今、話題の映画と云えば第81回アカデミー賞外国語映画賞受賞の「おくりびと」です。亡くなった人をあの世への旅立ち装束に着替えさせ、お化粧をして親族や知人とお別れさす「納棺師」の仕事を描いています。あまり誰でもやりたい仕事ではないと思いますが死を通して最後のお別れの人間模様を主演の木本雅弘や演技派の山崎努が奥深い演技で楽しませてくれます。
この世の中で絶対という事が言い切れる唯一の絶対は「死」です、死を不吉とか不浄とかと考えずに誰しも通らなければならないテーマに正面から取り組んだ作品です。
この様な素晴らしいアカデミー作品を是非見て下さい、涙あり、笑いあり、そして考えさせられます。世の中に掃いて捨てるほど有る宗教も人間に「死」が無かったら宗教も存在しなかったかも知れません、日本の風習、文化、宗教感が入り混じった作品が良くぞアカデミー賞を受賞と思われるかも知れませんが「死」は世界共通、そして人類共通のテーマです。
私たちは「おくりびと」でありそして何時か「おくられびと」となる身を忘れずにしたいものです。
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