歌人・辰巳泰子の公式ブログ

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ありふれて咲く

2013-05-27 01:29:35 | 日常


きのうわたしは、「星の王子さま」を読んで、とっても感動したのですけど、きょうには、違った感想を持ちました。
子供のこころで感動しましたが、おとなのこころで、感想を書きます。

まず、王様、呑み助、うぬぼれや、実業家、点燈夫、地理学者、いろんな魂の人が、世の中にあるとしても、にんげんは、単一の切り口で語れないということです。
王子さまは、友達になりたいのは、点燈夫だけと言いましたが、世の中には、うぬぼれやの点燈夫もいれば、呑み助の点燈夫もいるということです。

そして、キツネの、「大切なものは目に見えない」という名言も、「目に見えるものはたいして大切ではない」という意味では、決してないということです。

目に見えない大切なものを、守れるのは、目に見えるものだけなのです。
わたしたちは、愛を、愛だけで、守れはしないのです。
得点や、お値段や、既成事実の件数、およそ数字で測りとれるものによってしか、守るべきものが、どれほど大切なものであるか、他者に訴えるすべを持たないのであります。

「大切なものは目に見えない」、確かにそうですが、後世に、伝えていくためには、目に見える形が、必要です。

そして、わたしは、ただ一輪のばらを、喧嘩したからといって、ほったらかしにして、自分の星を離れたりはすまい。
ありふれた日々だからこそ、愛しています。

喧嘩しては、水を遣る、こんな毎日を、続けていけることこそが、幸福なのだ。

愛しているんです。

時間を、捧げましょう。
捧げられる行いも、財産もないなら、捧げものは、時間しかない。
大切なひとを、想う時間、かかずらう手数、空費ではない。

そして、歌という、形にしましょう。
そして、歌という形のために、目に見えない捧げもののほうを、削り取ることは、すまい。

写真は、そこらへんに咲いてる、ひるがおだけど、綺麗に撮らせてくれました。
山法師の根方に、咲いていました。

山法師の写真も、素敵に撮れたんですよ。
それは、またこんど……。

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炒飯弁当

2013-05-25 01:00:07 | 日常
前記事の指遊びは、近くの保育園で大流行しているそうなんです。
歌は、でんでらりゅうば……で。

教え子に訊いたら、「知ってる!」と言っていました。

でんでらりゅうだと、自分には、テンポ速すぎて。
水色の恋が、いいにょ……。

白雪姫なら、曲の速さは変えないで、指の動きのほうを、速くも遅くもできますよ。

おとなには、でんでらりゅうじゃなく、白雪姫の指遊び。
皆さんもいかが。

おなじみ、指回し体操も始めました。
指のサーカスか、空中遊泳のように、ゆっくり回しています。

ところで、こちら、家の人に包む、炒飯弁当。



味付けは、塩と少しのお醤油。
具は、ピーマン、玉葱、ソーセージ。
それに、時節柄、傷まないよう、生姜の醤油漬けがたくさん入っています。

こちらは、自分が味見する用。



さっきまで、ダイエットを始めようかにゃ……とおもっていたのに。
指を回すうち、お腹が空いてしまい、、
スープスパゲッティを準備中。

嗚呼。

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指遊び

2013-05-24 05:20:54 | 日常
家の人に叱られた指遊びです。


あの人に



さよならを



言わなかった








天地真理さんの水色の恋に乗せて歌っていました。
そしたら、いちいち舌打ちするんですよっ
アップしようとして写真を撮っていたら、コラ何を撮ってるんだ、って、、、

干渉きつい。
わたしの父のDNAです。





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若布の佃煮など

2013-05-21 21:15:39 | 日常
意外な手のかかりようと、意外な美味しさの一品。
めんつゆでこさえた、若布の佃煮。
なんども沸かしては火を止め……デスクワークしつつ、一晩がかり。
ご飯に、合うんです!



そして、この、若布の佃煮と胡瓜を、白胡麻和えに。



もぅ、すんごく美味しかった、、、
そりゃ、とれとれの若布だと、もっと美味しいでしょうけど、乾燥の、カットわかめを使うので、十分。

こちらは、家の人用。
カロチン野菜と豚こまの芋焼酎炒め。



芋焼酎が、ちょろっと入っています。
塩と芋焼酎の組み合わせで、わたしの大好きなっ、白腐乳に似た香りがたちのぼります。

自分の思い入れは、若布の佃煮のほうにあるんですけど……。
それだけだと、淋しいので。

これも、アップしとこ。

茹でもやしの和えもの。



ひたひたのお湯で、蒸し煮にしたもやしに、めんつゆをかけ。
ラー油がかかっています。

暑くなってきたからって、風邪ひかないでね~

あいしてる!

