道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

遺伝の実感

2024年02月08日 | 随想
歳をとると、好ましいものであれ好ましくないものであれ、自分が両親のそれぞれから受け継いでいる類似点に気づき愕くことがある。年齢とともに相似性が克明になって来るもののようだ。
同様に、息子や娘、更には孫たちの中に、自分に酷似しているところを見出して欣んだり嘆いたり、当人に済まないと思ったりすることもある。

私たちが生活の中で遺伝というものに考えが及ぶのは、このようなときとか、犬猫ペットや花卉・果物などの交配・品種改良の事実を通じてぐらいのものだろう。

日常生活の中で、息子や娘、孫たちの表情に、自分や妻のクセを見出したりすることは多い。人は歳を重ねて自分を知れば知るほど、次代や次次代に自分との共通点を見出すようになるものらしい。遺伝とは、愉快でもあり、気懸りなものでもある。


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