先日、ある方が私に一生懸命小話をしてくれた、聞き終わってから自分が恥ずかしく冷水を浴びたが如くヒャとした。
その小話とは
ある青年は山の上に住んでいたのですが毎日谷川で水を桶に汲んで天秤棒でかつぎ、家まで運ぶのが日課でした。しかし片方の桶が古くなり家に着くと水が漏れて半分になってしまいます。
桶が少年に言いました。
「御主人さん、私に水を入れても漏れてしまいますので新しい桶を買って運んでください。」
少年は桶に言いました。
「私は山道に花の種を蒔いた、あなたのお陰で花に水をやる事が出来たのでこんなに奇麗な花がいっぱい咲いた。」
「あなたのお陰で山道を歩く人が皆、楽しんでいるよ。」
あの人はどうだとか、こうだとか、ついつい心の中で人を批判している自分です、人を批判することよりその人に与えられた天からの役割を尊敬出来る様にならないと自分の人生もみじめな事に気づきヒャとした次第です。