



きょうは、熱中症指数、危険の日。
日差しも強く、たった半日で、鉢は、収穫したばかりとは見えないまでに干からびました。

暑すぎると育たないともいわれますが、そもそも、種まきが、下手なのでしょう……。
水やりも、下手だったでしょう……。

この土は、日日草が終わった後のといっしょに、しかるべき手順で、再生させ、また植え替えに使うかもしれません。
うちの自治体は、処分土を引き受けませんから、ベランダガーデニングの手を広げすぎると、後々、処分に困ることになるのだなぁ。

全体に、避難経路を塞がない置き方に、苦心しています。

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