遠州森町に在る半夏生(ハンゲショウ)の自生地を観に行った。現地に詳しい友人の妹さんが案内図を用意してくれた。
家を出て1時間、〈アクティ森〉で昼食を摂り、そこから更に太田川支流の吉川の清流に沿って20分ほど北上する。
〈鍛治島エリア〉→〈門田地区〉の駐車場に車を駐め、里山の小径を自生地まで往復1時間ほど歩いた。
一帯は丘陵に囲まれた湿原、水流の向きを見ないと、どちらに傾斜しているのか分からない平坦な地勢だ。
道傍のせせらぎにセリが自生していた。
植栽されているボタンクサギの開花が始まっていた。満開になるとアジサイのように大きな花の塊(集散花)になるが、老生にはこれぐらいの時が好ましい。
湿地を埋め尽くすハンゲショウ。県内随一の規模らしい。
近くでみると、葉の白さより、曲がったり直立だったりする花穂(総状花)が、互いに妍を競うかのようで面白い。
帰路の車道の山壁に、ヤマユリの株が4〜5株、蕾が3〜40個ほど並んでいるのを見つけた。当然自生だろう。
梅雨明けしたから、咲いた花があるはず、と懸命に探したら、列の外れにたった1輪、健気に咲いていた。今年初めて見るヤマユリの花だった。
愛知県の鳳来町では、これをホウライユリと呼ぶ。
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