多度大社のお祭りが5月4,5日に行われた。五月五日の朝六時、多度大社の本殿(天津彦根命)、別宮(天目一箇命)の神前で厳かに祭りの報告と安全祈願が行われた。近隣の神社の宮司さんを初め各階の名士が参列されました。
外国の報道カメラマンから子供番組のテレビ局の方々まで珍しい神事事をカメラに納めていた。この小学生のレポータも何回か採り直して悪戦苦闘の取材でした。騎手に選ばれた両親や親戚の方、弓取りに選ばれた両親の方、物珍しさに参加した天狗さん等で朝から大変なにぎわいです。
午後二時から始る上げ馬神事の主役が一同にお披露目です。後ろの列で花笠を付けているのは各地区から神さんに選ばれた中学生や高校生の騎手です。前列の子供さんはやはり各地区から選ばれた小学生の弓取りです。真ん中の子はお稚児さん、朝が早いので皆さん眠そうです、今日一日頑張って下さい。
坂を駆け上がった騎手と馬も、頑張ったが上がれなかった騎手と馬も神楽殿前の境内で神さんにお礼、一時は動物愛護の団体から馬を過酷に扱うとクレームが付き、この祭も社会問題に成った経緯が有りますので以前に比べると馬も少し優しく扱われている感じです。
多度大社は昔から「雨乞いの神さん」として有名です。四月下旬の週間天気予報ですと多度祭りの有る5月4、5日はマークでしたがさすがは多度の神さん、今日は朝からでした。不思議とこの祭り二日ともだった事は無いのでは?、今日はの為観客も少し少ないようです見事な傘の花、しかし結構傘の雨だれにでした。
祭りのクライマックス、坂上げの神事です。馬場を100m程助走して最後は2m強の絶壁を人馬一体で駆け上がる勇壮な祭りです。今日は六頭の内半数が上がった様です。今年は五穀豊作でしょう、少しは食糧危機が救えるのではと神さんに感謝です。カメラをかまえシャッタを切ったら馬の方が速く坂を駆け上がり尻だけが映ってしまった、失礼しました。
多度大社と多度祭りに付いての詳しい事は