道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

瑞牆山

2013年06月17日 |  山歩き
新東名新清水で52号線に入り、富士川沿いを韮崎まで北上、北杜市を通過して黒森の先で宿に入った。夕食までのひと時、信州峠(1470m)を車で越えてみた。
峠を越え白樺林の中をしばらく下ると林が切れ、前方に広大なレタスの圃場が広がっていた。右手には高登谷山が聳えている。再び信州峠を登り返して宿に戻った。
  
翌日は7時30分に瑞牆山荘の先の駐車場に車を駐めた。既に60台ぐらいが駐車している。7時48分スタート、しばらくはミズナラ、シラカバの平坦な樹林の中を歩く。次第に傾斜が急になって、8時30分、富士見平に着いた。
 

ここからは山腹のトラバース道になり、左に沢を見て緩やかに下る。途中で沢に向かって急降下する道に分かれた。沢水は少なく、徒渉で足を濡らすこともなく対岸に渡り、ベンチで休憩する。

いよいよ核心部の急登が現れた。立派な手すりのある梯子段を乗り越えると、露岩の多い道が続いている。固定ロープで乗り越える場所もある。二つ目の梯子段を乗り越すと道がややゆるやかになってきた。

更に登り続けてヤスリ岩の下を抜け、ひと登りすると、頂上の岩の根がある稜線に出た。岩根の裏を回り込むように登ってゆくと突如樹林が切れ、10時30分、露岩の頂上に出た。瑞牆山2230mの標識が立っている。近くに聳峙しているローソク岩を見て、初めて自分の居る頂上の岩峰も同様の形をしていることに気付いた。頂上の南側は絶壁になっている。

東南の方向に見える金峰山は、直線距離で3キロぐらい隔たっているだろうか?晴天だが他の方向の山々は霞がかかって遠望はきかない。軽食を摂り、11時、下山を開始する。富士見平まで戻ると、登山口に着いたような気分になる。富士見平は標高1800m、ミズナラの林に囲まれた雰囲気の好いところだ。

帰りに増富ラジウム温泉へ立ち寄り、登山の疲れを癒す。茶褐色の源泉は冷泉に近いぬるさだが、放射能のはたらきのせいか身体が芯から暖まる。これに15分ほど入って、ふつうの温浴をするのが通常の入浴法らしい。1時間ほど入浴して一路浜松へ戻った。

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