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カステラのエネルギー

2013-05-20 03:20:15 | 日常
山法師の寝方に、寄り添い、おのずから咲いていました。
ほたるぶくろの花。



大切にしたい方から、福砂屋の、カステラをいただきました。
ゆっくりいただくつもりであったのに、いただいた日のうち、すでに、家の人が、一本まるまる、平らげてしまいました。
甘いものに目のない人の食べ方で、、、



これは、わたしの分ですっ!!
(もちろん、まだあるので、取ってあります。)



家の人が、中学校の修学旅行で焼いた、清水焼。
もう、けっこう昔……。
男の子らしく、斬刀とありますが、快刀乱麻を断つ……!
というあり方で、あってほしい。

ことばは、言の葉と書きます。

政治家の暴言が目立つ昨今ですが、葉っぱの勢いが強すぎてというよりは、幹から根から、腐れているとしか思われない発言が、多すぎます。

中東で戦火が鎮まりもしないのは、宗教のせいではありません。
宗教のせいなら、東南アジアは、どうでしょう。
世界三大宗教の、るつぼです。
でも、皆仲良く暮らしていますし、経済発展も著しく、かつて植民地にしようとした日本人を、温かく迎えてもくれます。

いまの政治家の外交面での動きが、うまくないのは、平和のためにといいながら、戦争すればよいとおもっているから、うまくないのです。
戦争を避けるのが、しんめんもくであれば、もっと繊細に動けるはず。

誰でも、ちっとばかり、ええこと言えるまでには、勉強すれば、たどり着けるものなんです。
でも、大事なのは、ええこと言える人になれるかどうかにあるのでは、ないんです。

おなじ道理を、繰り返し、繰り返し、言えるか。
倦んでも止めないか。
あきらめずにいられるか。
そして、解き説きしつつ、子らの話を聞けるか……。
意見の異なる相手が、負けといてくれたぶんを、見誤らずに、いられるか。

あれ、自分の仕事のはなしに、なっちゃった。
社会科も、教えています。

道理は、繰り返し説かれなければ、安心をなくします。
それに、地味にでも、説かれたなかの文言が、思い出され、道を間違わずに済むことが、あるとおもうの。

それから、道理とは、道を間違わずに済む、そうしたことわりを言うのであって、誰にでもあるうしろめたさや、欲求をほじくって、それを本音だとか、誰でも分かる、などと、ひらきなおることでは、ありませんね。

あぁ、語ってしまった……カステラのエネルギーで。

繰り返し伝えましょう。
腐れたものから、繰り返し吐き出される、汚染された言葉に、負けないでいてください。

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おのずから咲く

2013-05-20 02:34:38 | 日常
東日本大震災以降、あちこちに、思わぬ草花の自生が目立ちます。
それに、咲く時期の花時計が、かなり狂ったもよう、温暖化の影響もあるかしれませんが、なんかちょっと、あれから、調子が違うんよねぇ、、、な。



近場の、あまり手入れのよいとはいえない花壇に、あやめがにょっきり。

ここは、土がよいみたいで、昼咲き月見草が、こんなに!



つまり、お花も、少しでも豊かな場所、生き残れる場所を求めているのだ。
そして、精一杯、生存の証を、立てているのだ。

ここの花壇は、いつも前を通るのですが、もう何年も前、ここに咲いてるお花のほうから、話しかけてきたことがありました。
そのときわたしは、進めてよいものかどうか、悩みがあったんです。

「ニセモノですよ!」

ぎょっとしました。
だって、お花に目を遣れば、お花のなかから心にまっすぐ、そんな声が、響き聞こえたのですから。

人を、見誤ってしまったことが、あって……。
見誤ったのは、わたし自身もまた、偽物だったからでしょう。
その頃のわたしの歌は、荒んで、ほとんど歌集に入っていません。


……あぁ、お花のコロボックルのいうことを、聞いておけばよかったなぁ。


そのとき月鞠の復刊を決意し、その年のうちに、運びあげることができました。
ひとえに愚かなために、紆余曲折のあるなか、お励ましに、感謝しております。

わたしはずっと、コロボックルの声のようなものは、自分は日頃耳にするのに、非科学的とおもってて、口にするすら、はばかられた。
でも、それ以来、コロボックルの声に、耳を傾けないのはダメって、おもっているの。

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きびなご

2013-05-18 03:58:11 | 日常
きびなごをお造りと唐揚げにしました。



菊盛にすればよかった。
身が輝いて綺麗なので、盛り付けを凝らしたほうが映えますが……。
食べ方は、ひときれずつ、わさび醤油をちょんちょん、、、ではなくて、わさびを溶いた醤油に、わっさわっさとまぶしつけ、何尾もほおばるのが、美味しい。
身に弾力があり、ほおばったほうが、口の中で活魚のように弾むので、たのしめます。




