浜松万葉の森公園で、万葉時代の食を味わう会があり参加した。
真菰(マコモ)料理が賞味できるとあって、迷うことなく1ヶ月前に申し込んであった。
かつて一回だけ食べたことのあるマコモ(マコモダケ)の味が、忘れられなかったのである。
食事の前に、秋色深い園内を巡った。
三方原台地のこの辺りは、天然のままでは酸性土壌。ススキの生育には適しているのだろう。穂が伸びて2mを超えている。
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ススキの株下にツリガネニンジンが咲いていた。数年ぶりに見たので、嬉しかった。
かつては、佐鳴湖周りの雑木林の至る所で見かけた花だが、年ごとに数を減らし、散歩中に見い出すことが少なくなっている。
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同じくススキの株下に、ナンバンギセルが咲いているのを妻が見つけた。高校理科クラブで植物好きだから目ざとい。それに較べて強度の近眼・乱視で老眼の私は、いつも後れをとる。そもそも植物は妻が先達で、知り合った頃の私は、わらびですら知らなかった。
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同じくススキの株下に、ナンバンギセルが咲いているのを妻が見つけた。高校理科クラブで植物好きだから目ざとい。それに較べて強度の近眼・乱視で老眼の私は、いつも後れをとる。そもそも植物は妻が先達で、知り合った頃の私は、わらびですら知らなかった。
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昆虫を見つけるのも相方は早い。
カマキリは、私の嫌いな昆虫の一つ。顔が三角形で顎が小さいのに肉食であるところと、異様に腹部が長いのが嫌悪感の因のように思う。カマキリに罪はないが、クモと同様、成る可く見たくない。
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昼食は、園内施設〈万葉亭〉で、ボランティアの皆さんが調理した料理をいただく。
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右端お茶の上が焼きマコモダケ。皮を剥き、醤(ひしお)をつけて食べる。期待通りの風味だった。
マコモダケは、マコモに黒穂菌が寄生して肥大した新芽の名称とのこと。
栽培されているが、生産量は少ない。
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