しばらく前に、小鳥の餌台を2基設置した。購読している新聞の紹介記事に触発されてのことだった。
ときどき、アワ、ヒエ、ヒマワリ、クルミ、ピーナッツなどを餌箱に容れ、果物や牛脂は串に挿して止まり木の枝に取り付けていた。
鳥たちは2週間ほどで餌台に馴れ、寄ってくるようになった。居間のガラス窓から2mと離れていない位置にある餌台での小鳥たちの行動は、野外で見るのとはまた違った様子で面白い。
常連はスズメ、シジュウカラ、メジロなど、たまには、アオジも姿を見せた。それらよりやや大きいヒヨドリやもっと大きいキジバトもカップルで訪れる。もっともよく来るのはメジロだが、これは生息数が多いのだから当然だろう。
メジロは果物好きで、どちらかというと主に植物性の餌を摂っている鳥とばかり思いこんでいたのだが、晩春の今頃には、餌台の牛脂を盛んに啄むようになっていた。育雛中の鳥は、脂肪の多い餌料が必要なのだろう。生き物の餌というものは、自然状態ではかなり幅が広いはず。魚釣りの餌など、これに限るというものでないのは、よく経験するところだ。。
ここ数日、メジロが餌台に姿を見せず気に懸かっていた。雨上がりの今朝、多数のメジロが庭木に群れ集い、賑々しくさえずっていた。電線にも並んで留まっている。これまで餌台に来ていたメジロ夫婦の雛たちが、無事巣立ちを迎えたようだ。
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