唐揚げのほうは、ぽん酢醤油を多めに回しかけ、こちらも、スナック感覚でいただくのが美味。
頭は落とさず、わたとえらを取ってあります。

まったり地味な味やなぁ~と、家の人。
でも、喜んで、しっかり平らげました。
長崎の五島では、いり焼きといって、あつものにするそうです。
この次に、こさえましょう。

一晩醤油漬けにしたので、きびなご茶漬けをこさえても、んんんまい、だろうね……。

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ザクロ5月号

2013-05-12 19:35:54 | 日常
おっかさま所属の俳句誌、右脳俳句フォーラム・月刊ザクロの、購読会員になりました。



5月号表紙。
全8p、ホチキス綴じ。
代表は稲垣鷹人さん。



流し雛ふと振り向いて去りにけり
岡本とゝ女



春泥を踏み若者の自己主張
稲垣鷹人

大空へ伸びて全き木の芽かな
松木千樹

千樹さんは、篠山鳳鳴高校のご出身。
おっかさまは同級生……でも、千樹さんは、俳句では大先輩。
おっかさまは、千樹さんから、「もっと勉強を」というお手紙を、これまでにも、いただいております。

千樹さんは、馬場あき子さんの「かりん」に、もう亡くなられましたが、義兄弟がおられました。
わたしはその、義兄弟の方と、「かりん」の集まりに呼んでいただいた後、二次会にて盃を、傾けさせていただいたことがあります。
それも、十年も前のこととなってしまい、懐かしく思い出されます。

さて、5月号は、こちらの方の作品に、舌を巻きました。



白き蝶ひらりヨットに変はりけり
鈴木杏

折り紙でしょうか。
折り紙と言わずに書けば、美しい幻視の世界そのもの。
折り紙でも、折り紙とは、言わないのよ。

その一方、

濠一面の落花かきわけ行くボート

「花筏」という季語があります。
俳人の作品世界は、季語とどのように向き合うか、季語との距離の取り方に、アイデンティティのほとんどが示されるといって、過言ではないでしょう。

季語たる「花筏」を知らなければ、凡作と見えるでしょうが、これは、「季語には寄りかかりません」という句でしょう。

さて、母の句。



おっかさまの句が、たいてい無印なのは、季語とどのように向き合うか、まだそこへ、勉強が至らないからでありましょう。

若い時間は、無傷に、身勝手に過ぎてゆくもの。

とゝ女さんが、「4月号巻頭者 雑詠鑑賞」に、投句・句会の世話役、舞九さんの句をひいて、お書きです。

「一病を笑ひ飛ばして花の下
吉松舞九

この齢になっては、無病なんてあり得ない。」

人それぞれ、病を得て、みずからの病は笑い飛ばしつつ、ながれゆく雛のごとく、ときに、見返りの菩薩ともなられるのではないでしょうか。

また近いうちに、感想を書かせてくださいませ。
皆様のご健詠、しかとお祈りしております。


辰巳泰子拝

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希望

2013-05-12 19:35:12 | 日常
きょうは、世間は母の日であり、わが歌の師、高瀬一誌さんの十三回忌であり……。

皆さん、お元気でいてください。



向こうがトタン囲い。
人棲むとも知れぬ、生垣の薔薇。

暮れがけの風が強くて……花びら押さえつつ、撮りました。

愛するひとへは……お疲れ様と。
細く長く、まいりましょう。
細く長くっていうのは、自分が、あまり、体力に恵まれないもので。

来年の今頃は、どうしているのかな~

来年の今頃も、あなたへ、手紙を書いていたい。
そして、ささやかにでも何か、素敵なお知らせを、できるようでありたい。

それが、わたしの、希望かな。

皆さん、お元気でいてください。
元気でいましょう。

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豆きんき

2013-05-12 00:42:40 | 日常
豆鯵ならぬ、豆きんき。
煮付けにしました。



大きさは、生姜のひとかけと比べてくださったら、なるほど豆~って、感じです。

煮付けにし、だしはよく出ましたが、食べるとこ、ほとんどありません。
唐揚げにしたほうが、よかったかも。

こちらは、筍。
愛媛産の新物のゆで筍を、めんつゆで、さっと煮。



筍、好きです……。
いただいて、かなり、元気が出ました。

皆さん、ご心配をおかけしてばかりで、ごめんなさい。
超どすっぴん、お詫び中。



色つきリップなし、童顔まるだし……恥ずかしいので後で消しますっ。

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