2007年も後二時間で終り新年を迎えます、天狗ファンの皆さん（何人いるのかな？）今年も一年有難う御座いました。省みれば今年は「偽」の年でしたが私にとっては素晴しい一年でした。
長年の懸案で有った設計事務所の経営も番頭に譲り来年は新規一転飛躍が期待されます。又八月には愛嬢の招待で久し振りに海外に脱出、イギリスの夏を楽しみました。そして12月の検診では連続五回手術しました膀胱癌も今回は現れず一先ず安心。そして今年一番の出来事は何と云っても気力充実の一年でした。ハイテンションで飛ばした一年でしたが年末はさすがに疲れました。今年起きた嫌な事は何かと捜して見ましたが見付かりませんでした、嫌な事は忘れる様に心掛けていますので忘れてしまいました。素晴しい一年に皆さんにして頂き有難う御座いました。来年も宜しく多度山の天狗を応援して下さい。
この写真は菰野町みろく苑からの現在の夜景です。
発想の転換
どれだけ優れた人でも、学歴の有る人でも、地位の有る人でも私の様な凡人の天狗でも人生行き詰る事がしばしば有ります。その様な時は発想を転換したら如何でしょうか。
地球上で自分から一番遠い所は何処でしょう、つい難しく考えますが自分から一番遠い所は地球をぐるっと一周廻って自分の立っている直ぐ後ろが一番遠い距離ですよね。これも発想の転換です。自分を苦しめているのは自分の固定観念で自分を縛っている事になかなか気がつかないものですよね。
もの事は受け取り様
年末に交通事故を起こしてしまったとします。「この忙しい時にぶつかってきやがって、くそっ」と相手を責めるのも自分。「良かた、大難になる処を小難で済んで」と思うのも自分。
最近つくづく思うには発想の転換とものの受け取り方、がお陰様でと思える様になったら随分人生楽しく、生き甲斐を見出せるのではないかと思う。しかし頭で判っていてもいざ現実に成るとマイナス志向の自分がむくむくと生き返ってくる。今年も残すところ三日、一年の節目の年末、又一つ歳を取って益々頭が硬くなる、考えが固定する、来年はこの二つにチャレンジし人生活き活きしながら何れ来る終末に悔いなく棺桶に突入としようと決心する。
阪神淡路大震災で大きな被害を受けた神戸の人達に希望と生き甲斐を与える為に神戸で始まったルミナリエのイルミネイション、噂では今年で終わりとの事、残念ですね。しかしその思いがイルミネイションブームを日本中に広めました。
これは我家の隣に輝くK邸のイルミネイション、田舎で付近に灯りが無いので結構田圃の真ん中で輝いて目立ちます。
三重郡菰野町の大羽根園に輝くイルミネイション、結構派手ですね。毎年新聞に載るとの事、随分こってますよね。
桑名市長島町の「なばなの里」、広大な施設に所狭しと飾られたイルミネイションは東海地方最大級の規模で大変美しいです。付近の道路は何時も大渋滞で社会問題になっています。
JR名古屋駅のツィンタワーの中央にも有りました、建物が大きいので小さく見えますがこれが随分大きく光る壁画の様です。
ファンタチックなイルミネイションです。京都の清水寺の管長さんに依る今年の漢字一文字は「偽」でした。食品の表示偽造、建物の耐震偽造、保険庁の年金偽造、防衛省の幹部の嘘吐き、今年は本当に嘘、偽が多い歳でした。このイルミネイションの輝きは本当の幸せの輝きで有ってほしいものです。
12月18日、 京都府立大学付属病院に再度膀胱癌の検査に行く、診察椅子に座りながら今回も又癌が出現しているのか、出現すれば来年二月頃再手術で一週間ほど冬季休養か。しかし今回は気力も充実だったから癌は出現せずかな、二つの考えが脳裏を交差する。どちらに転んでも有り難い事と思える様になりました。（写真は混雑する病院の待合室）
検査後、主治医の三木教授より今回は癌は出来ていませんでしたと教えて頂く、やった～、ですから今回は冬季休養は無くなりました。神さんは「来年はもっと気力を充実して世の為に働け」と激励して頂いたのでしょう、感謝感謝です。（写真は増築中の府大病院、大学病院は儲かるのかな）
府大病院の西近く、京都御所に隣接する所に三条家縁の梨木神社があります、府大病院の氏神さんでは無さそうですが何はともかくお礼参りに行く。すっかり馴染みの出来た府大病院付近、今年も大変お世話に成りました、次回は2008年3月18日又お邪魔致します。（写真は梨木神社の鳥居です）
今、社会問題になっている建築確認申請（建築許可）が降りて来ない。昨年世間を騒がせた○歯建築士の構造計算偽造問題に端を発し今年の6月20日から改正建築基準法が施工され設計審査が重箱の隅を突く様な審査になり確認申請業務が大停滞中です。
6月から建築の着工件数は最大40％落ち込み、未だ20～30％の落ち込みが続き建築界は未曾有のピンチ。歳を越せない工務店さんも多く有り政府は国民生活金融公庫に緊急貸し出しを指示する有様です。我が天狗さんの建築事務所もピンチで今までなら役所から4、5箇所の訂正が今は便箋三枚程にびっしり訂正の指示がFAXで入りガックリ。
今までの三倍程度の仕事量になったのに何と、昨日設計契約を予定していた物件が何故な約20％弱も値切られてしまった。
こんなに値切られるのなら断ろうと思ったが紹介者の方のメンツをつぶしてはと断腸の思いで後日再契約する事にしました。
しかしピンチがチャンス、物事は取り様です、多度山の天狗さん、この建築界冬景色にめげず情熱で仕事にチャレンジ中。この写真は山の斜面にマンションを建てる計画中のプロジェクトXの下図です。是非とも成功に導きたく思っています。
